貞操逆転世界のおちんぽサムライ〜私は彼女ですか?いいえ。あなた“も“セフレです〜【挿絵あり】 作:たんばりん
「かんぱーーい!」
「いやー、にしてもみんな付き合い悪いよね。せっかくのタクミ君の懇親会なのにさ」
グラスに入ったジュースをグビっとあおり、くるみが唇を尖らせた。
「まぁ、今日の今日ではみんな都合はつきませんよ」
プール掃除の目処がある程度たち、皆が帰宅しようとした時に恵があげた提案だ。
美咲も美優も
家に帰らないといけないからと
結局俺たち三人でクルミが実家がやっている個室居酒屋の一室で舌鼓を打っていた。
「まあ、それはそうだけどさぁ。あ、タクミ君、ウチの唐揚げは絶品だから食べてみて」
メニューを広げてクルミがおすすめを伝えてくる。
居酒屋と言えども、酒は出ていない。
あくまでジュースでの乾杯であるのだが、そこは若さか。
俺たちの会話はげらげらと盛り上がる。
「あ、本当においしいですね」
唐揚げを口に運び、そう感想を漏らす。
「そうだよ。うちは一夜付けこんで、二度揚げしてるからね。手間が違うんだよ」
そう言って二の腕をめくり力こぶをつけるクルミの腕はほっそりとしており、小さな山が形成された。
聞くところによると、頻繁に家業を手伝っているが、本日はお休みしているらしい。
「恵先輩はご実家でなにかされてるんですか?」
女性が多い関係からか、この世界では企業で働くよりも家で商売を起こす人が多い。
”家”を大事にする女性ならではなのだろうか?
「ウチはなにも、ただのサラリーウーマンだよ」
どうやら違ったらしい。
とりとめのない会話をしながらも俺たちは会話の種は尽きない。
主に、俺に対する質問が多いが。
「おサムライさんってケガが多いでしょ?」
ふとクルミが枝豆を頬張りながら首を傾げた。
「まぁ、この間まで入院してたぐらいだしね」
まさに一昨日とかの話である。
「たしかあれだよね……ウチらを助けるせいで何十針も縫ったとか……」
メグルの言葉に思わず首をかしげる。
自分から話しはしていないのでだれかから漏れたのだろうか。
まぁ隠すことでもないので俺は袖をめくりその一部を彼女たちに見せた。
「大体50針ぐらいだったかな?まあ今はもう抜糸してるし跡もこのくらいだよ。
そもそも古傷もあるし、なかなか比較しにくいけど」
俺の言葉どおり、腕だけでも相当の切り傷を見せると、二人は息を飲み込みだ。
「……タクミ君ってすごい筋肉だよね」
メグルの言葉にそっちじゃないだろ。と内心ツッコミを入れる。
「ちょ、ちょっと触ってみてもいいかな?」
若干、空気がおかしくなったことを察知しながらも俺は「いいですよ」と笑顔を浮かべた。
「っ!すごいよ!クルミ!カチンコチン!」
ぎゅっぎゅっ。
両手で手を添えて硬さを確かめるように握る彼女。
もちろん、肉体を酷使して討伐する関係上、サムライには筋骨隆々が多くなる。
それこそ平均でいくと体脂肪率は高くても10%前半ぐらいだろう。
メグルの言葉に「わたしもッ!」と挙手をして同じように掌を載せて触るクルミ。
「ねね!もしかしてだけど腹筋とかもこれぐらい硬かったりするのかな?」
メグルの問いかけに「触ってみますか?」と返すと彼女たちは声をそろえて「いいの!?」とやや食い気味に答えた。
この世界での女性のセックスシンボルは前世を相違ない。
ひとによっては好みはあるだろうが、胸であり、尻であり、太ももである。
故に女性は男性にアピールをするために露出の多い服装を好む。
逆に男性のセックスシンボルと言えば、それこそチンポが第一位だろうが、それは胸と違い服を着れば大きさなどが分からなくなる。
故に次点でより男性らしい肉体ということで筋肉がセックスアピールとなるのだ。
メグルの腹筋触らせてというのは前世で”女性に二の腕か太もも触らせて”というくらいにはセクハラ発言である。
まあ、どうせみんな食うのだ。
ここで焦らしても仕方がない。
「折角ですから直に触ってもらってもいいですよ」
と言って、シャツをめくり腹筋をあらわにする。
「……すっごっ」
ボソリとクルミが感想を述べてメグルはその場で固まった。
「6つ?いや8つ?ぼこぼこじゃん。タクミ君」
そう言って腹筋に手を添えるクルミをみて固まっていたメグルが復活した。
「ちょっと!クルミ、ずるい!」
きゃーきゃーと言って手を伸ばしペタペタと触る彼女たちに俺はほほ笑んだ。
「折角なんで先輩たちのお腹も触らせて下さいよ」
俺の言葉にふたりが手を引いて「えっ……」と言葉を詰まらせた。
「わ、わたしのはちょっと……いますこしだけプヨってるというか……。メグル、触らしてあげなよ」
「なんでよ!ウチの方がプヨってるわよ!」
と言い争いを始める。
「じゃあ、おさわり会はここで終了ですね。あと、触りたいなら、二人のを触らせてもらうのが条件です。どちらか一人だけということことではもう触らせませんよ」
俺は自席に座り、枝豆に手を伸ばす。
「……どうする……?」
「……アンタが決めなさいよ」
ぼそぼそと話し合いを始める二人をよそにピザを、だし巻きを。
前世ぶりの居酒屋メニューに久方飲んでないことを認識させられ、思わず金色の飲み物を思いだし、なぜか悲しくなってしまった。
「そんなにお腹って恥ずかしいですかね」
俺の言葉に二人を声を揃えて恥ずかしいよ!と答える。
「タクミ君みたいに締まってたらいいかもしれないけど、女の子は折角鍛えてもその上にお肉がついちゃうんだから」
メグルの言葉にそういうものだろうかと首をかしげる。
「そもそも、俺自身は肉感がある方が好きですよ?」
俺の言葉にクルミが「あのさ……もしかして童貞じゃなかったりする?」
と恐る恐る確認するので「全然違いますね」と笑顔を浮かべる。
「先輩たちはどうなんですか?」
その言葉に彼女らは首を横に振った。
「おもちゃではあるけど」
「わたしも」
臆面もなく答える二人に「それはまだ処女ですね」と苦笑いを浮かべた。
「セックスでどんな感じ?やっぱり気持ちいいの?」
顔をあからめながらクルミが問う。
「……人それぞれじゃないですかね……」
まぁ、ウソだが。
少なくとも今世で関係を持った連中はほとんどがその性の虜になっている。
「オナニーは気持ちよくないんですか?」
俺の質問にメグルが「気持ちいいけど……セックスとはくらべものにならないって言うし」
と歯切れ悪くこちらをチラチラと伺うように視線を行き来させた。
「……してみますか?セックス」
もはや腹以外にも恥ずかしいところを見られるだろうが、
俺の提案にクルミが「いいの!?」と食い気味に机を乗り上げ、メグルは「マジか……」と言葉を漏らした。
「場所があるならですけどね」
俺の言葉にクルミが「ワタシの部屋にいこう!」と言葉を発した。
「その前に全部食べ切ってからですね」
先輩の家のお店なのだ。
粗相はあってはならない。
ということで二人はフードファイターよろしく、まるで飲むように机の上の平らげるのであった。
本作をお楽しみの読者の皆様。
いつもご愛読いただきまことにありがとうございます。
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現時点で39話まで公開しており、
3/31,4/1までに47話まで一挙公開予定です。
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