貞操逆転世界のおちんぽサムライ〜私は彼女ですか?いいえ。あなた“も“セフレです〜【挿絵あり】 作:たんばりん
「あ、おかえ……り……」
碧理が咥えていたお菓子をポトリと落とす。
「どんだけヤったのよ……」
”げっそりしているわよ”と言葉を続けて俺の肩を支えてソファーへと運ぶ。
「そうねぇ。8回から後は数えてないわ……」
フフフと頬に手を添えて首をかしげる蒼佳の顔には潤いを帯びていた。
「……走馬灯が見える」
そんな冗談を俺が呟くと碧理は「ダメよ!戻ってきなさいッ!」と何度も俺の頬を叩く。
「――ご、――うそ――うそだからっ!」
そのあまりの強さに叫ぶと碧理はほっとしたような表情を浮かべた。
「仲直りセックス。最高だったわ。ありがとう
そう言って頬を赤らめる俺にキスをする蒼佳を見て碧理は目を見開いた。
「……どうかした?碧理」
その表情に気づいた蒼佳が彼女に問うと碧理は首を横に振り
「なんでもないよ!昔のお姉ちゃんみたい」と応えてほほ笑んだのであった。
――――――――――
「タクミ君♡はい。あーんして」
あれから蒼佳の甘えが凄い。
「むぅうー」
食卓でいちゃつく蒼佳と俺を交互にみて碧理が頬を膨らませる。
「あ、もぅ、ほっぺたにご飯つぶが付いてるわよ」
「いや、これは蒼佳がつけたんじゃ……」
――れろっ
俺の言葉を無視して彼女は俺のほほをペロリと舐める。
「お姉ちゃん!そもそもタクミの横はアタシの席なんだけど!!!」
ついに我慢の限界に達した碧理が姉に苦言を呈すも、当の本人は
「でも、私。利き手折れてるから……タクミ君に食べさせてもらわないと」と宣った。
「食べさせてもらってないでしょ!!!食べさせてるよ!?」
と切れ味の良いツッコミを放つ。
「ずるいわよ!アタシがタクミに食べさすわ!!」
そう言って席を立ち上げる彼女に蒼佳が「待ちなさい」とやや声のトーンを落とした。
「最後に口移しで食べさせてあげたいわ」
そう言って蒼佳は食卓に置かれた唐揚げをかじり俺の口へと運んだ。
ーーーーーーーーー
「とまぁ、冗談はここまでにしましょう」
「どこまで!?なにからなにまでしてるじゃない!!」
碧理が干からびた俺をビシリと指さす。
下半身の服は脱がされ、抜かれたチンポはだらりと頭を垂れる。
蒼佳はペロリと唇についた精液の残滓を舐めてから真剣な表情を浮かべた。
「ぬらりひょんと相対してわかったことがあるわ」
「ちょっと待ってよ!!アタシ切替られないんだけどッ!!」
今日も碧理のツッコミはキレキレである。
そして今日の俺のちんぽはシナシナであった。
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「それで、話を戻すわね」
碧理をなんとか落ち着かせ、俺にズボンをはかせてから暫く、ようやくといった具合に蒼佳は真面目な顔に切り替えて先のぬらりひょんについて語っていく。
「実力差は測りしれないわ。なぜ私の腕が折れたのかさえ不明。加えて従える産女についても情報はないけれど、恐らく今の私たちでは”産女”にすら勝てないわ」
蒼佳の言葉に俺たちは頷いた。
「確かに氣の大きさだけで言えばタクミ君に分があるかもしれない。
けどそれはあくまで量だけの話であって質の部分では劣るし、きっと私と碧理では足元にも及ばない」
”私、試練を受けるわ”
一拍置いて呟く蒼佳に碧理が立ち上がった。
「お姉ちゃんッ!」
蒼佳は「落ち着きなさい」と彼女を目で制し、言葉を続ける。
「覚悟が足りなかったのよ。私には。”
ゴクリ。
碧理の唾を飲み込む音が横に座る俺まで聞こえた。
”蟲毒”
それは退魔師の御三家の当主のみが受けることができる試練の名である。
壺の中に幾千の蛇やカエル、虫を入れて蓋をし殺し合わせる。
最後まで生き残った生物の生き血には強大な呪いが付与される。
試練とはその後の工程を指す。
その後、試練を受ける当主は生き血を啜り体に呪いをため込むのだ。
自身の肉を、血を呪いへと転換する。
もちろん簡単には転化出来ない。
ゆっくり、ゆっくりと血肉を呪いに変換し、定着させる。
その反動は身体中から血が噴出したり、40度を超える高熱が1ヶ月続いたりする中、
結界に閉じ込められて一人”孤独”に耐える。
故に蟲毒。
近年蟲毒の成功者は叔母と、曾祖母の二人だけで他の二家では3代続けて挑戦するも全員が死亡している。
「でも……どれくらい年月がかかるかさえ分からないのよ?」
碧理の声に蒼佳も「そうね」と短く答える。
曾祖母は半年。叔母は1年。失敗したものはで最大で2年間生き地獄を味わいながら息絶えたものも居ると聞いた覚えがある。
「……一年以内。できれば半年だな」
俺の言葉に蒼佳が指を3本立てた。
「3ヶ月よ。私は必ず成功させる3ヶ月で戻るわ。それまでに貴方たちも鍛錬なさい。置いていくわよ」
ニヤリと嗤う彼女の顔には決意が現れており俺たちは口を噤んだ。
「あ、それともう一つ大事なことがあるわ」
「タクミ君はもっといっぱいセックスをしなさい」
「はぁ?」
「お姉ちゃんっ!」
彼女の言葉に気の抜けた声を思わず漏れ、碧理は姉の名を叫ぶ。
「碧理、貴方もなんとなく察していたのね……そうよね。貴方の方が氣には聡いはずよ。
碧理、それが分かってて黙るのは独占欲でしかないわよ。男の人を独占しようとするのは辞めなさい。
男性は我々女性すべてに共有されるべきよ。それこそタクミ君みたいな男性は特にね」
蒼佳の言葉に顔を伏せる碧理に俺は余計首を傾げた。
「タクミくん。貴方、先月
「……え?まじ?」
彼女の言葉に聞き返す俺を見て蒼佳は碧理に視線を向けた。
「へ?し、知らないわ。ウソ、タクミ気づいてなかったの?」
碧理の言葉に首をかしげながら自分の器を意識する。
「……あ、ほんとだ。なんとなくだけどそんな気がする」
「なんて無頓着なのよ」
俺の言葉に碧理が頭を抱えるようにして口を吐いた。
「でもタクミ君ならあり得るんじゃない?」
もはや馬鹿を見るような冷めた目つきでこちらを伺う視線に肩身が狭くなるころ、蒼佳から言葉が飛ぶ。
「そもそもタクミ君より氣が多いサムライ。いえ、退魔師を私は見たことないわよ。それこそぬらりひょんとも氣をぶつけ合えるほどの規格外だもの。
器が広すぎて、微量に拡がったことさえ気にならないということはないかしら」
なるほどと思う。
確かに俺の器は規格外らしい。
器とはそもそもが氣を貯蔵するコップのようなものだ。
サイズは人それぞれである。
俺の場合はもはやプール並らしいが……
「それにしてもよ。氣の器なんて退魔師の基本よ」
しかしながら碧理は俺の無頓着さに完全にあきれていた。
「まあ、今更それを考えても仕方がないわ。とにかくタクミ君の場合、いっぱいエッチした後に決まって微量だけど器が広がっているのよ。
だから、あなた、どうせ高校に行くんだから一杯女の子とエッチしなさい」
最後に「好きでしょ。エッチ」ともつなげる蒼佳に内心ガッツポーズをしていた。
「あ、それと・・・・」
蒼佳の言葉に俺は「まだあるのか・・・」と思わず漏らす。
「いいえ、あなただけにじゃないわ。どっちかというと碧理もね」
ビクリ。
蒼佳に名前を呼ばれ彼女は肩を震わせた。
「貴方達、セックスしてるときどこに射精してるの?」
ブッと思わず俺は噴き出す。
「昨日まで私の中では、もしかすると程度だったけど今は確信しているわ。
タクミ君の精液は、私たちの器も拡げるはずよ。
但し条件としてそれは膣内射精の時だけよ。私に比べて碧理はほとんど器が拡がってないけど、一体どこの穴に出してもらってるのよ?」
彼女の言葉に目をそらし顔を伏せる碧理をじーっとみて蒼佳がぼそりと呟いた。
「口」
「パイズリ」
「顔射」
「ぶっかけ」
「アナル」
ビクンッ!!
最後の言葉に碧理は激しく動揺を浮かべて震え上がる。
「へぇ~アナルねぇ~。私は経験ないんだけど気持ちいいのかしら?」
ニタリ。
まさに文字通りの顔つきをしながら伏せる碧理の顔を覗きこむ蒼佳。
その通りであった。直近でした試着室では、あくまで外だったので準備等もあり仕方なく膣内射精をしていたが、ホテルなどで二人っきりでするときは、碧理はアナルを好む。
「アナルでの射精は禁止よ」
「なんでよっ!!」
蒼佳の無慈悲な宣告に碧理は机をバンッと叩いて立ち上がった。
「まだ仮説段階だけど、膣内射精で器が拡がるのは源氣が子宮から作られていることが関係していると思われるわ。
なにもアナルプレイを辞めなさいとは言わないわ。
アナルで精液を受けるのではなく、マンコの中で精液をうけるのよ」
俺は今どんな猥談を聞かされているのだろうか。
そんな感想を抱くも二人の表情は真剣そのものだ。
「・・・でも・・・それが・・・一番・・・・」
碧理の瞳に涙が浮かぶ。
(なぜ泣く)
泣くほどまでにアナルが好きなのだろうか。
「碧理。これは私たちが強くなるために必要なことよ。だから貴方は一杯タクミ君とセックスして膣内射精をしてもらうの。
それでタクミ君は一杯ほかの女の子とエッチするのよ」
そう言い切る蒼佳に俺は手をおずおずとあげる。
「蒼佳先生。俺がほかの子を一杯抱く理由は?」
俺の言葉に彼女は「抱く?そこは普通は抱かれるでしょ?」とつぶやいた後、フンっと鼻を鳴らした。
「いつも同じ女の子とばかりエッチしていると飽きるでしょ。いっぱいいろんな子と女の子とセックスしながら碧理にも毎日膣内射精をしなさい。それが成長への近道よ」
「さいでっか・・・」
蒼佳の言葉に俺はこくんと頷いた。
「最後に碧理、他に気がついてることはないの?貴方を氣を出して結合させる結界師よ。私たちより氣には聡いでしょ。他に隠してることはない?」
蒼佳の言葉に首を横に振ることで答えを返す彼女に蒼佳は「はぁ」とため息をついて彼女を諭した。
「碧理。何度も言うけど男性を独占するのは女として恥よ。
男性が外で誰かとセックスしてきたら“ご苦労様“と言えなくてもいいから労いの気持ちを出しなさい。
それが私たちの女の普遍のルールでしょ」
蒼佳の目は真剣である。
この世界に男性が数多くの女性とセックスするのを面と向かって非難する人はほとんど居ない。
拘束するのではなく共有するのだ。そうして世界は回っている。
「……わ、分かってるわよ……」
唇を尖らせて答える碧理に蒼佳が微笑んだ。
「もちろんタクミ君みたいな男性を独占したいと思ってしまう気持ちは理解出来るつもりよ。
でもそれを押し殺してでも見送るのが女の矜持よ。分かってくれるかしら?」
最後はまるで子どもに言い聞かせるように優しい声音に碧理が「はい」と答えると蒼佳はその場でパンパンッと手を叩いた。
「と言うわけでタクミ君。碧理。ヤるわよッ!」
「なにを?」
その切り替えの速さに追いつけず俺と碧理は2人して首を傾げた。
「もちろんセックスよ!」
「なんで??」
まるで雛のように息の揃う俺と碧理を見て蒼佳は頬んで答えた。
「ヤ・リ・溜・め・よ♡」
悪魔のように微笑む彼女に俺の顔が引きつった。