※この作品はR-18です。

Re:ゼロから始める異世界性活(仮)   作:萎える伸える

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 なんかすごいすらすら書けちゃって長くなっちゃった。即落ちとは……(哲学)



二章ー24『即落ち二コマ!』★ (メィリィ)

 

 

 

 群体ネズミと呼ばれる魔獣がいる。

 王都などといった人の多い街の下水道なんかに潜む魔獣だ。

 そいつらの多くは普通のネズミと変わらず残飯を漁って生きている。

 

 だが、やはり魔獣らしくそいつらもまた人を喰らう。

 彼らは普通のネズミと変わらぬ脆弱な肉体で人を喰らう為、その小さな体に魔獣を魔獣たらしめる【暴食】の力を宿している。

 

 それは【感染力】だ。

 

 残飯や下水を漁って体内に保有した【不浄】を意図的に噛みついた人間に移し的確に命を奪う。  

 要するに【毒】だ。噛みつかれれば最後、彼らの残飯になることが確定する。恐ろしい魔獣だ。

 

 ──小さな子供にとっては。

 

 そう、彼らの毒で殺せるのは実のところまだ(オド)の不安定な人間の子供だけだ。彼らの毒は成熟した魂には然したる効果を及ぼさず、精々微熱が出て風邪を疑うくらいだろう。

 何故なら彼らの力の大本は感染であり、そもそもの毒が弱ければ大した意味をなさない。

 もし肉体に【マナ】を宿さない生物がこの世界にいたのなら、彼らの力は猛威を振るったかもしれない。

 だが、魔法使いでなくとも無意識に身体にマナを宿しているこの世界の人間には、彼らの魔法的な毒は通用しなかった。

 

 彼らは危険度の低い【害獣】として日々戦士でもない人々に駆除されている。

 

 

 そんなある日、彼らの中に【女王】が生まれた。

 

 

 魔獣という種族の群れには、時々その群れを率いる王や女王といった個体が生まれる。

 それは群体ネズミと呼ばれ、一体一体には自我のない群としての個である魔獣においても例外ではなかった。

 生まれた落ちた特別な女王は、更に稀なことに【突然変異】であった。

 

 種族的な能力である【感染力】を更に強化し、触れた個体からその個体が触れたものにまで呪いを伝染させるという呪いの条理を覆す女王としての力。

 そこに本来は持ちえぬ、ヒトのメスを発情させ呪いのキャリアとする突然変異としての力までもが加わった。

 

 生まれながらにしてその身に宿すその【特殊な呪い】は、彼女が不浄を溜め込むまでもなくヒトを呪うことを可能にさせ、さらには呪ったヒトのメスが無意識に己の呪いをヒトのオスに移すように誘発する恐ろしい力だった。

 不浄を疎い、己で動くのではなく他者を動かさせる。まさに女王のように気位のある力を持った特殊個体だった。

 

 

 この世に生まれ落ちた災厄の種である彼女がこの世界に猛威を振るう。

 

 ──その前に。

 

 

「あらぁ、なんだかおかしな子がいるわねぇ」

 

 

 突然現れたニンゲンの娘に攫われた。

 一見して手下の子たちでも喰らえそうな小さい体のメスだった。

 しかし、手下も私も抗うことができなかった。

 

 

 何故なら、彼女から原初の【母】と同じ匂いがしたからだ。

 

 

 一たび人間の女の子を噛めば、鼠算式に犠牲者を増やしたであろう、世にも恐ろしい災厄の魔獣は、その猛威を振るう前に──何の力もなさそうな人間の娘に攫われた──否、服従した。彼女を越える──真なる女王に。

 

 

「あはっ、いい子見つけちゃった」

 

 

 彼女は笑って私の顎を撫でた。

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

「久しぶり……っていうほど時間も経ってないかな? あの時、エルザを迎えに来た妹さんだよね」

 

 

 そこは夜の帳も下りた森の中。

 月光だけが大地を照らす広場にて二人の男女が向き合っていた。

 一人は紺色の髪を三つ編みおさげにした一見して幼女にも見える女。もう片方はその腰に不似合いな鉄剣をぶら下げた少年である。

 

 両者は相対し、そうして先に声をかけてきたのは少年の方であった。

 少年の呼びかけに対して女はにんまりと笑みを浮かべ答えた。

 

「ふふ、メィリィって呼んで欲しいわぁ、お兄さん」

 

 何が可笑しいのか。

 いいや、明らかに可笑しいのだ。

 これほど上手くいくとは女自身も思ってなかった。

 少年には顔を知られていたから、いつものように何の変哲もない少女として紛れ込むわけにはいかなかった。

 だからと言って『母』の命令に逆らうわけにもいかなかった。

 

 だから考えた。女はない頭を使って考えた。

 

 初めてその少年にあった時、彼は何をしていたのか。

 エルザと何をしていたのか。

 詳しくはわからない。エルザは『また会いたいわ』というだけで起きた出来事を何も教えてくれなかった。

 しかし、女はそれがなんであるか知っていた。それは、そういうことに詳しそうな『母』から学んだのかもしれないし、あるいはもっと前、森の獣たちと過ごしていた時にその『行為』を知ったのかもしれない。はたまた、女にも生まれながらの本能としてそういうことを理解していたのかもしれない。

 真相は定かではないが、それがなんであるか女は悟った。

 それを利用しようと考えたのはそれからすぐのことだった。

 

 いつだったか仕事の帰りに見つけて連れて帰った魔獣ちゃんのことを思い出して連れて行った。

 

 村の子供の振りをして近づいて、オトモダチになりたい可愛い女の子を魔獣ちゃんに噛ませた。効果は劇的だった。急速に息を荒くさせた彼女は幼いはずなのにとても妖艶な表情をしていた。

 彼女をほんの少し誘導すれば、狙い通りお兄さんに呪いを移してくれた。これでお兄さんをいつでも殺すことが出来る。女は自分を天才だと思った。

 

 後は夜、寝静まった頃に食べさせるだけだ。そう思った。

 

 

 しかし、そうはならなかった。

 魔獣ちゃんから『呪い』を解除されたということを教えられて動揺した。

 何故、バレたのか。この魔獣ちゃんの呪いは特別だ。それに女の子に鼻の下を伸ばしていた馬鹿なお兄さんが気づけるはずない、そう思ってたのに。

 

 動揺はしたが、起こってしまったものは仕方がない。

 女は焦る心を押し隠して、第二プランを実行した。元々オトモダチになってナカヨクしようと思って攫ってきていた女の子を使って、少年をおびき寄せる作戦だ。

 

 失敗はできない。失敗したら、『母』に何をされるか分からない。

 

 女は緊張に胸を痛くしながら様子を窺った。

 すると、一人のメイド姿の少女を連れた少年が森に入ってきた。

 

 ──かかった!

 

 女は逸る心を静めて静観した。

 女の子を少し開けた場所に安置して周りに魔獣ちゃんたちを配置する。

 彼らに息を潜めさせて少年らを待つ。

  

 そうして暫く。

 少年たちはやってきた。

 ここら一帯の魔獣ちゃんは支配下に置いたからだろう。道中襲われた様子のない二人は油断していた。

 二人が女の子に駆け寄り、無事を確認したその瞬間、犬っぽい魔獣ちゃんたちをけしかけた。

 

 だが、そのすべてを青髪のメイド服の少女に駆逐された。

 

 ──しまったっ!

 

 そう思い、しかし一度動き出した彼らを止めることもできず、次々とメイド服の少女に襲い掛かっていく魔獣ちゃんたち。

 有効打を与えることもできずに次々と殺されていく。

 しかし多勢に無勢と言ったところか。徐々にメイド服の少女に傷がついていく。

 なぜ突然怪我が増えたのか。その理由が分かった。女の子を守っているからだ。それを理解してすぐに女の子を狙うように命令した。すると、青髪の少女は大きな隙を晒した。

 

 ──今だ!!

 

 そう思い隠し玉のギルティラウちゃんを投入すると、──なんと少女を庇って少年が背中に重傷を負ったではないか。

 女は歓喜した。もしかしたら殺せないかもしれないという不安が解消されて、胸がすぅっと楽になった。

 さらに都合がいいことに少年は女の子を青髪の少女に預けて殿(しんがり)になろうとしているではないか。

 女は確信し、微笑みを携えた。

 

 ──馬鹿だ! 

 

 少年──今目の前にいるお兄さんがとってもお馬鹿さんであることを理解した。

 あれだけ殺して魔獣が尽きたのだと思ったのかもしれないが、ザンネン。魔獣ちゃんたちはまだまだいる。お兄さん一人でどうにかなる量ではない。

 

 そうして勝利を確信した女は、草陰からお兄さんの前に姿を現した。

 これだけ上手くいったのだ。最後は気持ちよくお喋りでもしたかった。

 もう負けはない。お兄さんは確実に殺せる。

 ストレスフリーになった女は意気揚々と少年と向き合うのであった。

 

 

「ほんと大変だったわぁ、お兄さんには姿を知られているからいつも通りにいかなくってぇ……ふふ、でもこうして上手くいったんだからやっぱりわたしって天才じゃないかしらぁ!」

 

 

 手のひらをそっと合わせてきゃっきゃと喜ぶ様はまさしく年頃の少女そのもので、だがしかし、その背後に鎮座する巨大なカバのような魔獣に、王たる振舞のキメラのような魔獣、そしてその肩に乗るなんか知らんが気品があるように見えるドブネズミ、おそらくそいつも魔獣なのだろうが、に囲われている姿はまさしく魔獣の女王といった装いだ。

 

 本格的に命の危機がビンビンと鳴っていた。

 

「ははぁ、さてはペトラに呪いを掛けた呪術師ってのは君だな? えらく立派な護衛たちだけど、襲われたりしないわけ?」

 

 すでに疲れていそうな少年が女に語り掛ける。

 自分より体の大きな男に恐れられるというのは存外、悪くない気分で。

 どこか優越感のような気持ちよさに浸ることが出来た。

 それに更に機嫌をよくする女。

 

「そうだぁ! お兄さんもわたしとオトモダチになりましょお? あの女の子、ペトラちゃんって言うのねえ、その子も連れ戻してみんなでお飯事をするの! ねえ、楽しそうだと思わない?」 

 

「……そうしてると普通の女の子なんだけどなぁ」

 

「あらぁ、普通じゃない女の子は嫌いなのお? エルザにも手を出してたんだからてっきり……」

 

「ありゃ、やっぱりバレてるんだ。気まずっ! 

って、ふざけてる場合でもないな、マジに」

 

「えぇ、やる気なんだぁ? ふ~ん、てっきりお兄さんはもう諦めてるもんだと思ってたんだけどなあ」

 

「まっさかぁ! 諦めるつもりなんて毛頭ないに決まってるだろ? 俺は死にたくないんだよ、それこそ死んでもね」

 

「ふーん、変なのお。でも、お兄さんにはやっぱり無理だわぁ、だって──お兄さん、魔獣ちゃんたちを殺せないんでしょお?」

 

「………」

 

 女が告げたことは事実だ。

 少年は魔獣を殺せない。それは、力がないから殺せないということではない。

 

「お兄さんってば生き物を殺したくなさそうなんだもん。こういうこととかしたことないんでしょお? きっと良いところの生まれなのよねぇ、羨ましいわぁ」

 

「………」

 

「そんなお兄さんがここに残るって言ったのはいったいどういう気持ちだったの? 死ぬつもりでもなかったのなら変だわぁ、とってもおかしいわぁ」

 

「別に変なことじゃないさ。ただ──まだ周りに気を遣えるほど制御できないってだけのはーぁなしだし?」

 

「……へ? あははっ! やだぁお兄さんったらざこの癖に強がっちゃってえ! ……いいわぁ、そんなに死にたいのなら、魔獣ちゃんたちぃ、あのお兄さんを殺っちゃって!」

 

 最後まで粋がるお兄さんを面白がり、女は何の躊躇もなく百に上る魔獣たちをけしかけた。

 

 すぐさま少年の周りを獣が囲い、その姿が見えなくなる。犬、猿、鼠、カバ、ライオン、蛇、蝙蝠、いろんな動物を模した魔獣たちが少年を襲う。

 女からは見えないが、きっと今頃四肢をバラバラにさせて頭を噛み砕かれ、全身を獣に貪られていることだろう。

 そんなグロテスクな想像に女が顔を顰めることはない、むしろ喜々としていた。それくらいのことは自然界では当たり前のことだ。なにより、女にとっては『母』による罰の方がよほど残酷であり非人道的で非自然的な行いだと身をもって知っていた。

 

 少なくともこれで『母』のお叱りを受けることはなくなった。

 そのことに喜びを感じて、そろそろ肉片も残らず食い尽くされただろうというタイミングを見計らって魔獣ちゃんたちを止めようと──そう声をかけようとした時だった。

 

 

 びちゃっ!!

 

 

「え?」

 

 女の頬に、何か粘性のある生暖かい液体が付着した。

 それがなんであるか、女は考えるまでもなく知っていた。

 ──『血』だ。

 それも人のモノではなく、獣特有の生臭さを孕んだ血。

 何故? 魔獣が共食いした? なるほど、確かによくあることだ。

 なら早く止めなければ……。

 

 

 ぐしゃっ! ばごっ! ぐちゃ! どちゅ! どしゅ! ぶしゃぶしゃぶしゃしゃしゃしゃしゃ──!!!

 

 

 次々と不可解な音が響き、どこからか噴水のように血潮が昇る。

 それらが空中で散り、血の雨となって女の髪を汚す。

 しかし、女は自慢の髪が汚れることも気にならずに、ただ一点だけを見つめていた。

 

 少年を囲んでいるはずの魔獣ちゃんたちの動きが止まっている。

 それどころかドーム状に積もった魔獣のてっぺんが歪に歪んでいる。

 まるで中から凄まじい衝撃に晒されたかのように。

 それが、その歪みが、どんどんと肥大化していく。

 

 どぉん! どぉん! どどどぉぉぉんん!!

 

 そして次の瞬間、少年を囲んでいた魔獣ちゃんたちが肉片となって吹き飛んだ。

 そうして中からでてきたのは、少年。

 

 

 ──うっそぉ。

 

 

 否、少年のような形をした何かだ。

 まるで様子が違う。

 怖い。

 怖い。なんだあれは。

 あれは本当に少年なのか。

 少年は魔法使いでない女にも目に見えるほど濃いオレンジ色に輝くマナを纏っていた。

 明らかに尋常な様子ではない。

 

「っ!! 魔獣ちゃんたち! お兄さんをっ!」

 

 咄嗟に命令を出せた自分は偉い。女はそう思った。

 だが、──その命令はもはや意味をなさなかった。

 

 

「──」

 

 死ぬ。

 

「──」

 

 死ぬ。

 

「──」

 

 獣が死んでいく。

 

 

 少年が拳を振るう度に血が吹き飛び、魔獣が肉塊となって散っていく。

 決して戦いに向いているお兄さんには見えなかったのに、おっきな魔獣も、するどい魔獣も、いっぱいの魔獣も、その悉くを蹴散らしていく。

 いったい何が起きたのか。

 凡庸なお兄さんに何が起きたのか。

 

 これではまるで、まるで──。

 

 その時、一つの光景が目の前の光景と重なった

 

 

「エルザ……」

 

 

 それは初めて女が人と出会った時の事、後のパートナーとなる少女と出会った時の事。

 その時の出来事は鮮烈で、今でも覚えている。

 そして、それを今まさに再体験していた。

 

 メィリィは驚く。

 百体近い魔獣ちゃんたちだ。それだけいれば町一つくらいなら落とすことも訳ない。それなのに、そのはずなのに、このお兄さん、あろうことか一人で、さらには素手ですべてを打倒しようとしている。こんな馬鹿な話があるものか。

 前にあった時は雑魚だったはずだ。それこそ剣聖にボロ雑巾にされたエルザでようやく対等になるほどの。それがなんだ。目の前の光景はなんだ。

 

 これではまるで──目の前の光景と、頭のおかしい狂った姉が重なる。凶刃が振るわれるが如く、凶拳が魔獣を打ち砕く。

 

 

「ありえない、ありえないわぁ、こんなの……!」

 

 このままでは負ける。

 

 それを直感して抗おうとするも……もう、そばには一体の魔獣もいなかった。

 数百匹は軽くいたはずなのに。

 まさか、ぜんぶ、殺されたのだろうか。

 あのお兄さんに?

 いいや違う。まだ魔獣はいる。なのに言うことを聞いてくれない。

 何故。理由は分かっている。──恐怖だ。

 みんな無残に殺されることを、──力の差を理解してひるんでいるんだ。 

 でもそれじゃあ困る。はやく突撃させて、身代わりになって貰わないと……

 

「──」

 

「ひっ!」

 

 ちらりと、お兄さんがこちらを見た。

 その頬は、拳は、脚は、血にまみれていて、しかしそこに対する嫌悪感はなかった。

 ただ──目が、表情が、醸し出す雰囲気が、女が次の獲物であることを教えていた。

 もう、魔獣を呼ぶ声は出なかった。

 代わりに出たのは、命乞いの言葉。

 

「いやだぁ、いやだぁ! 死にたくないぃ!」

 

「──大丈夫、殺したりしないさ。ただ、ちょこーっとお仕置きするだーぁけ♡」

 

「っ!!」

 

 血の付いた顔でにっこりと微笑む姿は、まさしくエルザそのもので、この少年にエルザが執心する理由がどことなく分かった気がした。

 しかし、諦めるわけにはいかない。

 『お仕置き』、それは女にとって、何より怖い言葉だった。

 故に、女は最後まで抗う。

 

「い、いやっ、来ないでよぉ!」

 

「悪いけど、僕とラムを殺した罪はちゃんと償ってもらう」

 

 彼を殺した? 今まさに殺し損ねたのに? それにラムというのは誰の事だ。そんな疑問は露と消えた。恐怖を前に先に浮かんだのは言い訳だった。

 

 仕方がなかった。仕方がなかった。だってママが命令したんだもん。エルザが言ったんだもん。わたしは悪くない。いいや、分かっている。人を殺すことが悪いことだなんて知っている。それでも、わたしにはこれしかない。

 

「犯した罪は体で支払え。それが因果応報って奴だろ?」

 

 わたしが人殺しをすることが仕方がないのなら、この人がわたしに報復をするのも仕方がないことなんだろう。

 

 幼女らしからぬ達観した思考によって悟るに至った思考は彼女に目の前の現実を諦め、受け入れさせた。それでも、最後の最後で余計なことを言ってしまった。

 

 

「ぜ、ぜったいに屈したりしないんだからぁ!」

 

「へー、そりゃあ楽しみだね。言っとくけど、僕悪い子には容赦しない主義なんだ♡」

 

「へ?」

 

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

 

「お゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥」

 

「ああ、いいぞ! イイ締まりだ! さすが処女! さすが幼女体形! 合法ロリ! 中に出すぞおらぁ!」

 

「やめ゛っ♥ も゛う゛、ずっとイ゛ってる゛のっ♥ これ以上イったらぁッ♥ あたまおかしくなるぅぅぅ♥♥」

 

「おかしくなっちまえよ、犯罪者! 一回壊れたその倫理観、もう一回ぶっ壊してイイ子ちゃんに矯正してやる!」

 

「やだぁっ♥ いやぁっ♥ なんでわたしばっかりぃ♥ あぁぁぁあああああイ゛グぅぅぅぅぅぅうううううう♥♥♥」

 

「らぁぁぁああ! 最後の中出し決めて、お仕置きレイプ完遂だッ!」

 

 

 一瞬であった。語るまでもなく刹那の決着。

 反抗的だった目は、今や嘉悦とハートマークをくっきりと浮かべて快楽に歪んでいた。

 口では抵抗しているものの、もはや彼女の方から腰を振っていた。

 

 後ろからガンガン突く、獣のような交尾だ。それも月光だけの冷えた森の中での、熱いまぐわい。身体が熱い。彼女の幼膣に包まれているチンコが心地いい。

 彼女の狭く浅い蜜壷は俺の肉棒の半分ほどしか収まらなかったが、先っぽを敏感な部分をきつくきつく締めあげて極上の気持ちよさを与えてくれていた。

 

 彼女が見た目通りの年齢でないことを察した俺に、悪人に対する容赦は残ってなかった。

 悪人ならいくらでも強姦して良いってそれ昔から言われてるから!!

 こんな可愛くてプリティな子が犯罪者って、なんだよこの世界最高かよ!

 最初こそ殺された恨みやら堪り溜まった想いやらをぶつけていたが、一度中に出せばすべてがどうでもよくなった。

 幼い膣の奥の奥、小さな子宮を満帆にするぐらい射精して女の子の大事なところを白濁でどろどろにしてやったことで俺の中の恨みつらみは既に清算されていた。

 残っているのは、ただこの可愛い女の子を慈しみたい、いや、いじめたいという男の子心だけだった。

 だって可愛いんだもの! 

 意地悪すると良い反応を返してくれるのだ。

 

「はふぅ……♥ ふぅぅ……♥ ふぅー♥」

 

「あらら、息切れしちゃった?」

 

「もぉ、むりぃ……♥ あやまるからぁ、もう、ゆるしてよぉ……♥」

 

「──ふふ、かぁわいい♡」  

 

「ひっ!」

 

 慈しみたくなって、その唇を奪った。

 

「あ……♥ んちゅ……♥ んあっ……♥ や、やらぁ……♥ んんん……♥」

 

「ちゅぱっ。……もっと、もっと君を愛したい」

 

「いやぁ……♥ 愛されるのやだぁ……♥」

 

「壊れるまで、満足するまで、飽きるまで、()が君を愛してあげる」

 

 それは不思議な感覚だった。

 為すべきことと、やりたかったことが重なるような得も言われぬ感覚。

 それをなんと表現するべきか。

 

 ぱっと思いついたのは、ああ。

 

 

「生きてるって感じがする」

 

 

 生に対する、納得だった。

 これが、()が生きる道。生きる術。

 生きることが楽しいと、心底から思えた。

  

 それはやる気に変わり、興奮に変わり、得てして目の前にある精子に汚れた幼く小さくも、淫らなお尻に吸い寄せられた。

 

「ひゃっ♥ お、おにいさん……?♥」

 

「こっちも試してみる?」

 

「そ、そこはちが……♥ あっ」

 

 今なら何でもできる気がする。

 ラムにやったときと要領は同じだ。

 そっと中に指を挿入して、だんだんとマナを放出し馴染ませていく。

 

「あ……♥ ああぅ……♥ ああ……っ♥」

 

「こっちを後ろからガンガン突かれたら、きっと気持ちいいよ?」

 

 だんだんと瞳を惚けさせる彼女の耳元に囁く。

 きっと彼女は抗えない。

 彼女はきっと()の期待に応えてくれる。

 そんな確信があった。

 

「……♥ ちょ、ちょーっとだけよぉ……♥」

 

「ああ──大好きだよ、メィリィ」

 

「ぁっっ……──~~~!!!♥♥♥」

 

 愛撫が完了したと同時に挿入すると、彼女の身体はいっとう強く震えた。

 どちゅんと、まんこでは入りきらなかった剛直が根本まで挿入されている。

 奥は母の如く優しくチンポを包み、手前は射精を促すようにきゅ、きゅっと心地よい締まりをしていた。

 

 突いた。突いた。喰らいつくように腰を振るった。

 小さなお尻を鷲掴みにして逃がさないように奥を突いた。

 だんだんと遠慮がなくなった彼女は快楽に身を委ね、いっとう醜く喘ぐようになった。

 

「お゛っ♥♥ んお゛ォ♥♥ ん゛お゛ォ゛ォ゛ォ゛♥♥」

 

「っ、いいね! もっと解放しよう! 獣みたいに繋がろう! 好きだよ、大好きだ! もっと君を愛したい!」

 

「きもちいいっ♥♥ きもちいいっ♥♥ とってもきもちいいのぉっ♥♥」

 

「っ!」

 

 大声でよがる彼女の幼ちくびは見た目にそぐわずビンビンに勃起していて、それがとても可愛くて触らずにはいられなかった。

 ぎゅ~~~~と(つね)った。

 

「ん゛おっ!♥♥ あ゛ひっ♥♥ やめっ♥♥ ──お゛ほっ♥♥ お゛ォ~~~♥♥ お゛っ♥ お゛っ♥」

 

「ぐっ、もう我慢できないッ」

 

 尊厳をかなぐり捨てたような幼女の咆哮に限界を迎え、俺は奥の奥へと剛直を突き入れて、ぶるりと腰が震えた。

 

 

 どっびゅるるるるるるぅぅぅううううう!!!

 

 

 豪快な射精音が静寂な森に響き、幼女(メィリィ)のアナルをザーメンタンクへと変えた。

 どぽどぽと吐き出され続けるザーメンを彼女のお尻の穴はまるでそれを溜め込む為にあるが如く受け入れていく。

 どぷどぷと最後まで心地よい余韻が続くと、いつしか射精は止まっていた。

 

 疲れ果てたのだろう、四つん這いから体勢を崩した彼女は横ばいに倒れた。

 そのお尻にチンポが刺さったままの俺も一緒に横になった。

 後ろから抱きしめた形で横になった俺は、ゆっくりと彼女の菊穴から息子を引き抜いた。

 

 すると、どぽっ、びゅー、びゅーと、筋肉の括約に合わせて白濁液が吐き出されていった。

 

「お゛っ♥ お゛ほっ♥」

 

 その慣れ親しんだ音を聞きながら、彼女の喘ぎを聞きながら、俺はおっぱいと下半身だけを晒した状態の完全痴女姿の彼女のお腹当たりを抱きしめ、言った。

 

「とっても気持ちよかったよ。またシようね、メィリィ」

 

「……もお、二度とごめんだわぁ……♥」

 

 そう言いながらも、メィリィはこちらを振り向いて、俺の腕の中で大人しく収まった。

 ぐりぐりと安定する場所を探して、暫くしてじっと動かなくなった。猫みたいだなと思った。

 すぅすぅと息を吸う音が聞こえる。きっと疲れて寝てしまったのだろう。

 

「おやすみ、メィリィ」

 

 俺は慈しみを込めて名前を呼び、その額にキスを落とした。

 

 さて、俺も一緒に野宿して寝ようかなと思ったところで。

 

 

 ──グルルルルルルル

 

 

 ああ、そういえばここ森の中だった。

 そりゃあ、こんだけ時間が経てば魔獣も集まって来るよね。

 あるいは魔獣の女王である彼女が気絶したことで、支配から逃れたのかもしれない。

 有り得る。

 

 俺は何発かやって、疲労と眠気に後ろ髪を引かれながらもなんとかメィリィを抱えて立ち上がった。

 

 そうしてまた魔法を使おうとして──。

 

 

「あ、やっばい。これ、マナ切れか……?」

 

 

 マナを纏えないことに気づいた。

 思えば、なんだか身体が途轍もなく怠い気がする。

 調子に乗ってさっきマナを使ったの失敗だったか?

 

 

「「「グルルルルルゥゥ……!」」」

 

「え、えーっと、少しだけ待ってもらう事とかって……」

 

「「「グルガァァァア!!!」」」

 

「ですよねーぇ! た、助けてー!! 

 レムーッッ!!」

 

 

 絶体絶命の状況に、俺はメィリィを懐に庇いつつ、神頼みにならぬレム頼みに移行した。

 

 

「──伏せてください!」

 

 

 望み薄い賭けではあったが、危機一髪、彼女の声が聞こえた。

 

 次の瞬間、襲い来る獣たちが首から下だけを残して消滅した。

 頭部を抉り取られた魔獣が地に堕ちる。

 きゃー! かっこいい! 流石レム! 最強!最高!

 

「レム、助かった! ほんとお前って奴は最高だな!」

 

「も、もう、そんなに褒めても何も出ませんよ」

 

「俺が褒めたいから褒めてるんだよ、それでいいだろ?」

 

 神様仏様レム様ってなもんだ!

 いやぁ、強いのは知ってたけどこうして仲間になると安心感がパナい。

 これはもう勝ったな! 俺村に帰って寝てくるわ!

 

「その子は……」

 

「説明は後! 今ははやく安全な所へ……!」

 

「わかりました、あっちです!」

 

 

 俺はレムの示す方向に従って走り出した。

 

 

 







 謎に久々に一万字書けてびっくりしてる。
 おぉ! 調子が出てきた気がする! この調子で二章完結させるぞォ! 
 残すところ後……だいたい4話くらい!
 もうちょっとだけ頑張るぞぉ! おぉー!

 面白い、えっちぃ、続きが楽しみと思ったら感想、評価で一言いただけると大変嬉しいです! いつもめっちゃ励みになってます! 
 いい妄想(リクエスト)とかあったら教えてくれな! 時間ができたら書いてみるから! よろしくぅ!

 ※謎に魔法使ってる時、ロズワールっぽいのは教えてもらってる時延々とあんな感じで話しかけてくるから移っちゃっただーぁけ
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