原作83.5話IF
『ハァ……ハァ……ハァ……』
曖昧な意識の中、荒い息遣いが聞こえてくる。横になっている俺の体はどこかふわふわしていて、胸元にずっしりとくる重みすら心地いい。いつまでもこうしていたいと思える夢心地だったけど、徐々に意識が覚醒してきて、これが夢ではないと気付く。
目を開くと目の前には見慣れた女性の顔が迫っていた。
「日万凛……?」
彼女は同じ魔防隊7番組の
「ハァ……ハァ……」
そんな彼女が、息を荒げながら俺に乗り掛かってきていた。
頬に手が添えられる。
徐々に顔が近づき、唇が重なった。すぐに日万凛の舌が侵入してくる。
「ん……んん゛っっ!!ひはっ、りっ……!?」
ぴちゃ、ぴちゅという水音を立てながら日万凛の舌が絡んできた。彼女は舌だけでなく体も押し付け、全身で俺を貪ってくる。
「むちゅ……レロ……レロッ、ちゅぷっ」
「んんっ……ん…!」
息が……出来ない……!
数十秒の口吻の末、口が離れるも銀の橋が架かり、ぷつんと途切れた。
幾度も『
『東のマッサージ、どうかしら?』
『凄くいいです!これで思いきり修行できます』
『でも……良すぎて眠気が……』
『泊まっていきなさい』
休暇で東家に来て、日万凛の母親の風舞希さんのマッサージを受けていた。そのまま寝てしまったみたいだけど、なんで日万凛はこんなことを……?
改めて周囲を見渡す。
俺は布団に寝かされているが、マッサージの時のものとは異なっている。周囲の家具も来客用の殺風景なものから机や棚など、生活感のある部屋へと変わっていた。
そして俺に乗り掛かる日万凛……ッ!!
なんで下着姿なんだ!?
日万凛の下着姿と体に感じる柔らかい感触、そして激しいキス。立て続けに受けた刺激で俺の分身は膨らみ、日万凛の下腹部に押し付ける形になっていた。
「……ほんと……いやらしいっ……」
日万凛の下腹部に当たる感触に気付いたのか、ご褒美の際の常套句を口にしながら、両手を俺の胸元に這わせる。
右手がだんだんと位置を下げ、ズボンに手を掛ける。
たまらず俺は日万凛を押しのけ、逃げようと試みた。
日万凛は本気だ。本気で俺を……襲おうとしている。
なにが彼女を駆り立てているのか分からないが、ここは1度離れて、落ち着かせてから……
「まっ……」
「うわっ……」
日万凛に腕を捕まれバランスを崩し、地面に腕を突く。気づくと、俺が日万凛を押し倒す形になってしまった。
日万凛は顔を真っ赤に染め、瞳を潤ませている。
あれ……?日万凛も……こんな顔するんだ……
普段と違う彼女の表情に鼓動が高鳴る。
日万凛は俺の首に腕を回し、再び顔を近づけてきた。
……いや、ご褒美でもないのにこんなことしちゃダメだ!こんな、京香さんの信頼を裏切るような真似は……
「ごっごめん、日万凛!」
俺は日万凛を振り払い、部屋を後にしようとする。
だがその動きは巨大な手に阻まれた。
「まったく……逃がしてはだめですよ、日万凛」
「麻衣亜さん!?」
日万凛の姉の1人の東
「据え膳食わぬは男の恥、よ」
「ふっ、風舞希さん!?ヒャウッ!」
耳元に囁かれる声。日万凛の母親の東
「さあ、続きをしましょう」
そんな風舞希さんの言葉とともに、再び布団へと倒される。
右から麻衣亜さん、左から風舞希さんが抱き着き、日万凛が正面から俺に乗り掛かってくる。
逃げ出そうにも、動けない。
日万凛は
Tシャツの裾から切先を差し込み──一気に上まで切り裂いた。
そして元に戻した腕を首に巻き付け、再びのキス。
口腔へと侵入する舌。さっきとは異なり今度は舌、歯茎、口の天井。1つ1つを舐め回し、俺の全てを味わうような深いキス。
「んっ!!」
僅かばかりの抵抗に俺からも舌を絡ませると日万凛は目を見開き──さらに強烈に吸い付いてきた。
その間に風舞希さんが日万凛の双丘から下着を取り払っていた。
キスが続く中、素肌と素肌が絡み合う。日万凛は体を強く押し付け前後に動かしている。肌で感じる胸のやわらかさ、頂点の突起物の感触、だんだんと荒くなる息。
それは俺で気持ちよくなってるかのような、そんな淫らな動きだった。
「……ぷはぁ」
「ハア、ハア、ハア」
ようやく日万凛が口を離した。
彼女は動けない俺を横目にズボンへと手を掛ける。下着ごとずり下ろし、中から一物がボロンと飛び出た。
「これが……優希のっ……!」
俺のを見てそう言葉を発す。
彼女は体を起こし膝立ちの状態で下着を横にズラす。何度か見たことはある女性の恥部。だが今の日万凛のはヒクヒクと何かを求めるように動き、ヌラヌラとテカっていて、とても……いやらしく、淫靡に映っていた。
肉棒の先に感じる暖かく濡れそぼった感触。陰部がこすり合い、激しい快感が走る。
ああ……俺の初めては、ここで散ってしまうんだな……
そう考えた時、俺の脳裏によぎったのは、主である、京香さんの顔だった。
「あ……んんっ、んぅぅう……!」
くぐもった声と共に日万凛の腰が下ろされていき、それに伴って肉棒が熱を帯びた肉壁に包まれていく。まだ先端だけなのに、きゅうきゅうと締め付けられ精液が一気に込み上がる。
だが若干の抵抗を感じたかと思うと、日万凛の動きが止まった。見上げると、表情が少し歪んでいる。
「だっ、大丈夫か?」
思わずそう聞くと、日万凛は少し呆れたような笑みを浮かべた。
「大丈夫よ……私は、大丈夫だから……!」
ゴクリと、何かを飲み込む音が聞こえてきた。
日万凛が一度、フーッと深く呼吸をする。俺の左手に指を絡め、強く握りしめ──一気に腰を下ろした。
「あぁっ!あーーっ♡!!」
「くっ……」
ヌルヌルとした肉壁と擦れ合い、全体を強烈な締め付けが肉棒を襲い、思わず声が漏れる。
そして肉棒を襲う断続した収縮運動……これって、もしかして……
「挿れただけでイッちゃったのね」
「ちっ、違っ……ひゃっ!」
風舞希さんから、日万凛のたわわに実った果実を後ろから鷲掴みにする。
「初めてだからって、情けないわよ」
「そんなことっ、〜〜んあぁ、きゃぅっ!」
日万凛の均整の取れた胸が風舞希さんの両手の動きに形を変えていく。
その度に矯声が溢れ、ピンッと上向いた桜色の突起に目を奪われる。
「ちょっ、優希っ、なにっ、硬くしてんの、よっ!」
「……」
その光景に興奮している自分を指摘され、思わず目を逸らす。
「ほんと……いやらしいんだから……!」
そう聞こえてきたと思うと、日万凛の腰が動き始めた。
日万凛が腰を前後に左右に動かす度にうねうねと当たる場所が変わって、肉壁と擦れ合い、快感が走る。
「んっ……」
日万凛はお腹に手をついて体を預けてくる。日万凛に視線を戻すと風舞希さんは離れていたが、瞳はトロンと、半開きになってテラテラと光る唇、溢れる嬌声。その顔は快楽に染まっていた。
日万凛が腰を持ち上げ、抽送を始める。
動きに沿って吸い上げられ、パンパンと音が響きながら打ち付けられる。
「あっ、んっ、んっ、あぁ、うっ、ああ!」
その度に快感が走り、日万凛から嬌声が溢れる。その声はどんどん大きくなっていって。
「自分が気持ちよくなるたけじゃなく、相手も気持ちよくしてあげなさい」
左から風舞希さんの声が聞こえる。
ふと視線を向けると、下着姿になっていた。
「なっ、なんで脱いでるんですか!?」
もしやと思い反対側に向くと麻衣亜さんも下着姿になっていた。
彼女達は切り裂かれたシャツを完全に脱がせ、俺の腕に胸を押しあてながら乳首を舐め始めた。
「うわっ!っっっ!」
暖かく、ヌメヌメした感触が乳首に襲いかかってくる。
周りをゆっくり舐められたり、頂点の突起物を弾かれたり、緩急のついた動きに否応なく快感が高まっていく。
風舞希さんの言葉に影響されたのか日万凛の動きが激しくなってきた。ズチュッズチュッっと音を立てながら激しいピストン運動をしながら、俺の手を取り指を絡める。
「れろ……レロッ、ちゅっ、ちゅ〜!」
日万凛は体を倒し密着してきながら首筋に顔を埋め、喉元に何度もキスを落とす。
されるがままに動かれ、断続的に襲いかかる快楽に白い衝動が限界まで込み上げてきた。
日万凛が顔を上げ、三度目のキス。俺の全てを吸い尽くすような激しく、淫らなキス。快感で朦朧とする意識の中、俺も舌を絡まし返す。
限界が近づいてきた。日万凛ももう少しで決壊するのを必死に耐えていることが伝わってくる。
膣内に出すのはマズイと思ったが、口を塞がれた状態ではそんなことも言えず──
「んんぅっー!あああぁぁーーー!!!」
「くっっ!っっっ!!!」
強烈な収縮運動を受ける中、日万凛の膣内に白い情欲をぶちまけた。
その後、俺は気絶してしまったらしい。
翌朝、東家を出て、2人で並び歩き七番組の寮へと戻る。
俺と日万凛の間には気まずい空気が流れている。
「なあ……なんであんなことしたんだ……?」
空気に耐えられず、そう問いかける。
「……ってたのよ……」
「えっ?」
日万凛が俺を見つめ、声を荒げる。
「最近アンタと訓練してなかったから溜まってたのよ!!」
「……えっ、えっ!?」
「なのにアンタは自分の部屋で無防備に寝てるんだから、こんなの……アンタから襲われに来てるようなものよ!」
風舞希さん……あの人は本当に……マッサージ後にわざわざ日万凛の部屋に寝かせるなんて……
「自分をこうしたのはアンタなんだから……責任、取りなさいよ!」
俺の魔防隊での生活は、どうなっていくのだろう。
東家は全員淫乱