朝。ロドス館内。ドクターの執務室兼自室。
仕事を始めるか、と机に向かったその時、ドクターの端末から音が鳴る。
端末には、ケルシーからのメッセージが届いていた。
"ドクター。すまないが今日一日レッドのことを預かってくれ。ちなみに今日一日というのは24時間、つまり明日の朝までだ。
そのメッセージを読み終わった直後、部屋のドアの呼び出し音がなる。
ドクター。レッドだ。
ドアを開け、彼女を招き入れる。
レッド。ループスの女性でロドスの特殊オペレーター…ではあるが、事実上ケルシーの私兵とも言える。
"ウルフハンター"らしく他のループスから避けられているが、本人はむしろ好意的だったりする。
おはよう。ドクター。
おはようレッド。たった今ケルシーから連絡が来た。
うん。今日は…ここにいる。
明日の朝まで、ね。あ、寝るときどうしようか…
ここには自分用のベッドが一つあるだけで、他には横になれるソファなどもない。
レッドは、床でいい。
それはだめ。
戦場で慣れているのかもしれないが、ここは戦場ではない。
わざわざ辛い思いを選択させる意味などないのだ。
…じゃあ、いっしょに寝る。
…わかった。
…多少恥ずかしいが、床で寝かせるのに比べたらいいだろう。
じゃあくつろいでてよ。仕事するから。
なにか、手伝うこと、ある?
ないかな…ありがとう。
ん…わかった。
そうしてレッドがベッドに腰掛けるのを見たドクターは仕事にかかることにした。
その日の夜。
おわった…
ドクター、おつかれ。疲れた?
まあね…
その日の仕事を終え、大きく息をつく。
結局予想以上に仕事が長引きそうだったが、手伝わなくていいといった手前改めて頼むこともできず、結局最後まで一人でやることになった。
彼女の方はというと、素直に言われた通りくつろいでいた。
来たときに着ていた赤い上着は脱ぎ。ベッドの縁にかけてある。
先程シャワーを浴びに行ったようで、毛並みが朝よりも良くなっている。
ドクター、もう、寝る?
いや、先にシャワーを浴びてくるよ。レッドは先に寝てていいよ。
……ドクターが寝るまで、待ってる。
わかった。
いつもなら何も考えずベッドにそのまま倒れ込むのだが、曲がりなりにも異性と同衾するのだ。多少はきれいにしておかなければ。そう考えシャワー室に入っていった。
軽くシャワーを浴びて体をきれいにし、ベッドに座っているレッドの横に腰掛ける。
それじゃあ、おやすみ。レッド。
…ん。
二人でベッドに横になり、なるべく彼女にスペースをあげようと端に寄った。
しかし…
あ〜…レッド…?
ん…?
何故かどれだけ端によって身体を離そうとしても、レッドの方から体を寄せ、くっついてくる。
ちょっと離れて…
んー…
頭をドクターの胸板につけながら、ふるふると首を横に振る。
…わかった。
観念したドクターは彼女の頭を撫でる。
ん…♪
レッドが機嫌の良さそうな声を漏らす。
それじゃあ、おやすみ。
そう言ってドクターは、部屋の明かりを消した。
再びレッドの頭を撫でる。明かりを消したので目では見えないが、レッドは胸板に顔を寄せ、大きく息をしている。
すー……ふー……
布団の中で尻尾も振っているようで、動いた尻尾の毛並みが時々自分の足先に当たる。
しばらくそうしていたのだが、いきなりレッドがドクターの足に自らの足を引っ掛け、ぐりん、と二人の体を回転させ、仰向けになったドクターにレッドがまたがる姿勢になる。
レッド…!?
ドクター……
先程に増して息が荒くなっており、足に当たる尻尾も先程より暴れている。
煩わしくなったのか、二人の体にかかる毛布を引っ剥がし、床に投げ捨てる。
ふぅー……ふー……
レッド…?
レッドがドクターの体に顔を寄せ、匂いを嗅ぐ仕草をする。そして顔をつけたまま顔を首筋に動かして首筋をぺろ、と舐める。
っ…!
彼女の吐息が、首筋に当たる。
かぷ。
彼女が犬歯を立て、ドクターの首筋を噛む。見えはしないが、自らの首筋が少し裂け、痛みが滲む。
あー…かぷ。
一度口を離し、もう一度歯を突き立てる。そして傷口をぺろ、ぺろ、と舐める。
ドクター…
レッド…いまのは…?
ドクター…
レッド、ドクターと…交尾がしたい。
シンプルな欲求の暴露。
きっと先程の行動も、ループス…彼女なりの求愛行動なのだろう。
だめ…?
彼女が甘い声を出す。
正直、彼女にそういう知識、欲求があるのが意外だった。
できるなら、こちらもしたい。それこそこちらも男だ。そういう欲求はあるし、彼女のことは好きだ。(友とか、仲間的な意味で、だが)
彼女が求めているなら、答えてあげたい。
だが…
レッド…その…んむっ!?
ドクター…♡あむぅ…
理屈をつけて逃げようとしたが、その前に口をふさがれる。
あむ…んむ…むぅ…♡
何も言わせない。と言わんばからりに、ドクターの口を隙間なく自身の口で塞ぐ。
んえ…♡
強引に唇をこじ開け、下をねじ込まれ、お互いの舌を絡ませ、唾液を流し込まれる。
酸欠で頭がくらくらしてきた。
ギブアップと、呼吸を求める意思表示として覆いかぶさった彼女の体をぺしぺし、と叩く。
んぅ…
レッドが顔を上げる。開放された口から大きく息を吸い、吐く。
口の中に流し込まれた彼女の唾液が溜まっているため、文句を言おうにも喋ることができない。
ドクターは口を閉じ、喉に力を入れ…
ごくり、と音を立てて、彼女の唾液を飲み込んだ。
随分と手荒いな…
…ごめん、ドクター…
…おいで。
右手でくい、と手招きをすると、レッドが手のひらに頬を擦り寄せ、そのままドクターの胸の中に顔が収まる。
そのまま彼女の頭を撫でる。
ごめん…ドクター…我慢できなかった。
スッキリした?
ん…
レッドがドクターの上で腰をすり、すりと動かす。
…まだ。
やっぱり…交尾じゃなきゃ、だめ。
ドクターは…レッドのこと、嫌い?交尾、いや?
嫌じゃないさ。
じゃあ、シよ?
痛いかもしれないよ。
大丈夫。レッド、初めてじゃない。
ゴムはないよ。
ゴムはいらない。中に出して。
ケルシーにちゃんと言うか?
大丈夫。ケルシーも知ってる。
…ん?
レッド、ケルシーにドクターと交尾がしたいって言った。だから今日、ここにいる。
はは…わかった。…しようか。
うん…♡
そういってお互いにズボンを脱ぎ、ベッドの下に蹴落とす。
…へにゃへにゃ。
先程のキスで少しだけ立ちはしたが、すでに戻ってしまっていた。
それじゃあ…まずは硬くしなきゃな。レッド、また…キスしてくれるか?
うん…♡あむぅ…♡
再びレッドと唇を重ねる。
先程のように下を絡め合い、しかし今度は定期的に息継ぎを挟む。少しでも長く楽しむために。
レッドの腰、そこから生えた尻尾が野獣のようにぶんぶんと暴れまわる。
ドクターの視界の片隅にその暴れる尻尾が映る。そして…
ぎゅむ。
ひゃゔ…!
その尻尾を優しく握り、ゆっくり、ゆっくり手を上下に動かす。
すり、すり、すり…
あっ…♡ドクタぁ…♡しっぽだめぇ…♡
気持ちいい?
うん…♡気持ちいい…♡
毛並みをなぞって根本から先に向かってレッドのしっぽを扱いていく。
ぴちゃ…
自らの肉棒に湿った液体が触れる感触がした。
ドクターは尻尾手コキをやめ、その手を彼女の足の間…股間に動かす。
ふぅー…♡♡
手を肉棒の上に出すと、ぴちゃ…と上から液体がたれてくるのがわかる。
その手をそのまま上に上げ、その液体の水源…彼女の秘部に触れる。
あ…♡
秘部に直接触られ、彼女の身体がびくん、と跳ねる。
ふぅー…♡ふぅー…♡
一拍置いてそれがドクターの手だと認識すると、腰を動かしてドクターの手に体液を擦り付け始める。
ドクタぁ…♡
ぎゅ、とドクターの肉棒が彼女の手に握られる。
そのまま…指先でつままれて硬さを確認される。ドクターのそれは十分固くなっていた。
指先で2、3回上下にしごき、そして肉棒を彼女の股間に向けられる。
ドクター…♡入れるね?
何も言わず、肯定の意思を込めて頭を撫でる。
ちゅく…と肉と肉が触れ合う。
そのまま彼女の肉は、ドクターの肉をゆっくり、ゆっくり呑み込んでいく。
ぬぷ…ぬぷ…
まるで蛇が、獲物を時間をかけて呑み込んで行くように。
ドクターの…おっきい…♡
ドクターの肉棒は彼女の中をゆっくりと抉り、穿っていく。
そのたびにドクターの肉棒に快感が、射精欲が高まっていく。
そして飲み込まれた肉棒が最奥、子宮の入り口にたどり着く。
ふぅー…♡ふぅー…♡
……レッド…もう
……?
奥にたどりついた瞬間、
びゅー…びゅー…どくん…どくん。
焦らされ、蓄積された射精欲が解き放たれ、彼女の中に、熱い精液が流し込まれる。
…♡
はぁー…はぁー…あ…ぁ
ドクターの…あったかい…もっとほしい…♡
レッド…
そう言ってまたゆっくり、ゆっくり腰を動かしていく。
あ…ぁ、だめ…気持ちいい…
ドクター…さっきみたいに尻尾、さわって?
先程と同じように、痛くないように尻尾を優しく握る。
こうか…?
うん…さっきみたいに、さすって?
先程と同じように尻尾をさする。
握った尻尾と連動するように、熱いレッドの肉がドクターの肉棒を締め付ける。
あ…ぁ♡ドクター…ドクター♡
レッド…また…でる…
ドクター…♡
彼女は腰をドクターのそれが抜けるギリギリまで引き、再び最初と同じようにゆっくりと腰を沈めていく。
ぬぷ…ぬぷ…
最初のときより更にゆっくり、
ぬぷ…ぬぷ…
焦らして、焦らして…
ぬぷ…ぬぷ…
レッド…
ドクター…んむぅ…♡
レッドと唇を重ねながら、最後に
…とんっ。
っ……!!!
びゅくんっ…どくん…どくん…どくん…どくん…♡
彼女の中に再び熱いものを注ぐ。
………♡♡♡♡♡
下の口に注がれるのに合わせて、レッドが上の口を密着させてくる。
ドクター…♡ドクター…♡
その後もしばらく離してもらえず、ひたすらに口を重ねていた。
…で。
後日。ケルシーのラボ。
ケルシーと、レッドと、ドクターの三人がそこにいた。
…で、したわけだが。レッド。
うん。
確かに私はドクターと交尾がしたい、という要望を聞いたし、私も了承した。それは確かだ。
うん。
だが…言ったよな?ゴムはしろ、と。なのに…
ケルシー、ドクターが持ってるだろうから用意しなくていいって言った。でも持ってなかった。
そうだな。そこは私のミスだ。認めるさ。でも…
…先程から置いてけぼりだ。
どうやらケルシーはゴムありでなら、という条件を出してたようだ。まぁそれはそうだろう。
だが自分は持ってなかった。でレッドは我慢できずに最後まで…やっちゃったわけだ。
とりあえずピルを飲まされたようで、妊娠の心配はひとまず消えた…らしい。
…で、だ。ドクター。
え?
次からはゴムを用意しておけ。箱でな。
いやなんでこっちの…箱?
どうせまたやるだろうからな。
レッドも、次からはほかの男と…とか言っても聞かないだろう?
うん。ドクターじゃなきゃ嫌。
というわけだ。とりあえず任務に支障がなければ何回抱こうが挿入れようが構わんから、次からはそっちで調整してくれ。
…わかった。
そういって、レッドの頭を撫でる。
それじゃあ…次はいつにする?
きょう。
今日!?
おわり。