あの後、休みの日での九条先輩のお宅訪問のあと、俺は明確に変わってしまったのだろう。
一応、学校で先輩に呼び出され、そういう関係を強要されたことはない。
なぜか先輩は学校では俺にノータッチだ。
……でも、それが逆に――。
(――つらい、なぁ)
今もおまんこは常に疼いていて、クリと乳首も勃起しショーツやブラに擦れる度、俺の身体に甘い疼きを与えてくる。
「ね、ねぇ。京ちゃん、本当に大丈夫?」
となりで一緒に歩いている真奈が、俺の顔を心配そうに覗いてくる。
……ふっ、く――。
「う、ん……。大、丈夫」
本当は大丈夫じゃない……。真奈から漂ってくる良い匂いに俺の快楽中枢が刺激され、気を抜けばすぐにでも潮を吹いて、果ててしまいそうになる。
……あの後、調べものをするために真奈を振りきってから、彼女は俺を誘ってくることがなくなった。
きっと、俺に嫌われたくない。その一心なんだと思う。
だけど、その気遣いが逆に辛かった……。
このままじゃ生殺しだ、だから俺は――。
「ねぇ、真奈……」
「どうしたの、京ちゃん?」
「今度、都合の良い日、ある?」
本当は、今度といわず今日が良いんだけど……。
真奈は、俺の唐突な質問に悩みながら答える。
「……んん~~? そうだねぇ、なんなら今日でも良いよ、なんちゃって……」
そう、はにかみながら言う真奈。それは俺がもっとも待ち望んでいた言葉で――。
「……! そう、そうなんだ。それじゃあ、さ。今日、遊びに行っても良い?」
俺の提案、言葉を聞いた真奈は満面に花開いた笑顔を見せる。
今まで、俺の方から誘うことはなかった。それなのに、今回誘ったことで、俺に嫌われた訳じゃない。というのを理解したんだろう。
彼女はブンブン、と何度も首を縦に振って嬉しそうにしている。
「うん、うんっ! もちろん、大丈夫だよっ!」
その返答を聞いて、俺もまた口角がつり上がるのを感じる。これなら――。
……俺は真奈に悟られないように警戒しながら本心を伝える。
「うん、良かった。楽しみにしてるね」
「うんっ!」
俺は、おまんこから愛液を滴して期待している。真奈となら、また気持ち良くなれるかな、と……。
放課後、真奈の家に立ち寄った俺は、そのまま部屋へと案内された。出来れば、真奈の親に挨拶したかったのだが、真奈曰く、今日は仕事の関係で帰ってこないそうだ。
……ホッとするのとともに、少し残念に思ってしまった。
そして案内された真奈の部屋。中に入るとピンク色の壁紙に、全体的に明るい装飾が施され、壁側にぬいぐるみを置くスペースと、ファンシーなベッド。という、女の子、真奈らしい部屋に仕上がっていた。
そうやって、辺りを、部屋の中を見渡している俺に、真奈は後ろから胸を鷲掴みしてくる。
「……ん、ふっ――!」
「えへへ、こうやって部屋に来てくれたってことは、オッケーっだってことだよね?」
声を弾ませながら問いかけてくる真奈に、俺は――。
「……あぁ、そうだよ」
「ふぇっ?」
まさか、俺が肯定すると思っていなかったようで、真奈は目をぱちくり、とさせながらこちらを見てくる。
いつも――あの逃げ帰る日の前まで――は、軽口を叩きながら、のらりくらりと躱していたから、今回も、と思っていたのだろう。
だが、それでは俺の気が治まらないし、今までのやり方では満足できない身体になってしまった。だから……。
「でも、条件がある」
「条件……?」
俺が条件、と言ったことで訝しげな表情を見せる真奈。
そんな彼女の拘束を振りほどくと彼女に振り返り。ホックを外して、スカートを床に落とすと、その上に座り、ショーツのクロッチをずらして――。
「ちょっ、京ちゃん?」
あまりのことに混乱する真奈。そんな彼女の前で、俺はおまんこに手を添え、彼女へ良く見えるようにくぱぁ、と愛液でてらてらに濡れた膣を拡げてみせる。
「いつもより、もっと激しく――」
――俺を犯して?
真奈の返答は、俺を押し倒すことだった。
床からベッドに移動した俺たち。俺たちは俗にいうシックスナインの体勢になって、お互いのおまんこを舐めあっていた。
「……ふ、くっ、あんっ、――ちゅ、じゅる」
「あっ、ぁ――、れろっ、じゅっ――!」
俺がたどたどしく真奈のおまんこを舐めているのに対し、真奈は手慣れた、というよりも久々のごちそうにがっつくように、俺のおまんこへ吸い付いている。
……気持ち良い。油断してると、ひたすら喘いで真奈のおまんこを舐めるどころではなくなってしまう。
きっと、真奈はそれで問題ない。と思うかもしれないけど。それは、俺が許せなかった。
だって真奈、がっつきながらも、常に俺が気持ち良くなれるよう加減して舐めてくれてたから。
ここまで奉仕されて、俺が一人だけ感じてるのは、さすがに嫌だった。だから、俺は……。
「じゅっ! じゅるっ! ずずっ――!」
「ふひゃあっ! ちょっ、京ちゃん?! いつにもまして、積極的に……くぅんっ!」
そもそも、常に真奈や先輩、千鶴さんに主導権を握られ、追い詰められていたんだ。なら、今回は俺が攻勢に出て――!
「ひぐぅ……! ふ、ひゃあ――! し、舌ぁ、ぁん!」
……真奈の舌と指が、俺のおまんこの中に!
こ、こんなんじゃ……。
「ひ、ぅ……! あっ、は――。そ、れぇ……!」
こ、今度はクリを……! やっぱり付け焼き刃じゃ――!
「ひぁ、ぁん! ふ、ぐっ――! は、ぁ――!」
真奈が舌でおまんこをぺろぺろと舐める度、おまんこに挿入れた指でぐちゃ、ぐちょとかき混ぜる度に俺の腰は浮きそうになる。
しかし、その度に真奈は俺の尻肉を掴むとお仕置きとばかりにおまんこに口づけして、じゅるる! と、愛液を吸い出してくる。
もはや、俺は真奈の体の良いおもちゃにされ、おまんこに奉仕することの出来ず、ひたすらに喘ぎ声をあげていた。
「あっ、あっ、ひ、ぁ――! も、ぅ、もうっ、く――ぁぁぁぁぁぁあぁぁっ!」
ついに限界が来た俺は、真奈の顔めがけて、ぷしゃあ、と盛大に潮を吹く。
そして、自身の身体を支えるのも不可能になって、おまんこを真奈に押し付けるように倒れてしまう。
突然、口許におまんこを押し付けられて驚く真奈だが、すぐにまた舐め始めて――。
「あ、ひっ……!」
情けなくも俺は、ぴゅっ、ぷっ。と小さく潮を吹くのだった。
さっきのシックスナインでの愛撫のあと、主に絶頂き狂っていた俺が落ち着くのを待ってから次の段階へと進んでいた。
とはいっても、準備するのはあくまで真奈がペニスバンドを着けるだけだったが。
そして、いま。真奈のペニスバンドの剛直は俺のおまんこの目の前。少しでも腰を進めれば、そのまま挿入できる位置にあった。
真奈は興奮した様子でこちらを見ている。そのことに俺は罪悪感を感じてしまう。
……もう、俺の処女は。
そんな気持ちが、つい、言葉として漏れてしまう。
「……ごめんね」
「京ちゃん……?」
俺が謝ったことに、真奈は顔をしかめる。ここでやめてしまうのか、と。
そう、勘違いさせてしまった俺は、先ほどと同じようにおまんこを、膣を手で拡げると――。
「……挿入れて、早く」
それだけを告げる。
――ずにゅり。
「ひ、ぅ……!」
挿入って、きたぁ……!
しかし、挿入れた真奈は怪訝そうな顔をする。おまんこが逸物を抵抗なく受け入れたことで、俺が処女でないことに気付いたのだ。
「京ちゃん……?」
真奈の問いかけに、思わず顔をそらしてしまう俺。しかし、真奈は敢えて追求することはせず――。
「なら、わたしの方が気持ち良いってこと、教えてあげる」
その宣言とともに、彼女はおもむろに腰を動かし始める。
「あっ、……んっ! ふ、ぅ! ひぁっ!」
それは先輩のようにねちっこい責めではなくて、獣のような荒々しく激しい責め。
真奈が腰を引く度、中の愛液は掻き出され辺りに飛び散り、ずん、と奥を。ポルチオを突く度潮を吹く。
そこに技術なんてものはなにもない。……でも、それが良かった。
「あ、ぐっ――! 激、しっ――! ふぁっ……! お、ぅ……!」
逸物が一往復する度、目がチカチカして頭に電流が奔る。
やっぱり、これこそが、これこそが俺の求めてた――。
「は、ぁぁぁぁぁあぁぁあっ――――!」
――絶頂。しかし、真奈の腰は止まらない。
「ひっ、ぐ――! こぉ、れっ――! すごっ……! あぁっ!」
――また絶頂。だが、やはり真奈は止まらない。
「……っ! ぁ――! ――ぅ! ――――!」
――絶頂に次ぐ絶頂。それは、先輩に調教された身体が、真奈に再調教されているようで……。
「ぐぅ……。京、ちゃん!」
――真奈の、声が聞こえる。
「愛、してるっ! 愛してるからっ!」
彼女の愛の告白で、子宮がきゅんきゅんしているのが分かる。
「だからっ、京、ちゃんも――」
真奈が何を言おうとしてるか、俺に何を言わせたいのかが分かる。だから……!
「愛、っしてる。俺も、真奈を、だから……! ちょうだいっ!」
――絶頂。絶頂。絶頂。
繰り返される絶頂に、気が遠くなってきた。でも、これだけは……!
「だからぁ、おれにぃ――」
最後の言葉まで言えたか分からない。
……貴女の、子種が欲しい、と。
――暗転。
「……ねぇ、ねぇ。京ちゃん?」
「んぁ……? ごめん、寝ちゃってた?」
「うん、それで……」
そんなことをのたまう、愛しい人の頭を撫でながら俺は言う。
「今度は真奈の番だろ?
あの時、高校で真奈に襲われた時から十年が経っていた。
俺と真奈は高校卒業後、九条先輩の会社に拾われ、そこで仲睦まじく働いている。
……まぁ、その仲に時々、九条先輩や、千鶴さん。それに他の人たちも入ることはあるけども。
思えば、妙なことから始まったこの関係だが、それでもいま、俺は幸せなのだろう。
「ほら、真琴、咲、佳奈。ごはんだよ!」
「「「はーい!」」」
……最愛の人と、愛する子供達に囲まれて暮らしているのだから。
こんにちは作者です。
本物語は、ここで一応の完結とさせていただきます。
ですが、気が向いたらもしかして番外編を投稿するかもしれませんので、その時はまたよろしくお願いいたします。
それでは、また。