貞操逆転世界のおちんぽサムライ〜私は彼女ですか?いいえ。あなた“も“セフレです〜【挿絵あり】 作:たんばりん
結局俺はルルの誘いに二つ返事で快諾し、水泳部への入部をきめた。
翌日の放課後、俺たちは体操服に着替えて、プールの清掃をしている。
「いやぁ、まさか本当にタクミ君が入ってくれるとは思わなかったわ」
デッキブラシを肩に担ぎブルマから覗く太ももをポリポリと搔きながら金髪の
花咲
昨日、部長のルルとキャットファイトに興じた金髪女性であり、2年生である。
白い肌に全体的に柔らかそうな肉感。
軽々しい見た目通り、口調も明るい彼女はまさに金髪ギャルという言葉がしっくりとくる。
「たまにはあの脳筋部長も役に立つよねぇ」
そう言って恵の横に立つ小麦色に日焼けした黒髪、ややきつい猫目の女性、佐藤クルミ先輩が軽口を叩く。
二人はごしごしと一人真面目に掃除をする吉田をよそにぺちゃくちゃとおしゃべりに興じている。
2年生はもう一人、昨日の部室でずっと寝ていた西岡美優先輩もいるのだが、彼女は今プールサイドでお腹を出して昼寝をしていた。
この昼寝少女の美優はなにを隠そう、前回のひとつ目鬼討伐で、唯一意識を保ち、気丈に俺に感謝を伝えていたのだが、
今は見る影もなくヨダレを垂らし、腹を掻いていたのだ。
二重人格かなにかだろうか。
「ちょっと!先輩たち!ちゃんと掃除して下さいよ!」
会話が盛り上がり始めて、完全に手を止めてさぼっていた時、しまいには吉田が声を荒げる。
いや、今後は下の名で呼ぼう。
昨日入部に伴って、部長のルルより「愛着を持ってみんな”下の名”で呼んで欲しい」と言われたのだ。
それに倣い、美咲も下の名で呼ぶことになった。
そんな彼女が目を胸を揺らしながらゴシゴシと床を磨いていた。
「ミサミサは真面目だねぇ」
ふと恵が感心気に言葉を漏らす。
「きっと、おっぱいに栄養が全部行ってるからなんじゃない」
くるみの軽口に恵が噴き出し「違いない」と笑いあう。
「なんか言いましたか?
頬を引きつかせる彼女に恵が「心の言葉と口から出る言葉、逆になってるし」と口を尖らせた。
彼女たちの言う通り、美咲は巨乳ばかりの水泳部の中でひときわ大きい。
身長も一番高いのが理由なのだろうか。
そんなことを思いながらじろじろと彼女の体を観察していると、視線に気づいたのか、美咲が胸を隠した。
「な、なにかしら?私の胸になにかついてる?」
美咲の言葉にめぐみが笑みを浮かべた。
「そりゃあ、男の子だもん。ミサミサみたいに大きなおっぱいは多少なりとも気になるでしょうね」
耳元で「Kカップだよ」
囁く言葉にピクリと身体が反応する。
「なるほど。そのあたり詳しく」
声を荒げる美咲を無視して、2馬鹿+俺はその場で猥談へと興じるべく車座でしゃがみこんだ。
「タクミくんも好き者だねー」
くるみが悪戯っ子のような顔で笑った。
恵の情報により、水泳部の巨乳事情が整理される。
一番上が美咲のKカップ。
最後に美優が女性の平均であるFという結果だ。
恵は自身のサイズを伝えるときに「
「あ、それはそうと、副部長と部長って絶対役職も生まれも逆ですよね」
俺の言葉に二人ががうんうんと頷く。
「ナナさんのほうがおっぱいも、器量も大きいしね。
そもそも部長を決めるときにウチらはナナさんを推したんだけど、最後は拳を振り上げて、
”部長は私だ!”って言って無理やり部長になったんだから」
恵の言葉にその光景がありありと思い浮かび思わず破顔する。
「そうそう。怒ったらすぐに手が出るし、猪みたいに突っ走ることしかできないから、タクミくんも部長ではなく、暴走機関車とか暴君とか、脳筋部長って呼んだらいいよ」
クルミが相乗りするように口悪く言うも、
俺は背後に忍びよる気配を感じ、「そ、それはどうかなー」と言葉を詰まらせた。
「ん?どったの?タク……ミくん……」
俺の反応に気が付きクルミと恵が後ろを振り返る。
そこには部長のルルが笑みを浮かべながら指をポキリと鳴らしていた。
「ほぅ……詳しく私にも教えてくれないかな。だれが”脳筋部長”だって……」
額にいくつもの青筋を浮かべる彼女に二人は「ヒッ!」と声を漏らす。
――――――――――――
「ほら!ちゃっちゃと働け!バカども!」
仁王立ちでプールサイドから監視するように立つ部長の怒声が響く。
「……脳筋め」
「……暴君め」
頭にたんこぶを作り、全身ずぶぬれとなった恵とくるみが
憎々し気に恨み節を呟きながらいそいそとブラシで床をこする。
あの後、げんこつで殴られた二人は、そのままルルの怪力によりプール中央のまだ流れ切ってないコケの浮いた箇所へと放りこまれて濡れ鼠となっている。
白い体操服が透けて、中のブラジャーの色鮮やかさにゴクリと唾をのみながら、同じように俺もプールを清掃した。
「あんなに口は悪いんだけど二人は部長のこと大好きなんだよ」
ルルに蹴られて無理やり起こされた美優が、舌ったらずの口調で告げる。
「……なんとなく、それは伝わります」
人数が少ないからなのか、個々の連中の距離感は世代を問わず近い。と俺も思う。
それこそ新入生の美咲もすでに先輩たちと打ち解けている。
なんだかんだルルの魅力により纏まっているのだろう。
「それにナナさんのほうが怒ったら怖いし……」
そう言って美優は昨日の裏拳を思い出したのか鼻に手を宛がった。
「……でしょうね。みんな個性豊かで面白いです」
はにかんで応える俺に美優は「君も大分かわってるけどね」と答えてから「眠いから休憩する」とブラシをこする手を止めてあくびしながらプールサイドへと向かった。
「あなたにも大概でしょう」という言葉を飲み込んで俺はブラシを走らせるのであった。
本作をお楽しみの読者の皆様。
いつもご愛読いただきまことにありがとうございます。
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現時点で39話まで公開しており、
3/31,4/1までに47話まで一挙公開予定です。
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