誇り高き竜狩りの民であるボクたちが、つよつよ過ぎる雄様に角を折られてデカ乳ぷにあなに変えられてしまい肉輪躾けで大惨敗♡ 最高のマゾアクメヴォイスを、おおいに奏で尽くしちゃうヤツ 作:デイジー亭
「征くぞ、ケルマ」
「うん、マオ」
言葉は短く、断ち切るように……鋭利なる剣の声が、ボクのスイッチ。森にぽっかりと空いた広場……どころではない。ここは玉座だ、力ある竜の。集落より広い面積。赤茶けた土の色に、きらきらと煌めきが混じる……その正体は砂が灼け溶けて、冷えて固まった物。あまりの熱量を浴びて硝子と化したそれが、かの存在の住居を飾り立てる。
「矢筒は?」
「万全」
「精霊は?」
「昂ってる」
だがボクの頭は冷え冷えと冴えわたっている……それを助長するような、わかりきった問いかけに答える。いつものルーティン……ボクたちはいつもこうしてきた。彼の声が染み入るたびに、世界が色を失っていく。ずしりとした背中の重みも、羽のようにふわふわとし始める。
「ならば……おお、猛き焔の化身!」
「カルミアとアオルスを討ち果たした、強く気高い汝。今こそ我らは、戦いを挑む」
「我が名はマオ!」
「ケルマ」
竜狩り人の流儀に、不意討ちは無い。誇りと共に名を告げる……相棒に続きボクが名乗ると、鳴動し始める地面。ずん、ずん……と重々しい響きが戦いの予兆を奏でる。来る……強き竜が。我らの誘いに対し、身を隠すようでは竜とは言えぬ。そして……かの存在は姿を現した。
『ギャラるホるン』
「やはり、古竜か……何という雄々しさ」
「人語まで解するとは、やれやれだね」
『雑リュう共ト一緒二スルな。我コソは、焔ノ化身。祖ヨリ賜リし
竜とは、年を経るほどに強くなる……成長を止めぬ身体は小山のようで、年輪のように鱗は分厚く。そして知性の煌めきは、今までに拝んだことが無いほどに澄み渡っていた。巫女たちは敗者故、その戦ぶりを口にすることは出来ぬ。それは恐怖から? 否……敵の情報を事前に得るなどという惰弱。ゾマケーマには許されぬ!
「貴様の角を捧げよう。祖霊に」
「そしてボクたちが敗れた時には、貴様が得るがいい」
『クカかッ。おオ、何ト懐カシイ。強者タチよ……数百年ブリに圧シ折ッテクレよウ』
その瞳に宿った、懐かしむような輝き。かつてこの竜は見たのだろう……我らと同じ勇者と賢者の姿を。鋭い牙の間から漏れるため息に、ちろちろと炎が混じる。興奮しているのだ……強き故に。強者とは、雌以上に雄を昂らせる。お眼鏡には敵ったらしい……あとは、踊るのみ!
「さぁ……勝つか負けるか! 全ては我らの積み上げた研鑽の結果! 神よ、御照覧あれ!」
「我らの煮える血の滾りを! 奏でる戦の音色を捧げる!」
『ごぉッ……ギャァ゛ぁ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ!!!!!!!!!!』
そして開戦を告げるのは、我らの間を断ち切る奔流。赤を超え、蒼を凌駕し真白に輝く竜の吐息。咆哮と共に放たれた身を炙るそれを躱し、戦火に身を投じる。ああ……我が勇者よ。キミとなら、どこまでも羽ばたいて魅せる。だからボクを導いておくれ……竜の吐息より勇ましく吼え猛る、強き我が太陽よ。
◇◇◇◇◇
「貴様らがゾマケーマか」
「儂らに何の用かのぉ? 強き者よ」
「交易かな? オーガであるのに、商魂逞しいことだ」
……人語を解する。しかも言葉の流暢さと来たら、我らと変わらぬほど。この時点で、呪印が飾りという線は消えた……対話を試みた我が太陽の、判断は正しい。雄たちが武器を構えて取り囲んでも、その威圧感はカケラも揺るがぬ。身長は二メルトルと……五十サンチはあるか。見上げると首が痛いほどに、その鬼人の威容は天を衝いていた。
「ふむ? 商談と言えば商談だな、まぁ我は金など持たぬが」
「それは儂らも同じことよ。竜の牙と爪以外に価値のある物は無い」
「つまり、キミの目的は果たせないということだ……大人しくお帰り願うよ」
「いやいや、それは困る。我とて、暇な訳ではない。むしろ生き急がねばならぬのでな!」
ガハハ、と笑うその姿は飽くまで自然。突きつけられた
「……高位鬼人が何の用じゃ。竜でも狩りに来たかや?」
「ふぅむ、それもソソるな」
「「「……ッ!!!」」」
「若者たちをからかわないでもらえるかな。キミの目的は多分違う」
だが我が太陽の言葉への返答に、その震えが止まる。竜をゾマケーマ以外に狩らせるわけにはいかぬ……我らが狩らねば、雌となった者は宙ぶらりんのまま。生きる意味を失った、屍の如き存在になってしまう……この地における禁忌を犯したならば、集落が滅んだとしても応報せねばならない。
「この集落で最も強き者……勇者をここに」
「生憎今は不在にしておる」
「まぁ、そうであろうな……こやつらの中に居ると言われたら、呆れて帰っておったわ」
「何だとッ……!」
許さぬのだ……その者も、その家族も集落も。陰惨なる報復を重ねた結果、我らの縄張りに手を出す者は居なくなった。そしてこの者がそれをせぬ理由は違う、求めている物は恐らく……やはり。鬼人が求めるのは強き者。それも、明瞭に差がわかる亜人を好む。我らのように、竜と武を比ぶる民は他には居らぬが……どの種族にも種族の誇りたる、勇ましき益荒男は存在する。
「挑発に乗るでない。強き者は安い戦は買わぬ」
「買ってくれても構わんぞ? 我は一向にかまわぬ」
「……儂が雄だった頃ならば、喜び勇んで買っておったじゃろう。この者らにはちと荷が重い」
「やはり、噂は本当であったのだな。その落ち着き……ただの雌ではそうはいかぬ」
「ぬっ……!?」
荒ぶる雄を制止した、我が太陽。それを見た鬼人の瞳が、爛々と光を放つ……うまく隠していたが、堕ちたとはいえ賢者の眼は誤魔化せぬ。この者が求めていたのは、強き雄と……美味なる雌。闘争心と肉欲の滾りこそが、この集落を訪れた理由。注がれる視線の圧に、我が太陽が身を竦めるほどの強い渇望。
「我は聞いたのだ。そして今確証を得た……北の果てに、ゾマケーマという竜狩りの民あり。強きを貴び、弱きを蔑む」
「……そのとおり。何も間違っておらぬ」
「そしてその強さを失った時、その身は極上の雌と変わる……我は探しに来たのだ。なぁ、古き強者。堪らぬ残り香を宿す者よ」
「つまり、キミの目的は」
「貴様ら自身だ。同じ鬼人ですら耐えられぬ、我の精を身に宿しても死なぬ! 最高の孕み胎を得に来たのだ!」
がぱぁ……と口を開き、呵々大笑する鬼人。我らを丸ごと喰らうために、この集落を訪れた大敵! その目的の名こそは、繁殖欲。鬼人が生来身に宿す、根本的欲求は他の種族とは一線を画する。全ての雌を孕ませることが叶う彼らは、身の丈に合う苗床を探し求める。そしてこの黒曜石の如き一本角をそそり立たせる大鬼は、見つけた……我ら、ゾマケーマを。
「そうはさせぬっ! 皆の衆ッ!」
「陣形を取れ、キミたちっ! 教えた通りにっ!」
「良いぞ、掛かってくるがいい! 見定めてやろう、この拳にて……教え込んでやろう! 我が強さを!」
「銀竜のサレム!」
「土石竜のグレア!」
「斬鱗竜のシャルル!」
時間稼ぎは終わり……引き下がった我が太陽の号令に従い、進み出でた益荒男たち。名乗る竜の名は、言語も解さぬ雑竜ども。だが……やらねばならぬ。やらねば、尊厳を失う。もはや持たぬ我らであるが、今ここに再演しよう。古の勇者と賢者は守らねばならぬ、益荒男率いて死守しよう。我が種族の誇りを!
「最上位鬼人にして、オーガの勇者! 剛腕のシュテン! いざ、参るっ!」
そしてゾマケーマの戦いが始まった。初の竜狩りでは無き狩りに、勇士たちの身がすくむ……ぶんぶんと唸る、金棒のような腕の産み出す豪風。それはかつて我らを灼いたブレスよりも、冴えを取り戻した我が頭脳にとどろかせた。かつて我らが身を貶めた、苦さと痛み。敗北の予感を……!
◇◇◇◇◇
『グギャアォ゛ォ゛ォ゛ゥ゛ッ!!』
「セイッ!」
轟、と地面を抉り取る鋭い爪。直撃したならば、助からぬだろう……どこか他人事のように思いながら、握りしめた獲物を振るう。ガン、と当たる手ごたえは巌のよう。年経た竜の鱗は、いつもこうだ……弾かれたそれを素直に振り戻し、反動を利して飛び退がる。それを見る竜の眼に、宿る疑問の色。
『貴様、ソンナ物が我二通ジルトデモ?』
「思っておらぬ」
『……舐メルナッ!』
「ちぃぃっ!」
連なる頑強たる盾にして鎧、竜鱗の隙間を狙わねばならぬ。それが対竜戦闘の基本……だが我が手の内のそれは、明らかにそれに不向き。幾合目かの交差にて、それをまざまざと突きつけられる。鱗との接触面にて火花を散らす、平たい打面。怒り猛る竜を叩く鉄槌は、また何の痛痒も与えずに弾かれた。
『
「生憎これが、俺の獲物でなっ!!」
『馬鹿にシオッテッ!! 貴様もダッ!! チクチクと煩ワシイッ!!』
「おっと! 危ないねぇっ!」
そして我が賢者が放つ矢も、さしたる痛みも竜には与えぬ。鱗の隙間を正確に射貫いても、ぽきぽきと簡単に圧し折られるだけの結果に終わる。鉄槌と弓矢は竜に通じぬ……それが、ゾマケーマの常識。歴代の勇者と賢者が担った獲物は、己の身の丈を超える大剣や槍。
『ソノ背中の
「もういいよマオ、だいたいわかった!」
「良しッ! なぁに、
『ヌッ……!?』
高鳴っていく戦いの律動と、怒りを増していく竜の咆哮。焦れた敵手が上げたそれには、焔がちろちろと宿る……うむ、頃合いである。巫女頭様より受け取った、剣と杖の出番はまだ先。相棒に小手調べの終わりを告げ、始まりの
「征くぞ征くぞ征くぞ征くぞォッ!! 雄々ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ッ!!!!!!!」
『気合を入レタ所で、我の鱗にハンマーナドッ……!』
「マオのハンマーだけだったらねっ! でも、ボクが居る! 疾ッ!!」
『ヌガッ!?』
先導するは勇者の行い。過熱した衝動に従い、獅子吼と共に竜に向かいまっしぐらに駆け抜ける。それを打ち払うために振りかぶる、鋭利なる爪を宿した剛腕。しかし……甘い。勇者の道を示すことこそ、賢者の行い。快音と共に鱗の繋ぎ目に突き刺さるは、先ほどとは段違いの太さ。もはや矢とは言えぬ太さのそれは、まさに我が鉄槌が打ち貫くための
「ヌリャァ゛ァ゛ァ゛ッ!!」
『グゥ゛オ゛オ゛ァ゛ァ゛ッ!!???』
「次はそこだよ、マオッ!」
「心得たっ!」
今回の戦にて、初めて上がる竜の悲鳴……我が鉄槌で打ち鳴らし、強靭な中でも弱い部分を伝える。我が賢者はその明晰な頭脳で分析し整えるのだ、勇者が歩む道筋を。あとは鉄槌にて奏でるだけ……賢者が射ち放つ道標。突き刺さる杭にて示す、栄光に満ちた勝利。甘美なるそれへと続く道を、打ち鳴らして切り開く! 我らの
「さぁさぁさぁさぁ! 今こそ苦痛と血潮をブチ撒け、神へと捧げよう! 踊り奏でる勝利のリズム、拍子を崩すでないぞ我が賢者!」
「誰に言ってるのさっ!? 君こそボクに着いてきなよっ! 難易度高めで行くから、打ち損ねるなよ我が勇者ッ!」
『我が身を楽器にスルナドとッ! 不遜が過ギルゾ、ゾマケーマッ! グゥ゛ゥ゛ゥ……「ぬぅんッ!!」ぐオ゛ブッ!?』
昂る心が、我が総身に満ちる血潮を滾らせる。なんとも堪らぬ……思わず戦の
「良い竜だ、牙音すら極上に過ぎるッ! 角の圧し折れる音が待ち遠しいッ……! 上げて行くぞッ!!」
「ノッてきたね、マオ! さぁ精霊たちよ、ボクらの奏でる
『グゥ゛オ゛オ゛オ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ!!!!!』
轟音と共に突き刺さる杭の、勢いは増すばかり。矢尻にて打面より、七色の光が尾を引き噴進の糧となる。精霊たちも喜んでいるのだ……我らの演奏を。歌と踊りを好む彼らは、奏で舞うほどにそのテンションを増していく。我が賢者が射ち放つ杭たちが、縦横無尽に乱れ舞いステージに華を添えていく。もっともっとと聴衆たちが騒ぐので、我らはアンコールにおおいに答え続けた。
◇◇◇◇◇
「ふぅぅ……これにて終演だ。何か言い残すことはあるか? 竜よ」
『……何一ツ無イ。汝ラの様ナ猛キ益荒男カラ終ワリを得ル。ソレコソが誉レ』
「灼炎たる誉れ高き竜、ギャラルホルンに祖なる竜の祝福を」
「では……ヌンッ!!」
無限に続くかと思われた狂乱の戦の調べにも、フィナーレは存在する。小山のような身体には、痛々しい打痕の数々。爪が剥がれ牙が折れ、角が砕かれても戦い続けた彼の身体。そこから流れる血潮が尽きた時、我らの竜狩りは終わった。彼らの終わりはいつでも潔い……我が葬送の祝詞をじっと聞く気高き姿。我が相棒の抜き放った大剣にて、首を落とされるまで微動だにせぬ。
『楽シミに、シテイル……汝ラに、祝福アレ』
「……ああ。楽園にて、また会おう」
「いつかボクらが、より強きに敗れ……この生が果てる時まで」
そして落ちた首が告げた言葉は、我らの抱える業の重みを感じさせた。戦い続けなければならない……いつか、誇り高き彼らと胸を張って逢うために。そしていつか敗れて義務を果たし、天に召された時に彼らに教えるのだ。自らの生きた軌跡を……それこそが、誇り高き彼らに捧げられる
「帰ろうか、ケルマ」
「うん、傷は大丈夫?」
「何ということもない。武勲がまた増えただけのこと」
「強がっちゃって……さすがはボクの勇者だよ」
相棒の逞しい肉体にまた新しく刻まれた、竜の爪痕。勇者の身はいつも傷だらけである……接近戦を担う彼らは、いつもそう。賢者は遠くから、それを支えるのが本道。わかっている、それが賢き者たる者の仕事。だが……精霊による葬送の焔で竜を包むため、法杖を握った手に力が籠る。ボクは彼を、少しでも支えられているのだろうか。
「ケルマ。貴様なくして、我が道は開かれぬ」
「……うん」
「故に、前を向け。俺は方向音痴だから、お前が道を示してくれねば帰れん」
「ははっ、我が勇者は手が掛かっていけないね」
けれどいつも、その朴訥な優しさに救われる。ボクを導く太陽が、ぶっきらぼうに告げる言葉。本当は一人でも帰れるのに……いや、本当に帰れるかな。ちょっと自信が無いぞ……? 脳まで筋肉な我が勇者は、マジで道に迷う可能性が捨てきれない。その剛脚を育んだ迷い癖は、一向に治る様子を見せずむしろ悪化しつつある。この前なんて、姿を消してから帰ってくるまで三週間は掛かった。
「……そんな目で見るな。傷が痛むだろう」
「いや、あのお土産の産地が気になって」
「うまかっただろう。またたどり着く自信は無い」
「うーん、勇者。やはりボクが必要だね」
あの肉饅頭、この辺りで獲れる獣とは全然違う味だったよね……? 思い出したように血が滴る胸板を抑えて誤魔化す、相棒が姿を消すたびに珍味を味わえるのがボクの特権。だが、捜索にはクソほど労力を消費する……精霊の導きとて、万能ではないのだ。相棒の歌声を聞けず、ご機嫌を損ねた彼らは制御が難しい。さらに我慢できず自主的に探しに出られると、後でボクが滅茶苦茶イタズラされる。
「コンビなのだ、当然だろう。故に貴様には迷惑を掛け続けるのでよろしく」
「俺様過ぎる……これで弱かったら、遠慮なく見捨てるんだけどねぇ」
「俺の価値は、強さ以外には無いのか……!?」
「歌と踊りが上手い。あとは……うん」
「……」
だからがくりと項垂れ、しょんぼりする相棒の姿を楽しむのも当然の権利である。うんうん、調子が戻ってきた。独りでも雑竜なら余裕で狩れる相棒だが、私生活はクソそのもの。手に入れた雌どもに世話をされねば、すぐに破綻するゾマケーマ生である。つまり敗れて雌になり、世話を焼いてもらえなくなれば多分寿命がマッハ。ボクが支えてもっと強くしてあげないと……!
「次はどの竜を狩らせようか……?」
「うむ、我が賢者よ。俺を自動で竜を殺戮する機械のように扱うのはやめろ」
「だいたい合ってるじゃん。杭は射ってあげるから安心しなよ」
「慰めて損をした……だがコイツでもないと、俺の演奏に着いてこれぬ。クソッ!」
「お褒めに預かり光栄だね。まぁ帰ってからじっくり考えよう」
肩を並べると、ちょっぴりだけど自分より高い。その逞しい肉体に搭載した筋力は、比べるのが嫌になるほどの雄々しさ。だけど……それでも我が勇者は、ボクを自らの賢者として選んだ。自身が勇者を名乗っても許される実力を宿したボクだからこそ、ゾマケーマ最強たる彼を支えることが叶う。強さとは残酷で……でも、必要な物だ。並び立つために、共に生きるために。
「ああ、最高の雌どもを味わいながらな。今から昂りが止まらんッ……!」
「ははっ。しかし困ったね……あの二人を手に入れたら、もう他のどの巫女も魅力を感じなくなりそうだ」
「なぁに、纏めて飼ってやれば良いのだ。最高級と言えど、二人だけで俺たちを受け止めさせるのは酷だろう」
「違いない。マオとボクなら、寂しがらせる心配はしなくていいね」
そして二人で楽しむために。狩りに出る前にハメ潰した、格落ちの巫女どもとは違い過ぎる極上雌が二匹。数百年もの間、誰も手に入れられなかったゾマケーマの至宝。それを二人で独占して奉仕させ、ワガママに味わい尽くすのが楽しみだ。次の竜狩りは、あいつらを孕ませてやってからでもいいかな……楽しい未来を夢想しつつ、無双の二人は帰路へと着いた。