ん~微妙! 不調! 心がブレるとエロがブレる!
※何言ってんだこいつ。
どーぞ。微エロです。
──真夜中。
明るかった屋敷にも夜の帳が下りて窓の外は黒く染めっていた。
俺はそんな暗い外の景色をぼーっと眺めて呆然と考え事をしていた。
なぜ、俺は死んだのか。
今日一日を過ごして分かった。
俺はどうやら【二日目の朝】に死に戻ったらしい。不幸中の幸いというべきだろう。少なくともまた初対面からやり直すということにはならなかった。
でも……それでも、積み上げた親密度が、思い出が、誰からも忘れられて、なかったことになったのはかなり心にきた。
何よりも俺の心を抉ってくるのは【エミリア】だ。
彼女と過ごした日々は日数にすれば短いものだったが、その短い中で互いに触れ合った時間は何よりも大切なものだった。
大切なものだったんだ。
なんで俺は死んでしまったのだろうか。
飲んだ精力剤に【毒】でも入っていたのか。それともその前に食べたディナーに【毒】が入っていたのか……いいや、それはないか。死んだときのことを考えれば、可能性があるのは精力剤だろうな。知らない異世界の薬を不用意に飲むべきじゃなかったかもしれない。
はぁ……反省だ。
正直結構萎えた。いやほんとに。
心にぽっかり穴が空いたようだった。
治しようのない心の欠落。
──でも、そうして空いた穴をベティが身体を張って埋めてくれた。
──嬉しかった。
しょげるな、押鳥典雅。
確かに失ったものはある。それはかけがえのないものだ。でも、本来であれば死んだ時点ですべてを失っていたはずなのだ。
俺はやり直す機会を与えられたのだから。
これ以上を望むのは強欲というものだろう。
大丈夫、俺は大丈夫だ。
俺が主人公じゃなかったら耐えられなかった!
だが俺は主人公! だから大丈夫だ!
※どういう理屈だよ。
何度だってやり直してやる!
俺は折れない!
必ずエミリアたんを俺専用の超かわいいドスケベえっちなお嫁さんにするんだッ‼
「──何してるの」
一人決意を固めガッツポーズをきめたテンガに後ろから声がかかった。
「手が止まってるわよ、テンガ」
振り向けばそこには紅茶を片手に俺のベッドの上に女の子座りする【ラム】の姿があった。
※言ってる傍から違う女連れ込んでんじゃねぇよ。
いや違うんだって。
この状況を説明するには今日の朝食まで時間を遡る必要がある。
◆◇◆
ベティに元気をもらってなんとか立ち直った俺はベティに付いてきてもらってどうにか食堂へと辿り着くことができた。
「おはよう、テンガ」
「は、はは……お、おはよう、エミリア」
食堂の扉を開けるとそこにはエミリアがいて、俺にいつものように朝の挨拶をしてくれた。
だが、俺は彼女と目を合わせることができなかった。
心がざわついて、どうにも彼女の目を見られなかった。
「? どうかしたの?」
「何でもないよ、ごめんね。ほんと、何でもないから」
俺はそそくさと席に着いた。
……思い返してみると、俺相当エミリアのこと避けてたな。
明日ちゃんと謝ろう。うん。
無意識に腕に力が入って、抱っこしていたベティをぎゅっと抱きしめた。
「……」
それを彼女は何も言わずに受け入れてくれて……ほんと、ベティには頭が上がらない。
今度ラムの目を盗んでお菓子を持っていこう。きっと喜ぶに違いない。
さておき、そうしていつものように朝食が始まった。
「いただきます……んまぁ……」
日頃、性欲に正直な俺だけあって俺は食欲にも余念がない。
性欲に裏切られたも同然な今の俺には一定の幸福を与えてくれる食欲は確かな心の安定剤だった。
レムの食事おいしい。うまうま。
「朝の仕事をサボって食べる朝食は美味しいかしら」
「んんッ‼」
と、そこへ後ろから鋭い言葉の刃が飛んできた。
思わず入っちゃいけない方にスープが入りそうだったが、なんとか飲み込んだ。
「い、いやぁ、それについては山より深く海よりも高い理由がですね……」
「そう。なら聞かせてもらおうかしら、その理由とやらを」
やばい。
絶対に逃がさないという意思が目から伝わってくる。
どうする。なんて言えばいい。
ここは適当に謝っておいて、時間が解決してくれる方向に……。
「今朝の不審な行動はなんだったの? 何かあるなら言いなさい」
「……っ」
しかし、言い逃れの言葉は口から出て来なかった。
彼女の目に俺を問い詰めるようなキツさはまるでなくて、あるのはただこちらを慮るような慈しみだけだったから。
ただ俺を思っての言葉に適当な言葉を返すことは流石の俺も心を咎めた。
「ん、何の話? テンガ、朝に何かあったの?」
その言葉にエミリアも乗っかってくる。
彼女がこちらを振り向くも、俺は顔を逸らすことしかできない。
「え、えーっとぉ……じ、実はですね……」
完全に逃げ場を失った。
どうする。何を言う。
本当のことは……言えないだろうな。
言って信じてもらうには信頼がなさすぎる。
うん、もう分からん。俺バカだし。
考えても分からないときは感じるままに言葉を吐いちまえ!
「実は定期的に毒(精)を吐き出さないと死んでしまう病気なんですっ!(大嘘)」
※何言ってんだこいつ。
何言ってんだ俺。
嘘つくにしたってもっといいのあっただろ。
こんなの誰も信じるわけ……
「あっ……」
まず反応したのはエミリアだった。
「エミリア様、何か心当たりが?」
「えっと、うん。あれってそういうことだったんだ……」
いやごめん、大嘘です。
「ふむ……聞いたことのない病気だが、いーぃだろう。君には【恩】があるからね。では、レム」
「──ロズワール様、そのお役目、私に任せていただけませんか?」
あれ?
「……そうだね、君が適任だろう。では任せたよ、ラム」
「ね、姉様っ」
「聞き分けなさい、レム。これは私が賜ったお役目よ」
あれー?
「そういうわけだから新人、貴方の病気への対処は私が勤めるわ。以後宜しく頼むわね」
あれぇぇぇぇ?
「あ、はい」
まじかよ。
信じちゃった?
しかも、ラムがお世話してくれるの?
えぇぇ!? まじで!?
やったぁぁぁぁぁぁぁあああ‼
俺は思考をやめた。
※やめんな。
◆◇◆
な? これで分かってもらえただろ?
俺が連れ込んだわけじゃない。
※やったぁぁぁぁぁぁぁあああ‼ って言ってたよな?
おれ、しらない。
でも、俺は貰えるものは貰う主義だ。
※クズがよぉ
俺はラム姉様に優しく抜いてもらうんだ……‼
と、そんな風に思ていた時期が俺にもありました。
「ラムが手伝う以上、手を抜くことは許さないわ」
うん。まったくそういう雰囲気にならない。
というか、
「文字が読めなければ買い物のメモもできないし、用件の書置きもできない。使用人としては三流もいいとこだわ」
何故か、俺は読み書きを教わっていた。
why?
更に言えば、彼女はただ仕事をサボっているようにしか見えないし、俺はひらすらハ文字を写すように言われただけだ。
気分は完全に小学生である。
漢字ドリルなんて久しくやっていなかったが、こんな苦行だっただろうか。
偉いな、過去の俺。
まぁ宿題こそ面倒そのものだったが、小学校といえば俺にとって楽園そのものだった。
右に幼馴染、左に年下ちゃん。年上の女の子から担任の先生まで。
みんなが俺を愛してくれた。
俺も彼女たちを愛していた。
違う中学に行ってもたまに連絡を取って合っていたくらいだ。
女の子の成長とは早いもので、久しぶりに会う子みんなが可愛くなっていた。
ああ、懐かしい。
……彼女たちにももう会えないと思うと少しだけ、寂しく思う。
「ちょっと、聞いてるの?」
「聞いてます聞いてます」
やばい。睨まれた。
「はぁ、どうやら集中が切れたようね」
すいません。
御下座して謝るので許してください。
姉様を怒らせると怖いのだ、レムが。
大事なことだからもう一度言うが、姉様を怒らせるとレムが怒る。
レムが怒ると俺の飯がなくなる。それは避けなければいけない。
ここは潔く土下座して、ついでにラムのパンツを……
「ほら、こっちに来なさい」
ん?
すると、彼女はこちらへ手招きをして、ベッドへと俺を誘った。
もしかして、ついにか!
俺は意気揚々と椅子を立ち、彼女の方へと近づいた。
「……」
「おおっ」
そうして、彼女はゆっくりと、身に着けていた白ストッキングを脱ぎ始めた。
純白に隠されていた肌色の素肌が徐々に露わになっていく。
初めて見るラムの生足……!
両足の靴とストッキングを脱いだ彼女は片足を俺の方へと向けて言った。
「──舐めなさい」
「……ぱーどぅん?」
おいおい、なんて言ったよこの尊大姉様。
「聞こえなかったの? 舐めなさいとラムは言ったのよ」
聞き間違いじゃなかった……!
どういうこと? ドSなの? 似合ってるけど!
俺にはMっ気なんて……!
「と、突然、何を?」
「貴方の欲を発散するのがラムの役目よ。朝食での話を聞いていなかったの?」
聞いてたよ!
それがなんだってこういう事になるわけ?
「? ラムに奉仕する以上に心満たされる行為があるというの?」
なん、だと……。
ナチュラル傲慢。まるで疑問に思っていやがらねぇ。
確かにラムほどの美少女に舐めろと言われることはご褒美そのもの……ッだが、俺がそんな簡単に靡くと思われるのは心外だッ。
いくら変態な俺といえど最低限、男のプライドってもんが……
「するの? しないの?」
「します!」
負けた。
※うわぁ…
無理だよ。こんな艶めかしい足ぶら下げられたら男なら誰だって逆らえるわけない。
魔性の生足だ。
俺は彼女の足を持ち上げ言った。
「ご奉仕させて頂きます、お姉様」
「くるしゅうないわ」
許可も得られたところで、俺は舌を伸ばした彼女の指先に舌を沿わせた。
「ん」
まるで穢れがなく細くやわらかな彼女の足を俺は犬のように舐めた。
指の間に舌を入れ、指を吸い、爪を舐め、綺麗にするように満遍なく舐め上げていく。
足裏をつつーと舐め上げると彼女は堪らず淫靡な吐息を漏らした。
「んん……」
尊大な彼女から漏れ出る可愛らしい声に息子がだんだんと盛り上がってくる。
舐めて、舐めて、嬲って。
彼女の足を俺の唾液で染めていく。丹念に丁寧に慎重に。
しなやかなふくらはぎを舐り、次は健康的な太ももへ……
そんな俺の頭を、そっと何かが押さえつけた。
彼女の手だ。
「──悪い子。まるで躾けのなっていない犬ね」
舐めることに熱中していた俺は気づかぬ間にどんどんと彼女の股座へと近づいていたようだ。
ほんの少し漂う牝の香りが俺の鼻を掠める。
──舐めたい。彼女のおまんこを俺の舌で舐りたい。
そんな欲望に駆られる。
「はっ、はっ、はっ」
気づけば、俺の股間は痛いほどに膨れ上がっていた。
昂奮と高揚が脳を満たし、心臓がバクバクと血を巡らせる。
「我慢できないって顔ね。本当に発情した犬そのものだわ」
彼女は妖艶に微笑んで告げる。
その余裕淡々な顔を涙と鼻水で埋めてやりたいッ。
そんな今にも暴発しそうな獣欲を、彼女はいとも簡単に御してみせた。
「仕方ないわね。これも仕事だもの」
「ぐッ」
彼女の足が息子を刺激する。
足の指でぎゅっぎゅっと握りしめ、押して、引いて、じらすように円を描く。
──イきたいッ。
彼女はそっとベッドを降りて、俺の前に座り込んだ。
そのまま俺のズボンを脱がし、最後の砦であるパンツを下ろした。
ぶるんッ、と二十センチはあろうかという巨大な肉棒が起立する。
それに慌てた様子もなく、まるですべてを受け入れるかの如く自然に、彼女の手が俺のチンポを握った。
彼女の白く細い手が雄臭い俺のチンポを握っている。
その事実に我慢汁が溢れて止まない。
「ほら、無様にイきなさい」
次の瞬間──極上の快楽がチンポを襲った。
滑らかに艶めかしくチンポをシゴく魅惑の手。
竿を擦り、亀頭に躊躇なく触れ、左手で竿を、右手で亀頭を上から押さえつけるようにしてぐりぐりと刺激した。
左手では時々玉を弄り、射精を促してくる。
──上手いッ
なぜこれ程のテクニックをもっているのか、俺は堪らず限界を迎え金玉からザーメンを昇らせた。
「あッ、うぐっ、出るぅッ!」
どっっっ…………びゅるるるるるる!
どぶっどぶっどびゅるるるるる!
信じられない量の精液が吐き出され彼女の手をどろどろに汚していく。
彼女の手を孕ませるかのような濃い精液は彼女の手に絡み白濁に染めていく。
「んっ、たくさん出たわね」
それすら驚くことなく彼女は当たり前のように手で精液を受け止めた。
その堂々たる様はまさしく熟練の遊女のようだった。
あまりにテクニカルな手管。焦らしの緩急。
「おっふ……」
完敗だ。
まさに極楽。的確に男をイかせる手技。
まさかここまでとは……。
「これで満足したでしょう」
布で汚れを拭った彼女は立ち上がり、紅茶を片付け扉へ向かった。
……はっ!
「代わりに今度は俺がマッサージでも!」
「結構よ。それじゃ」
がちゃん、と無情に扉は締まり、聞き耳をもたぬままラムは部屋を去ってしまった。
「行っちゃった……」
残されたテンガは床に仰向けになって、心の中で思った。
──これがほんとの手抜きのプロってか。
一発抜いて思考がぼーっとしているテンガはそのまま暫くの時間を過ごした。
◆◇◆
「はぁ……♡ はぁ……♡」
夜の廊下を息も絶え絶えで歩く少女の姿があった。
「なんなの、これ……♡」
壁を伝ってなんとか歩けているといった様子だ。どうにも正常ではない。
気のせいだろうか。足をもじもじとさせながら歩く彼女の太ももを透明な雫が伝っているように見える。
彼女にも理解できない。
こんなことは初めてだった。
──
彼女の体に異常事態が起きていた。
それがイイ事なのか否か、それはまだ誰にもわからない。
「んっ……♡」
無意識のうちに、彼女は色っぽい声を漏らした。
ネクストターゲット兼テクニカル担当のラムさんでした。
次なる標的は彼女です。
えっちっちなラムちーを描けるかどうか……がんばろ。
あとアンケートに答えてくださっている皆さん、ありがと。
ヤンデレエミリアたんと退廃セックスが人気だったので2章終わったら書こうと思ってます。多分2章のifになるかと。
まぁ実のところ2章完結するまで、後10話近くある計算になるんでまだまだなんですけどね……
もどかしい……! 全部ぱぱっと描き終えられるセンスがあっしにありさえすれば!
ま、ないものは仕方がないので地道に書いていくのです。
なかなかに遅筆な作者ですがどーぞよろしくたのんます。