兄さんの、えっち
その言葉を聞いた瞬間、頭を叩かれた気がした
それは一体誰の入れ知恵だと、アカネの悪ふざけか、そうじゃなくても妹が精一杯に紡ぎ出した煽り文句が効かない筈がない
射精の後の、身体に残った快感を吐き出すようにして、フーリアは大きく息を吐きだした
何かを掴もうと手を伸ばし、何を掴んで良いかも分からないまま、おでこに手を当てると、そのまま目元を覆うように隠してしまう
参った、本当に参ってしまった
女の子の扱い方を、今更ながらに聞いて置けばよかったと後悔だってした
隣には好きな女の子がいて、身体はこれ以上無いってくらい疼いていて
今なら、フーリエとエッチが出来る
それを意識しただけで、射精をしたばかりの おちんちんはすぐに固さを取り戻し、立派な肉棒へと形を変えてしまっていた
我慢、その限界もそこまでだった
射精の余韻を跳ね飛ばし、布団を払い除けると、そのままの勢いでフーリエをベッドの上に押し倒す
まるで、他人事の様にその光景を眺めている自分がいた
自分から妹を傷つけるような事をするなんて思っても見なかった
こんなボクをまだ信頼してくれているのか、フーリエはキョトンとした表情をみせたまま「フーリア?」と、不思議そうにボクの名前を口にする
それがまた、一段とボクを苛立せるんだ
可愛いと、愛おしいと思いながらも、自分の手でフーリエを汚してしまいたいとも思ってしまう。誰かに奪われるくらいなら、自分で滅茶苦茶にしてやりたい。普段なら飲み込んでいたこの劣情はしかし、今度ばっかりは誤魔化しようがなく、力加減も忘れた頃にようやくと、フーリエの悲鳴が聞こえてきた
「あっ、いたっ。やだっ、まってっフーリア、ちょっと、怖いよ…」
フーリエの服に手を掛け、乱暴にそれらを剥ぎ取っていく
薄い寝間着の布地、余裕のあった作りの服は、大した抵抗もなくずれ落ち、引っ張ったそばからボタンが弾けていくと、すぐにもフーリエの白い肌が晒されていった
ついにやってしまったと思う。乱暴に曝け出した妹の胸、脹らみ始めて間もないささやかなものでも、それはボクに取っては宝石のように見えていた
ぽた…
けど、その宝石を真っ先に汚してしまっていたのは他でもない自分の精液だった
白く濁ったそれは、降り掛かっていた自分の頬からも伝い落ち、フーリエの綺麗な肌の上へ、点々と白濁色の跡を付けていた
ボクの吐き出した精液が、胸の膨らみに沿って綺麗な肌の上を流れていく
自分で自分の大事なものを汚してしまう。そんな背徳的な光景に目を奪われると同時に、堪らない興奮を覚えていた
どれだけ我慢をしてもしたりなかったのに、そんな我慢はあっさりとフーリエの方から飛び越えられしまった。怒られても、叱られてでも、ボクの事を独り占めにしたい
それはボクも同じだったから、そんな妹の心境がボクには痛いほど分かってしまう
「だって、フーリエが悪いんだからな」
ずっと、ずっと、我慢をしていたのに、そんな風に誘われたらボクにだって限界はある
「それは…うん」
その言葉をどう受けとったのか、強張っていたフーリエの体から力が抜けていった
全部受け入れるから叱って欲しい。自惚れでなければそう言っているようにも見えて、ボクの理性はますますと崩されていく
スカートを捲りあげ、下着の上からフーリエの秘処に触れてやると、少なくない湿り気で指先が濡れていった
「エッチなのはリエの方じゃないか。ボクの触りながら感じてたの?」
「ちがっ…感じてなんて、ちょっと、ドキドキしてただけで」
「これでちょっと? もう十分そうだけど?」
張り付いた布地からも透けて見えるフーリエの肌。その、ピタリと閉じた縦筋を指先で掬い上げると、触れた指先に熱っぽさが纏わりつく
筋を辿り、指を離す、糸を引いて、指先から滴り落ちる
ボクのモノを弄りながら、フーリエが示した興奮の形にボクの欲望が刺激される
「それは…いいだもん。その方がリアだって…」
子供っぽい口調が鼻につく。ボクの事を試すような言葉に何故か苛立ってしまう
「…っ。また、そんなこと言ってっ」
頬を高潮させ、フーリエは見せつけられた愛液から目を逸らした
ほんのちょっと、下着から意識がそれたその瞬間に、ボクはフーリエの下着を捕まえると、そのまま一気に細い脚から引き抜いていった
「あっ!? フーリア…ちょっ、まって…ぁぅ…」
恥じらうような声。慌てて伸びる細い腕と、引き寄せられる太もも
その手を払い除け、重なる太ももの隙間に手を滑り込ませると、ボクはフーリエの両足を強引に押し開く
サラサラとしていて、吸い付くように柔らかな太ももの感触。それを手の平で感じながらも、ボクの視線は開いた足の間へと、目の前に晒された妹の縦筋に注がれてしまっていた
双子の妹。いつまでもボクと同じだと思っていた妹の身体。顔も声も似通っていて、髪も、肌も、瞳の色だって違いはない。だけど、女の子の身体、そこだけはボクのものとは全然違っていた
おちんちんなんて余計なものは何もなく、真っ新な肌が作った柔らかな丘の真ん中には、たった一本細い縦筋が刻まれている
ピタリと閉ざされたフーリエの女の子の部分。それを見つめていると、僅かな境目から、ジワリ、フーリエの興奮を示すように愛液が滲み出してきた
ゴクリ、残っていた躊躇いと一緒に生唾をも飲みこんだ
ドキっと、その光景に心臓が跳ね上がり
ビクっと、肉棒が強く脈を打った
興奮に息が荒くなる。歯がカチカチと音を立てる
足を抑える手に力が入り、痛いほどに肉棒が勃起する
そのまま伸し掛かるようにして、フーリエの上に覆いかぶさっていった
閉じないように、逃さないようにと、太ももを押さえつけ、勃起した肉棒をフーリエの縦筋へと近づけていく
先端が縦筋の溝に触れ、愛液と先走りとが混ざり合う
まだ触れ合っただけなのに、その快感が肉棒を昂ぶらせ、縦筋の溝を舐めるように、肉棒が大きく跳ね上がった
「うっ、あぁぁっ!?」
腰が引けるような快感に上擦った声が出てしまった
全身に甘い痺れが駆け抜け、背筋を震わせるとパチパチと頭の奥で火花が散る
腰が震え、肉棒が嘶く。フーリエの縦筋にそって、何度 先端を擦りつけても収まりが付かなかった。クチュリ、クチュリと、愛液と、先走りが混ざる音を聞きながら、肉棒の先から伝う快感にボクは夢中になっていく
「ん、はぁ…っん。ねぇ、リア…そろそろ、私だって、恥ずかしいんだから」
熱い吐息に混ざるフーリエの羞恥に染まった声が堪らなかった
太ももから力を抜き、自分から足を開くと、肉棒に向かって腰が揺れる
今から挿れるんだ…
まだ、先端を擦りつけただけなのに、射精の予感さえ感じていた
興奮が収まらない、ドキドキに合わせてドクドクと先走りが溢れ出す
「いく…よ、フーリエ」
「うん。いいよ、フーリア」
少し腰を進めてやると、肉棒の先端が縦筋を開いていく
そのまま腰を落とすと、開いた割れ目の奥へと肉棒が沈んでいった
どこまでも、どこまでも、沈んでいきそうなその感覚
沈んだ先から溶けていくような感覚に、全身がゾクゾクと震え上がる
「うあっ、これ、嘘…ボク…こんなに、フーリエっ、あぁぁ」
「ぁっ、リアっ、あぁぁ、くっ…はいって、いっ、リア…リアぁ、んんぅっ」
「リエっ。うん、もうちょっとで、はぁはぁっ、全部…入るから」
その10秒が1分にも永遠にも感じられた
縦筋を開いていく感触が、肉棒の先端から生々しく伝わってくる
ピタリと閉じられていた柔肉を、一つずつ引き剥がしながら、フーリエの中を強引に開いていく感覚が、ボクの中の征服欲を育てていった
ボクの形に合わさって、狭い割れ目の入り口が広がっていく。ひく付きながらも肉棒に纏わりつき、すぐにも口を閉じようとして、痛いくらいに締め付けられる
肉棒が入り切る直前、沈み続けていた先端が急に窄まってきた。それで行き止まりかと思えば、まだ奥の方に余裕を感じる
もう少しだと、無理に動かそうとした所で「いっ…」と、フーリエの吐息に、苦いものが混ざっているのに気づいてしまった
額に浮かぶ汗と、目尻に浮かぶ涙
最初に入り口を開いた時よりも、それはずっと辛そうな表情だった
強引に過ぎたかと、その涙に冷静さを取り戻し、一旦肉棒を抜こうと腰を引く
だけど、フーリエの手は、ボクを掴まえたまま離してはくれなかった
「フーリエ? やっぱり、痛いんじゃ、そんな無理には…」
「やだ、フーリア。私、フーリアがいい、リアと一緒がいいの、だから…ね?」
最初で最後かもしれない。それが、こんな中途半端に終わるのは堪らない。その気持ちはボクも同じではあった。だけど、痛がるフーリエを、妹を傷つけてまでしても良いものか
今更悩んで見た所で、最後に背中を押したのは真っ当な愛情なんかじゃなかった
今、ボクしなかったら、いずれ、他の誰かに奪われてしまう。そんな事になるくらいなら、自分でどうにかしてしまいたい。そんな身勝手で、歪んだ情欲は、まさに子供みたいだった
フーリエの手を取り、捕まえて、少しは気が和らぐようにと力を込める
「ゆっくり、いくから…」
「…」
少しでも楽になるようにと、けれど、フーリエは小さく首を振り、むしろボクが腰を落としやすいようにと、自分の腰を持ち上げてくる
「わかった。少し…我慢をして」
フーリエが頷くと、爪が立つほどにボクの手を掴んでくる
痛い、痛いけど、フーリエの痛みを少しでも代わってやりたくて、肌を傷つける爪の感触を飲み込んだ
痛みも、不安も、もちろんあるだろう。それをどうしてやることも出来ず、ただゴメンと、内心で謝りながらも、せめてすぐに終わるように、一度引いた腰に力を込めた
ぷつ…
先端が何かを千切り、股間同士が打つかり行き止まる。沈み続けていた先端が襞に包まれた瞬間、肉棒の全部がフーリエの中にはいりこんでいた
「あっ! くっ…ぃ…はぁっ、あっ、はぁ、はいっちゃ、った?」
「うん。よく、がんばったね」
「え、えへへ。良かった、わたし…はぁ、フーリアと、えっちできてる…」
短い悲鳴を飲み込んで、フーリエはそれでも笑顔を浮かべてくれた
流れる汗に、溢れた涙が頬を伝う。苦しげな、痛みの残る笑顔は健気でいても、ボクを捕まえる手には力が入ったまま小さく震え続けていた