※この作品はR-18です。

陰の背徳者になりたくて!   作:壱知

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はじめてのおともだち

夕方の学園―――。

夕焼けの色に染められて、これからどんどん暗くなっていくのだろうと感じさせる……そんな夕方。

今日は同室のアレクシア王女は、王女としての仕事があるとかで帰宅が遅くなるらしい。

いつもなら彼女を誘って秘密の行為をしよう……なんて考えているのに。

そんなことが出来ないから、学園を一人歩き回って何かを探して―――いた。

 

 

くぐもった声が耳に届く。

小さな声で、誰かいたとしても気づくことはないだろう。

学園が学園なので、防音も比較的しっかりしていて、聴こえるのは私みたいに感覚の強化を自然に行えるような人間だけ。

だから、こんな時間に歩く人とすれ違っても、誰もその声は聴こえない。

けれど、その声が聴こえたとすれば、興味を持つことは間違いなかっただろう。

 

静かに……足音も消し、その他の音もさせないように扉の前に近づく。

扉ごしの音は、先ほどよりも明瞭に聴こえ、聞き間違いなどではないと確信する。

苦しげにも聴こえる声。快感と、怯えと、恥ずかしさと、色んなものが混じった声。

扉の少し軋む音も、金具の音も、本当に小さな音しかしないようにゆっくりと動かしながら開ける。

 

開けた扉からそっと覗くと、なんともまあ可愛らしいもので。

子供のような慰め方。ある種、漫画でしか見たことのない、拙いやり方。

慣れた手つきではなく、快感を得るためにしては、そのやり方だと痛くなってしまうでは。と思えるような、机の角を使った慰め。

まるで初めてかのような手つきで、角に触れているのだろう陰核がある辺りを擦る。

何度か小さく喘ぐと、口元から涎にしては色のついた液体が落ちる。

甘い匂いと彼女が揺らす机の上にある箱。見慣れたブランドのロゴ。

なるほど。と察する。

 

彼女がこぼした液体は涎ではあった。

ミツゴシ商会が作っているチョコレートを口に含んだまま慰めていたからそんな涎が出てしまったのだ。

 

シドが考案し、私もある仕掛けをしたくて関わらせてもらったもの。

偶然にも―――彼女がその仕掛けを引き当てたようだった。と漂う淫臭から気づいた。

 

この世界ではまだまだ広がっていないため、盛り上げるためのアイテムの一つとして、私が作らせたもの。

元が高級品で、それを入れたことで原価的に最高級品となってしまったもの。

扱えるのは商会長であるガンマだけ。

 

まあ―――シドか誰か、最高級品を渡すような誰かに渡した時に忘れていたのだろう。

それに入っているもの。『媚薬入りのチョコレート』があることに。

 

まだ性を知らぬ子供でも目覚めてしまうような、強力な媚薬。

それでいて健康を害するような成分は入っていない、私の欲望のためだけに作ったもの。

余程のおバカじゃなければある意味でジョークグッズになるはずのものを手にすることはないと思っていたのに。

……ガンマ……あとでお説教だ。止めてと言っても止めてやらないくらいに鳴かせてやる。

 

この媚薬は健康は害さない。けれど、その効果を打ち消すには、こんな拙いやり方をしているお子様には一日かかっても出来ないだろう。

 

だってそれは私が楽しむためのものなのだから。

半ば強引に発情させた上で、夕方から朝までヤり続けないとその発情が止まらなくなるようなもの。

そんなものを口に入れてしまったのだから、こうなってしまうのは当たり前で。

責任を取らねば、この収拾はつかないだろう。

 

いずれ誰かに見つかってしまったとして、それが善良な人であればまだしも、そうでなかった場合。

社会的に何かを失うのは間違いない。

だから、責任を取って――――――。

 

 

 楽 し ま せ て も ら う 。

 

 

快感に震える体。

弄っていない乳首も勃ちあがっているのだろう、服の凹凸に違和感がある。

机の角に押し付けられたソコは、布が間にあることもあって、大した音を発することなく、快感のために動かされている。

先ほどまで股間に擦りつけていた手は、自分から漏れ出る声を抑えるためか、口を塞いでいて。

制服の袖が、口から流れ出した涎によって湿り気を帯びていく。

 

ゆっくりと、でも、絶頂が近いのだろう、少しずつ早くなっていく腰の動き。

拙いながらも快感を得ようとどこかしらを刺激しようとする動きが、可愛くて、愛らしくて。

彼女を苛めてみたい……なんて思わせてくれる。

潤んだ目からは、先ほどから少しずつ涙がこぼれてきている。

媚薬の発情効果と、それを元にした激しい快感で体のコントロールが上手く行かないのだろう。

性の知識が薄い者にとっては、これは劇薬でしかないのだから当たり前だ。

 

もう。止めてあげよう。

 

扉を開け、姿を現すと、慌てて乱れた服を隠す彼女。

 

「―――ひぁ……だ、誰っ……ですか」

 

扉が開いた驚きと、誰かに見られるということで絶頂したのだろう、余韻が冷めやらぬままなので何も出来ず、体が硬直している。

けれど、あれは一度の絶頂で終わるような代物ではない。

顔は赤く、息も荒く、絶頂の証が足首まで滴り落ちている。

 

「ごめんなさい。あなたの苦しそうな声が聴こえてしまって、もし倒れて動けなくなってたらいけないと思ってノックもせず入ったのだけれど……その……楽しみの邪魔をしてしてしまったみたいね」

 

心配で入ってきたけれど、様子を見て察した……みたいなシチュエーションで。

何をしているか知ってはいる、けれど、それが顔を赤くするようなことだと、演技をする。

顔色を変えるなんてのも、慣れたもので、自分のカタルシスのためなら演技だって学んだのだから。

背を向けて、廊下に出ていこうとする―――もちろん出ていく気はないから、ゆっくりと。

 

「ま、待ってくださいっ!」

 

呼ばれて、すぐに振り向く。期待通り。

赤い顔で、発情の吐息を何度も繰り返す。

 

「体がおかしいんです……敏感になって……胸と……おしっこの出るところが……痒いんです。こんなこと初めてで……どうしたらいいのかわからなくて……」

 

なんとも、まあ……可愛らしい。

少しくらいは経験あるかと思っていたけれど、初めてだなんて。

調教しがいがある……なんて考えてしまう。

 

「……どうしたらいいって、あなた、机の角でシていたじゃない……もしかして、そういう知識がなかったり……?」

 

頷き。

 

知識がないというのも珍しいというか、前世なら知識として知っていてもおかしくないような年齢なはずだけれど……この世界では違うのか……とも思ってはいたけれど、シャドウガーデン内でそういったことの知識がない者がいたかと言われると、いなかったように思うのでこの子に知識がないだけなのだろう。

 

「……ずっと、ずっと……アーティファクトの研究やお父さまのお手伝いをしていたので、勉強自体はしていますが、こういった行為の勉強はしたことがなくて……」

 

涙がポロポロとこぼれ落ちる。

快感と、その快感がもっと欲しいという飢餓感と、抑えることの出来ぬ発情と。

様々なものが組み合わさり、体の中で暴走しているのだろう。

犬のような吐息と、そこから漏れ出る涎と、吹き出る汗と。

限界まで発情が引き上げられている。発散出来ずにあの媚薬の効き目だけを味わうのは、拷問にしかならないだろう。

発散できるものが使ってこその媚薬なのだから。

 

「おねがい……します……たすけてください……」

 

潤んだ瞳、そこまで懇願されれば、答えぬわけにはいかないだろう。

 

―――覚悟を決める、ような深呼吸。

 

「恨まないでね。あなたが求めたからするの」

 

彼女に近づくと、机の角で慰められていた陰核を擦りあげる。

何度も、何度も。

それと同時、もう片方の手で、素早く服を脱がせていく。

といっても、簡単に脱がせられようなものではないので服を緩めて、スカートや下着をおろすだけ。

ただそれだけで、また絶頂を迎えているのがわかる。

全身が敏感な状態になっていて、何をされても絶頂をしてしまうような状態で外からの刺激を受ければそうなるのも無理はない。

 

「初めて……だと思うけれど、ファーストキスを私がしてしまって、ごめんなさい」

 

謝りはするけれど、そんな気持ちなど一切なく。

ただ彼女を弄びたいという気持ち。

唇を奪い、こじ開け、舌を挿入する。

止めようとしたのか、絡めようとしたのかはわからないけれど、彼女の舌とぶつかる。

柔らかく、甘く、それでいて口の中に残る媚薬の残滓が私を刺激する。

残滓でしかないそれを飲み込んだとしても、私が発情状態にはなることはないので、安心して舌を絡め合い、唾液を絡ませ合い、飲み込み、飲み込ませる。

何度も、何度も絶頂を味わい、その度に潮吹きをして、時たま強いアンモニアの匂いと共に、尿をこぼす。

下半身のコントロールなど最早出来ていないのだろう、自分の体が快楽を優先し、理性を越えて本能で動いている状態。

 

だからこそ、ここからまた教え込む。

 

何もせずともぬかるんだソコに、私の魔力を含んだ唾液で濡らした指を、挿れる。

まだ誰も侵入したことのない、初心な少女でも汚いであろう排泄の場所。

きゅ、きゅ、きゅと情けなくも可愛らしい音。

入っていくことを想定していないその窄まりは、どうにかその指を押し出してしまおうと蠢くけれど。

最早無駄な抵抗にしかならないのは明白で。

発情し、体の自由を奪ってまで快楽を求めるほどに飢餓状態に追い込まれているから、受け入れてしまう。

媚薬の効果はまだ花開くことを知らぬ窄まりにまで達していて、まるで餌を求める雛のように、その指を受け入れてしまう。

 

一際大きな喘ぎ声、受け入れただけで、また絶頂してしまう。

肛門の快楽は、初めてでは受け入れにくいはずなのだけれど、媚薬の効果は絶大で。

動かすまでもなく、絶頂させてしまう。

三つの穴はどこも受け入れ状態で、もっと快楽を、もっと、もっとと私に訴えてくる。

 

だから、何度も、何度も、何度も、繰り返し攻め続けられ。

 

脱水症状や諸々で意識を失うまで、本能で快楽を求め続けたのだった。

 

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