貞操逆転世界のおちんぽサムライ〜私は彼女ですか?いいえ。あなた“も“セフレです〜【挿絵あり】 作:たんばりん
「タクミくん。よかったらオイル塗ってくれないかしら」
ビーチパラソルを砂浜に挿し、マットにうつ伏せになったナナからそんな魅惑な提案が飛ぶ。
「喜んで」
上のブラ部分のホックを外して押し潰されるようにはみ出た横乳をチラチラと見ながら俺は彼女の背中にオイルを塗りたくる。
ねちゃ。ぬちゃ。
粘液性の高いオイルを彼女の柔肌に塗り込みながらムラが出てはいけないと、腰紐の内側に手を差し込んで臀部の割れ目までオイルを塗りたくった。
「もぉ〜。そこは焼けないでしょう?」
きゃっきゃっと声を上げながら身を捩る彼女に「念の為ですから」と笑顔を交わしながらナナの柔肌を楽しんだ後は、美咲を除いた他の連中が諸手を上げて我も我もと迫るのを俺は笑顔を返して皆をうつ伏せに並ばせオイルを塗りたくる。
前世からすればまさに極楽と呼ばれるに相違ないスタイル抜群の美女達がうつ伏せになり尻をこちらに向ける。
「ほんとに……よくやるわね」
日焼けするのを厭わないといったふうにビーチソファーに腰掛け、サングラスをかけたまま小説を読んでいた美咲がそう漏らした。
「あっ、あ゛っ、あっ、あっ」
その傍らでは腰を浮かせてビクビクと震える女性達。
それぞれ、オイル塗りよろしく手マンをして膣内まで塗り込んでやったのだ。
ビシャビシャと潮を吹きながらアヘ顔をさらす5人に美咲はため息をついた。
「ほんとに人が居なくて幸いよ」
彼女の言葉通り、沖縄の夏なのに、ビーチには俺たちを覗くと誰も居ない。
これはもちろん海坊主の影響による風評被害なのだが、ルルが最終日で折角沖縄に来たのだから海に行こう。
海坊主?賀茂くんがいるから大丈夫だろっ!
と謎の主張により成立したことなのだ。
故に念の為俺は砂浜に叢雲を置いている。
「美咲もする?」
合宿は明日で終わる。
俺の提案に「遠慮しておくわ」と答えて彼女は本に目を向けた。
あれから彼女ともだいぶ距離は縮まった。
もちろん性交までには及んでいないが。
それでも、今目の前で他の女性との乱痴気騒ぎを見ても「愛が」と叫んで雰囲気を壊すようなことはない。
「タクミくん。お、おちんぽぉ。おチンポちょうだいっ」
恵が俺に尻を突き出し、両手で割れ目を開く。
「いいですよ。ぜーんいん今日は青漢乱交しましょう」
俺は水着を脱いでパンパンにはった肉棒を恵の膣内へと突き立てた。
「お疲れ様」
全員に膣内射精をキメる頃にはすでに昼を過ぎており、連中は砂浜に寝転がりアヘ顔を晒している。
「……ありがとう」
美咲より差し出されたジュースをちゅるちゅると飲んで喉の渇きを潤した。
「あなた、ほんとに性豪なのね」
不意に彼女が俺の顔をジロジロとみてそんな感想を漏らす。
「やってみる?」
すでに何度も振られているが、そんなこといちいち気にはしない。
彼女は「もちろん答えは"No"よ」と答えて微笑んだ。
「とりあえず、お腹減ったね。タチバナさん呼んでくる」
俺は飲み切ったグラスを美咲に返して未だ震えている連中に声を掛ける。
「そろそろお昼なんで、今からタチバナさん呼んで来ますね。いい加減復帰しないと恥ずかしいと思います」
それだけ告げてすごそこのホテルへと踵を返した。
そう。人が少ない理由がもう一つある。
ここはホテルのプライベートビーチなのだ。
「いただきます」
ホテルの従業員達によ。テキパキと設営された砂浜の上のダイニングテーブル。
日差しを避けるように運動会で観客席に使うようなテントの中で俺たちはシェフが焼いた肉を頬張った。
「え、うまっ!」
クルミが唾を飛ばしながら叫ぶと、控えていたタチバナが「沖縄の特産のアグー豚でございます」と品目を告げる。
クルミの言葉通り、口に放るとジュワッと肉特有の甘味が広がり、瞬時に溶け出す。
口当たりもさっぱりで胸焼けをしないように品種改良されたソレは正に絶品だった。
「おっ、ウインナーも美味いぞ!」
ガツガツとテーブルの肉を頬張るルルが声を上げるとタチバナが彼女に近づきぺシリと頭を叩いた。
「いってぇっ!なにすんだよ!タチバ……ナ……さん」
アイアンクローを彼女のこめかみに決めながらタチバナが冷たい口調で「美味いではありません。“美味しい“ですよ。ルル様」と凄んだ。
「っ!……この、おウインナー、じ、実に美味しくよ……オホホ」
ギチギチと音を立てながらルルがぼそりと人形のように返事を返すとタチバナが手を外してにっこりと微笑んだ。
「はい。その調子です」
そう言って彼女はツカツカと砂浜なのに足音を刻むように礼儀正しくホテルへと戻っていく。
「はあ、やっと行ったな」
タチバナが去った瞬間ルルが忌々しげに呟き、ナナがぼそりと「おバカ」と彼女を非難する。
「もう少し、賢くなりなさいよ」
ナプキンで口を拭うナナは正に堂に入っていた。
「タクミくん!見て!おっぱいサーバー!」
ふと肩を叩かれ声のする方へと顔を向けると恵が乳房を曝け出し、必死に乳搾りするようにグラスに切先を向けている。
「いや、無理でしょ。恵陥没してるし」
焼かれた肉をおかわりしながらのクルミのツッコミに恵が「あぁ゛?」と凄んだ。
気がつけばルルはナナと、恵はクルミと言い争いを始め、美咲は黙って黙々とご飯を平らげていき、美優はいつものごとく首をかくん、かくんと揺らし今にも眠りそうになっていた。
「ほんとに、馬鹿ばっかりだな」
以前に感じた水泳部の和気あいあいとした雰囲気を感じそんな感想が漏れた。
「ん?たくみん。なんで泣いてるの?」
一度、ガクンっと思いっきり揺れた後に顔を上げた美優が俺の顔を見つめて首を傾げる。
「大丈夫?」
反対側で美咲を食べていた手を止めてじっとりと俺の顔を見つめていた。
「なんでかな?俺もよくわからないや」
気がつけばタラタラと瞳から頬を伝い涙が流れ落ちていた。
「……」
いつしか言い争っていた声も止み、一同全員で俺の体調を憂う声を上げて、ルルに至っては俺の側へよるべく身体を寄せてきた。
「な、なんか……懐かしくなって……」
ぐじゅりと鼻を啜る音が響く。
こんなに賑やかな食事風景はいつぶりだろう。
以前感じた家族の団欒のような雰囲気に当てられてかなのか、涙が溢れ、気がつけばその場で嗚咽していた。
「大丈夫だよ。たくみん。よしよし」
美優が俺に抱きつき胸元に顔を沈ませ頭を撫でる。
俺はそのまま、暫し彼女に甘えて涙を流すのであった。
「お騒がせしました!」
ひとしきり泣いた後。瞼が赤く腫れて開けていることさえ億劫になるのを感じながら俺は笑みを浮かべて皆に頭を下げた。
「タクミくん大丈夫?」
いつも冷静さを醸し出している美咲でさえ、その瞳は心配だと物語っていた。
「ほんとになんかよく分かりませんけどスッキリしました」
嘘ではない。
どこか晴々とした気持ちを抱き、どんよりと重くなった空気を変えるべく、冷めてしまったウインナーに箸を伸ばして大袈裟に感想を告げる。
「もう大丈夫です!ほら。皆さんも食べちゃいましょう!折角の料理が冷めてます」
足早に俺が話すと皆が一瞬押し黙るもルルが「そうだな!!ほら食うぞ!お前ら!」と声を上げると各々が切り替えて食卓に箸を伸ばした。
すぐさま、食卓に温かい空気が流れ込み皆の顔に笑顔が浮かぶ。
団欒をとる俺たちを睨みつける視線を俺はこの時、気がつくことができなかった。