下駄箱で九条先輩に用事があると話しかけられた俺は、彼女の後に着いていっていた。
九条遥、
そして卒業後は実家の大企業にそのまま就職。後に後継者として社長就任すると、持ち前の優秀さと人身掌握術を上手く使って辣腕を振るい、結果、会社はさらなる成長を遂げ、世間やネット。マスコミから美しすぎる女社長として注目をあびていた。
そんな彼女がこれから先そうなるかは別として、こちらの世界では俺の記憶とはいくつかの差違があった。
一つは記憶の世界では生徒会長は別の男子生徒が勤めていたが、男を見かけなくなった影響か、彼女が繰り上がりで生徒会長に就任していること。
そしてもう一つ……。
聞いた話によると、今の彼女は社長令嬢ではなく、九条財閥という名の
それを聞いて俺の中では違和感が芽生えた。たしか財閥は――。
「着いたわ、ここよ」
「あっ、はい……!」
ちょっと考え込んでいる間に目的地に着いたようだ。
そして目的地を見て、俺は先ほどとは別の意味で仰天する。
「……えっ、生徒会室?!」
そう、目的地とは九条先輩が所属する生徒会が使用する教室だった。
つまり、それは生徒会として俺に詰問する
そして、考えられる可能性は――。
「あら、そこまで緊張しなくて良いわよ」
いつの間にか、俺の顔を覗き込んでいた九条先輩が、安心させるように薄く笑いながら話しかけてくる。
そう話しかけてくる以上、俺の顔は酷いことになっているのだろう。
それこそ、死人のごとく青ざめている、とか……。
「ともかく、入ってちょうだい。話はそれからするから」
「は、はい……」
急かすような先輩の態度に、俺はごくり、と唾を呑み込む。そして覚悟を決めると扉を開け――。
「……失礼しま――あれ?」
……部屋の中に、誰もいない?
他の生徒会役員は?
思わず、先輩の顔を見る俺。そんな俺を、先輩は上品に口を隠して、笑いをこらえようとしていた。
それを見て俺は顔がかぁ、と真っ赤に上気するのを感じる。
さっき言ってた先輩の緊張しなくて良いという言葉。それは俺に対する気休めとして発した訳でなく、単純に個人的な用だから心配するな。という意味合いだった、ということだ。
「だから言ったでしょう? 緊張しなくて良いって」
九条先輩がからかうような口調でこちらに話しかけてくる。
理解した、本当に良く理解したのだが……。
「むぅ……」
いたいけな後輩をからかう先輩に、思わず責めるような視線を向けるのは許してほしいものだ。
もっとも、先輩も先輩でさすがに悪いと思ったのか、俺の不躾な視線を甘んじて受けていたが……。
ともかく、俺と九条先輩が生徒会室に入った後、彼女はなぜ役員がここにいないのか、理由を説明してくれた。
「まぁ、予想はついてるだろうけど、今回は完全な私の私用だから、皆には早く帰ってもらったの」
「……職権乱用では?」
じと目で見つめる俺に、先輩は分が悪そうに苦笑する。
「それはそうなんだけど、ね。はい、これ」
そう言いながら、先輩は俺にティーカップを手渡してくる。
「これは……?」
「ハーブティー、というやつよ。話すにしても一度リラックスした方がいいから」
俺にティーカップを手渡した先輩は自分用にも用意して席に着く。
せっかく用意してもらったものを飲まないのも失礼だろう。俺は、何気なくティーカップに口をつける。
ほのかに甘く、気持ちが落ち着く匂いがする。
「……あ、おいしい」
ぽつり、とそうこぼした俺に、先輩は微笑むとそうだろう、とばかりに頷いてくる。
「でしょう? だから私も愛飲してるの」
「なるほど、確かにこれは良いなぁ……」
身体の中からぽかぽかして、疲労が抜けていく感じがする。
特に
「ふ、ぁ……」
やっぱり疲れがとれてなかったからか、あくびが出ちゃった。それに少し、眠たく……。
「あら、大丈夫?」
……先輩のソプラノボイスが心地良い。でも、おきて、ない、と……。
「ふふ……」
笑い、声……?
俺が意識を保てていたのはそこまでだった。
……なにか、股が風を感じてすぅすぅして寒い?
それに、手首と足首に違和感が――。
それを感じた俺は、重たい目蓋を開いた。ここは……?
そこで俺は、ぼぅ、とした頭でさっきまでの事を思い出そうとする。
たしか、九条先輩に呼ばれて――!
そこで俺の意識は一気に覚醒する。
寝てしまってた! 先輩は……!
慌てて回りを見渡す俺。そして、すぐに先輩の姿を確認する。良かった、どうやらあまり長い時間寝ていなかったようだ。
「あら、起きたの――」
先輩の声を聞いて、怒っていないようだと確認してホッとする俺。
しかし、次の言葉で俺は心臓を激しく動悸させることになった。
「――変態で淫乱な如月京香さん?」
「なっ……!」
先輩からいきなり罵倒されて怒りを覚えた。そして俺は先輩へ反論する。
「お、俺は変態なんかじゃ――!」
「へぇ?
その言葉を聞いてしまった俺は、きっと顔が青ざめていたことだろう。
それに、彼女は追撃とばかりにとあるものを取り出す。
「これ、なぁんだ?」
彼女の手で広げて、こちらに見せつけたもの。それはクロッチ部分にまだ多少湿り気が残るショーツ。
……つまり、有り体にいえば。
だから股――おまんこ――に風が当たる感覚が……!
俺は慌てて彼女からショーツを取り返そうとして……。
「なんで、うごかな……!」
そこで、はじめて俺は手首を椅子の後ろ手に縛られ、足首はそれぞれ椅子の足に縛られ開脚させられていたことに気付く。
……しかもスカートも剥ぎ取られ、ショーツも穿いていないことから先輩におまんこを見せつける形に――。
それを自覚した俺は、身体の奥底から感じる羞恥と
「あら、さすが変態さん。こんな状況でも感じるのね?」
「……っ!」
いつの間にかとなりに来ていた先輩は、俺のおまんこを見て嘲笑するように語りかけてくる。
反論したい、反論したかったがこの状況では――。
「…………」
「ふぅん、だんまり? それとも認めたくないのかしら、自分が淫乱だって」
「ひぐぅ……!」
先輩は、俺を言葉責めしながらおまんこに指を突っ込んでくる。
急に感じた異物感に身体を震わせる俺。
しかも、昼休みに真奈から散々苛められた結果、おまんこはぐずぐずにほぐれていた。
でも、矯声なんてあげるもんか。そう思って歯を食いしばる。だけど、それが先輩には面白くなかったようで……。
「へぇ、生意気。どうやらお仕置きが必要みたいね」
――ぐちょ、ぬぷっ、ぐちっ!
完全に出来上がっているおまんこへ、激しく指の出し入れを始める。しかも――。
(なん、で……! この人、うま……! 俺の、感じるとこ――!)
声こそ堪えているものの、目に涙が溜まり、口からは涎があふれてくる。
この人、的確に俺の弱点を探しだして……!
先輩の執拗な責めに腰がびくびく跳ねる俺。
これじゃ感じてることがもろばれ……!
俺の反応に気を良くしたのか、先輩は含み笑いを浮かべると……。
「あらあら、つらそうね? ……少し、楽にしてあげましょうか?」
そう言うが、責め手を緩めない先輩。それどころか、おまんこをほじくっていない方の手で――。
――ぷち、ぷち。
……制服のボタンを外していく。それに抵抗したい俺だが、まともに身じろぎも出来ない状態では……。
そのまま制服のボタンを全て外した先輩は、ブラジャーをずり上げ、俺のおっぱいを解放する。
解放されたおっぱいは、先輩の執拗な責めでかいた汗でしっとりと濡れ、乳首はぴん、と極限まで勃起していた。
その乳首が外気に触れただけで、ぶるり、と身体が震えてしまう。
それほど、今、乳首が敏感になっていた。
それを見てニヤリ、と笑う先輩。
「へぇ、おいしそうね……。あ、む――ちゅぅ」
「……! んんんぅ――!」
思いっきり乳首を吸われた衝撃で絶頂。おまんこから盛大に潮を吹いてしまった。
それとともにおまんこがぐにぐに、と収縮し、先輩の指の形がもっと良く感じ取れてしまう。
……悔しい、そして恥ずかしい。
そう感じながら、俺は酸素を求めて激しく呼吸する。
「はっ、はっ、はぁっ、は――」
――ぐちり。
「……あぁっ!」
唐突に蠢いた先輩の指で、俺はとうとう喘ぎ声を上げてしまった。
俺の喘ぎ声を聞いた先輩は嗜虐的な笑みを浮かべ、俺に話しかけてくる。
「ふふっ、とうとう喘いじゃったわね? どう、気持ちいい?」
「あっ、やっ、だめっ――。こん、なぁ……! ひぁっ! ……くぅ!」
一度喘ぎ声を上げてしまったらもうダメだった。
おまんこから先輩の指が出し入れされる度に、発見されたGスポットを刺激された時、勃起した乳首をぐにぐに、と指で潰され――。
「あっ、まって……! つよ――、こんなの……! ひぐっ、ダメぇ! うあぁっ……!」
ひたすら喘ぎ声を上げる俺。
そんな俺を見て、くすくす笑っていた先輩。だが、唐突になにか、思い付いたようで――。
「そういえば、喘ぎ声を上げないように頑張ってたものね。どうせだから私も手伝ってあげる」
「……ふ、ぐっ! あぁっ、なにを――。ん、ちゅ――!」
先輩は顔を近づけてきて、俺の唇を奪う。
確かに、これなら喘ぎ声は上げられないけども――!
今までと違い、喘ぎ声で快感を逃すことが出来なくなった俺は、断続的に身体を震わせ、おまんこからは愛液だけじゃなく、白く濁った本気汁まで流れはじめた。
しかも、先輩の舌は口の中を好き勝手に蹂躙し、それに合わせるようにおっぱいを揉みつつ、おまんこをいじめてくる。
三ヶ所に対する執拗な責めに、俺の頭はまっしろになり――。
「……っ、ん――!」
またもや絶頂、しかもそれが断続的に続いていく。この、ままじゃ――!
目の奥がちかちかするのとともに、目の前が真っ暗になっていく――。だけど……。
――きゅっ。
「んあぁぁぁぁっ――!」
クリトリスを摘ままれたことで意識を強制的に覚醒させられた。
あまりの快楽の強さに、頭がガンガンと痛くなってくる。おまんこからは本気汁がどろどろ、と膣内に出された精液が逆流してきたかのように流れてきた。
「あっ、あ――」
自分でも驚くほど掠れた声を出しながら震える俺。
そんな俺のおまんこから、先輩はようやく指を引き抜く。それだけで、俺は再び絶頂。
「んあぁ――!」
俺がびくびく震えているのを楽しんでいた先輩。そして、俺がある程度落ち着いてくると――。
「それじゃ、そろそろ、それ。解いてあげる」
そう言って、俺の手足を縛っていた縄をほどく先輩。
これで自由の身になった、逃げるべきなのだが……。
……絶頂しすぎて、身体が動かない。
僅かに動かす、というよりも痙攣するだけで精一杯だった。
そんな俺の耳に、先輩からある意味、死の宣告が聞こえてきた。
「ふふ、どうやらまだまだしてほしいみたいね?」
彼女は椅子で脱力していた俺を目の前にある長机に寝かせると――。
「まだまだ楽しませてあげる」
俺に覆い被さってきて――。
その後の事は良く覚えていない。ただ、俺は机の上でびくびく、と打ち上げられた魚のように跳ねていたことと、先輩がなにか、メモ用紙を俺の身体に投げ捨て――。
「今度の休み、ここに来なさい。私の家だから。もし来たら、次はもっとすごいことしてあげる」
その言葉に、俺は恐怖を感じるとともに――。
――口角がつり上がるのを感じたのだった。