はてさて、今回のお相手は最近引っ張りだこな『パンドラ様』です。
パンドラ様といえば、もっぱら一話で快楽堕ちってのをやってきたので、たまには少しずつ攻略するのもいいかなぁと書いてみました。
どうぞ、【レグルス転生】パンドラ編序章です。
「んっ……♡ ぁう……♡ 旦那様っ♡ 旦那様ぁ……♡」
「そんな甘ったるい声出して! 誘ってるんだな! 誘ってるんだろ! まぁ、僕は寛大な男だからね。君のあからさまな誘いに乗ってあげようじゃないか!」
僕らが暮らしている木で作った掘っ立て小屋の中には、寝室が一つしかない。もっと言えばベッドが一つしかない。ゆえに必然、僕らは同じベッドで眠ることになる。
別に僕はソファで眠ってもいいんだが……例の通り、アルバは僕が眠っているところに潜り込んできていやらしく体を擦り付けてくる。猫みたいな子だ。いつでもセックスできる発情期の雌猫、それが僕のアルバだ。
アルバに毎晩毎晩そんな風に誘われていれば、夫として? 応えないわけにはいかないだろう?
ん? お前はそもそも時間を止めてるんだから寝る必要はないだろって?
……。
ハハッ。
ベッドに入れば可愛い女の子が誘ってきてくれる状況で、その据え膳を食わないなんて男じゃないだろうが!
※正当化するな。
何を言ってるんだ。するに決まってるだろ?
僕はレグルス・コル二アスだぞ!
自己正当化の王だ!
「どうかされましたか、旦那様?」
「いいや、なんでもない。それより――ヤろうか」
「あ……♡ 旦那様の旦那様がご立派に……♡」
僕が履きなれたズボンとパンツを脱ぐと、ぶるんと勢いをつけてレグルスに似合わぬビッグマグナムが反り勃った。
アルバは瞳を興奮に潤ませて、その視線はレグルスの男性器に釘付けだった。
これだけ情熱的に見てもらえると悪い気はしないな。
これが女の人がおっぱいを強調する理由なのかな?
違うか。違うな。
そんなことより目の前の据え膳だ。
いや、見せつけてるのは僕の方なんだけどね?
「旦那様のお体、清めさせていただきますね♡」
「ああ」
そり勃ったチンポに顔を近づけたアルバは、なんの躊躇いもなくチンポに頬を擦り付け、その頂点にキスをした。
――ちゅっ♡
鈴口に吸い付き、ミルクを飲む赤子のように亀頭を丸々口に含んだ後、じゅぽじゅぽと竿全体をいやらしく舐め始めた。
――じゅぽ♡ ちゅるっ♡ ちろれろ♡ ちゅぱっ♡
権能で肉体の時間を止めている僕には汚れなんてないわけだから、お清めなんて必要ないわけだけど、それを言っちゃうのは野暮だよね。ていうか、お清めと言いつつえっちなことがしたいだけだし。
あ、
「アルバ、
「ふぁい……♡ どうぞ、私の口の中へ……♡」
僕が我慢の限界を口にすると、アルバは両手の指で自らの口を開いて待ち構えた。
魅惑的な赤い舌が、体液でてらてらと輝いている。
そんな肉々しい口の中に、僕は興奮を高まらせて、僕のマグナムの銃口を彼女の口の中に向けて、発射した。
――どびゅっ、どぷっ、びゅるるっ。
朝に三回、昼に三回、その合間に三回射精してるから、これで通算十回目の射精だ。
精液の量はそれほど多くないが、十回目にも関わらず平然と射精できていることがすでに異常だ。
これは前世の俺の才能だとか、レグルスの体質だとかそういう話じゃない。
僕の金玉はどうやら日々射精をするごとに精液の製造量を増やし続けているらしい。
こうして、射精をしても未だに息子が収まる気配はない。
「ごくっ♡ ごちそうさまでした……旦那様♡」
「ああ、お粗末様」
こんなやりとりも毎日やっているうちに慣れてしまった。
彼女は毎度美味しそうに僕の精液を上の口でも下の口でも飲み込んでいる。
飽きる様子もなく毎日毎日……かわいすぎるだろ!
可愛い女の子が美味しそうに喉を鳴らして精液を飲み込むさまは……いつ見てもエロい!
日を経るごとに射精の限界値が上がり続けていることで、僕の性欲もとどまることを知らなくなっている気がする。
「今度はこちらにいただいても、よろしいでしょうか……♡」
「ああ、いいとも」
「あぁん♡」
実は今のアルバは、アルバ自身が改良したなんちゃってメイド服を着ている。
このメイド服の凄いところは――背中のリボンを解くと全身がはだけるところだ。
ちなみに、彼女はこの家にいる間、下着の類はつけていない。
彼女曰く、僕のイチモツをいつでも受け入れられるようにする為らしい。
なんて素晴らしい万能エロ嫁メイドなんだ。
一瞬にして素っ裸になった彼女を前に、僕のマグナムは今にも火を噴かんといきり勃って……
「はぁ……はぁ……♡」
「――アルバ?」
「どうか、されましたか……?」
「……――やめよう。今日はもう十分したからね。それに少し用事を思い出したから、少し出てくるよ。アルバは先に寝ておいてくれ」
「へ……? 旦那様?」
「それじゃ」
素っ裸のアルバに布団をかぶせて、ズボンを履きなおした僕は彼女を部屋において家の外に出た。
◆◇◆
「ん~、よくないな」
何がよくないって、アルバの様子だ。
彼女には『過労』の兆候が見えた。
考えてみれば当然だ。
彼女は毎日毎日精力を増し続ける僕の相手をして、さらに部屋の掃除から、料理、洗濯、周辺の情報収集まで……え? そんなことまでやらせてたのかって?
ああ、うん。そうだよ、僕は彼女のヒモニートさ。
最低だな、って?
うんうん、そうだよ。僕は最低のクズ野郎さ。
それでこそ、レグルス・コル二アスなのだから。
だけど……
「アルバを死なせるわけにはいかない。だって、今の僕には彼女以外に心臓を預けられる相手がいないんだからさ。だから、僕が取るべき選択肢は一つだけ――周辺の村を滅ぼして、新しい嫁を手に入れる」
何もおかしくないだろう?
――そう、これは夫である僕が嫁であるアルバの疲労を軽減するために当然のことをしているだけなんだ。夫が妻を守り、支える。これは当たり前のことで、そこに疑問を差し込む余地なんてない。呼吸をするのと同じくらい自然で、当然で、誰もが認める普遍の理。だから、仕方ない。仕方ないよね。
だから、僕がこの『権能』を用いて世界を蹂躙することも仕方がない。
僕がレグルス・コル二アスであるために、
「――明日、僕の第二の嫁を探しにいくとしようじゃないか」
口ぶりとは裏腹に、なんちゃってレグルスの表情は明るく、否、それどころかどこかワクワクしているかのように、その口角を上げた。
◆◇◆
「「「きゃあああああああああ!!!」」」
「「「ぐわぁあああああああああああ!!!」」」
老若男女の阿鼻叫喚が響き渡る。
何の変哲もない日常が唐突に牙を剥く。
木造の家々は吹き飛び、大地は抉れ、行き場を失った炎が残骸へと燃え広がる。
瞬く間に火の海が辺り一面を埋め尽くし、倒れ伏す者も逃げ惑う者も一様に炎に吞まれていった。
だが、その地獄絵図の中にあってただひとつだけ異様な光景があった。
この惨状を生み出した張本人とそのお付きのメイド、そして一人の村娘だけが不思議な力によって火の手を免れていたのだ。
炎はその空間だけを避けるように渦を巻き、決して彼らを、彼を焼こうとはしない。
まるで、彼こそが火を統べる主であるかのように。
「なんだい? 僕はこれほどまでに誠意をもって、平和的に接してやってるのに……君たちときたら、やれ『出ていけ』だの『お前にくれてやるものはない』だの。――不愉快極まりないね。僕がいつ、君たちに何かを求めた? 僕がいつ、君たちに望んだ? 僕は何も望んでない。何も欲してない。僕はただ僕に許された当然の行いしているだけだ。僕が誰と恋愛をしようが僕の自由だ。それは僕の絶対の権利だ。にもかかわらず、君たちは一方的に僕の行く手を阻み、挙句の果てに僕を暴漢のように扱った。それってつまり、僕という個人が本来持っている当たり前の権利を理不尽に、冒涜的に、無遠慮に踏みにじったってことだよね。まるで土足で他人の家に踏み入るみたいに僕を足蹴にしたってことだ。僕の権利を侵害したってことだ。なら、君たちが逆の立場になったとしても文句なんて言えないよね?」
冷静で落ち着いた風に見当違いなことを宣う。
それがレグルスクオリティだ。
違うか。違うな。
やはり僕はレグルスとしてまだまだだ。
どうしたらレグルスのように威風堂々と責任転嫁できるだろうか。
「そうだとも。僕の権利を侵害したのは紛れもなく君たちの方だ。僕はただ平和的に嫁を探そうとしていたのに……僕が村に足を踏み入れた途端、君たちは僕に対して武器を向け、殺そうとした。それが人間のやることなのかな? 本当に野蛮だよね。僕はただ僕の嫁に相応しい手頃な娘はいないか聞いただけなのにさ」
誰がどう考えてもそのせいである。
そんなことは僕だってわかっている。
だけど、――それが許されるのがレグルスという人間なのだ。
「強い者が正しく、負けた弱者がすべて悪い――それがヴォラキアの流儀なんだろ? 帝国民は精強たれってやつ? 普段からそうやって自分たちに都合のいい基準で、僕のような何の害もない、いたいけな一般人を見下して蔑んでいるからこういう目に合うのさ。僕にはまるで理解できないね。強いことだけが尊ばれるなんて文明人の価値観じゃない。まるっきり野蛮人そのものじゃないか。あーいやだいやだ、そんな人間がこの国にはまだうじゃうじゃいると思うと反吐が出るね。――君もそう思わないかい?」
言いたいことを言う。
それが間違ってるか正しいかなんて関係ない。
いいや、僕の考えこそが唯一絶対に正しいんだ。
僕はかのレグルス・コル二アスなのだから。
「ひっ……」
「ああ、怖がらなくていいよ。僕が女の子に手を上げるなんて、そんなのは紳士的な振舞いとは言えないだろう? 僕はこう見えても妻を持つ身だからね。夫としての責任とか振舞いって言うの? そういうのは当然弁えている。だから、安心するといい。君が”僕の妻”として正しい振舞いをしていれば、僕も君の夫として振舞おう。それが夫婦として行うべき当然の礼儀だよね。DV夫とか、無暗に暴力を振るって妻を従わせようなんて、野蛮人のすることだしね。僕はそういうのとは無縁なんだ」
「ぁ……ああ……」
「――あのさぁ、僕は君に話しかけてるんだけど? 話かけられたら言葉を返すのが人として最低限の礼儀ってものなんじゃないの? それとも君はそんな当たり前の礼儀すら持ち合わせてない愚鈍な人間なのかな」
「ぃや……ぁやめて」
「……」
うん。やりすぎた。
冷静になって考えてみると、これだけ虐殺しといて突然従順になれる女の子なんているはずないよね。
レグルスとして振る舞うのが楽しすぎて忘れてたよ。
そうなると本物のレグルスはどうやってあそこまでの嫁を集めてたんだ?
総勢291人だとか何とか前世で聞いた気がするけど。
それだけの数の村を襲ったとか、よくよく考えたら凄くないか?
ペテルギウス以上の勤勉家なんじゃないのか?
いや、違うだろ。そうじゃない。
虐殺で、嫁入りどころじゃなかったのはアルバだって同じだ。
それでも今は、こうして虐殺の現場にも付いてきてくれている。ドレス風のメイド服で。
「旦那様、この子供を新しい嫁として迎えるのですか?」
「ああ、そうだ。なんだい、何か言いたいことでもあるのかな?」
「――いいえ、私の望みは旦那様の望みです。旦那様の行いに私が不服を申し立てることはありません」
アルバは静かに裾を摘まみ上げ、深々とカーテシーして頭を垂れた。
何か心境の変化でもあったのか、我が家での淫乱メイドとは違う。
その姿はよりメイドらしく、仕える者としての礼儀を余すことなく表現していた。
だが、どこかよそよそしいアルバの態度に僕は一抹の寂しさを覚えた。
「あ、そう……僕が言うのもなんだけど、君はそれでいいわけ? 君は僕の第一婦人だろ? 困るんだよね。僕に隠れて嫁同士でいがみ合われたりするとさ」
「かしこまりました。でしたら、これから旦那様の花嫁となる者たちは私が
「そういうことじゃないんだけど……まあいいや。目的は達成したし、帰るとしようか。僕たちの家に」
「――もし、少し待っていただけませんか」
「あ?」
何はともあれ目的は達成、いざ帰ろうかというその時だった。
僕とアルバ、そして新しい嫁以外に誰もいないはずの空間に、どこまでも透き通り、聞いた者の心まで浸透するような、そんな声が響いた。
「っ! ……?」
咄嗟に振り向くが、そこには誰もいない。
聞き違いか。いや、
「もし、こちらですよ」
気づけば、僕は背後を取られていた。
耳元で、いまだ聞いたことのないほどに美しい声が囁いた。
それは甘やかに人を惑わせ、男の心を自在に操る女の声だった。
――僕の嫌いな女の声だ。
驚きと困惑、そして動揺――それらすべてを嚙み殺し、僕は隣にいる存在へと静かに言葉を返した。
「っ、な、にかな。僕はこう見えて忙しいんだ。子供のわがままに付き合ってやる時間はない。他を当たってくれるかな?」
「そこをどうか、私にお時間をくださいませんか」
それは問いではなく、ましてや命令でもない。
ただ『そうあれ』と告げるに等しい――抗うことを決して許さぬ、静かな願いだった。
――こ、この女……この僕に
形式こそ命令の体をなしていなかったが、僕にとってそれは疑いようもなく、命令そのものに等しかった。
何故ならこの女は――、
「私は『虚飾の魔女』パンドラ。以後、よろしくお願いしますね」
この世界で唯一、レグルスが敬語を使う存在なのだから。
◆◇◆
「はぁああああ?? 突然現れて何様のつもりだよ。誰がよろしくなんてするもんか。言ったよね、僕は忙しいって。なのに僕の都合を無視して話しかけてくるなんて、君には常識ってものがないのかな? こっちの意思を無視してそっちの都合だけを押し付けるとか、人としてどうかと思うよ。だいたいさぁ、『虚飾の魔女』とか、そんな痛々しい二つ名を自称して偉ぶるとか恥ずかしくないのかな。『魔女』なんて言葉に怯える人間がこの世界にどれだけいると思ってるの? 少しは配慮ってものを学んだらどうなんだい。それとも何か、もしかして僕が『魔女』なんて言葉に怯えるような人間だと思ってるのかな。いや、思ってるんだよね。そうじゃなきゃ『魔女』だなんて初対面で名乗るはずがないからね。だとしたら呆れて物も言えないよ。そうやって自称して自分を特別に見せかけて他人を操ろうって魂胆が透けて見えてるんだ。僕はそんな安っぽい演出で騙されるほど愚かじゃない。その程度でこの僕を操れると思っているのなら――それこそ許しがたい暴挙だ。常識に欠け、あって当然の配慮もなく、その上、僕みたいな凡人を見下す上から目線! 君は僕の、僕という個人が持つ尊重されて当然の権利を侵害しているッ! それは如何に無欲な僕でも許せないなぁ!!」
とりあえずキレてみた。
無計画にもほどがあるが、正直どうしていいか分からん。
殺しても死なないような女にどう対処しろと?
まず一回殺してみて、逃げられるか試そう。
他のことを考えるのはその後でいい。
「はじけ飛べ!」
「っ!」
バチュンッ! と、水風船が破裂するようにパンドラの肉体がはじけ飛び、その内にある命という命が周囲に飛び散った。
よし!
パンドラの”死”を確認し血の雨が肌を打つのを感じながら、僕はアルバの手をとって一心不乱に駆けだした。
「逃げるぞ、アルバ!」
「旦那様……!」
だが、
「――もし、『見間違え』では?」
「見間違えなわけ、ある……か……?」
おかしい。
僕は再度パンドラに向かって『権能』を振るうことを躊躇してしまった。
なぜ、なぜ……この女ァ……!
「なんでっ、
「……? 服を吹き飛ばしたのは貴方ではありませんか」
「そうだけど!? そういうことじゃない!」
レグルスのレグルスが勃起した。
◆◇◆
To be continued...next『15%』
多分、レグルスがレグルスをしてるのは今回が最後かも?
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