プロローグ Hイベント:オルガマリー・アニムスフィア
――――正直なところ。
わたしには、荷が重い仕事だった。
三年前、父を失ったわたしは学生の身でカルデアを引き継ぐ事になった。
そこからは毎日が緊張の連続だった。
魔術協会の総本山『時計塔』を統べる12のロードの一角、アニムスフィア。
その名を背負うには、わたしはあまりにも才能が欠けていた。
心身共に余裕が微塵もなく、カルデアの維持だけで精一杯だった。
そんな時、カルデアスに異常が発見された。
これまで保証されていた百年先の未来が視えなくなった。
協会やスポンサーから非難の声は山のように届いた。
『一刻も早い事態の収束を』
それが、わたしに課せられたオーダーになった。
マスター適性を持たない私は、数えきれないほどの陰口を囁かれてきた。
生まれてからずっと、ただの一度も、誰にも認めてもらえなかった。
今度こそ。このオーダーを達成すれば、誰かがわたしを認めてくれるかもしれない。
そう、心に思っていたのだけれど……
「んっ……ぁっ……はぁっ……♡」
二人分の体重により、ベッドが小さく軋む。
「深呼吸して。ゆっくり……落ち着いて」
「え、え……っぁ……」
青年は、少女の肌をゆっくりと撫でる。
「あ、あの、私、こういうことは……その、初めてだから、その……」
「安心してほしい。キミも気持ちよくなるようにするからな」
「うん……っ、ぁ、んっ……」
自分でもあまり触れていないのだろう、乳房を手の中で転がされて、少女の吐息が熱くなっていく。
「あ、あ、んく、ぅっ……ふじ、まる……っ……」
「綺麗な肌をしてるな……痛くないか?」
「っ……ぁ、え……ええ、それは、ぜんぜん、っ……」
指が桜色の突起を掠めて、少女は小さく背筋を震わせた。
「じゃ、少し本格的に行くぞ」
「んっ、ぁ、は……ぁ、っ……あ、あ、え、ええ……ん、んんっ」
肌と肌を馴染ませるように、手が柔肌を揉みしだいて、じわじわと感度を上げていく。
「……いいか?」
「……っ」
目が合って、手が頬にかかる。
こくん、と頷いた少女に顔が近づいて、唇が重なった。
「ぁ……ん、む……っ、ん……は……ぷ、っ……」
くちゅり、と音が立つ。
唇が、片方は遠慮がちに、もう片方は探るように、お互いを食むように絡み合う。
「あむ……ん、ん、ふ……ん、っ……」
手付きに促されるまま、少女が顎を少し上げると、その首筋を節榑立った指先が撫でる。
「ん……っ……! ぷぁ……っ、は、ふぁ……っ……!」
少女の肌に、鮮やかな朱色が混じっていく。
白い肌、白い髪。その中に入り交じる朱色の対比が少女の体を撫でる青年をより昂奮させる。
紅潮して行く頬を、首筋を、鎖骨の上を、なぞるように舌が滑っていく。
「っ……ぁ、そ、んな……っ、んんっ、は、ぁ……っ、あぁっ……!」
少女は必死に声を抑えようとするが、触れられる感触が未知なせいなのか、それができずに身悶える。
「っ……ん……っ、ぁ、ぁ……」
するすると、撫でる指先が体の中心へ滑っていく。
動きは緩やかに。スキンシップの延長線だと言い聞かせるように触れていく。
「っ、ぁ、ふ……ぁっ……! あっ、藤丸……っ、そこ……」
「もう充分みたいだな。マリーのココ、どろどろだ」
「っ、え、そ、そんなに……? わ、わからない、けれど……」
「ほら、力、抜いて」
「っ……、あ、は、っ……~~~~~~ッ……!」
指がぬるりと秘部に入り込み、少女の身体に震えが走った。
「っ、ぁ、んはぁ、っ……! か……身体の、奥……っ、入って、きたぁっ……」
「っ、緊張はしてるが……大丈夫そうだな。ほら、っ……」
「っく、ぁ……っ、はぁっ……! んくっ、ぁ、なん、だか……あたま、痺れて……っ」
くちゅくちゅと響く水音が大きくなり、それに伴い少女の身体も大きく乱れていく。
「……リラックスして。深呼吸。大丈夫だから――――」
「……っ、んんっ、は、ぁぁっ……! あ、あ、ああぁッ……!」
どろりと溢れてきた蜜を、指に絡めてクリトリスに塗り込むと、媚態を抑えきれなくなって腰が跳ねる。
「っ、あ……は、あ、あふぁ、んっ……! ふじ、まる……あ、あ、も、もうっ……!」
「ああ。イッてくれ。そら……!」
「……ッ、あ、んくうううっ……! ふぁっ、あっ、ん、ぅぁっ、あああーーっ!」
何故、こんな状況になったかというと――――