アルフレートの部屋には個人用の風呂とトイレがある。
そもそもアルフレートたちの家は、入学に備えて領民生活向上クラブが張り切って作ったもので、大樹の村のハイエルフ製に比べるほどではないものの、なかなかに立派なものだ。
一人で使うことを想定してはいるが、脱衣所、洗い場、浴槽のいずれも二人で使うぐらいでちょうどいいくらいのスペースがある。
戸惑うアルフレートの手をとって、ウルザは半ば強引に脱衣所に入ると、躊躇なく服を脱ぎ始めた。
「わ、わ」
「なにしてるの、アルフレートも脱ぎなさいよ。気持ち悪いでしょう?」
「う、うん」
実際下着の中は、精通したばかりの粘液が冷えて貼り付き、すぐにでも脱いでしまいたかった。
それでも異性の前で裸になるのを躊躇っていると、いち早く上下とも下着になったウルザが、ぐいとアルフレートのシャツを掴んで脱がそうとしてくる。
「ぐすぐずしてないで、ほら」
「わああっ、や、やめ」
「じゃあ脱がしっこしましょ、はい私の番終わり~」
抵抗も虚しく、パワー・スピード・テクニックの全てに勝るウルザはあっという間にアルフレートを裸にしてしまった。
両手で股間を隠してしまうアルフレート。対照的に、ウルザは下着姿を惜しげもなくさらし、両手を腰に当てて仁王立ちである。
「はい、アルフレートの番」
「えっ何が?」
「脱がしっこって言ったでしょ。あ、外し方わかる?」
そう言うと、ウルザはずいと胸をアルフレートに差し出すように胸を張った。
アルフレートの視界が、ウルザの赤いブラジャーで占められる。
ブラジャーはヒラクが広めた服飾文化の一つだが、本人があまり構造を詳しく知らなかったため、ワイヤー入りなど高機能なものは作られていない、布製のものだ。
ホックなどもなく、代わりに紐で結んで固定している形式だ。
その紐を、アルフレートはウルザの指示で恐る恐る解く。
その際、指がウルザの胸の膨らみに一度ならず触れて、その度にアルフレートの心臓は跳ね上がった。
とうとうブラが外れて、ウルザの乳房があらわになる。
アルフレートはごくりと唾を飲み、その光景に見入った。
ウルザの胸は、大きさは林檎かオレンジくらい。
透き通るような桃色の乳首は、発育途上であることを示すように、ツンとやや上を向いている。
肌のハリ、艶も申し分の無いその美乳からアルフレートは目を離せない。
触りたい、手でその感触を味わいたい、いや手だけでなく、口に含んで口内で愛でてみたいと本能的な衝動が沸き起こる。
まだ幼さの残るペニスが急速に膨らみ、そそり立ち、ビリビリと張り詰める。
熱視線を受けるウルザはさすがに少しはにかむとアルフレートの手を取って、自分の腰に誘導する。
「ほら、次はこっち」
「う、うん」
言われて我に返ったアルフレートだったが、今度は、相手のショーツを脱がすのだということに思い至り、改めて呼吸が荒くなる
ウルザのショーツはブラと同じく赤いもので、白い太ももとのコントラストがよく映えるデザインだった。
思い切ってその赤いショーツを足首まで降ろす。
アルフレートの目の前に、女性のまだ一度も見たことのない部分が露わになる。
まだ生え揃っていない茂みに飾られた割れ目は、蕾から今まさに花開こうとしている最中のようだった。
これが女性のアソコなのか、と妙な感動に浸るアルフレートの首根っこが、ぐっと掴まれる。
「もう、いつまで見入ってるのよ。こんなもの、この先好きなだけ見られるんだから、早く入ろ」
言って、風呂場へと連れ立って入っていく。
生活用水は朝方に外から魔法で運んできて、貯水タンクに入れておくのが日課である。その際、浴槽にもついでに水を張っておくので、風呂に入る時はこの水を湯にすればいい。
ウルザは片手に魔法の火球を生み出して、ひょいと放り込んだ。
大樹の村にいた頃から、魔法の出力制御の訓練を兼ねて湯沸かしは子供の仕事なので、大雑把なところのあるウルザにとってもこの作業はお手の物だ。
たちまち、風呂場に湯気が立ち込める。
ウルザとアルフレートはそれぞれに桶で浴槽から湯を汲んで体にかけた。
湯船に浸かる前に体を洗うのは、大樹の村の最も重要な掟の一つだ。
アルフレートが石鹸を泡立てていると、同じく石鹸を泡立てていたウルザが、唐突に抱きついてくる。
「えっ、なに、なに!?」
「洗いっこよ。せっかく二人で入ってるんだから」
言いながら、泡の付いた両手で遠慮なくアルフレートの体をなで回すウルザ。
ウルザの柔らかく温かい手が石鹸分でぬるぬるになり、それが背中、腕、腹と縦横に這い回る。
もっと幼かった頃に、母親たちに同じように洗われたはずなのだが、それとは全く違った、くすぐったさ以外の快感があった。
さらにウルザの手はアルフレートの足に及び、足の裏、足の甲、足首、脛、膝と順に上がってきて、ふとももをこすりだす。
股間に手が近づくに連れて、幼い勃起がますます硬くなるように感じる。
ところがウルザは焦らすように太ももから上には上がらず、代わりに耳元に口を近づけて囁いた。
「ねえ、私のことも洗ってよ」
「わかった……」
アルフレートはその言葉と耳にかかった吐息にゾクゾクしながら、ウルザの裸体に泡まみれの手を伸ばした。
自分がされたのと同じように、背中、腕、腹と手のひらで撫でさする。
やはりウルザの身体は柔らかく、石鹸の分をも相まって、滑らかで、素晴らしい触り心地だった。
順番的に次は胸だ、と思いつつも、本当にそんな場所に触れていいのだろうかと、手が止まる。
すかさず、再びウルザは囁いた。
「どうしたの? おっぱい触ってもいいんだよ。触りたいんでしょ? さっきからずっと見てたもんね」
ウルザの乳房から目が離せなかったことを指摘されて、アルフレートはドキリとした。
気まずさに襲われたが、ウルザの蠱惑的な誘いに乗らないという選択肢は無かった。
おそるおそる、といった手つきで、ウルザの二つの膨らみに触れる。
少しずつ指に力を入れると、指が乳房の中に沈む。
「はぁ……」
思わずため息が漏れた。
突き立ての餅のような、しっとりとした弾力と温かさがあった。
神聖なものでも扱うように、しかし夢中になって、アルフレートはウルザの乳房を揉み続けた。
美しい曲線を描いていた乳房が、自分の指の動きに合わせてぐにぐにと形を変える。力を抜くと、反発するようにふるんと震えながら元の形に戻るのが、なんだか面白く、それでいて蠱惑的だった。
「んふふ」
くすぐったいのか、ウルザが身体をくねらせながら小さく笑う。
「私のおっぱい、どう?」
「柔らかくて、気持ちいい。ずっと触っていたい……」
呼吸を荒げて愛撫を続けながら、アルフレートは素直に言った。
照れたり恥ずかしがったりするのに思考を割く余裕も無く、ウルザの胸の感触を味わうのに没頭しているようだった。
「アルフレートは大きい胸好き? 揉むと胸が大きくなるって話知ってる? アンお母さんさんぐらい大きくなるように、アルフレートがたくさん育ててね」
ウルザの言葉は、アルフレートの耳から頭の中に入りこみ、脳を蕩けさせるようだった。
それだけで再び射精してしまいそうになるのを、歯を食いしばって堪える。
今出してしまうと、ウルザの身体にかかってしまいそうだし、何かとてももったいない気がしたのだ。
一方ウルザは、アルフレートに胸を好きにさせながら、自分は手を彼の股間にやる。
小さいながらも懸命にそそり立つペニスに指が触れると、アルフレートの身体全体がビクンと震えた。
「ううっ」
「せっかくだから、ちゃんと剥いちゃおっか」
アルフレートの男性器は、完全に勃起した状態でならば、亀頭の先端が露出した状態になる。
しかしカリ首の出っ張りで皮が止まっている、半分子供のペニスだった。
ウルザは親指と人差し指で包皮を摘まむと、下にずりおろしていく。
「あっ、痛っ」
しかし、精通に至ったばかりの少年には、いささか刺激が強すぎたようだった。
一番敏感な場所に走った予期せぬ痛みに、アルフレートは背を丸める。
「うーん、ちょっと我慢しよっか。ほら、おっぱい吸って耐えてね」
一方的に言うと、ウルザはいったん風呂桶で自分の身体に水を流して石鹸分を濯ぎ落し、アルフレートの顔に乳房を押し当てる。
「むうう~」
アルフレートは何をされるのか分からなかったが、とりあえず本能のままに、口元にぎゅうっと押し付けられた乳首を口に含む。
手で揉むのも良かったが、口で味わうウルザの胸も、激しく興奮を煽った。
歯で傷つけないようにしながらも、アルフレートは股間の痛みを忘れてウルザの胸を吸い、乳首を舌で舐めまわす。
「んっ、んふ……あっ……」
集中的に乳首を攻められて、ウルザはつい甘い喘ぎ声を漏らした。
自分がウルザを気持ちよくさせているのだ、ということを察したアルフレートは、一層熱を込めて舌を使った。
アルフレートの口の中で、ウルザの乳首が徐々に膨らみ、かたくなっていくのがわかった。
女性が気持ちよくなった時の反応に、嬉しさと興奮がないまぜになる。
ウルザの方も、年下の婚約者の舌使いがどんどん巧みになっていくのに、気持ちが高ぶっているようだった。
白い肌に朱が指し、普段の活発過ぎる印象とは別物の色気を醸し出している。
「はい、よく頑張ったね」
包皮を剥き終え、汚れを風呂桶の水で洗い落してから、ウルザはそう言った。
若い亀頭への強すぎる刺激にも関わらず、アルフレートのペニスは勃起を維持し、先端の割れ目からは透明な液を溢れさせている。
その代償として、ウルザの胸は唾液でべとべとになってしまっている。
ウルザは、名残惜しそうなアルフレートの口から乳房を遠ざけると、浴槽のヘリに腰かけてて、大きく足と手を広げた。
「じゃあ、最後までしましょうか」
「最後までって?」
アルフレートは、視線をウルザの大きく開かれた股間に向けながら、問い返す。
胸への執着がなくなったわけではないが、露わにされた女性の最も秘すべき場所をどうしても見てしまう。
「赤ちゃん作るのよ。やり方、わかる?」
「えっと……わからない」
なんとなく、男女がエッチなことをすると女性が妊娠する、ということはわかっていた。
その『エッチなこと』、というのは、キスをしたり、裸で抱き合ったりすることなのでは、というぼんやりとした知識しかもっていないのが、今のアルフレートである。
「んー、じゃあ、いったんそこに座ってみて」
「ちょ、ちょっと待って、赤ちゃん作るって、今から!? でも、あの……」
遅ればせながら、「赤ちゃんを作る」という言葉の突拍子の無さにアルフレートは慌てたが、ウルザはとりあわない。
「私をお嫁さんにするんでしょ? なら赤ちゃん作るのは当たり前じゃない」
ウルザは問答無用の勢いでアルフレートを押し倒す。
浴槽の床にはすのこが引いてあり、浴室の熱で温まっていたので、冷たくはなかった。
仰向けになったアルフレートの上に、ウルザが覆いかぶさるようにする。
重力に引かれて釣り鐘型になったウルザの両乳房に目を奪われ、アルフレートは何も言えなくなり、されるがままだった。
ウルザは片手で亀頭を摘まんで位置を調整すると、ゆっくりと腰を降ろしていく。
お互いの性器が触れる直前、ウルザはいったん腰の動きを止めて、アルフレートの唇にキスした。
見つめあいながら、ウルザは言う。
「一生に一度の、初体験だからね。これからたくさんエッチなことするけど、この時のことは覚えておこうね」
「ウ、ウル姉……」
「ふふっ、妻相手に『姉』はおかしいんじゃない?」
「あっ、ウ、ウルザ……」
言い直すと、不思議に、アルフレートの中に性的興奮とは別の、ウルザに対する愛しさが膨れ上がってくる。
「ウルザ、好き。僕のお嫁さんになってくれるの、嬉しい」
「私もよ、アルフレート。好き」
もう一度キスを交わしながら、ウルザはついに、アルフレートの勃起を割れ目の中に受け入れる。
「んっ……」
「あっ、あっ……!」
二人同時に、喘ぎ声が漏らした。
アルフレートは、ペニス全体が柔らかく締め付けられるあまりに強烈な甘美さに腰を跳ね上げる。
そして、その勢いのままに、ウルザの胎内に射精してしまった。
「あんっ……熱い……」
「はぁっ、はぁっ……! うう……だ、出しちゃった……」
「うーん、そんなに気持ちよかったの?」
さすがに挿入から数秒で射精してしまうとは、ウルザも思っていなかったようだ。
「うう……だって、今まで結構焦らされてたし……うう~」
思わず顔を覆って情けない声を漏らすアルフレート。
ウルザはやや悪戯っぽい表情になりながら、相手の手をどけて涙目のアルフレートの顔を覗き込む。
「そんなに私の中が良かったなら、すぐ次が出来るんじゃない」
優しく微笑みながら、唇を重ね、舌を入れてくるウルザ。
さらに身体を前に倒して、胸を押し付けるように抱きしめてくる。
アルフレートもそれに応えて抱き返しながら舌を絡めた。
「んっ、ちゅっ……んんっ……れろっ……ちゅっ……」
ウルザの言う通り、一度射精して萎えかけたペニスは、ディープキスと胸の感触のおかげで、急速に硬度と体積を取り戻していく。
その体勢のまま、ウルザは揺するように腰を動かしはじめた。
膣内で再度の勃起を果たした肉棒は、蕩けるような快感を与えられるが、さすがに今度はすぐには射精しなかった。
ぬるぬると唾液をまとって絡みあう舌、押し付けられる柔らかい胸、熱く濡れた蜜壺の中でうねるように刺激される怒張。
三か所から止めどなく流れ込んでくる快楽信号に、アルフレートは我を忘れそうになる。
ウルザの腰の動きに合わせて、自らもさらなる悦びを得ようと、自分から腰を使うようになる。
浴室の中に、粘液が弾ける音と、若い二人の切ない喘ぎ声が響く。
「あっ、あっ、また出る……!」
「んんっ、いいよ。たくさん出して」
一際切ない声あげて、アルフレートは二度目の膣内射精を行い、その強烈な快楽に酔いしれた。
◆ ◆ ◆
その後、同じ姿勢でさらにもう一度、アルフレートはウルザの中に精を放った。
さすがに短時間のうちに四回も出すと、性欲も収まってくる。
二人はせっかくだからと一緒に浴槽に入り、四方山話に興じた。
「ウル姉、近くで見ると結構傷痕残ってるね」
「言っとくけど、敵にやられた傷なんてこないだの、ナイフで刺された奴ぐらいだからね。半分は訓練中のものだから」
「なんで誇らしげなの……。残りの半分は?」
「それは遊んでる時についた傷ね!」
「なんで誇らしげなの……?」
「実はね、ゴー兄たちが村を出て嫁探しするって言いだした時、ショックだったんだ。あの三人は私と結婚するもんだと思ってたから」
「えっ、そうなの?」
「だってほら、私をとりあって三人が喧嘩してたことあったじゃない。じゃあ平等に三人とも夫にしてあげなきゃねって思って」
「えーっと、あれは確か、鬼ごっこか何かでウル姉が同じチームにいると有利になるから取り合ってた、みたいな感じだったような……」
「それでさ、村の男の子たちを、私とナートでどう分けあうかで悩んだりね。グラルはヒイチロウだけでいいみたいだったから、私が獣人族の男の子三人をとって、ナートがエルフ族の子供の三人をとるでしょ、それでトラインは――」
「ちょっと待って、ウル姉たちそんな恐ろしいこと考えてたの?」
「何よ恐ろしいって。あと私の呼び方、さっきから戻ってるよ」
「なんか癖で……」
◆ ◆ ◆
充分に湯に浸かり、そろそろ出ようかと立ち上がったウルザに、アルフレートは声をかけた。
「あ、さきに行ってて。僕はもう少し入りたい気分だから」
「そう? じゃあお先」
ウルザは普段から早風呂な方なので、特に疑問を覚えた様子も無く、浴室から出ていった。
タオルで身体を拭いたウルザは、バスタオルでその身を包むと、居間のソファに座って髪の毛を乾かし、整える。
妙にアルフレートが出てくるのが遅いな、と彼女が思った次の瞬間、特異な気配が部屋に踏み込んできた。
さっと振り返った彼女が見たのは、ついさっき婚約し、愛を交わした少年、ではなく。
ハイティーンの全裸の青年だった。
「ア、アルフレート……?」
その青年――自らの年齢を本来のものより五歳ほど重ねた吸血鬼の若者は、蝙蝠が獲物に飛び掛かる時のような動きで一足飛びにウルザの目の前に立つ。
さっきまではウルザの方が身長が高かったのだが、今は逆転し、彼女が相手を見上げる状態だ。
アルフレートはウルザの両腕を掴むと、影を操ってバスタオルを引き毟り、裸にしてソファの上に組み伏せる。
「ラウンド2だ、ウルザ」
一転攻勢編へ続く
ウルザ「強制的に成長したんだ……! 私を押し倒せる年齢(レベル)まで!」
なに? おねショタものでショタが攻める展開は嫌だって? ならショタを成長させればいいじゃない!