自宅の中にある、小さなマンションの一つの号室程度は丸々入りそうなほど大きい私室にて、九条遥はキングサイズのベッドに腰掛けながら一人、明日の事を考えてほくそ笑んでいた。
「ふふっ……。明日は約束の日だけど来るかしら? いいえ、来るわね。絶対に――」
思い返すのは生徒会室でどろどろになるまで犯し尽くした如月京香の姿。
机の上で、まるで打ち上げられた魚のようにびくびくと悶え、膣内からごぷっ、という音が聞こえそうなほど本気汁を垂れ流す彼女の姿を思い返し、にぃ、と自然に口角がつり上がっていく。
「……まさか、
九条遥は己の類い希なる才覚と、他の者を惹き付ける容姿について、絶対なる自負を持っていた。
しかし、そんな彼女でも認めなければいけないほどの悔しさを感じさせる者が一人いた。それが如月京香だった。
とはいえ、京香の容姿だけで言えばそこそこ美人だが、己に打ち勝てるほどのものだとは思わない。問題は彼女の内面。
この世界では、ほぼほぼあり得ない、彼女のボーイッシュな性格が遥の、否、女たち全てにかつていた男の事を本能レベルで想起させ、衆目を集めていた。
もっとも、集めていた当の本人は、女たちの獣欲にかられた視線を排他的なものと勘違いして、勝手に壊れていったようだが。
それで朽ち果てるのならば、それもまた良し。と遥は放置していただろう。もしくは、壊れる寸前で彼女に救いの手を差し伸べ、己に服従させた上で従順なペットに仕立て上げるのも面白かったかもしれない。
そんな放置していた彼女に、遥はなぜ手を出したのか。それは、とある日を境に京香の雰囲気がガラリと変わったから。
そう、京香の意識が沈み、京介の意識が表に出てきたのが原因の
もし、それだけなら精々経過観察で済ませていたのだが……。
「まさか、あんなことになるなんて、ねぇ?」
あることを思い出してくつくつ、と嗤う遥。
それは、京介の意識が覚醒した初日。屋上手前の踊り場で、真奈に襲われていたところを目撃したことだ。
ただ女生徒たちがまぐあっているだけなら、遥は生徒会長の顔を見せて二人を制止するに留めておいただろう。しかし――。
「ふっ、ふふ――」
二人の情事を思い出し、膣が愛液を吐き出すべく蠢いているのを感じる遥。
あの、京香の。女の快楽を知らず、初めて知ったかのように乱れた姿を見て、遥は初めて京香が欲しい、と思った。
――あの澄まし顔が、快楽に濡れて自身に媚びへつらった時、私はどれだけ気持ち良くなれるだろうか?
だからこそ、彼女は自身の権力をうまく使い京香と、ついでに真奈を監視させた。
すると出ること、出ること。二人が猿のように盛って、あちこちでまぐあっていたのだ。
そのことには、流石の遥も呆れたものだ。
しかし、ちょうど良い口実が出来たのも確か。
だからこそ、彼女は京香に話がある。と生徒会室に連れ込んだ。
そして彼女が差し出したハーブティー。それにも、当然仕掛けがあった。
「本当、あれも便利ね……。もうちょっと取り寄せておこうかしら?」
あのハーブティー、遥が述べたように精神や疲労回復効果があるのも確かだが、それはあくまで副産物。本来の効果は滋養促進による感度上昇、ならびに軽度の睡眠導入効果だった。
だからこそあの時、京香は疲労による眠気と誤認したが、実際にはあれ自身の効果によって一時的に意識を失ったのだ。
その後は知っての通り。ただでさえ感度が上がっている身体に、遥の手管が加わって京香は乱れに乱れた。というのがことの真相だ。
あの光景は本当に素晴らしいものだった。そう思い、ほぅ、とため息をつく遥。
そして、明日にはそれがまた見られるのだ。
しかも、京香にはもし来るなら泊まりの用意もすること、と追加で告げたため二日連続で、だ。
本当に楽しみで、頭がどうにかなりそうだった。
このままでは、どうにも眠れそうにない。
遥は自身の膣に指を這わせると――。
「は、ぁ――んっ」
心が落ち着くまで自慰に耽るのだった。
「ここが、先輩の家……」
結局、自分でオナニーした後、俺は気絶するまでひたすら盛ってたみたいで、起きた時にはベッドは酷い惨状になっていた。
それからは、やっぱり怖くなってするのはやめたんだけど……。
「本当に来て良かったのかな……?」
目の前にある大豪邸を見て、俺は思わず尻込みしてしまう。
確かに九条先輩は大財閥のご令嬢だし、こういったところに住んでておかしくないんだけど……。やっぱり、小市民の俺としては住む世界が違いすぎるというか――。
「……もし?」
「ひゃわぃ!」
色々と考えている時に、後ろから声をかけられ変な声が出てしまった。
慌てて後ろへ振り返った俺の目には、一人のメイドさんが――。
「貴女が、もしかして如月京香さまでしょうか?」
「お――、私の名前を知って……?」
俺の名前を知ってる? このメイドさん、もしかして――。
「遥お嬢様より話を伺っております」
そう言うと、メイドさんは俺に深々と頭を下げて。
「申し遅れました。わたくし、遥お嬢様の専属メイドをしております、山名千鶴と申します」
そう言って、ふんわりと笑いながらも大人の色気を漂わせる、ボリュームがある腰まで伸びている髪の先端をリボンで結び、俺や九条先輩より少し年上に見えるグラマラスな女性。千鶴さんとの出会いだった。
メイドの千鶴さんに案内されて、俺は豪邸内を歩いていた。
普通に暮らしているだけだと縁のない世界に、俺は物珍しさでキョロキョロと辺りを見渡す。
そんな俺の様子に、くすり、と上品に笑う千鶴さん。
その、彼女の反応で正気を取り戻した俺は、恥ずかしさで顔が真っ赤になる。
そんなやり取りをしている間に目的地に到着したようで――。
「こちらです、京香さん。……お嬢様、お連れしました」
『入ってきて良いわよ』
部屋の中から九条先輩の声が聞こえてきた。その声を聞いて、俺の心臓はどくん、と大きく跳ねる。
脳裏には、生徒会室でぐちゃぐちゃになるまで犯された記憶がよみがえる。
……今日は、あれ以上の事を。
俺の喉は知らずごくり、と唾を飲む。
「失礼します。……こちらへ」
部屋の扉を開けると、千鶴さんは俺に入室するよう促す。
俺は、ばくばく、とうるさく鼓動する心臓をなんとか落ち着かせようとしながら、部屋に入り――。
「し、失礼しましゅ――!」
――噛んだ。……死にたい。
そんな俺の耳に、二人のぷっ、と吹き出す音が聞こえた。
……本っ当に死にたい。
そんな俺の思いをよそに、千鶴さんは九条先輩へ声をかける。
「……そ、それではお嬢様。準備をしてまいります」
「……え、えぇ。お願いね」
二人して何かの話をしている。恐らく元々計画していたのだろう。なお、その声は笑いをこらえるように震えていたが……。
そして、部屋には赤くなってぷるぷる震えている俺と先輩だけが残された。
そんな俺の姿を哀れに思ったんだろう。先輩は座っていたベッドのとなりをぽんぽん、と叩いて。
「千鶴が、彼女が準備を終えるまで時間があるから、その間、少し話をしましょう?」
と、誘ってきてくれた。
その提案に、俺は一も二もなく飛び付いたのだった。
「――そう、そんなことが。それにしてもその格好も似合ってるわよ、京香さん」
「はっ、ぁ、はぃ……。んっ――、あり、がとうござぁ――っ、います……!」
……俺と九条先輩の会話は和やかに、というよりも淫靡に進んでいた。
今し方、九条先輩が俺の服装を誉めてくれたが、今日の俺のコーデは無地のカッターシャツにジージャンをまとい、黒いミニスカに同色のハイソックスというもの。
しかし、既に上半身は肌蹴てピンクのレースブラジャーの上からソフトタッチでおっぱいを揉まれていて、俺はやわやわとした快楽に身を悶えさせていた。
スカートの方はまだ捲られていないが、ブラジャーと同色のショーツは、きっと既におまんこから溢れてきた愛液で濡れている。ちょっと、冷たく感じるから間違いないだろう。
それに刺激が欲しくて足をもじもじさせている時に、くち、くち、という音が聞こえるから……。
先輩にも、その音が聞こえたのだろう。くすくす、と嗤いながら俺に問いかけてくる。
「あらあら、いけない娘。もう我慢できないの?」
「そ、んなこ、ぉ……! 言われ、ひぅ――! てぇ、あんっ! ――せんぱぁっ……!」
だって、仕方ないじゃないか。もう、かれこれ三十分はお話、という名の愛撫を受けてきたのだ。
しかも、優しい愛撫だからこそイク事も出来ず、感度は高まるばかり。
さらに言えば、おまんこや乳首といった敏感な部分は一切触らない徹底ぶり。
まさにイキ地獄ならぬ、生き地獄だった。
俺の余裕がない様子を見た九条先輩は、嗜虐的な笑みを浮かべ。
「仕方ないわねぇ、なら、ここに座りなさい」
と、自身の股の間に座ることを指示する。
先輩の指示に従えば、きっとぐちゃぐちゃにしてもらえる。そう思った俺は、待ちきれないとばかりに、指示された通りに座る。
すると、今まで手持ち無沙汰だった先輩のもう片方の手がスカートの中に入ってきて――。
――ぐちゅり。
「あらあら、もうこんなに濡らして。変態さんは大変ね?」
「ひ、ぅ。ぐ……ぅ、はぁ――!」
ショーツを横にずらすとおまんこの中へ指を挿入れてくる。……やっと、きたぁ――。
俺は待ち望んだ快楽に身を委ねる。
そんな俺の様子に、話を聞いていなかったと判断した先輩は、指を動かすのをやめる。
「や、ぁ……。やめたら――」
俺はもはや何を口走っているのかも理解せず、声を出す。そんな俺を無視して、先輩は耳元で囁いてくる。
「さぁ、変態の貴女はどうして欲しいの?」
この言葉で、先輩は俺が変態であることを認めさせたいのだと悟った。
恐らく、生徒会室で俺が反論しようとしたことについての意趣返しだろう。
だが俺はそんなこと、もうどうでも良かった。だって、もう認めてしまったのだから。だから、俺は――。
「……へ、変態で淫乱な俺を、先輩の指でめちゃくちゃにしてくださぃ――」
「――! 良い、良いわ貴女。なら、盛大に絶頂せてあげる」
俺の答えが先輩の想定を越えたのだろう。喜色の含んだ声で俺をめちゃくちゃにする宣言をした。そして――。
「あっ――! あんっ、ぃぎっ、ひ、はぁ……! それっ、す、ご……! はぁんっ――!」
先輩の舌が耳たぶをぴちゃ、ぴちゃと舐め、ときに耳穴をほじり、卑猥な音を響かせる。
おっぱいを揉んでいた手は、乳首をくりくり、と弄りながら、手のひらで全体を擦る。
そして、おまんこを貫いていた指は三本に増え、ぐちゃぐちゃと俺の弱いところを的確につき、手のひらで痛いほどの力を込めクリトリスを潰してくる。
一気に激しくなった先輩の責め。その責めに、俺は完全に翻弄され、ただ喘ぐことしか出来ない。
「ひ、ぃ……。おま、ん……、クリも、すご……! あぁ――! こん、なのっ! 死んじゃ――」
「まだよ、まだまだ。この程度で死んでちゃ、もっとすごいこと、するんだから――」
先輩の言葉に、背中へゾクゾクする快感が走る。これよりも、すごいこと。それを想像しただけで――。
「イ、くぅぅぅぅぅぅぅぅ――――!」
仰け反り、潮を吹く俺。しかし、先輩の責めは終わらない。
「ま、またっ、
「……? まぁ良いわ。何度でも絶頂なさい。満足するまでしてあげる」
「ふっ、ふっ――! は、ぁ――。こんな、の、
絶頂に次ぐ絶頂で俺は、そして俺を責めることに夢中だった先輩も気付いていなかったが、部屋の扉が開く音が聞こえる。
そして、そこには千鶴さんの姿が――。
「お嬢様、準備が――。あら、あまり苛めすぎてはいけませんよ」
呆れた様子で二人を見る千鶴さん。先輩が彼女のことに気付いたのは、一通り俺を絶頂させ、満足した後の事であった。
いつの間にか、絶頂しすぎて気絶してた俺は、先ほどまでいた先輩の部屋とはまた別の場所で目を覚ました。
どうやら、ベッドに寝かされてるのは確かなようだけど……。
「んぅ……。ここ、は……?」
腰には未だ絶頂後の甘い疲労が残り、動こうとする度におまんこから愛液が垂れてくるのが分かる。
「ここは、貴女の部屋よ。ここなら色々と出来るから楽しみにしてなさい」
「せん、ぱい……?」
先輩の声が聞こえてきた方向に目を向ける。そこには、こちらに背を向けてごそごそと何かを漁っている先輩の姿。
そして目的のものが見つかったのか、先輩はこちらに振り返る。その、手に持つものを見て俺は――。
「……ひっ」
「さぁ、選ばせてあげる。どちらが良いかしら?」
彼女の手にはディルドーが握られていた。
いくら、俺が変態だと認めたといっても、やっぱり男だ。
……でも、選ばせる?
疑問が顔に出ていたのだろう。先輩は未だ動けない俺に近づいてくると、ディルドーをおまんこに当てて。
「ひ、ぅ……」
「こちらにするか――」
すぐに離して、今度はお尻の方に――!
「ふ、く……っ!」
「こちらか、選ばせてあげる。と、言ってるの」
俺のアナルに当てながら説明する先輩。
ある意味、究極の選択だった。
本音を言えばどちらも嫌だ。でも、そんなことを言えば先輩の事だ。無理矢理にでもおまんこに突き立てるぐらいのことはしてくるだろう。
そして、この世界でディルドーは生殖行為に使うもの。つまり、代物次第では子を孕む可能性すらある。なら、選択肢は実質一つだった。
「……お、お尻! お尻に――」
いくらなんでも妊娠は嫌だ!
なら、掘られるとしてもアナルの方がまだまし。そう考えたのだが――。
「ひ、ぐぅ……!」
「なら、まず慣らさないとね――」
アナルにぬるぬるとした異物が、恐らくローションを塗った先輩の指が入ってきた……!
く、苦しい……。でも――。
――ぬぽ、ぬぽ、ぐぽっ!
「あっ、がっ――。ぐぅ……! ひ、ぎぃ……」
先輩の指が出し入れされる度に痛みと、僅かな快感が流れてくる。
こ、こんな、こんなの――、俺、知らないぃ!
「あら、貴女。アナルの適正もあるみたいね」
先輩も、本当に驚いたような声でこちらに話しかけてくる。
しかし、俺はそれどころではない。
痛みと、その中で感じる快楽に翻弄され、頭の中がぐちゃぐちゃになっている。
だから、次に先輩が発した言葉も聞き逃してしまった。
「……これなら、二本挿入れても大丈夫そう、かしら?」
その直後、俺はアナルにさらなる衝撃を感じた。
「おっ――! ぐぉっ……! ぐぅ……、く、苦し――!」
「……本当、すごいわね貴女」
どこか、遠くから先輩の声が聞こえてくる。別に、先輩と距離を取った訳じゃない。ただ単に、アナルから感じる衝撃に脳の処理が追い付いていないだけだ。
それほどにアナルへ指を二本挿入、というのは俺に破滅的な衝撃となっていた。
先輩の指が、俺のアナルを拡張するように、むちゃくちゃな動きをする。その度に、俺は痛みと、少しづつ大きくなる快楽を感じて――。
「お、ぐ――! うぉっ――! あ、がっ……。ぎ、ぃ……! ひ、ぐぅ――! が、はっ――ぁ!」
「うん? 今、喘ぎ声が混じった? ……ここ、かしら?」
「……ぅ、ひっ! あぁ――! そこ、はぁ――! だ、めっ――! すごっ……!」
きっと、掘られたことで俺の中のなにかが壊れたのだろう。そうでなきゃ、こんな――。
そんな思いと裏腹に、先輩は喘ぎ始めた俺を見て哄笑をあげる。
「……あ、あっははははははははは! 貴女、貴女本当に最高よっ! 初めてのアナルでここまで感じるなんて、変態の中のド変態じゃない!」
先輩もテンションが上がった来たのか、指をさらに激しく動かし出した。
そして、俺は指が動く度に、おまんこから潮を――。
――ぷしっ、ぷしゃ、びゅっ、ぴゅっ!
「おっ、おっ、おぅぅ――! あっ、ひ――! ふっ、ぐっ……。あぁっ――!」
目がチカチカする。頭の神経が焼ききれそうにばちばちしている。……もう、なにも、考え――。
「ふぐぅ――!」
意識が落ちそうになっていた時、アナルに感じた衝撃で覚醒。今まで感じていた先輩の指より太くて、硬かった。俺は直感的にディルドーを挿入れられたのだ、と感じた。
苦し――。
――ぶぃぃぃぃぃぃぃん。
ディルドーの駆動音がする。今まで動いていなかったそれが動きだし、俺の腸壁をめちゃくちゃに刺激してくる。
「お、ごっ――! ぎ、ぁっ……。こ、んな――!」
――痛い、苦しい、痛い、苦しい……。――気持ち、良ぃ。
俺はベッドのシーツを握りしめ、頭をめちゃくちゃに振って、ディルドーから与えられる衝撃に耐えようとする。……しかし、無駄だった。
「おっ、おっ、おっ――! おぅっ――! ふ、ぐっ――。ぎ、ぃ――。ぁ――! つっ……!」
――ぶしゅ、ぶしゅ、ぶしゃあっ!
先ほどよりも激しく潮を吹く俺のおまんこ。
ベッドには吸収できなかった俺の愛液で水溜まりが出来ていた。
このままじゃ、このままじゃ俺、完全にバカになる――!
何とかする方法を考えようにも、アナルに対する責めで、思考は散り散りになってまとまらない――。
あと、俺に出来ること。それは――。
「おっ、お――! これ、やめ――!
……無様だろうと、なんだろうとやめてほしい。と懇願することだけ。しかし、そんなことをしても先輩の嗜虐心を煽るだけだろう。……そう、思っていた。
――ず、ぬるっ!
「う、ぁぁぁぁぁぁあぁあ――――!」
動いているディルドーを、思い切り引き抜かれた!
その衝撃で、俺は今日一番の絶頂をする。
目の前が白くなる、もう、なにも考えられない……。このまま意識を落として、楽になりたい。でも――。
「――――わね」
「――――では?」
なにか話し声が聞こえてくる。もし、ここで意識を落としたらロクなことにならない、と本能が告げる。
意地でも意識を繋ぎ止める俺に、先輩が話しかけてくる。
「ねぇ、京香さん。……そろそろ、こちらにも欲しいんじゃないかしら?」
そう言いながらディルドーをおまんこに当ててくる先輩。
俺はそれに首を横に振ることで答える。
今までの先輩のやり方なら、むりやり処女を奪う、ということはしない筈だ。
……しかし、そんな俺の考えは甘かった。
「そう? ……残念ね。それじゃ千鶴、お願いね」
「はい、お嬢様」
先輩の呼び声に応える千鶴さん。いつから部屋に、もしかして最初から……?
そんな俺の疑問をよそに、千鶴さんは俺に近づいてくると、完全に脱力している俺の四肢を、ベッドへ大の字に拘束していく。
いったい、何を……?
そして次に、俺の腰に大きい、ベルトのようなものを着けていく。
そして、それが取り付けられるとともに、おまんこになにかが当たる感触。少なくとも、ディルドーではないようだけど……?
「ぢづ、さ……。な、に……?」
俺は掠れた声で千鶴さんに問いかける。その問いかけに千鶴さんは微笑みながら答える。
「うふふ、気にしなくて良いですよ。……ただ、京香さんに素直になってもらうだけですから」
そう言いながら、今度は乳首になにかを挟むように着けていく千鶴さん。
俺は、動くのも億劫な身体をなんとか動かし、おっぱいを見る。
……これは、ローター? ま、さか――!
「や、め……」
「では、最後に――」
「ひ、ぐぅ――!」
ふたたびアナルに異物感。ディルドーを挿入れられたのだ。
そして、ディルドーとローター。次々に電源を入れられ――。
「ひっ――! あぁ――! ぎぃう……! これぇ……!」
アナルから、乳首から快感が襲いかかってくる。でも、それだけじゃない。さっき、おまんこに感じた感触。それがまだ――!
「では、これで仕上げです」
「も、う。やめ――!」
……おまんこからかけ昇る快感。おまんこが、クリトリスが振動で刺激されているのが分かる。やっぱり、これ――!
「電、マ――!」
「はい、そうですよ?」
俺の言葉に飄々と返す千鶴さん。さっき俺の腰に巻いたベルト。それは、電マをおまんこに固定させるための補助器具だったのだ。
暴力的な快楽にのたうち回りたい俺。しかし、俺の四肢はベッドに固定されて――。
「それじゃ、京香さん。精一杯楽しんでね?」
「……っ!」
――ウソだろ! このまま放置されたら、俺……!
「ま、ぁ――!」
「じゃあ、また明日。朝から来るから、その時に
「それでは失礼いたします」
無情にも、二人は俺を放置して部屋を後にする。残された俺は、朝まで絶え間なくローターから、ディルドーから、そして電マから無慈悲な責めを味わうこととなるのだった……。