第1章 第一特異点 A.D.1431 邪竜百年戦争 オルレアン 副題「竜の魔女」
第3節 淫猥なる異端審問
凌辱回:ジャンヌ・ダルク
【推奨BGM:聖辱】超昂神騎エクシールより
――コンピエーニュ包囲戦とは。
1430年5月23日、フランス王国とイングランド王国・ブルゴーニュ公国連合軍の間に起きた戦いである。連合軍の攻撃からコンピエーニュを守りきったフランス軍の勝利に終わったが、援軍として駆けつけたジャンヌはブルゴーニュ公国軍の捕虜になってしまう。
当時は敵の手に落ちた捕虜の身内が身代金を支払うことで身柄の引き渡しをするのが通常だったが、ジャンヌが忠誠を誓うシャルル7世が身柄の引き渡しに介入することはなかった。
水面下ではイングランドとブルゴーニュが交渉を行い、フランス人司教ピエール・コーションがイングランドの要人ベッドフォード公とヘンリー・ボーフォート枢機卿と相談、最終的にイングランドが身代金を支払うことで身柄を引き取った。
そして、このピエール・コーションがこれら一連の交渉事と、その後のジャンヌの異端審問に重要な役割を果たすことになる。
1431年1月9日、イングランドの占領統治府が置かれていたルーアンで、ジャンヌ・ダルクの異端審問裁判が開始された。しかしながら一連の訴訟手続きは異例尽くしのものだった。
ジャンヌの裁判に於ける大きな問題点としては、審理を主導した司教コーションが当時の教会法に従えば、司法権を有していなかったことが挙げられる。コーションの審理は、この裁判を開いたイングランドの意向に完全に沿ったものだった。
ジャンヌに対する証言の吟味を委任された教会公証人のニコラ・バイイも、ジャンヌを有罪とするに足る証言・証拠を見つけることができなかった。物的証拠も法廷を維持する法的根拠も無いままに、ジャンヌの異端審問は開始された。また異端審問裁判で定められた手順では、ジャンヌは教会の罪人として修道女など女性の監視の下で監禁されることになっていた。しかしイングランドはジャンヌを世俗の罪人として扱い、イングランドの男性兵卒をジャンヌの監視役の任に就けた。
当時、異端の罪で死刑となるのは、自らの異端を悔い改め改悛したあとに再び異端の罪を犯した 時だけだった。ジャンヌは改悛の誓願を立てた時に、それまでの男装を止めることにも同意していた。そうして女装に戻ったジャンヌだったが……
「ぅむぅぅううううううううううぅうっ!?」
突如として口の中で弾ける――生暖かい粘液。
(な、なにを……うっ、く、臭い……そ、それに……に、にがぁ……う、ぐっ)
……その日。ジャンヌは独房の中に押し入ってきたイングランド人の男たちによって乱暴に衣服を引き剥がされると、そのまま性的な奉仕を強要された。口内に捩じ込まれた男のペニスに、ジャンヌは声にならない悲鳴を上げる。
「うるせぇなぁ! 黙ってしゃぶれよ!」
ゴスッ!!
「むごぉっっ……!!」
無防備な腹を蹴り上げられて、胃の中身をぶちまけそうになるジャンヌ。しかし、肝心の口は男のペニスで塞がれ、悲鳴すら吐き出せない。
「ちょっ、お前蹴りはねーだろ!? 俺の噛み千切ったらどーすんだ!?」
「おいおいビビリかよ? そんなに怖いなら抜けばいいだろ?」
「いいかテメエ。噛んだら承知しねーからな。ボコられたくないなら、しっかりしゃぶれや」
ゴツゴツとした拳をジャンヌの目の前で握り締め、彼女を恐怖のどん底に陥れようとするイングランド人の軽薄そうな男。しかしジャンヌは怯む様子も怯える様子も見せずに、強い意志の宿った瞳で自らを取り囲む男たちを睨みつける。
「んんぅぅぅ……っぱぁっ! こ、こんな馬鹿げたことはお止めなさい! 異端の罪を犯すつもりなので……うぅっっ!」
「異端者はテメェだろうがよぉ! テメエみたいな魔女なら、喜んで火にかけてやる!」
「むごぉっ!?」
ジャンヌの頭を掴み、強引に前後させる軽薄そうな男。強引に捩じ込まれたペニスに口の中を犯され、喉の奥にまで入り込もうとする肉棒に、彼女は身悶えした。
「おごぉっ、んぶぅっぼぉっ……おげぇっ……げぇっ……んぶぅっんんぅうううっ!!」
ジャンヌを囲む男の数は一人や二人ではない。その内の一人が、はちきれんばかりに勃起したペニスをジャンヌの臀部に押し付ける。
「犯すぞ! 俺は、今からあの魔女を! 散々好き放題してくれた魔女を犯してやるんだ!」
背の高い男は、ジャンヌの細い腰を両手で鷲掴みにして、一気に腰を突き出した。
ずぶぅっ!!
「んんぅぅぅぅぅ~~~~~っっっ!!」
無惨にも、容赦なくジャンヌの膣内に、男のペニスが挿入された。初めての、濡れてもいない腟内に、前戯もなしに勃起した男根を無理矢理捩じ込まれれば、快感など生じようがない。下腹部に走る苦痛と不快感に思わず声を漏らすジャンヌ。
だが、ジャンヌがいくら拒絶の声を上げたとしても、俺たちは悪しき魔女を罰しているんだ、という歪んだ正義感に囚われた男たちに、その声が届くはずもない。
「こ、これがジャンヌ・ダルクのオマンコか! す、すげえ、あの魔女を本当に犯してるのか!」
「うぐっ、あ、くうぅ……! や、やめっ、ぬ、抜いて下さい……! むぅぅうっっっ!?」
「はっ、はっ、はっ! だ、誰が抜くかよ! お前に殺された仲間の分まで、苦しめてやる!」
背の高い男の下腹部がグルグルと強い熱を持つ。そのまま串刺しにして彼女の中身を全て突き破ろうとでもいうかの様に、一際強く、肉棒がジャンヌを刺し貫いてくる。乱暴に破かれた処女の血が、彼女の太ももを伝い落ちる。
「いっ……っ! やっ、やめっ、あ、あ! お願いですから、も、もうやめてください……!」
ジャンヌの懇願の言葉など、彼女を犯す男たちを昂奮させる要素にしかならない。
「むぐぅっ!? むぅっ! っぱぁっ! やめぇっ! くさいぃっ! むぐぅっ!?」
「騒ぐんじゃねーよ! おらぁっ、お前の大好きなチンポだぜ! 喉の奥までくわえやがれ!!」
「おげぇっ!? ぉっ……ぉ゛っ……!!」
再び、喉の奥までペニスを突っ込まれ、思わず吐きそうになるのを必死に堪えるジャンヌ。そして、そんな彼女の姿を見ると、男たちの加虐心が勢い付いてますます盛り上がる。
「むぐっ!? むぅっ……うぶぅっ!? お゛っ……う゛っう゛ううう~~ぅ!!」
一刻も早く、この悪夢が終わってほしいと願いながら、何度も体の中を前後する二本のペニスを受け止め続けるジャンヌ。
「んぅっ! あっ……んぐっ……んっ! あっ……あぐぅっ……! んんんっ……!」
ずぶぅっ、ぱんぱんぱんぱんっ!
怒り狂ったように、後方から激しいピストンを繰り出す背の高い男。ジャンヌの腟内を勃起ペニスが激しく前後して、膣壁とカリが強く擦れ合う。背の高い男はジャンヌの反応を無視して、一方的に両手で掴んだ彼女の尻を動かしている。
――完全にモノ扱いだった。まるでオナホールの様に、ただただチンポを扱くための穴。
「よし! まずは一発目だ! しっかりと出すまでオマンコに力を入れろよ!」
(えっ……!? だ、出すっ? 出すって! 出すって!? まさか、まさかそんなっっ!!)
ずぶっ! ぱんっぱんっ! どちゅっ!
さも当然とばかりに、男たちは腰の速度を速めていく。防ぎようのない異性のピストンを、ジャンヌは丸出しの胸を揺らしながら受け続ける。
「い、いやぁっ……や、やめ……やめ……! 中に出したら、こ、こ、子供が……!」
いくら拒絶の言葉を並べたところで、男たちの暴行を止めることは出来ない。背の高い男のペニスが何度も彼女の子宮口まで突き、いつの間にか溢れていた粘液の立てる生々しい水音が、彼女の独房の中に響き渡る。
「その心配はいらねえよ! そうなる前にテメエは処刑されるんだからなぁ!」
ずぶっ、ぱんぱんっ、どちゅっずんっ!
「うぐぅっ!? むっ……むふぅっ! んぅっ! んじゅるぅっ、んっ、んぶっむぅっ……!」
ずぶっ、ぱんぱん、ずぶっずぶっ!
「おおっ! 締まりがよくなってきたぞ! あと少しでイきそうだ! おらっ!!」
「むぐぅっ! もごぉっ……ぉっ! ぉおっ! うぶっ、んんっ、じゅるぅっんじゅつぅっ!」
「はっはー! 美味いだろう? 前も後ろもチンポで埋め尽くされて最高の気分だろ!?」
「孕め! 孕め! 孕め! 穴を引き締めろよ!! 今、一番濃いのを出してやるからなぁっ!」
「むぐぅっ!? んんっ! んふっ!? んんぅっ! んぅううううぅ~~~~っ!」
どぴゅっ、びゅるびゅるっ、どくっ!
捩じ込まれたペニスの先端から迸る熱量に、ジャンヌは思わず青褪める。
(だ、出され……ほ、本当に……私の中に……こんな……ことが……許されるはずがっ!)
今更遅いが、それでも注ぎ込まれる精液から逃れようと、ジャンヌは必死に手足を動かす。だが屈強な男たちから逃げられるはずもなく、ジャンヌの口内と膣内にドクドクと特濃の精液が溢れんばかりに注がれていく。
「はあっ、はあっ……へへへっ……一週間は溜めた精液だぜ……存分に味わえよ?」
「おっと、抜かせねえぞ? おらっ、しっかりと俺の残り汁も……ぉっ、おおおぉぉ……ッ!」
どくっ、どぴゅっ、びゅっ、びゅくぅっ……!
「んんんんぅぅぅ~~~~~っっ!!」
ジャンヌの頭を両手で乱暴に掴んだまま、まるで用を足すように残った精液を流し込む軽薄そうな男。粘膜の隅々まで流れ込む不快感に、体の芯まで満たす白濁の熱量。同じ人間とは思えない悪魔のような所業に、久方振りに口腔を解放されたジャンヌは非難の言葉を口にする。
「はあっ……はあっ……こんな、ひ、ひどい……あなたたちこそ……本当の悪魔です……」
「あぁん? まだテメエの立場が分かってねえみてえだな?」
「ヒヒヒ、今度は俺の番だ! 魔女めっ! 休めると思うんじゃねぇぞ!」
ずぶぅっ!!
「あ、ひうっ!? うぐううぅぅ!」
「うひひひひーーー! これがあのジャンヌ・ダルクのオマンコか! いい締まりじゃねえか!」
「あ、な、なんですか、これ、ぇぇ……! お、奥まで入って、あっ……あぅっ……!」
「へへへっ、俺のチンポは細いけど、その分長いのが自慢でよぉ、コイツでヒーヒー言わせてやるよぉ! おらっ!」
細身の男の言う通り、細長いそれは、ジャンヌの腟内奥深くまでグリグリと侵入し、中の粘膜を長いストロークで擦り立てていく。痛みと共に奥深くに侵入する鬼頭の感触。男の肉棒が、自分の中を何度も往来する感覚。そこにジンジンとした痺れも感じた。
「あっ……あぅっ、んんっ、はぁっ、あっ、い、いやぁ……あっ、んっ、んんぅうっっ!」
休みなく一方的に襲う粘膜への刺激と圧迫感。だが、それを何度も繰り返す内に、頬が紅潮していき、息は荒く、声に艶が出始めた。度重なる快楽に体が痛みを快楽へと変換し始めていた。
「あっ……ぅうんっ、はぁっ……ぁっ。ん、んぅっ……ぁっ……あっ……んんぅっ!」
(ど、どうして、ぇ! か、体が熱く、なってきて……! こんなこと、嫌なはずなのにっ!)
「これで子宮口をズンズンって突いてやると、どんな女もアンアンと喘ぐんだぜ、ヒヒ」
男のペニスがより深く、ジャンヌも入ると思っていなかった部分まで侵入を果たす。
「ほーれほーれ、こんなところまでチンポが入るんだぜ? ヒヒヒヒ……」
「あっ、ぁ、そ、そんなところ、までっ……い、入れない、でぇ、くださいぃ……! あぐっ、ああっ……! うぐぅ……!」
「へへへ、ここが一番奥かな? 子宮口を小突かれる気分はどうだぁ? なぁ、聖女サマよぉ?」
男の蛇のように細く長いペニスの鬼頭に、子宮口をグリグリと刺激されたジャンヌは――
「ん、んんぅっ……んあぁっ……んんんんっ!」
びくぅっ!
「おっ、イッた! 今、この女イキやがったぜ!」
「やっぱ魔女は違うなぁ? 無理矢理犯されてるのに、感じるなんてなぁ?」
「ちっちがっ、い、今のはぁ……んぅっっ! ちがぁっ、感じてなんてぇっ! ちがぁっ!」
背筋を何度も駆け抜ける快感。相手の言葉を認めたくないと思えば思うほど、意識がそちらに集中して、ますます体が痙攣してしまう。
「ヒヒヒ! 何が違うんだよ!? さっきから俺のチンポで痙攣してやがるじゃねえか!」
ぱちゅっ! ぱんぱん! ぱんぱん!
「あっ、やぁぁっ、あ、あ……ひゃめ、やめて、くださいい……あ、あっ……そんなとこ……」
「うはっ! こんな顔をした女が聖女様とかフランスの奴らは冗談がうまいぜ!」
ペニスで強く貫かれる度に、顎が上がり、媚びたように甘い声を上げてしまう。
(どうしてっ……お腹の奥……突かれるだけで、こんなに……か、体、熱くなって……)
「あううううぅぅ……! んんっ、ん、そこ、そこ、やめ……! あっ、あ、あ、あ……! お、奥に、入って、ぇぇぇ……あ、あ……んあっ、あっ! あ、ひぅっ……!」
「くっそ! キツイマンコしやがって! も、もう限界だ! おらおらおらっ! 受け止めろ!」
「あ、うぐっ! 駄目、駄目ぇ、あ、あっ! いやあっ、あ、あ、速く、しないでぇ!」
ストロークが速く短いものに変わり、ジャンヌの腟内の粘膜が肉棒に高速で擦り上げられる。
「くうっ! 出るぞ! 中に出すぞ! おらっ! 孕め! 孕め! 孕め!」
「あっ、あ、あっ! いやぁぁぁ! な、中に、出さないでぇぇ! い、いっ、いやぁぁっ!」
「おらっ! へへへ、ここなら孕むだろう……よっ!!」
細身の男は最後の一撃とばかりに、最奥へとペニスを捩じ込み子宮口と密着させた。
どびゅるるる! ぶびゅっ!
「あああぁぁぁぁあああぁぁぁ!」
腟内でビクビクと痙攣しながら、精液を吐き出しているのを感じたジャンヌは、悲鳴混じりの嬌声を上げた。
「ぷはっ……! くーっ、すっげー出たー! これがあの魔女のマンコか! ヒヒヒヒ……」
「はあっ……あ、ああああ……もう、やめて……やめて、ください……」
「ぐふふ! やめるわけがないでしょ? ほらほら、次は僕の番だ!」
「あ、あ……もう、いやぁ……」
次から次へと男が代わる代わる自分を犯していく。
いつ終わるのか、速く終わってほしい。そんな彼女の思考は一瞬で吹き飛んだ。
「……………………え?」
仰向けに押し倒されたジャンヌの体に覆い被さったのはブクブクと太った醜い巨漢の男。
「あぐっ!? う、ぐぅぅうぅぅ……!」
メリメリ……っ
それは今までとはまるで別物だった。ジャンヌの手首ほどはある極太のペニスが、歪に膣穴を無理矢理広げて突き刺さっていた。呼吸が出来ないほどに喘ぎ、聖女の名に相応しい美少女然とした整った顔立ちが歪むほどの激痛だが、巨漢の男は対照的に醜く笑う。
「ぐふっ、ぐふふふ! あのジャンヌ・ダルクを犯せるなんてぇぇ! くぅ~~、これだけで出そうだよぉぉ!」
「ひぃっ……!」
太っただらしない体躯に、薄い髪、下卑た薄汚い笑み、微かに漂う悪臭と、巨漢の男は到底、女性に好かれる容姿をしていない。清廉潔白、常に公明正大であろうとする高潔な精神を持つジャンヌですら、この男に犯される未来に、恐怖による冷や汗が流れた。
「おねが、お願いです、考え……考えなおしてくださいっ!」
「ぐぶぐぶ、僕が絶対に気持ちよくさせてあげるからね……ぐふふ……」
男のペニスが乱暴に膣穴を抉じ開けながら、遂に前後に動き出した。ジャンヌが激痛に喘ぐ。
「ああっ! あ、あ、あぐうぅぅ……! う、動かない、でぇ、ください……!」
「ごめんね、僕のチンポでっかすぎて、風俗でも断られるぐらいなんだ……でも、その分、慣れたらきっと気持ちいいよ。なんたってこれだけでかいんだから♡ ぐふふ、ぐふふふふ……」
「こんな、ものぉっ! き、気持ちいい、はずが……!」
「ああ、もう……うるさいなぁ……そんな悪い子にはお仕置きが必要だよねえ♡」
パァァァン!
「あっ――ぐぅぅぅ!?」
辺りにジャンヌの尻が思い切り叩かれた快音が響く。
「げへへ、体は小っちゃいのに、乳とケツはでっかいなんていやらしいね♡ これは叩き甲斐があるなぁ♡ そーれっ♡」
「あぁぁぁっ! あ、うぐっ! ぐぅっ! ああ、や、やめぇえ! きゃん!」
パァァァン! パァァァン! パァァァン!
激しく叩かれる度に臀部の脂肪が波打ち、腰が何度も跳ね、真っ赤に膨れ上がり始めた。
「やんっ! きゃんっ! あううっ!」
「ぶひひ……叩く度に、オマンコがキュンキュン締まって最高~♡ ……あれ?」
男が異変に気付く。腟内が先程までよりも明確に熱くなり、そしてヌルヌルとした藍液の量が増えていた。
「あはっ! さっきよりも濡れてきたよ! あっはははは! 感じちゃったの!? フランスの聖女様って変態なんだなぁ!」
「あぐっ、ううっ……! ち、ちがっ……これは……あ、ああ、ああぁぁ……!」
ゾクゾクと背筋が震えていた。それは刺激から体を守るための保護かもしれない。しかし、被虐の趣味に濡れた可能性もある。最早、ジャンヌにもそれは判断できなかった。
「ちが、いますぅぅ……うぐっ、わたし、本当に……そんなっ……!」
「いいんだよ、聖女サマ♡ いーっぱい僕が気持ちよくしてあげる♡ それっ♡ それっ♡」
パチン! パチン! パチン!
腰を動かしながらも、まるで太鼓のようにリズミカルに尻が叩かれ、ジャンヌが嬌声を上げる。
「あっ、ああんっ! やめ、あっ! 離し、て、くださ……! あっ! あ、あ!」
「ヒヒ……あんな奴に犯されてるってのは腹立つけどよぉ……尻叩かれて感じてる無様な姿を見れるのは最高の気分だぜ」
「あ~、速く俺の番にならねぇかなぁ~。俺も沢山尻を叩いてみてぇなぁ~」
好きでもない男に抱かれ、尻を叩かれ、そして感じている様を何人もの男に観察される。どこまでも惨めで、情けない自分の姿に、城塞の如き鋼の自尊心に傷が入る。
「ふっ、ふっ、ふっ! ふっ、ふっ! あ~~~、聖女様のオマンコ最高~♡ キツキツのヌルヌルで気持ちいいよぉ~♡ あ、あ、もう、無理、出る、出る! 聖女様、中に出すよ!」
「も、もう、あんっ、あっ、やめっっ! あ、あ、も、もう精液、いやぁ! 出さないでぇ!」
「孕め孕め孕め孕め孕め孕め孕め孕め孕め! 僕の精液で孕め~~~!!!!!」
どぷっ! ぶびゅるる! どぷっ! どくんどくん! びゅくっ! ぶびゅー! びゅるるる!
「あっ、あっ、あっ……あ、お腹熱い……! ま、また中、中、出されて……!」
今までとは全く違う、精液の量、そして濃さに恐れ慄く。どさり、と巨漢の男がジャンヌの上から退けると、凄まじい量の精液が溢れ出てきた。下卑た笑みでそれを見ていた男たちが、次々と彼女の体を覆い隠していき……
☆
「フォウ……? キュ、フウウ……?」
「……!? 今の、夢は……!」
はっ、と体を起こす。額に流れる汗を拭った立香が声のした方に視線を向けると、そこには心配そうにこちらを見つめるフォウの姿があった。
「ミュー、フォーウ! キャーウキャーウ!」
「……心配してくれたのか?」
「フォーウ!」
立香の問いに一つ、フォウは大きな鳴き声を上げた。
「おはようございます、先輩。そろそろ朝御飯のじか――きゃっ!?」
「キュウゥゥゥ……」
「ごめんなさい、フォウさん。避けられませんでした……でも、朝から元気なようで嬉しいです」
朝の挨拶をするマシュの顔面にフォウが正面から飛び込んだ。額と額が激突し、そのまま下にずり落ちたフォウを胸元に抱えたマシュは、痛そうに額を抱えるフォウの頭をよしよしと撫でる。
「先輩も。昨夜はよく眠れましたか?」
「あまり眠れなかったな……」
「……そうですか。しかしもうすぐ朝御飯が出来るのです。眠気は忘れてシャッキリしましょう」
そう言って、他の仲間たちの下に向かうマシュの後ろ姿を見ながら立香は呟いた。
「今の夢は……生前の、ジャンヌの記憶なのか?」
霊体であるサーヴァントは夢を見ない。しかし、霊的な繋がりを持つマスターとサーヴァントは睡眠時に互いの記憶層に迷い込むことがある。これにより、互いの過去の記憶を夢として見る場合がある、と教えられた覚えがある。
故に立香は、今の夢が、ジャンヌの生前の記憶なのではないか、と予想を立てた。
「……竜の魔女、か。彼女が、この国を滅ぼそうとする気持ちも分かるような気がするな」
こんな過去があれば、自分を見捨てた国に復讐の一つや二つ、したいと思うのは当然だろう。