「目の毒だ…」
オレは後悔していた。
ここは最寄りの大きな商業施設。
みはりの買い物に付き合わされてしぶしぶ来たのだが…
手を繋ぐ楽しそうなカップル。
腕を組んで体を寄せ合うカップル。
休日の大型商業施設はやたらイチャイチャするカップルが多いらしい。
昔は人ごみ自体が嫌で、どんな人がいるかなんてあまり気にしていなかった。
しかし人ごみに少し慣れてくると、それを構成している人間達の人となりを認識できるようになってきた。
これもある種の成長か。
イチャつく連中を見るとイラっと来るのもあるが、正直言って羨ましい気持ちが心の底でぐつぐつと煮えているのは否めない。
元男のオレだが、なぜか彼氏がいる。
勘違いから付き合い始めた桜田ゆうた君。
しかしせっかく彼氏がいるというのに、実はまだデートをしたことがないのだ。
周囲に内緒にしていることもあり、これまではこっそりと彼の家にお邪魔してゲームやセックスをするばかりだった。
もう何度もハメまくって気持ちよくなる触り方や動きを習得しているので、セックスの経験値だけならその辺のカップルにも負けていないはずだ。
しかし、まともに手を繋いだこともないのに、下半身で繋がりまくってるのはどうなんだ…?
これでは少年の教育にもよろしくない。
将来、彼が普通の女の子と付き合った時に、ゲームとセックスで女の子が喜ぶと勘違いさせたらオレの責任だ。
(よしっ、いっちょやってやるか!オレがアイツに女子とのデートをきっちりレクチャーしてやる!)
オレだってもみじやみよちゃんと一緒に出かけたことあるし、一応女子とのデート経験者と言ってよいはずだ。
帰宅後、オレは早速計画を練り始めた。
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次の休日、オレはゆうた君との待ち合わせ場所である最寄り駅へと急いでいた。
どんなコーデにするか死ぬほど迷ったせいで、時間ギリギリになってしまったのだ。
もうかなり寒い季節になっていたが、せっかくのデートなので可愛さ重視のミニスカートを装備した。
流石に丸出しだと寒いので、ニーソックスで膝までカバーしている。
この絶対領域でゆうた君を悩殺してやろう。
…絶対領域って死語か?
(しかし、駅で待ち合わせなんてすごく恋人っぽいよな…よし、この調子で今日はカップルがやることコンプを目指すぞ!)
ゲーム感覚でデートに挑む。
かろうじて残る男っぽいところだ。
今日向かうのは、人気の観光地のE島である。
海が見えてアクセス性も良い、絶好のデートスポットだ。
何とか待ち合わせ時間ちょうどに駅へと到着した。
先に来ていたゆうた君が手を振っている。
「ごめーん!お待たせ~」
「時間ピッタリだなぁ」
「エヘヘ、ちょっと服選びに手間取ってね…ねぇねぇ~今日の服、どう?」
くるっと回って、スカートの端を少し持ち上げる。
「お、おう…いいんじゃないか?」
ゆうた君が視線を落とし、オレの太ももの辺りをチラっと見たのがわかった。
絶対領域作戦はどうやら成功のようだ。
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(うへぇ~結構混んでるなぁ)
電車はかなり混雑していた。
今日は天気もいいし、郊外へと遊びに出掛ける人が多いのかもしれない。
この小さな体では吊革に手が届かないので、仕方なく銀色のポールを掴む。
この電車は最も停車する駅の少ない急行だ。
そのため、駅と駅の間隔が結構長い。
乗り降りする人も結構多く、とある駅で人の入れ替えがあった時にゆうた君が人波に流されて離れ離れになってしまった。
彼に合わせて移動したかったが、自分はポールの位置から動けない。
(仕方ない…少しの辛抱だ)
諦めて一人で電車の揺れに耐えていると、しばらくして何だか違和感があった。
(ん?なんか後ろの人、やたら体が近いな…)
いくら混雑していても、これまでは下半身にあまり何かが当たることはなかったのだが。
スリ…スリ…
(いっ!?これってまさか…)
今度は確信した。
明らかに腰周りを手でさすられている。
まさか自分が痴漢にあうなんて、想像もしていなかった。
想定外の事態にしばらく固まっていたのだが、そのせいでターゲットが抵抗しないタイプだと思わせてしまったようだ。
今度はスカートの上からお尻を撫で始めた。
(どうしよう、思いっきり触られてるぅ…)
周囲の人は気付いてくれないし、ゆうた君も離れてしまって助けを求められない。
自分で何とかするしかない。
(ダメだ…声が出ない…)
”この人痴漢です”という言葉は女性の最強の呪文であるらしい。
男だった頃は恐れたこともあったが、いざ自分が唱えようとしたらMPが足りなかった。
もし相手がいかつい怖そうな男だったら?
もし冤罪だと主張されて、男を陥れようとした自意識過剰な小娘だとなじられたら?
そんな想像をしてしまうと、全身が強張り、喉は何かがつっかえたように苦しい。
とても声を出す勇気など出なかった。
(痴漢されるってこんなに怖いんだな…)
ごちゃごちゃ考えているうちに、痴漢の手は露出した太ももを撫でまわすようになっていた。
ゆうた君のために用意した絶対領域は、彼より先に見ず知らずの男によって欲望のはけ口にされている。
(もう我慢するしかないか…せめて次の駅まで)
半分諦めて必死に耐える。
そんな諦観を察したかのように痴漢は行為をエスカレートさせ、遂にスカートの中に手を入れてきた。
パンツを直に触ってお尻を撫で、その肌ざわりを堪能しているかのようだ。
しばらくすると、今度は肉を鷲掴みにして揉み始める。
好き放題されて、屈辱感に唇を噛んだ。
(そうだ!ゆうた君にメッセージ!)
迂闊だった。
スマホで連絡が取れることに気付いていなかったとは。
急いでスマホを取り出しメッセージを打ち込む。
(頼む気付いてくれ~~)
送った後、彼の方をチラっと見たが、混雑に阻まれて気付いてくれたのかどうかはわからない。
その時、痴漢が更に大胆な行動に出た。
股の間をまさぐり始めたのだ。
(なぁっ…嘘だろ!?そこは…そこは絶対ダメ!)
内ももに手を這わせつつ、指で女の子の部分を撫でている。
(元男なのに声も出せないなんて…)
恐怖と恥ずかしさと情けなさで涙が滲んだ。
「こいつ、痴漢です!」
その時、大きな声が聞こえ、痴漢の手が止まった。
振り向くと、怒った顔のゆうた君が痴漢の腕を力強く握っていた。
「ゆうた君…!」
強張っていた全身から力が抜けた。
目の端から涙がポロっとこぼれ落ちたが、恥ずかしかったので慌てて拭った。
————————————————
痴漢は周囲の人に捕らえられた。
想像したようないかつい怖い人やあからさまな変態ではなく、むしろ清潔感のある若い男だった。
電車は次の駅に到着した。
このまま目的地まで乗っているわけにはいかないので、とりあえず痴漢や捕まえてくれた人達と一緒にここで下車する。
しかし電車を降りた瞬間、痴漢の男は掴まれていた腕を振りほどき、全力ダッシュで逃げ出した。
意表を突かれてその場の全員とも固まってしまい、反応できなかった。
数秒後、追おうとするゆうた君や男性達をオレは必死に引き留めた。
男性達に丁寧にお礼を言った後、オレはゆうた君の手を引っ張り、早歩きでその場から離れた。
「おいおいどうしたんだよ!アイツ捕まえなくていいのか!?それに警察にも通報しないと」
「だって、警察に事情聴取とかされたら大事になって家族も呼ばれて、私たちの関係…皆にバレちゃうでしょ?」
「う…そっか、そうだよな…」
本当ならあそこにとどまってすべきことが色々とあったのだろう。
それでもオレは、まだゆうた君との関係をおしまいにしたくなかった。
「私、悪い事しちゃったね…また別の人が痴漢にあうかもしれないのに」
「じゃあ俺が将来痴漢を2,3人捕まえて、帳尻合わせるさ」
「えーなにそれ」
二人で顔を見合わせて笑い合う。
「それじゃ行くぞ」
ゆうた君が手を差し出す。
まだオレが怖がってると思って、気を遣ってくれているようだ。
「うんっ」
彼の手を両手でギュっと握った。
そして、耳元に顔を近づけ囁く。
「さっきは助けてくれてありがとう。すっごくカッコよかったよ♡」
お礼を言い、彼に向けてニッコリと微笑む。
「お、おう」
顔を赤くした少年のはにかんだ笑顔がまぶしい。
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オレ達は本来の目的地であるE島へ行くのをやめて、偶然に降りたこの街を散策することにした。
時間を置かずにまた電車に乗るのは少し怖かったので、計画を変更したのだ。
そこはいくつかの路線が交差する大きな街だった。
少し雑然としているが、多くの人が行き交う賑やかさがある。
苦手な人ごみだったけど、彼と手を繋いで歩くと心強かった。
この前までイチャイチャカップルにはイライラと羨望を向けていたが、めでたく自分達もその一員となった。
この街には遊べるところがたくさんあった。
大きなゲームセンターがいくつもあり、はしごしてゲームを楽しんだ。
地元にはない大きなリサイクルショップを見つけ、掘り出し物の中古ゲームや漫画を探してフロアを歩き回った。
話の合う彼と、好きなものを見ながらアレコレ話すのは最高に楽しかった。
お昼はオシャレなカフェに入った。
値段が高くてびっくりだったけど、デザートに食べたパフェはとても美味しかった。
(あぁ…男の子とのデートめっちゃたのしー!デートしてるカップルってこんな楽しいコトしてたんだなぁ)
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昼食の後、目的もなくウロウロしていると、少し雰囲気の違う通りに出た。
ホテル街だった。
ゆうた君も気付いたようで、ソワソワしている。
(どんな所かわかってるな?マセガキめぇ~)
今日はデートでしたかったことをほとんどやり遂げた。
しかし、コンプするためにはあと一つ、やるべきコトがある。
「ゆうた君ちょっとこっち…」
「?」
ゆうた君を引っ張っていき、路地裏まで来るとスマホを取り出した。
ここは長年鍛えた検索スキルの見せ所だ。
地元情報に詳しいサイトへアクセスし、オレ達でも利用できそうなホテルを探し当てた。
「ねぇ、私歩き回って疲れちゃった…ちょっとそこで休憩していこうよ♪」
「えぇっ!?そこってラブホ…ってやつだよな?俺達が入ったらヤバイんじゃ…」
「だいじょーぶだいじょーぶ!いいトコ見つけたから!」
ビビッて尻込みするゆうた君を無理やり引っ張って、その場所へと向かう。
エントランスの前まで来ると、流石に緊張を覚えた。
オレもこういう所へ入るのは初めてだ。
背筋を伸ばしてできるだけ平静を装い、大人の扉をくぐった。
事前に調べた通り、ここのフロントは無人だった。
変な動きをして不自然にならないよう、できるだけ落ち着いて部屋を選び、できるだけ普通の速度で部屋まで歩く。
無事、自分達の部屋に辿り着いてドアを閉めた時、二人同時に「はぁ~~」と息を吐いて胸を撫で下ろした。
思わず顔を見合わせ、笑い合う。
一気に緊張が解けた。
今日はなんだか似たようなシチュエーションが多い。
ラブホの部屋は、思ったよりも普通の部屋だった。
ネット知識ではピンク色の照明にファンシーな内装のいかにもな怪しい雰囲気なイメージだったが、ここは普通の白い壁や木製のテーブルが普通の白いLEDに照らされているだけだ。
白と茶色ばかりで地味だが、良く言えば落ち着いた部屋である。
しかし、今まで見たことないほど大きなサイズのベッドだけは、ここが”そういうコト”をする場所だと主張していた。
オレが横向きに寝てもおそらくはみ出さないだろう。
巨大なベッドの端に二人でちょこんと腰かける。
「ふぅ~…今日は色々あったなぁ」
「ホントにねー。私たち、今日は悪いことばっかしてるね」
「ハハハ、確かに」
ニカっと笑うゆうた君に思わずキュンとする。
「それじゃあ最後にもう一つだけ悪いコト…しようね♥」
悪い笑顔でそう囁く。
ゆうた君がゴクリと唾を飲んだのがわかった。
彼の目を見つめる。
そのまま互いに顔を近づけ、唇を重ねた。
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オレ達は広い海原のようなベッドを自由に使い、高め合った。
髪。
首筋。
背中。
彼の触れたところが性感帯になった。
ゆうた君がオレの胸をふよふよと揉みはじめた。
こういう時、掴める程度のサイズがあって良かったと思う。
彼の指が胸の先端に実った果実を摘む。
「あっ…あぁん♡」
快楽が果汁のように絞られ、体の中にジュワっと広がる。
自分の乳首が一気に固さを増したのがわかった。
彼は乳首をこねて固くなったのを確認すると、周りの柔らかな肉ごとむしゃぶりつく。
「あぁっ!はぅぅ…食べちゃだめぇ…」
柔らかくて湿った舌が乳首をねっとりとこすり上げる。
舐めるだけでなく、時折、唇で挟んで刺激を与えてくれる。
乳首は限界まで尖り、敏感になっていた。
ゆうた君は次に耳を責め始めた。
耳たぶに軽くキスされて、耳の後ろに息を吹きかけられる。
「はうぅっ」
柔らかな刺激で脳が溶ける。
子宮がキュンキュンと疼き、ジワっと蜜を溢れさせるのを感じた。
既に興奮で息が荒くなり、ゆうた君にしなだれかかる。
彼にもオレが準備万端になったのは伝わったようだ。
「パンツ、脱げるか?」
「うん」
下着を脱ぐと、自分の女の子の部分はすっかりトロトロになっていた。
それを見たゆうた君はゴムを取り出す。
封を破る前に、オレは慌てて止めに入った。
「あっ待って!あの…今日はゴム、つけなくていいよ」
「えっ?いやいやダメだって!保健の授業で習っただろ?」
ゆうた君、意外と真面目なんだよなぁ。
やはり説得材料は必要なようだ。
「私ね、前に病気で休んでたでしょ?その関係で今ピルを飲んでるから妊娠しないんだ」
「ピル…?」
「妊娠しなくなる薬だよ。生理も軽くなったりするんだ」
スマホでピルについて説明したウェブサイトを見せて説明する。
半分は本当で、半分は嘘だった。
みはりに作ってもらった寒さを和らげるポカポカ薬。
冷える季節だしミニスカなので、今日もこの薬を飲んでいる。
実はこの薬には副作用がある。
初めて服用する時、一応副作用を説明する必要があるとのことでみはりから色々と説明を受けた中に、その文言はあった。
『…生理を軽くする効果あり。避妊の効果あり。まぁ低用量ピルみたいな作用ね。あっ、これ副作用なんだから生理を軽くする目的で使っちゃダメよ?それから飲み合わせもあるから他の薬を飲んでる時は~』
天才のみはりのことだ。
間違いはないだろう。
ゆうた君は話を聞いてもまだ半信半疑のようだった。
「う~ん、でもなぁ…万が一があったら…」
「ねぇお願い!私、今日のことを一生の思い出にしたいの…」
瞳をうるうるさせて懇願する。
オレの眼差し攻撃で遂にゆうた君も折れた。
「しょうがないなぁ…わかったよ」
「ホント?ありがと!大好き!」
ゆうた君に抱きつき、頬ずりする。
エヘヘとデレるゆうた君。
しめしめ、完全に落としたな。
————————————————
「じゃあホントに生で挿入れるからな」
「うん♡」
彼が下着を脱ぐと、それは姿を現した。
天を向いて屹立するそれを思わず見上げる。
(なんか最初の頃より大きくなってないか…?)
成長期だからだろうか。
初めて見た時は可愛らしいサイズだったのに、今見ているモノは以前より一回り大きい気がする。
その男性的な威圧感に見とれて、思わず唾を飲んだ。
「ふーっ…ふーっ…」
息を荒くして、彼のチンポをガン見する。
もう目が離せなかった。
(あ…ダメだこれ…完全に負けた…メスになるぅ…)
つよつよペニスを見せつけられ、オレは完全に屈服していた。
凌辱系のエロ本での男性器の扱いは、女性を犯し汚す悪いモノだ
しかし、今オレの目に映るそれは強い男性性の象徴、畏怖すべき対象だった。
言わば英雄…ヒーローだ。
メスのみが感じる、強いオスを目の当たりにした時の本能なのかもしれない。
(おチンポかっこいい…素敵♡)
チンポへの愛情が込み上げる。
我慢できなくなり、許可も得ないでその先端にキスをした。
「ちゅっ♡んちゅ…♡」
「おいおい、どうしたんだよ…?」
ゆうた君はちょっと困惑気味だ。
オレは今日、彼に何をされてもきっと受け入れてしまうだろう。
このおチンポ様にかしずきたくてしょうがない。
オレはチンポ王のメス奴隷になっていた。
「そろそろするぞ」
「きゃん♡」
ゆうた君に押し倒された。
ずしっとした重みを感じると、後頭部のあたりがふわふわする。
女の子はなぜ押し倒されると気持ちよくなるのだろう。
いや、凌辱系だと嫌がってるし、単に俺がMなのかな。
「もっと足開けよ」
「は、ハイ♡」
卑しいメス奴隷は命令通りに股を開く。
ゆうた君は開かれた股の間に先端をあてがい、そのままくちゅくちゅと動かして愛液と先走り液を混ぜ合わせる。
「あっ♡あっ♡」
入口を撫でられると焦らされているように感じ、穴がひくつく。
期待感で心臓がドクドクと痛いくらいに脈打っていた。
これはもう一つの初体験。
今から、本当の意味で女になるんだ。
「入れるぞ」
「あっ♡んんっ♡」
生チンポがぬるっと侵入してくる。
狭いはずのオレの女の子の部分は、無抵抗に彼を受け入れた。
(わっ…かたぁい♡)
固い生チンポを下の口で存分に味わう。
今回、二人を隔てる人工物の膜は無い。
これが本物の交尾だ。
ゆうた君が動き始める。
生の性器同士の交わりは、二人の出したぬるぬるの液が混ざったおかげかこれまでにない滑りの良さだった。
「うわっ…生ってヤバイ…」
「あぁっ♡あぁ…気持ちいぃ♡」
結合部はとろけて、まるで彼と一体化したようだ。
元々は遺伝子を混ぜ合わせる行為。
二人の境目が溶けあって、一つになっても不思議はない。
ゆうた君は快楽を貪るように腰を振り始めた。
彼は少女の体を犯していると思っているのかもしれない。
しかし、実はチンポを恵んでもらっているのはこちらの方だ。
少女の体は甘い香りと天使の声で少年を狂わせて、精液を搾り取ろうとしているのだ。
女の子はなんていやらしい生き物なんだろう。
自分がそのものになってよくわかった。
ゆうた君は吐息混じりに耳元で囁く。
「緒山の髪、めっちゃいい匂いする」
「はうっ♡」
「緒山の声、すっげぇエロい」
「あぁんっ♡♡」
「緒山…好きだよ」
「んん~~っ♡♡♡」
(ダメ、これダメぇ…耳で孕むぅ♡)
オレは脳イキしていた。
興奮で性欲がおかしくなり、滅茶苦茶に腰を振って彼の下半身に女性器をこすりつける。
彼にしがみつき、女の本能のままに少年の愛情と肉体を貪った。
「あーーっ!!あーーっ!!あぁーーっ!!!」
悲鳴にも似た嬌声。
もし彼の部屋でこの声を出していたら、ご近所に通報されているだろう。
「はぁ、はぁ、ヤバイ…そろそろ限界…」
彼の動きが速くなる。
こちらも脳が快楽で破裂しそうになっており限界だった。
「緒山!イクぞ!!」
「キて!キてぇ!!」
彼が体を何度も震わせる。
お腹の奥で熱い何かがじわっと広がるような感覚があった。
「~~っっ♡♡♡♡♡」
膣奥での生射精。
彼の遺伝子をたっぷり含んだ精液が、オレの子宮へと染み込む。
それをイメージした瞬間、強烈な快感が流れた。
後頭部を走る神経の束が焼き切れるような感覚。
体が勝手にのけぞり、ビクビクと震える。
世界の全てが乳白色の海となり、その中をふわふわと漂った。
気が付くと、オレ達は抱き合って互いに体を預けていた。
ゆうた君はフラフラだったが、何とか体を起こしてチンポを引き抜く。
結合部からトロっと精液が流れ落ちた。
生中出ししてもらった証を見て嬉しくなる。
オレは女として男を知ってしまった。
もう後戻りはできない。
————————————————
その後もオレ達は本能のままに交わった。
色んな体位で、何度も中出しセックスをした。
体力が尽きるまで、何度も。
コトを終えた時、二人とも心地よい疲労感の中で横たわっていた。
もう日が傾き、カーテンの隙間からオレンジ色の光が漏れ入ってきている。
その時、オレの携帯が鳴った。
(しまった!みはりだ!)
朝、慌てて家を出たので、どこに行くか伝える時間がなかったのだ。
『もしもしお兄ちゃん?まだ帰らないみたいだけどどこに行ってるの?』
「スマンスマン、友達の家に遊びに行っててさ~。夕食までには帰るから」
『へー、誰のお家?』
やっぱり来たか、この質問。
ゆうた君が小声で念押ししてくる。
「家族か?ちゃんと打ち合わせ通りに話を合わせるんだぞ?」
そう、オレ達は口裏を合わせるために事前に打ち合わせしてあったのだ。
いつもの仲良し女子達の名前を使うわけにはいかないので、アリバイ作りのための協力者を用意していた。
「みはり…お姉ちゃんの知らない子だよ。みなと君…千川君っていう」
『えっ!?お兄ちゃん男の子と遊んでるの!?』
「うるさいなぁ…別にいいだろ。ゲーム一緒にできるのは男子だけなんだよー」
『ふ~ん?まぁいいけど。その子と二人きりでゲームしてるの?』
「いやもう一人の男子と一緒に3人で」
『もう一人の子はなんて言うの?』
「あーもー今いいところなんだから切るぞ!じゃあな!」
『あっ!ちょっと待ちなさ』
無理やり電話を切った。
すぐにかけ直して来ないところを見るに、多分大丈夫だろう。
「何とか誤魔化せたか?」
「うん、みなと君に感謝だね」
「あいつなら信用できるから大丈夫だよ」
みなと君はゆうた君の行動の違和感からオレ達の関係に気付いたようだが、ずっと周囲に黙ってくれていたらしい。
それで結局ゆうた君から秘密の交際について改めて話して、アリバイ作りに協力してもらうようにしたのだ。
「今度、みなとくんにお礼しないとね♥」
そう言って、ペロッと舌なめずりをした。
ゆうた君に気付かれないよう、夕焼けに染まる窓の方に顔を向けながら。
(完)
お読みいただきありがとうございました!
こんな妄想のネタを提供する緒山が悪いんだぞ…