貞操逆転世界のおちんぽサムライ〜私は彼女ですか?いいえ。あなた“も“セフレです〜【挿絵あり】 作:たんばりん
「カモっちも大変だねぇ」
3日ほどあれから入院し、再度学校に復帰した際に横の先に座るちなみが俺の指の包帯を見た。
「それで碧理っちは関東に行っちゃったってことね」
ふーんと息を吐きながら背伸びをして俺の顔を覗く。
「それじゃあ、溜まってるでしょ?アタシが抜いてあげるよ」
目の前で握った拳を上下に動かすジェスチャーをする彼女に「お願いします」と笑顔で答える。
「しょうがないなあ。カモっちのおちんちんはスケベだもんねっ」
そう言ってはにかむ彼女の手を引いて、復帰早々にトイレへ駆け込んだ俺を碧理が知れば怒るだろうか。
ふと、そんなことが脳裏によぎった。
――――――――
「なんか、お前ら距離近くないか?賀茂くんと」
部長のルルが訝しげな目つきで口を開いた。
放課後の部活。
久方ぶりに出席した水泳部の活動はあいも変わらずプール掃除である。
連休中にクルミの実家でバイトしてからその後入院となったので、久しぶりに顔を合わせた恵とクルミがベタベタと俺の身体に触りながら鼻の下を伸ばした。
美優はプールサイドで眠っている。
「へっ、べ、別にそんなことないっすよ?」
典型的な反応をしながらその場で口笛をぴゅ~と吹く二人に俺は思わず苦笑いを浮かべる。
「おい、お前ら、アタシに秘密ごととかあったら分かってるよな」
もはやヤンキーの番長ごとく、二人を脅すルルに、彼女たちは「本当にないっすから」となんとか逃げ切ると、
ルルは納得とは言い難い表情を浮かべながらそのまま作業へと戻っていく。
「ふ、脳筋部長のクセに中々に鋭いやつめ」
ルルの背中を見送りながら、クルミがぼやき、恵も「マジでそれな」と同意する。
「とりあえずたくみ君、またエッチしようよ」
下卑た笑みを浮かべ、鼻の下を伸ばす二人に
「いいですよ。また近々しましょうね」と笑顔を浮かべて返す。
その後、ふと背後から声が響いた。
「へぇ~。ずいぶんと面白そうな話をしているのね」
落ち着いた声音に二人の背筋がピンと伸びて、ゆっくりと後ろを振り返ると
ナナが冷笑を浮かべてその場に立っていた。
「ルルー。この子たち、たくみ君とエッチしたんだってー」
「あ、副部長、ちょっ!」
二人がナナを止めるもすでに遅く、最終的に急遽水泳部緊急会議が執り行れるのは当然の結果だった。
「ほぅ、それでお前らは賀茂くんが入部した次の日に処女を卒業したということだな」
プールサイドにて恵とクルミを正座させ、ルルとナナ、美咲が二人を囲うように見下ろした。
「襲ったのか?」
ルルの言葉に全員がピクリと反応し、最終的に横に立つ俺に視線をおくる。
それぞれが俺の身を案じるような視線に俺は首を横にふった。
「どっちかと言うと、俺が襲いましたね」
俺の言葉に当人たち以外が目を見開いた。
「……え?たくみ君……もし二人を庇おうとしているなら、正直に言うべきだよ……?」
美咲がその大きな胸をプルンと動かしながら口を開く。
「いや、本当だよ。一緒にご飯食べてて、ムラムラしたから誘った。さすがに初日からセックスするのは早すぎたなと内心反省しているところだよ」
シーンとした静寂が周囲を包む。
「も、もしかしてクラスの当番の子たち……も?」
俺の発言に美咲が確信にせまるべく声を震わせた。
「当番?」
同級生は彼女だけであり、周囲が首を傾げるのも気にせず俺は「そうだ」と肯定した。
「今んところ、全員おいしく頂いてるね」
「あ、ついでに言えばそこで寝ている美優先輩ともヤりましたね」
前世でいうところのサークルクラッシャーだろうか。
俺の言葉に全員が寝転がる美優に視線を移し、ナナが彼女の枕を蹴飛ばした。
「――ギニャ゛! 」
頭を支えるモノを無くして後頭部を打ち声を上げる美優。
瞼を擦り回りをキョロキョロと見渡して硬直した。
「……ん?これはなんの集まりかな?」
自身を刺す視線に頬を引きつかせる彼女にナナが拳骨を落として微笑んだ。
「お話をしましょうか」
アイアンクローをするように頭を固定して俺の方に顔を動かし視線が合致した。
10秒後には三馬鹿トリオと何故か俺も含めて正座させられ、苦笑いが漏れた。
「申し訳ありませんでした」
ルルではなく
「まあ、シてしまったものは仕方ない。今すぐにでもお前らタコ殴りにしてやりたいが今更言ってもしょうがないだろう」
手をパンパンと叩きルルが口火をきった。
「いや、殴られてるし、ウチら」
口を尖らせる恵の頭にはいくつものタンコブが連なっていた。
「それでだ、まあこれは賀茂くんが復帰してからと考えていたのだが、どうだろう。
新入生の歓迎会をちゃんとしてなかったし、この際改めて催そうと思ってな。
今からするか」
急な提案にクルミがおずおずと手を挙げる。
「あの、わたしは今日は家の手伝いが……」
「では、お前は抜きで」
ルルの言葉にクルミが肩を落とした。
「他の連中は今日は予定がつくか?」
どうやら、不参加はクルミだけらしい。
彼女以外は予定が付くらしく急遽歓迎会の開催がここに決定された。
「暴走機関車……」
クルミがポツリと言葉を漏らした結果、彼女のタンコブが更に増えることになり、俺は心の中で合掌した。
「じゃあ、改めて美咲と賀茂くんの入部を祝って」
“乾杯“
最終的な折衷案として、俺たちは再度クルミの実家で舌鼓を打っている。
「いやぁ、タクミ君が無事で何よりよ!」
注文を取りに来たクルミの母、 カレンが俺の背中を優しく撫でて微笑んだ。
「そういえば、あの日以来ですね。ご無沙汰しております」
1週間も経ってないのに、何故かそんな言葉が漏れるのを「また、時々お手伝いをお願いしてもいいかしら。常連さんが“タクミきゅんは“ってうるさいのよ」
頬に手を添えて笑う彼女に「タイミングが合えばまた手伝いますね」と答える。
「貴方、まさかクルミ先生のお母様にも手を出したの?」
美咲がカレンさんが去った後、ふとそんな言葉を漏らす。
「ん?
俺の言葉に「まだって……」とピクピクと頬を動かす美咲。
「いや、タクミくんって多分貴方達が思ってる男子とだいぶ違うから」
突き出しに箸を伸ばしながら恵が口を開く。
「おちんちんも大きいし、太いし、硬いし、2連射、3連射も余裕で精液の量もエグいから」
あまり食事中に好ましくないワードをバンバン言いながら摘む。
あ、突き出しのおひたしが美味い。
「もはや凶器。美優のおまんこ壊されるかと思った」
同意するようにコクコクと頷く美優に恵は「そもそもヤるんならウチも誘いなさいよ」と声を上げるも
「お互い様。抜け駆けは良くないよ」と彼女も口を返した。
「とんだ性豪ね」
ふとナナが俺を見てそう言った。
確かにその通りだろう。
尤も俺が
「これはオフレコにして欲しいんだけど……」
やってきた唐揚げに頬張りながら彼女達に俺の特異体質について告げた。
「……なるほど
どこか目を泳がしながらルルがポツリと呟いた後、美咲が机を叩いた。
「詭弁よ。貴方はそう言って女性を抱きたいだけでしょう! 」
どうやら彼女だけはこの世界で珍しい、貞操観念が強いヒトらしい。
「詭弁でもなんでもないよ。一応守秘事項だから本当は言っちゃダメなんだけど。
とにかく俺は強くなるためにはいくらでも女性を抱くし、膣内射精もする。
だからクラスの当番制についてもお互いが同意の上ならそのまま犯すよ。
恵先輩や、クルミ先輩、美優先輩。それにルルさんやナナさんが協力してくれるなら喜んで抱かせてもらいたい」
俺の言葉にルルとナナがゴクリと唾を飲み込んだ。
「あ、でも部長達は許嫁がいるよ」
ドリンクを飲みながら美優が補足する。
「そうよ!だから部長達は置いておいて、タクミくんはウチとセックスしよ!」
身体を寄せる恵の頭を撫でる。
もちろんそのつもりである。
「許嫁と……言ってもただの親の決めたことだ……」
ルルが百面相を浮かべながら苦しそうに言葉を吐いた。
寝取られるのは趣味ではないが、寝取る方は個人的には問題ない。
ナナも「ちょっと……ルル……」と口では姉を窘めるが、その顔がどこが朱が挿している。
「
普段より彼女の下の名を呼ぶことはどこか避けていたいたが、俺は敢えて彼女の名を呼び問う。
大きな胸部の下で腕を組み、目を吊り上げる彼女は「遠慮するわ」とぶっきらぼうに答えた。
「ルルさんとナナさんはどうですか?許嫁が居ることは初めて知りましたが、コトは単純です。
俺がサムライとして強くなるために
ここで敢えて協力と協調して双子に問うと姉がポンっと手を叩く。
「そうだ!あくまで協力だ!協力をしよう!」
ただの建前である。
それでもルルは破顔しながらナナに顔を向けた。
「ナナ。あくまでも協力だ。それにいざ結婚となった時に私たちが不得手ならば、相手の男性に失礼なこともあるかもしれない。
ここは賀茂くんに協力してはどうだろうか」
この世界で処女信仰は低い。
女性は経験をする前に自身で破瓜をする。
いざ、本番となった際に血を出せば男性のヤル気が削がれる可能性があるのだ。
「……協力ねぇ……」
目を細めて俺を見つめるナナ。
「まあ、タクミ君には助けてもらった恩もあるし、エッチをすればそれが君の為になるなら……えぇ。協力しましょう」
やや勿体ぶって答える彼女に俺は「ありがとうございます」と言葉を返し、頭を下げた。
「美咲は本当にいいの?」
再度、腕を組む彼女に視線を向ける。
「何度も言わせないで」
にべもなく断り横を向いた彼女に、俺は嗤った。
身持ちの硬い女。
手に入りそうで入らない。
必ず外堀を埋めていつか収穫しよう。
ふと農園の風景が思い浮かぶのをかぶりを振って霧散させる。
「それじゃあ、早速行きましょうか」
俺の言葉にルルとナナはどこに?と首を傾げる。
「もちろん、ヤりに」
満面の笑みを俺は彼女達に向けるのであった。