※この作品はR-18です。

ヤリチン至上主義教室へ   作:トリコ

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ポイントと上級生

 この学校においてポイントで買えないものはない。学校の敷地内にあるものなら何でも購入可能だ。とは我がクラスの担任である茶柱が言った言葉だ。「なんでも」とは安易な比喩なのか、それとも真実なのか。茶柱に目をつけられたくない俺は、当然教師に質問するようなことはしない。つまりする相手は上級生だ。

 

 

「あ♡ きもち♡ いい……っ♡ あっ♡ ああっ♡ あっ♡ あっ♡」

 

 この声は佐倉でも桔梗でもない。さっき声を掛けた上級生のものだ。そもそも佐倉と分かれた俺は今、上級生の寮でセックスしている。

 

 

 まず昨日の遊んだ時にケヤキモールで見た学生と今日の昼に食事にかかるポイントを確認し、主に0円の山菜定食を食べている学生の顔を覚えておく。そのあと暇な時間に上級生の教室を確認しておく。そうすると傾向として上級生はAからDに下がっていくにつれてケヤキモールで見た学生の数や食事にかけているポイントが下がっていき、Dクラスに当たってはやはり山菜定食が三年二年に関わらず多かった。そして何より席の数が少なかった。全クラス同人数の筈なのに、明らかに数が少ない。

 

 これから分かることは、A→B→C→Dの順に俺たちはクラスで評価されている可能性があると言うことだ。正しかった場合、これがクラス替えをしない意味にもなる。それに進路の希望に応えると言うのもAクラスだけとなるだろう。本来、高校生になっても進路などの影響によってクラスが変わることはある。

 

 だがこの学校は実力で測ると謳い、俺たち一人一人に十万ポイント、約十万円を支給した。もしも個人個人に力を評価し、ポイントを支給したならばクラス替えをしても対して問題ない。何故ならその場合殆どのポイントが影響するのは個人の力であり集団ではないからだ。仮に集団行動時におけるボーナスがあったとしても、それが得られなくても個人で優秀ならその分など簡単に越えられるからだ。

 

 しかし集団で測っているなら、入学時に割り当てられたクラスの時点で生徒個人の評価が決まっていて、まずDクラスに入れられた時点でそいつらが欠陥品だと分かる。だからDの人間は集団であってもポイントを得られず山菜定食を食べているのではないだろうか。

 つまり俺はクラスを一つの集団として評価し割り当てられたポイントが、結果として個人への十万円に繋がるのではないかと考えている。

 

 

 

 そしてこの学校に買えないものは無いと言った。なら値段のないものはどう決めるのか、それは勿論売る側だろう。店の商品だって売る側が決めている。ただそれは需要と供給のバランスなどに基づいているし、俺も自然とそうなる。

俺がやったことを言えば、俺を知っていた女の上級生二人に俺の時間を一人一時間五万ポイントで売ったのだ。二時間してるからもう二十万儲けたことになる。因みに賭け事でも良かったしそちらの方がリターンは大きいだろうが、果たして2日目で勝負を挑んでくるやつをカモとして相手してくれるかが気になり確実性の高いものを選んだ。

 

因みに数人に声をかけたが乗ってきたのがこいつらで、先ほど声をかけた二年Bクラスの銀髪美人には「面白い男だな、生憎と今は持ち合わせがない。また今度誘え」と言われたが、正直彼女にしたくなるほど可愛かったので残念だ。

 

「あれ? もう2時間超えたけどもう二人ともまだ五万ポイント分はある?」

 

 声を掛けて、俺を知ってる三年CかDクラスの相手を狙った。理由として今の三年生は俺がモデルを辞めていることを知らない可能性が高い。そして今の状況に納得いっておらず、それでいてもうどうしようもないことを分かっているからだ。そしてこんなことにお金を払える人間かどうかの見極め。あとは最長一年でこの学校から消えるからだ。

 その後に渋る彼女たちに希望の進学先に行ける訳でもなく、他クラスにいいようにされて対して思い出も作れず、苦い三年間の最後の思い出にどうですか? 絶対に気持ちよくなれるし島の外に出れば自慢できますよ。と現状をボロクソに貶しまくって俺の利点を告げる。そうしたら快く貯めていた十万ポイントをくれた。

 

 まぁ正直俺はそれでも良いと思う。こんな学校のふざけたルールは基本的に片手間で済まして、割り切って普通の学生のように勉強してればいい。

 

「もうっ♡ ないですっ♡ 持ってないですっ♡」

「じゃあ代わりになるものは……そうだな、この学校についての情報とかどう?」

「そっそれは無理っ♡ あん♡ あんっ♡ 口止めされてるからっ♡ 退学させられちゃう♡」

「うーん、じゃあ最後の学年になったし他クラスに勝つためにも学校のルールの確認しないとね。大丈夫大丈夫、俺に教えてる訳じゃないから、ほら君の独り言だからね。何も問題のないよ」

「そんなこと、言ったってぇ~♡ あっ♡ はげしいぃ……ッ♡ あっ♡ あっ♡ 分かったっ♡ 分かったからっ♡……言うっ♡ 言うからぁ♡」

 

 

 そして俺はこの学校について知った。クラスポイント、クラス分け、様々な試験によってボーナスや退学することを。

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