貞操逆転世界のおちんぽサムライ〜私は彼女ですか?いいえ。あなた“も“セフレです〜【挿絵あり】 作:たんばりん
「タクミ。あんた最近女の匂いがすごいわよ」
高校に入学し初めての日曜の昼。
退魔師が毎日討伐に明け暮れているというワケではもちろんなく、昼間っから碧理と性に耽っていた。
日課となった彼女への膣内射精を終えてのピロートーク中にそんなことを告げられた。
ぎゅうっ。
チンポを強く握られ思わず腰が引ける。
先ほどまでアナルに挿入されながらヨダレを垂らしながら首絞めプレイをおねだりしていた人物とは思えない顔つきに俺は苦笑いを浮かべた。
「まあ、蒼佳姉の言う通り、クラスメイトに手を出してるからね」
大義名分はすでにあるのだ。
俺の言葉に「へぇ、そうなんだ」と目だけ笑っていない笑顔で彼女は俺のチンポを咥え込んだ。
よく舐めれたものだ。とは今でも思う。
先ほどまで、アナルに挿入し、射精の瞬間だけマンコへと入れる。
いくらプレイ前にはトイレで綺麗にしているとは言っても所詮直腸である。
それでも気にせず舐める彼女に感心しつつ俺はその頭を撫でた。
「いい?何をおいても私が一番アンタのことを理解しているわ。それだけは忘れないで」
あらかた綺麗になったチンポから口を離して話す彼女の瞳は真剣さを物語っていた。
「そうだね。それに俺も碧理のことを分かっているつもりだよ。
とってもエッチでお尻の穴が好きなドMってことをね゛ッ!」
最後にお腹をパチンと殴られて息が漏れた。
「一言余計なのよっ!!」
いつものように怒りながら彼女は体液を流すべく形の良い白い尻を振りながら浴室へと向かっていった。
「はあっ!?なによそれ!もはや緊急討伐指令じゃないの! 」
電話越しに碧理が声を荒げた。
二人して遅めの食事をしていた時に彼女のスマートフォンが鳴ったのだ。
どうやら相手は支部かららしく、碧理は板についた怒声を受話器にぶつけていた。
「ちょっと!待ちなさいよ!それこそアンタらねぇ!
前回とその前も最近占術がおかしいんじゃないの?
今から迎えってこっちの都合も……あっ!!待ちなさいよ!まだ話はッ――」
「ふざけるんじゃないわよ!!」
一方的に切られる形となったのか、碧理はスマートフォン握りしめて肩をワナワナと震わせた。
「なんて?」
大体察しはついている。
どうせ碌な依頼ではないのだろう。
彼女は自身を落ち着かせようとその場で大きなため息をついて言い捨てた。
「
ふざけんじゃないわよ。
最後にそう続ける碧理に思わず苦笑いを浮かべた。
「それで場所は?」
「ここからほど近い水泳競技場らしいわ。ほら幹線道路の近くにある大きなプールがあるところ」
自身のスマートフォンで地図を開き画面を俺に見せつける。
「今日はここらへんの高校生集めて大会中らしいわよ。今頃現場は慌てふためいているでしょうね」
あんなに怒りながらも要点だけはちゃんと確認し、そして伝える。
さすがは蒼佳の妹であると感心すると同時に思わず首を傾げた。
河童とは正しく河によく顕現する怪異である。
それが水があるからという理由で何故プールに出現したのか。
俺の疑問に勘づいたのか碧理がそれを補足する。
「どうやら、参加者の誰かに擬態してたらしいわよ。行くわよ。すぐに出発するわ」
そう言って昼飯途中など関係なく碧理は立ち上がり、ドスドスと足音を立てながら彼女はリビングを離れていく。
どうやら第二部のセックスはお預けらしい。
――――――――――――――――――
「吉田っち。クラスの男子紹介してよぉ~」
背後に衝撃を感じて私は前のめりになる。
「ちょっとメグル先輩。危ないじゃないですか」
背後から回された腕から抜き出て、注意するも彼女がいつものような軽薄な笑みを浮かべるだけだ。
「そうよ、吉田っちのクラスの賀茂くんだっけ?ウチら2年生でも噂になってるよ。曰くすごく女性に優しいイケメンだって」
メグル先輩の横にたつ”くるみ先輩”もそう言って「紹介してよ。水泳部のよしみでしょ~」と下品な笑みを浮かべた。
3馬鹿トリオめ。
いまこの場に居ないもう一人の先輩とまとめてひとくくりしながら思わず悪態をつきそうになるのをぐっと堪えた。
賀茂 タクミ
彼女らの言う通り、まさに漫画に現れた男性だ。
女性に優しくて談笑にも応じて聞くところによると下ネタにも嫌な顔をすることなく応えるらしい。
タクミ当番なる制度が始まり1週間。
ウワサでは彼が女子に襲われているというのが出回り、思わず正義感から直接確認しても答えはNoだった。
私の勘が囁くのだ。
”何かあると”
しかしながらすでに当番をした女子連中に確認しても彼女らは口を閉ざしてなにも答えない。
襲ったのか。という問いについても否定や肯定するわけでもなく沈黙で返すのだ。
全く以て解せない状況が今の私のクラスの現状である。
「先輩たち、これから決勝でしょ!そんなことに気を回すくらいならストレッチでもしたらいいじゃないですか!」
とりあえず、私に彼を紹介するつもりはなく、正に目の前に迫った試合のことを彼女らに言うもかえって来るのは
「水泳より男が大事」という言葉だった。
「まぁ、まぁ、美咲っち落ち着いて~」
するとそこに残りのトリオの一人がやって来た。
彼女たち3馬鹿は言動は馬鹿一辺倒だが、その実力があるのだ。
私に飛び込んできた花咲
便乗してきた佐藤くるみ。色黒で紫髪の彼女はメグル先輩と一緒によく補導される。
最後に私を止める西岡美優。中学校からの先輩で舌ったらずの天然の癖にバンバン府内記録を更新す泳者である。
私を含めて3年生の部長と副部長も彼女ら2年生のことは3馬鹿トリオと呼んでいる。
”ハナサキ メグルさん 、 サトウ クルミさん ニシオカ ミユさん 至急選手控え室のお越し下さい”
ほら見たことか。
大会運営のアナウンスが館内に響きわたる。
その音に彼女らは「めんどくさい」と呟きながら控室へと向かった。
あんなやる気で私より早いのだから全くやり切れない。
試合が終われば部長に怒ってもらおう。いや副部長だな。
そんなことを思い浮かべながら私はジュースを鞄にしまった財布を取るべく身を屈めた瞬間、競技用プールが爆ぜた。
「……っえ……」
天井まであがる水柱。ゴゴゴと大地が揺れる衝撃に思わず手にした財布がぼとりと落ちた。
「怪異だッ! 」
誰かが叫ぶ。
は?怪異?ここに?なんで?
ていうか今試合中だよね?
思わず観客席に身を乗り出して私はプールを覗きこんだ。
つい今しがた100mの平泳ぎ決勝をしていたはず。
プールには先ほど泳いでいたのだろう何人かがうつ伏せでプカリと浮かんでいる。
爆発の衝撃のせいだろうか。そのうち半分ほどは体が千切れ、水面を赤く染めていた。
「逃げろ!殺されるぞ! 」
関係者のだれかがそう叫んだ瞬間、絶叫が会場を支配し、皆が出口へと走りだし私もつられるように走り出す。
ここはもはや戦場のように怒号と悲鳴が響き渡っていた。
本作をお楽しみの読者の皆様。
いつもご愛読いただきまことにありがとうございます。
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ノクターンノベルズ様にて本作を先行して公開しております。
現時点で39話まで公開しており、
3/31,4/1までに47話まで一挙公開予定です。
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