一部の七陰のようにアニメ視聴のみで書けるほどの描写がない場合は保証は出来ません、申し訳ないです。
―――今回は一挙二話連載です―――
あ~だるぅ……。
目が覚めると、私の手は手錠で繋がれ、足にも重り付きの枷がついていた。
ご丁寧にも下着姿のまま。
正直に言うと、私には毒耐性があるから毒とか薬とかは効かない。
ただ、その耐性を自分で下げれるだけ。
だから今この状況になっているわけ。わざと。
なんでこんなことになっているか?それは、姉がターゲットだから。
―――前日の夜―――
濡れた瞳で私を見るのは姉。クレア・カゲノー。
それは、泣いているわけではなく―――初めての発情。
人間という種族にそういったものがあるわけではなく、私が魔力を使って発情という状態を再現したもの。
息は荒く、目は潤み、頬は紅潮している。
彼女に恋をするものがいれば、襲わずにはいられないだろうというそういう表情。
この世界で生まれ、この世界で魔力を自在に扱えるようになり、前世でやりたかったことを、私はやりはじめた。
これもそのひとつ。
禁忌とされるその行為。
まだ体が幼く、その行為をするにはまだ早い。
姉も私も、まだその行為をするには体が整っていない。
けれど、私の魔力で発情した状態であれば、疑似的にでもその行為は出来てしまう。
どちらともなく、唇が触れ合う。
何度も、何度も、触れ合う。
お互いがお互いの唇を啄み、濡らす。
甘噛みをしたり、舌で触って舐めてみたり、前戯にしてはあまりにも可愛らしすぎる。
姉は私と違って初心なのでこんな行為の知識など無いだろうに、精一杯私を気持ちよくしようと何度もその行為を繰り返す。
前世でそういったことをやろうと薬を盛ってみたこともあったのだが、然程効果が無かったので、魔力があるこの世界ではより簡単に、より早く出来るのが素晴らしい。
「お姉様。私のここも、お姉様のここも、お漏らしをしたみたいになってますね」
発情状態と、軽い前戯の成果か、私もお姉様も充分に濡れて仕上がってきていた。
さて、準備は万端。問題はどちらが攻めるかというところ。
私だって家族に恨まれるようなことはしたくないので、大事に守らねばならないものを易々と奪ってしまうのはダメだとわかってはいる。
だけれど、目の前に置かれた美味しい料理を食べないというのは私が許さない。
まあ……最初くらいは私が料理として食べられてしまうのは許容すべきだろう。
我が姉であるから、食べるのはいつでも出来る。
それに、私としては、どちらでも問題がないから。
「お姉様。大好きです。私のとても大切なもの、お姉様に貰ってほしいです」
バレないように事前に用意してきたバンドを、腰砕けになる前に姉につけてあげる。
こんなものがあるかはわからなかったし、そもそも自分で買うようなこともこの身では出来なかったので、シドの真似をしてスライムで作ってみた。
家族であることもあって、かなり相性の良いものになっていると思う。
ギラギラとした情欲の目、色情の見えるそのまま、腰を突き出そうとして、姉としての理性が咎めるのだろう。
さんざ発情を高められ、腰はいつ砕けてもおかしくない程に震えているのに。
ただ、この状態も楽しいもので。私の体に当たるか当たらないかで動くものだから、素股をされている感覚が味わえて、興奮する。
「お姉様、良いのですよ。私の大好きなお姉様のすることだから嫌いになんてなりません。だから、誰かに奪われる前に貰ってください」
顔に口づけをしようとしたけれど、身長がまだ低い私には届かなかったので、乳首に口づけをする。
口づけだけではなく、甘噛みしてみたり吸ってみたり。あるならしてみようと思う程度には興味があったことをやってみる。
発情すると同時、敏感にもしてあるので、抑えたとはいえ喘ぎが漏れ、そのまま……。
「レオネ。ごめんなさい、ごめんなさい」
震えた声、どうにか見上げると涙が見える。
そして――――――痛み。
思ったよりモノが大きかったかと思ったけれど、スライムであることもあって、どちらかと言えば快感の方が勝る感触。
吐息が自然と漏れ、やっと繋がれたのだと自覚する。
繋がって動かないまま、数秒、数十秒と時間が経ち、トクン。トクンと、繋がったところから溢れ出るような感覚。
お漏らしとかではなく、私の初めての血。
愛しいと思うほどには、好きだという感情を持った家族に初めてを奪ってもらう。
禁忌というにはあまりにも可愛らしい初めて。
誘って、誘って、魔力で発情させて、それでも超えられないものを無理矢理にも越えさせて。
あまりにも、体の気持ち良さも、心の気持ち良さ。カタルシスに酔う心が気持ち良すぎて。
体の反応が異常に思うほど、大きくなる。
涙が溢れ、涎も口からこぼれ、ベッドシーツを汚す。
初めての血も、シーツへと垂れそうになるのだけれど、そこはスライムに吸収してもらう。
創作の世界でも、あちらの世界でも、初めての血は重要なものだった。
だからと、この世界もその法則が当てはまるはず。そう思っていたので、それだけは全てスライムに収めさせてもらう。
「お姉様ぁ……ありがとうございます、気持ちいいです……」
抱かれるという感覚。素晴らしく気持ちが良い。
姉である背徳感以上に、好きが上回る。
まさか自分でもあまり自覚出来ていないのに、こんなにも姉を好きでいる自分に驚く。
その後も、何度か同じことを繰り返し、私だけが官能の恩恵を受けたところで、アイツらが来た。
まさか薬を使うとは思っていなかったので、耐性を下げなければいけなかったけれど、そのおかげで油断をしたアイツらの言葉を聴けた。
クレア・カゲノーを誘拐すると。
私はそれに巻き込まれた可哀想な妹。というわけだ。
1話目の方で主人公のキャラ設定は書かせてもらっていますが、主人公が関わらない話も書く予定です。