※この作品はR-18です。

新米気弱病弱未成熟ロリ魔法少女の災難   作:ソフトリョナ研究家

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リベンジマッチ

 日菜香は気がつくとそよ風が吹く広い平原に立っていた。

「これは……夢?」

 日菜香が視線を落とすと緑色の魔法少女の衣装が目に入った。日菜香は魔法少女ラファエルロリータの姿をとっていたのだ。

『魔法少女ラファエルロリータ、よく聴きなさい』

 ふと、空の上から彼女を呼ぶ声がした。日菜香はその声に聞き覚えがあった。日菜香が魔法少女になったとき、夢の中で聴いた声だった。この声は悪魔と敵対する天使のものだ。人間界への介入を控えていた天使だったが、ラファエルロリータのあまりにも不甲斐ない負け方に口を出さざるを得なくなったのだ。

『あなたは魔法を使って戦うことができます。ラファエルロッドを構え、風をイメージするのです』

「えっと、こうかな……?」

 日菜香は言われた通りにラファエルロッドを構え、意識を集中させた。すると、ラファエルロッドの先端についた風車がカラカラと回り出し、風が集まってきた。日菜香が杖を振ると、風の塊が発射され、進路上の草花を巻き上げていった。巻き上げられた花びらがあたりに降り注ぐ。

『そうです。これで戦えますね』

 天使の声が響くと同時に、日菜香の視界が暗転する。

「えっ?」

 そして再び目を開けたとき、日菜香の目に入ってきたのは見慣れた病室の天井だった。

 

***

 

 翌日、日菜香は再び路地裏を訪れた。理由は当然、あの悪魔を討伐し、生徒たちの平和を守るためである。日菜香は昨日悪魔と遭遇した場所にたどり着いた。

「で、出てきてください!」

 大きな声で呼びかける日菜香。しかし悪魔が出てくる様子はない。しばらくその場で待ってみたが、やはり悪魔の気配はなかった。諦めて帰ろうとしたその時、不意に背後から声をかけられた。

「ほう、せっかく助かったのに魔力を吸われに来たのか」

聞き覚えのある声だ。振り返るとそこには昨日の悪魔がいた。悪魔は大きな口を開けてニヤニヤ笑っている。

「き、昨日と同じとは思わないでください!セラフィムリリース!」

 日菜香を緑色の光が包み込み、幼い肢体が顕になった後、魔法少女の衣装が生成される。

「魔法少女ラファエルロリータです!!」

 ポーズを決め、悪魔に向かって杖を突きつけるラファエルロリータ。

「お前のようなガキに負けるわけがないだろう」

 悪魔もまた、蜘蛛のような意匠の怪人に変身する。

「そ、そんなことありません!エアシュート!」

 ラファエルロリータは杖の先端に風の弾丸を作り出すと悪魔に向けて発射した。それは油断しきっていた悪魔に直撃し、路地の壁に叩きつけた。

「グハッ!なんだと……」

「や、やった!」

 攻撃が効いたことに喜ぶラファエルロリータ。しかし悪魔は立ち上がって構える。

「これしきで勝ったと思うなよ!」

「まだまだです!エアシュート!」

 ラファエルロリータは再び風の弾丸を放つ。悪魔に向かって飛んでいった弾丸はしかし、悪魔の素早い動きによって避けられてしまう。

「えっ……?」

「どうした?もう終わりか?」

 嘲るような口調の悪魔。魔法によって生まれた自信が揺らぎ、焦り始めるラファエルロリータ。

「も、もう一回……エアシュート!エアシュート!」

 連続で風の弾丸を放つラファエルロリータ。しかしそのどれも命中せず、全て躱されてしまう。

(ど、どうして……?ちゃんと狙ってるのに……!)

 動揺してさらに狙いが甘くなるラファエルロリータ。ラファエルロリータのエアシュートは風のチャージに若干時間がかかる。そのため、相手はその隙を突いて容易に回避できてしまうのだ。幼く、戦いに慣れていないラファエルロリータはそのことに気がついていなかった。

「さて、少しは本気を出すかな」

「えっ……本気?」

 その言葉に思わず動きを止めてしまうラファエルロリータ。自分は必死になって戦っているので、相手もそうしていると思い込んでいたのだ。しかし実際は逆であり、悪魔は遊び半分だったのだ。

「ふんっ!」

 悪魔が腕から糸を放ち、それはラファエルロリータの右腕に巻きついた。

「な、なにこれ……!?」

振り解こうとするが、粘着質の糸は簡単に取れそうにない。それどころか逆にどんどん絡みついてきているようだった。

「え、エアシュート!」

 焦ったラファエルロリータは悪魔に向かって再び風の弾丸を放つ。しかしその直前、悪魔が糸を引っ張ると、杖の先端はあらぬ方を向き、風の弾丸も明後日の方向へと飛んでいってしまった。

「え……?エアシュート!エアシュート!」

 なにが起こったか理解できず、何度も杖を振るうラファエルロリータ。しかし何度やっても同じことだった。悪魔が糸を引っ張ると杖の向きが逸らされ、魔法の照準が定まらないのである。なんとか糸に抗おうとしても、非力なラファエルロリータの腕では抵抗できない。

「どうした?次はこっちから行くぞ」

 悪魔はそういうと、禍々しい黒い魔力弾を放つ。それは必死で魔法を放とうとしているラファエルロリータの胸に直撃した。

「ああっ……!」

 魔法を放つことに集中し過ぎていたせいで防御することもままならず、まともに攻撃を受けてしまったラファエルロリータ。まだ幼く、か弱いラファエルロリータはかなりのダメージを負ってしまった。

「うっ、うぅぅ……」

「ほらほら、避けないのか?」

 悪魔はさらに魔力弾を放つ。慌てて回避するラファエルロリータ。しかし、悪魔がグイッと糸を引っ張れば、ラファエルロリータの軽い体は簡単に引きずられ、魔力弾の射線上に引き戻されてしまう。

「えっ……?」

 そして次の瞬間にはまた胸に魔力弾が直撃していた。

「きゃああああっ!」

 吹き飛ばされ、地面に倒れ伏すラファエルロリータ。

(よ、避けようとしたのに……!)

 なぜ避けられなかったのか理解できず混乱するラファエルロリータ。再び魔力弾が放たれ回避を試みるが、やはり引っ張られて避けることができない。

(だ、だめ!避けられない……!)

 ラファエルロリータは回避を諦め、腕を掲げて体を守ろうとする。ラファエルロリータの細い腕は魔力弾の防御にはあまりにも弱く不十分だが、悪魔はそれすら許さなかった。

「そら」

 悪魔が糸を引くとラファエルロリータの腕が引っ張られ、腕のガードが開いてしまう。そして魔力弾はまたラファエルロリータの胸に直撃してしまった。

「あああっ!!」

 悲鳴をあげ、よろけるラファエルロリータ。何度も攻撃を受けたコスチュームの胸部はボロボロになり、胸を守る布地はほとんど残っていないような有様になっていた。そして体の正面に何度も直撃を受けたラファエルロリータは、肉体的にも精神的にも疲弊し、もはや立っていることすらやっとという状態だった。

「はぁはぁはぁ……」

 呼吸は乱れ、足元はふらつき、目には涙を浮かべている。痛みへの恐怖と焦りで正常な思考ができなくなっていた。そんな状態にもかかわらず、杖だけはしっかりと握りしめていた。

「そろそろ終わりにしてやるよ」

 悪魔はそう言うと、路地の壁に蜘蛛の巣を張り巡らせる。そしてラファエルロリータを糸で振り回すと蜘蛛の巣に磔にする。

「え……?え……?」

 ラファエルロリータは対応できず、困惑したまま蜘蛛の巣に絡め取られていく。そして身動きが取れなくなっていくうちに、ついに全身が拘束されてしまった。

「や、やめ……」

「トドメだ」

 動けない状態のラファエルロリータに対し、容赦なく魔力弾の3連射が放たれる。それらは無防備なラファエルロリータの胸、腹、そして股間に正確に着弾した。衝撃で蜘蛛の巣は破壊されてラファエルロリータは地面に落下する。

「きゃああああああっっ!!!」

 3つの急所を同時に攻撃され、幼い体は限界に達してしまう。ぐったりと壁際にもたれかかり、目を開けることもできずに荒い呼吸を繰り返す。涙がポロポロと流れ、混乱と恐怖でもはや戦う気力は残されていなかった。そして肉体、精神の両方に強いストレスを受けたラファエルロリータの膀胱括約筋は完全に弛緩してしまい、彼女の意思に反しておしっこが溢れ出してしまっていた。ボロボロになったスカートを汚し、足元に水溜りを作る。しかし今の彼女はそんなことに気づく余裕もないのだった。

「さて、では魔法少女の魔力をいただくか」

 悪魔は敗北したラファエルロリータを見下ろしながらそう言った。




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