※この作品はR-18です。

ヤリチン至上主義教室へ   作:トリコ

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アニメ見たら綾小路一番後ろだったので堀北を後ろに変えます。


バス

 今、俺たちは新品の赤色のブレザーを着てバスに揺られている。周りの乗客も殆ど学生で目的は同じと言うことだ。つまり向かう先は進学先である高度育成高等学校。

 

 ここには色々な噂が飛び交っている。いくら領地内に必要な施設があるからって三年間、外出禁止だからなぁ。よっぽど中の情報を漏らしたくないって事だろうし、家のことで良くないことを体験してきた俺からしたら卒業後の恩恵を信じる気にはなれない。どうせ嫌な条件があったりして碌なもんじゃないだろうからな。親に聞いてみても物知り顔で笑うだけだし、完全にアウトだろ。

 そもそも俺は家を継ぐから要らないしな。それは桔梗にも言ってあるし、彼女も俺の女である限りうちの会社に就職出来るし何なら養う。これ、俺が言い出したことじゃなくて祖父が言い出したことなんだよな……。

 

 バスの中央、手すりに掴まる俺と桔梗。隣にいる桔梗は胸の膨らみでブレザーごと制服を押し上げていて、その存在を主張している。近くにいるせいか桔梗の甘い匂いにドキッとする。昨晩も今日の朝になるまでセックスしていた為か、桔梗は色っぽく息遣いが荒くなっている。

 

「桔梗、大丈夫? 辛かったら寄りかかってもいいんだぞ」

 

 先祖代々沢越家の人間は身体が特殊らしくアスリートに勝てる身体能力だけじゃなく女の子を気絶させるほど絶倫だ。曾祖父の全盛期は毎晩十人以上と同時にやったらしく、逸話になるぐらいやばい。その血が俺にも流れているらしいことがありがたい。

 

「平気だよ。心配してくれてありがとね」

 

 その笑顔は可愛くて、つい頭を撫でてしまう。桔梗が嬉しそうに目を細める。そんな俺たちをバスに乗ってきた時から、俺をずっと見ていた鈴音に軽く手を振っただけで真っ赤になって俯いてしまった。可愛い奴だ。

 

 バスに乗った時、俺は思わずゴクリと唾を飲み込んだ。もう会えないと思っていたからだ。その女は同じ中学にいた。女の名前は堀北鈴音。人格、特に協調性に問題があるが本当に容姿が良い。元々鈴音の兄が同じ学校にいて辛辣なこと言われて弱ったところを、時間をかけて口説いて、幸運なことに鈴音のクラスに問題が起きて助けたら何回かセックスするとこまで持っていたんだが……あと少しで完落ちというところで俺のクラスが学級崩壊で停学を喰らってパァになった。そのまま会うことなく終わったんだが、本当に幸運だ。俺とのセックスを覚えてそうだし、これはまだまだ行けそうだ。

 

 俺のテンションが上がるが、何だが近くにいる桔梗の負のオーラを感じる。まぁ同中の奴がいたら学級崩壊のことバレるかもしれないもんな。それに何だかんだ二人目の彼女候補だもんな。だけど鈴音は変わってなければ本当に他人に興味ないから問題ない。なんならつっ突かない方が安全だと言うことを後で身体に教えてあげないといけない。っていうか、高校くらい素で行けばいいだろって言ってんのになぁ。そう言うところも可愛いと思うが。

 

 

 

 

 優先席での問題で一悶着ありながらもバスから降りると天然石を連結加工した作りの門が俺達を待ち構えている。東京都高度育成高等学校。日本政府が作り上げたこの場所へ、俺は堂々とくぐり抜けた。

 この三年間、俺はどれほどの女の子を彼女に出来るだろうか。今から楽しみでしょうがない。それにこの学校は無駄に金だけはかかってそうだからな、そう言った部分だけでも楽しませて欲しいものだ。

 

 少し離れた場所から桔梗とバスから降りてきた鈴音を見て、俺は感心した。最後に会った時から比べても更に綺麗になっている。相変わらず顔立ちは整っているし、身体の方もバランスが取れていて良い。スタイル抜群だ。そして何より驚いたのは、顔つきがとても大人っぽくなっていることだ。あれから1年ほど経っているが、どうやら順調に成長したようだ。

 

「……久しぶりだな鈴音。中学の時よりも可愛くなったね。俺がいない間は元気にしてたか?」

「ひゃっ♡ ちょ♡ ちょっとっ、辞めなさい蓮くん♡ 人が見ているのにっ、こんなことっ」

「あはは、ごめんごめんっ、つい可愛くって」

 

 俺は鈴音を抱きしめて腰に手を添えて愛撫するように触れながら、愛を囁くように声をかけた。そうすると彼女は思った通りに甘ったるい声を出して面白いほど反応している。相変わらず弱いところが変わっていなくて助かった。しかし昔と違って直ぐに平常に戻った鈴音の抵抗する身体に力が入った為、流石にこれ以上は此処ではやらない方が良いだろうと俺は手を離す。触った感じとして、彼女の身体は前より身体が引き締まっていて夜が楽しみだ。俺から離れて冷静さを取り戻した鈴音はコホンッと咳払いした。

 

「……えぇ、久しぶりね。まさかあなたがここに来るなんて意外だったわ。もしかして私がこの学校に行くと知って来たのかしら?」

「そうだ、鈴音のことが忘れられなくて会いに来たんだ。今日から毎日会えると思うと楽しみだな」

「っ⁉︎ 嘘を言わないで貰えるかしらっ。相変わらず貴方は適当な事を言うのね……隣にいるのは今の彼女さんかしら?」

「あはは……私、櫛田桔梗っていうの。堀北さんが彼女に立候補しないなら私がしちゃおうかな……とは思ってるよ?」

 

 顔を真っ赤にした鈴音が、慌てて否定の言葉を口にした。やはりこいつは可愛い。思わず笑みが溢れてしまう。隣の桔梗は面白くないとばかりに不機嫌そうな表情を隠して笑顔のままだ。埋め合わせはするからもう少し我慢してくれ。

 

「ははは、流石に冗談だ。でも会えて嬉しいのは本当さ。今度またデートしようぜ、勿論二人きりで……おっと今はとりあえず教室まで一緒に行こうか」

「……教室までと言うなら、別に構わないわ」

 

 想定してたより簡単そうで良かった。

 

 

 

「わっ偶然だね。三人ともDクラスだよ」

「俺は幸運だね。綺麗な桔梗や鈴音と一緒のクラスなんて」

 

 桔梗と鈴音を侍らせて校内に入れば偶然にも四人ともDクラスの教室であり、自分のネームプレートが置かれた席へ向かう。その際に先に座っている女子たちが俺を見て喜んでるのが分かる。視線が顔や身体に突き刺さっているのが分かるほどだ。「ねぇあの人かっこよくない?」などいう声が、俺の耳が良いため小声でも何を話しているのか分かるため聞いていて俺の気持ちも高揚する。この教室には綺麗な女の子達が多いしな。額を出した青い髪の子だったり桃色の巨乳の子がいて飽きなさそうだ。他のクラスは集会の時に確認しよう。

 

 反対に嫌な視線をぶつける男子たちは後からでも関係は改善しやすいしいいか。俺の席は……うーん、桔梗とは微妙な距離の座席だ。反対に鈴音とは隣だから近いな。俺は荷物を下ろして席に座る。桔梗は既に色んな女の子に話しかけに行っている。抜かりがないな。

 

「鈴音と隣なんて本当に付いてるな俺。これは神様にでも感謝したほうがいいのかな」

「信じてないくせに」

 

 ここまでの感想だが、なんかこの学校……異様に監視カメラが多くないか? 政府が作ったんだから当たり前だろ、と言われても正直納得できない数だ。これじゃあ授業中にエッチな悪戯とか出来ないじゃん。はぁと落胆しながら前を向くと、前の席の茶髪の男は何かを考えた後に頭を抱えて深いため息が漏れていた。

 

「先を越された……!」

 

 彼の視線の先には、先程まで一人だった体積のでかい人間が他の人間と喋っている姿。おそらく話しかけようとして出来ずに先を越されたのだろう。名前は確か……綾小路清隆ね。この綾小路は友達が出来ないことを悩んでいるのだろう。

 

「入学式だって始まってないんだから、まだまだだって清隆。まずは俺と友達になろうぜ」

「えっと……沢越でいいよな」

 

 ネームプレートを見て確認する綾小路。当然の反応だ。

 

「悪い悪い、自己紹介がまだだったな。俺は沢越蓮。苗字で呼ばれるのは苦手だから蓮って呼んでくれ。これからよろしくな」

「オレは綾小路清隆。オレのことは好きなように呼んでくれ。こちらこそよろしく」

「よろしくな清隆。この学校に来てからの初めての男友達だし、お互い頑張ろうな」

「あぁ……そういや俺の隣の奴と、蓮は友人だったりするんじゃないのか? ずっと蓮のことを見ているが」

「あぁ実は俺と鈴音は中学の頃付き合っ「嘘を言わないでもらえるかしらっ、沢越くん」

「えぇ〜でも好きだって言ってくれたじゃん。それにさっきみたいに名前で呼んでよ」

「あれは……ただの気の迷いよ。私はもう、貴方とは関係ないもの」

 

 弱々しく身体を抱きしめながら顔を赤くして否定する鈴音。かつてベットの上で絡み合っている時に言わせた言葉を引っ張ってきて、脳裏に俺と情事を思い出させて性的に俺を意識させる。俺とセックスしたんだからオナニーじゃある程度しか気持ちよくならないし、物足りなかったんだろうなと同情する。

 

「じゃあ鈴音は、恋人じゃない人とあんなことするのか?」

「っ! そんな、そんなことは……無いわ」

「じゃあ、それも含めて今日の夜話しようか。確か門限あったしその前の時間に鈴音の部屋に行くね」

 

 鈴音が反論しようとした時に丁度、始業を告げるチャイムが鳴った。

 入ってきたのは三十歳手前あたりの、胸元を大胆に開けたスーツの女教師だ。

 

 

 

 

 

 

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