新米気弱病弱未成熟ロリ魔法少女の災難 作:ソフトリョナ研究家
「ねえ君、大丈夫?」
泣いている日菜香に声をかけたのは悪魔に襲われていた少女だった。悪魔が立ち去ったことで意識を取り戻したのだろう。何か魔力が働いているのか、悪魔に襲われていた記憶も有していないようだった。
「ぐす……ふぇ、うぅ……」
返事をする余裕もなく泣きじゃくる日菜香に少女は話しかける。
「確かずっと入院してた子だよね?あたし保健委員だから話は聞いてるよ。登校中に調子悪くなっちゃったのかな?」
少女は日菜香の名札を確認し、また日菜香がお漏らしをしていることからそう判断したようだ。少女は優しく日菜香に話しかける。
「とりあえず保健室に行こうね。立てる?」
少女はそう言いながら日菜香に手を差し出す。日菜香は泣きながら少女の手を弱々しく握った。そして少女はその手を引っ張って立ち上がらせると、ゆっくりと歩き出した。
少女は気を利かせて人の通りが少ない路地を辿って学校へ向かい、裏口から入ると日菜香を保健室へと連れて行った。あいにくと擁護教師は留守にしており、少女はとりあえず椅子に座らせた。
「えーと、まずは汚れた制服を脱いじゃおうか」
「はい……」
日菜香は小さく返事すると、言われた通り制服を脱ごうとする。しかし、おしっこと汗で濡れた制服は肌に張り付いて脱ぎ辛く、精神的に疲弊した日菜香は上手く脱ぐことができなかった。
(ぬ、脱げない……!なんで……!)
普段できることが急にできなくなる感覚にパニックになる日菜香。せっかく落ち着きかけていた精神が乱れ始める。
(どうしよう、どうしよう……)
焦れば焦るほど手が滑ってしまい、ますます焦ってしまう悪循環に陥る。こうなってしまうともう落ち着くことはできないだろう。
(だめ……!)
完全に心が乱れた日菜香はまたしてもおもらしを始めてしまった。もう本日3回目なので量は少ないものの、日菜香はおもらしをしながら泣き出してしまった。
「大丈夫、やってあげるね」
少女は手際よく日菜香の制服を脱がせて全裸にすると、タオルを使って全身を拭いてあげた。
「体調悪くなったり緊張したりするとトイレ行きたくなっちゃうんだよね?今日はおむつにしようか」
「……うん」
日菜香は力なく頷いた。
少女は日菜香の鞄から替えのおむつを取り出すと、慣れた手つきでそれを履かせた。そして体操服を持ってきて着替えさせる。体操服のスパッツはおむつの形をくっきりと浮かび上がらせていて不恰好だったが、日菜香にそんなことを気にする余裕などなかった。
「じゃあ先生を呼んでくるから横になっててね」
少女は日菜香をベッドへ寝かせると、部屋を出ていった。
日菜香はしばらく泣いていたが、やがて泣き疲れて眠ってしまった。結局この日は早退することになり、そのまま病院へ戻ることになったのだった。
***
日菜香が眠っている間、胸元のセラフィムブースターは絶えず緑色の光を放っていた。