罪の軌跡 作:名無し
――クロスベルのとある地下室
「じゅるるるぅっ、じゅぼぼっ……じゅぞっ、じゅるるううぅうっ」
「あぁっ……ひ、姫様っ……」
下品な水音が部屋中に響く中、衛士たちがうめき声を漏らす。仮面をつけた美女――宵闇の舞姫イリアは、衛士の勃起したペニスに長い舌を絡ませ、貪るように卑猥に吸い立てていた。頭を揺する度に長髪を揺らしながら、たおやかな両の手はそれぞれペニス掴み、卑猥に扱いている。手首のスナップを効かせながら、ガチガチに硬い肉竿を刺激していく。
「あ、あぁ……気持ち、いい……」
「ぅぁぁ……す、すごいっ……!」
美女の極上手コキに、衛士は顔をだらしなく蕩けさせ、その甘美な快楽に酔いしれている。
「はっ、はっ、姫様のまんこっ……すごい、締まるっ……!」
「くぅっ、アナルもすごいっ……! はぁぁ、おっぱいっ、おっぱいっ……!」
上で二本の肉棒を堪能しながらイリアは腰を揺らして、下で膣穴を突いている衛士と肛門を突いてる衛士の肉棒も味わう。背後でアナルを突いている衛士は理性が効いていないようで、荒々しく手加減なしにイリアの豊満な双乳を揉みしだいている。
「姫様の髪っ……すごいっ、きめ細かくて、絹糸みたいでっ……!」
「髪で扱くのがこんなに気持ちいいなんてっ……!」
「あぁぁっ……姫様の髪に、俺のチンカスが絡みついてっ……」
「くぅ……ふっ、ふぅぅ、ふぅぅっ……ふぁぁ……」
他、四人の衛士たちが、イリアの艶めいた髪に汚い生殖器を絡ませて、自身の手で扱いている。計9本のペニスに囲まれながら、宵闇の舞姫は淫らに踊り舞う。
「じゅぞぞぞっ、じゅぞるるるぅううぅ……ぽっ。あら、どうしたのかしら? もっと頑張ってちんぽ突き込みなさい。ほぅら」
「ぐっ!? あぁぁぁっ! ひ、姫様っ!?」
「あぁっ!? 中がっ……!?」
膣と肛門がペニスを圧し潰すほど強烈に締まり、衛士たちは思わず呻く。二つの穴が貪欲に男の肉棒を捕食し、咀嚼するその快楽に、衛士たちは背筋を反らせる。
「貴方も、もっとちんぽを味わわせて。んちゅっ、あむっ、むぢゅぢゅっ、んぐぶぶぶぅっ……!」
「ほぁっ! お、おおおぉぉぉおおっ! 姫様の舌がっ……!」
イリアが肉棒を喉奥まで咥えこみ、喉越しを味わうように凶悪な吸引を行うと、衛士の口から歓喜の悲鳴が上がる。肉棒と唇の隙間、そして扱いている肉棒たちから溢れ出る先走り汁が垂れ落ち、イリアの色白の肌を濡らしていく。
劇団『アルカンシェル』で、情熱的なセンスと神がかった演技力で観客を魅了する『炎の舞姫』といわれたトップスター『イリア・プラティエ』。その彼女はある日送られてきた漆黒の仮面に魅了されてしまった結果、イリアの精神は汚染され、売女もかくやというほどの淫女へと変貌を遂げていた。
身体の奥底から湧きあがる膨大な性欲・肉欲はその肉体という器に収まらず、こうして衛士たち相手に欲望の宴を開き、快楽のままに精を貪る。それが今のイリアの姿だ。
「ぐっ、あぁぁっ……も、もうで、出ますっ……!」
「い、イリア様っ……! あぁぁぁっ……!」
「はぁぁぁっ……お、お願いしますっ! もっとっ、もっと強く扱いてっ、くだっ、さいぃいいぃぃっっ!!」
大の大人が情けない声をあげて、快楽を強請る姿はまさに滑稽だ。それをイリアは愉悦染みた笑みを浮かべながら、肉棒たちを扱きたてていく。
「あんっ、すっご、このちんぽ……こんなにバッキバキでぇ……んれるぅ~、ちゅっ、ちゅぶちゅるううぅっ! ぬれるろぉぉ、ちゅべちゅぅっ!」
「あぁぁっ……イリア様っ……あぁぅっ……」
「ひ、姫様ぁっ……!」
唾液をふんだんに乗せたベロを肉棒に絡ませて刺激していく。溢れ出る先走りが増し、衛士たちはもう我慢の限界を迎えようとしていた。
「はっ、あぁぁっ……イリア様っ、も、もうっ……!」
「私も、もうっ……!」
「ふふ……ダメよ。もっと我慢我慢、その方がもぉっと気持ちよくなれるわよ?」
甘い言葉が衛士たちの耳から入り込み、脳を侵食する。射精を間近に迎えていた衛士たちは、より強烈な快楽を求め、なんとか射精感を抑え込む。
「必死そうな顔……可愛いわ……。んちゅっ、りゅぢゅぶっ、ぢゅぶるぅううぅ、れろちゅばりゅうぅうぅっ……!」
まるで獰猛な肉食獣のように、肉棒を貪るイリア。手と口、膣穴、肛門で肉棒を強かに握り、こちらも追い打ちをかけるように扱きを上げていく。
「んふゅるっ、ぢゅるりゅぅっ、んんんんん……ぽっ。んっ、あっ、はっ、ああぁっ、いいわぁ。まんこにアナルのちんぽも、すっごい突いてきてっ……!」
「まんこがすごいっ、締まりますっ……! はっ、ああぁぁああぁっ!」
「アナルもすごいですっ……! 締まりっ、良すぎて、千切れそうっ……!」
「髪コキしてるのも、もっと私の髪を汚しなさい。もっと、んっ、んぁっ、んはぅ、あっはぁっんっ!」
「はっ、はいっ……!」
「はぁぁぁっ……気持ちいいっ、気持ちいいっ……!」
イリアに言われ、彼女の髪の毛を逸物に絡みつかせていた衛士たちは、更に激しさを増して扱きたてていく。先走りが髪の毛にまとわりつき、卑猥な匂いを漂わせる。
「ふふ……そろそろ頃合いかしら? んじゅっ、じゅるぢゅるぅうう、んじゅるっ、ぢゅれろぢゅぶっ、んぢゅぶっぷぅうんっ!」
「あああぁぁっ!?」
「ひぅおっ!?」
「ああっ! イリア様がっ、鼻息荒く私のちんぽにむしゃぶりついてっ……あああぁっくっ!」
衛士たちの射精感を強烈に刺激し、仕上げにかかる。全身のあらゆる箇所を使い、すべての肉棒を射精へと導いていく。下品な口淫音が部屋中に響き渡る中、やがて衛士の一人が呻いた。
「あぁぁっ……! で、出るっ……出てしまいますぅっ!」
「んぢゅっ、ぢゅぶぶぷぅっ! んぽっ! いいわ……射精しなさい……。そのちんぽからザーメンどぴゅどぴゅぶちまけなさいっ……んふぅっ! んぢゅるるるぅぢゅっぽんっ! むぢゅるるぅうぅぅっ!」
「うっ、うぁあぁぁあぁぁっ出るっ、出るぅううぅっ!」
「い、イクっ……イクっ、イクぅうぅっ!」「ああぁっ! 出ちゃうっ、出ちゃうううぅぅっ!」
はちきれんばかりに膨張するペニスをより深く咥えこみ、口内粘膜を吸着させつつ吸い上げる。白魚のような指でペニスを根本から亀頭まで激しく扱きあげる。膣穴と肛門を締め上げ、膣襞と腸壁でペニスを圧迫させると、衛士たちのペニスが更に膨れ上がり、そして――
「んぶぉっ! んぷぷぅっ、んぶぷぅっ……ごくっ、こくっ、ごきゅっ、んふぅううんっ……!」
衛士たちが身体を痙攣させて、精液を吐き出し始めた。喉奥、膣奥、腸奥……全身で青臭い雄汁を浴び、その熱さと匂い、味に恍惚の表情を浮かべる。
「ぬっ、はぁあぁっ……! ひ、ひっこ抜かれるっ……!」
「はっ、はぁぁっ……! 一滴残らずっ、搾り取られるっ……!」
「んふぅっ! んこきゅっ、ごきゅっ、こくっ、ごくっ……んふぅんっ、ふぅんっ! んぶちゅっ、んふぶちゅぅっ、ごきゅるっ、ごくっ、こくっ、ごくんっ……ずりゅちゅちゅぅうううぅっっ!」
「あぁぁっ……イリア様っ……! ほっ、おおおぉぉぉっ……!」
射精しながら暴れまわる肉棒をなおも刺激し続け、より多くの放精を強制させる。敏感になったペニスへの止まぬ刺激に、悲鳴のような声をあげる衛士たちの嘔精は続く。濃厚な濁液を浴びて肌で感じ、喉奥で堪能し、膣穴と肛門で絞り吸い上げる。その光景に、興奮を煽られた衛士たちも、自慰をする手の扱きを激しくさせていく。
「くぁぁあぁっ……! 姫様っ……!」
「で、出るぅっ……! ああぁぁっ!」
「イクっ……イクぅっ!」
自分で慰めていた衛士たちのペニスからも子種汁が吹き上がる。衛士たちの隙間を縫って飛んできた白濁は、イリアの肌に精液の層を形成していった――
「んんぅ……ぢゅちゅっ、ぢゅるるぅ……ぢゅちゅっ、じゅるぶっ、じゅるるぅ…んぼぱっ」
永遠かのように続いたイリアの吸精、ようやく終焉を迎えた。すでに勢いは衰え、尿道から垂れ出る射精液。しかし、イリアはそんな状態のペニスを未だに離そうとしない。手、口、膣、肛門と全身を使って、なおも尿道から精を絞り、啜り取っていく。陰嚢にある精液を一滴残らず吸出し、搾り取るかのように。
「くっ、ふぅう、はぁぁっ……い、イリア様っ、も、もう出ないっ、出ませんっ……!」
「んふふ……んもう、まだ出せるクセに、んぢゅるっ、んじゅるるううぅっ……」
もう限界だという衛士たちであったが、彼らの肉棒は依然として硬く勃起を維持したまま。実際、体力は限界を迎えているのだろうが、イリアの魅了によって吸い出され、残量が少なくなった精が異常な速度で生産させられていく。
「んじゅぶっ、じゅるるぅっ、じゅぼぼっ、ぢゅっぽんっ! んふふ……」
「くっ……はっ、はぁぁ……」
射精中で鋭敏なペニスを刺激されての連続射精。10を超える射精を断続的にさせられ、尋常じゃない快楽に耐え切れなかった衛士たちが次々に崩れ落ちていく。恍惚の表情で口から泡を吹きながら、失神して床に倒れ伏す姿は勇ましい衛士兵とはとても思えない。
「随分とお愉しみのようだね」
「あら、来てたのね」
暗闇から現れたルーファス・アルバレア総統に、イリアは唇に付いた精液を舐めとりながら、そちらに視線を向ける。彼は本物のルーファス・アルバレアではない。
「もう時間かしら?」
「いや、まだ時間には余裕がある。だが、早めに準備しておくことに越したことはないからね」
「残念……じゃあ次で最後にするわ」
がっかりしたように呟くと、イリアはニヤリと笑い、直前の乱交に参加していなかった衛士の中から一人に視線を送った。
「っ……い、イリア様っ……!」
その衛士はイリアのお気に入りだった。鍛えられた鋼のような身体持った、集めた衛士の中でもっとも容姿の優れた衛士。だが、容姿は二の次。容姿も重要視するが、それは一番ではない。なにより彼がイリアのお気に入りなのが、性欲が一番強く、一番大きなペニスを持っているからだ。
出す精液の量も濃さも衛士たちの中で一番。宵闇の舞姫イリアが重要視するのは、武勲ではない、雄としてどれだけ優れているかが重要なのだ。もっとも、今のイリアは生粋の色狂い。ペニスさえあれば、短小包茎祖チンであろうと喜んで愉しむだろう。
「ほら、交代しなさい。もっと愉しみましょう?」
「「「はっ……お、仰せの通りに」」」
衛士たちが総入れ替わりになり、新たなペニスがイリアを取り囲む。そしてイリアの眼前には、彼女のお気に入りの衛士。
「あん……やっぱりこのちんぽ、立派でいいわぁ……」
「こ、光栄でございますっ……」
他の衛士よりも一回り大きなペニスを前に、イリアはうっとりと熱い息を零す。太く浮き出る血管に、濃厚な雄臭、どれをとってもこの中でダントツ。その香しい匂いになんども鼻を動かす。わざわざ最初に相手していなかったのも、ご馳走のメインは後に美味しくいただく為だ。
「じゃあ……いただくわね。はむぅ……んむぅ、んぢゅるっ、じゅるるぅ、じゅぞぞっ、ぢゅるろぅっ! んむふぅ、じゅぼっ、じゅぼぞぞぉっ!」
「ぐっ……はぁぁぁっ……! ひ、姫様っ……!」
お気に入りペニスを咥えると、即座に激しくしゃぶり始める。舌腹を肉棒全体にまんべんなく這わせ、その濃密な味を愉しむ。
「ぢゅるるっ、じゅぶっ、ぢゅぶべろぉ、ずっちゅるぅ、んぼぼぉっ、んぢゅぼるっ、じゅれろぶずっ!」
「はぁっ、んぐっ、手の動きっ……すごい気持ちいいっ……!」
「まんこもすごい締まってっ……あぁぁぁぁっ!」
「尻穴もヤバいっ……! イリア様ぁっ……!」
無論、他のペニスも放っておくことはしない。手のスナップを効かせて扱き、肉穴を締めて衛士たちのペニスを堪能する。
「んぢゅぶっ、じゅるるっ、ぢゅぼっ、ぢゅぽっ、んぢゅむっ、んじゅろろろぉっ! んぢゅぞぞぞぞぉおおぉっ!」
口端から涎をダラダラと垂らし、ペニスをむしゃぶるイリア。ふんふんと鼻息を荒くしつつ、頬を窄めて唇が下品に伸びる。麗しい容姿の美女の下品なフェラ顔――それは仮面を被っているとしても、その光景に雄の射精感が強烈に煽られ、衛士たちは興奮でビクンっと肉棒を跳ねさせた。
「んぢゅるるっ、じゅぞぞぞぞぉぉおおぉっ! んぶっ、ほはぁ、喉おふまでもっとねじ込むほ」
「は、はいっ……!」
「んぐぅっ! んぢゅるるぅ、んぢゅぞっ、ぢゅぼっ、んぐぶっ、んぢゅるるぶぉおおっ、んぶぢゅううっ!」
イリアに促され、衛士はぐっと腰を前に突き出した。長大な肉棒が、イリアの喉奥粘膜を突き抉る。強大なペニスに喉を犯される悦びを堪能しながら、声にならない嬌声を漏らす。自ら促したイラマチオ。激しく喉奥に突き込まれるペニスを喉奥で締め付け扱き、頬をへこませての卑猥な吸引音を響かせる。
「ずぢゅるるるるぅっ、んぼっ、ぬぼっ、んぢゅるぶぅっ、ぢゅばっ、ぶぢゅぶぶぶぶぅ、ずぢゅるるうううぅんっ!」
「はっ、はぁぁっ、い、イリア様っ、もうで、出そうですっ……!」
「わ、私ももうっ……!」
イラマチオに加速するイリアのペニス煽りに、衛士たちが次々に限界を訴えだす。その訴えにイラマされているのもあってか、イリアは答えることなく、両手と二穴でそれぞれの肉棒に射精を促していく。
「んぢゅるるるぅっ、じゅぼっ、ぢゅぼっ、ぐっぼっ、ぐぼぢゅぞっ、じゅぶるうううう、じゅぼぼぼぼぼおおぉっっ!!」
「あああっ、姫様っ! そんなに強く吸われたらっ、ああぁぁっ……!」
一際強く啜りあげられるペニス。唾液と共に吸引されるその気持ちよさに、衛士のペニスが大きく跳ね暴れた。
「出っ……ああああぁぁあぁぁっっっ!!!!」
「んぐぶぅっ!? んぐっ、んぐむっ、むぐううううううぅううぅっっっ!!!」
肉棒が爆ぜ、半固形の精液がイリアの咽喉粘膜に叩きつけられる。ビチャビチャと口内を溢れ返させる精液に、彼女の頬が膨らんでいく。
「んぐっ、おぶぉおっ、ごぶっ、んぐぅっ! んぶぷっ、ぷぅ、んぢゅるぶっ、ごくっ、ごきゅっ、ごきゅきゅゅんっ!」
イリアは仮面の下の目を見開くも、喉を動かして口内に溜まる精液を飲んでいく。衛士たちの中で一番の濃厚さを持つ精液の美味っぷりを堪能しながら悦に浸るイリアに、他の衛士たちもそれぞれ精液を噴き出させた。
「あっ、あぁぁイリア様っ! あぁああぁぁっっ!」
「で、出るぅっ……!」
遠巻きにイリアをオカズに扱いていた衛士たちも全員肉竿が撓りながら濁液を吹き出し、イリアの顔や髪、乳房や尻に仮面と全身を白く染め上げていく。無論、ただイリアは濁液シャワーを受けるだけではない。射精中のペニスを刺激し、より多くの精液の放出を促す。
「うっ、うぁっ……姫様っ……!」
「イリア様ぁっ……!」
「んぶっ、ぶぷぅっ、んぶぶぶっ……んんっ、んんぅ、ごくっ、ごきゅっ、んぢゅるるるうぅ、んぢゅぶりゅうううんきゅっ!」
全身に浴びる子種汁に、イリアは仮面の下で恍惚の表情を浮かべながら、ゾクゾクと背を震わせた。陶酔するイリアは、絶頂の声をペニスを咥えている唇の隙間から漏らす。今のイリアは性欲に底がない。貪欲なまでに精を貪り、快楽を求める。その姿はまさしく淫魔そのものだ。
「は、ぁぁ……イリア様っ……」
「あ、あぁ……」
「んぢゅるるるうぅ、ぢるるるぅっ、ん~~~~……ぽっ! んふふ……たぁっぷり堪能させてもらったわ」
ベロリと口周りに付着した生殖液を舐めとると、イリアはねちゃりという粘着音を立てつつ立ち上がった。それとは反対に、衛士たちは恍惚の表情で次々に倒れていく。体力の限界だったのだろう。いや、文字通り精魂尽き果てたというう表現が正しいか。
「準備万端、よ。まだ物足りないけどね」
「君の底なしの貪欲さではまだ物足りないだろう。ま、それも今後のお愉しみに取っといてくれたまえ」
頭のてっぺんから爪先まで全身精液塗れの身体から精液を滴らせ、腰をくねらせながら優雅に歩み寄るイリアからは強烈な精臭が漂う。常人ならば思わず顔をしかめてしまうだろう。
「それと……すまないが身体を清めて待っていてくれないか? そのままでは戦場では作戦に支障が出てしまう」
「そう? もう……しょうがないわね」
がっかりしたように肩を落とす。が、その言葉はある程度予想されていたのか、すぐに口元を取り繕った。
「欲を言えば、貴方にも相手をしてもらいたいけど……ちんぽが付いてないのが残念ね」
「はははっ! 計画には必要がないからね」
模倣擬体であるルーファスには生殖器というものが存在しない。そもそも模倣擬体は生殖行為を前提に造られていないのだから当然だ。
「今度私専用の模倣擬体を作ってほしいわ。エグイくらいの巨根で量も濃さも特上の、何度も射精できる模倣擬体を、ね」
「やれやれ……、今の君も大概だけどね。頭の片隅には入れておくとしよう」
ルーファスの返答に機嫌を良くしたイリアは口角を吊り上げて微笑む。
「でも、そうね……。この出撃が終わったら、クロスベル中の男を集めての乱交を所望するわ。言っておくけど、地位老若美醜既婚問わず全員よ」
イリアはクロスベルの住人……その男だけを集め、盛大な乱交を目論む。それも、男性生殖器が付いていれば、どんな人物だろうと構わない――それほどまでに宵闇の舞姫となったイリアは、仮面の能力で無限の性欲を獲得していた。
「私専用の模倣擬体もいいけど、その前に大陸中のちんぽを堪能したいわ。大陸中の男全員を集めて乱交……ふふ、愉しみで仕方ないわ」
良さそうな男がいたら私だけの情夫にしちゃうけど――そう思いを馳せるイリアは、一件すると夢見る乙女のようだが内容が内容なだけに酷く淫らなものだ。その姿に流石のルーファスも苦笑いだ。
「それも終わったら動物や魔物も味わいたいわね……。雄なら種族も問わず、性欲強い雄たちと交わりたいわ……んふふ……」
「まったく……クロスベルを性の都にでもするつもりかな? 流石にそれは勘弁願いたいものだが」
「もう……いけず。じゃあ準備してくるわ。あ、この部屋は掃除しないで。匂いが消えちゃうもの」
精液臭をプンプンさせながら立ち去るイリアの背を、ルーファスは無表情で見送る。
「……ふぅ、まったく……あの姫君にも困ったものだ。私にもここまでなってしまうのは正直予想できなかったかな」
しかし、予想外ではあるが大した問題ではない。現に今の彼女は良い働きをしてくれている。舞姫イリアを、淫婦の姫君としてクロスベルに降臨させるのもなかなか面白いかもしれない。が、ルーファスにはイリアの関心は微少だ。あくまで彼女は駒に過ぎないのだから。