※この作品はR-18です。

狂気的な恋 R18版   作:96963

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大変お久しぶりです。
ここ最近試験対策で忙しかったのとこの話自体を書くのが中々難産でめちゃくちゃ時間がかかってしまいました。
と言うかめちゃくちゃ長くなってしまった。
ではよろしくお願いします。
タイトル変更しました


エロトラップダンジョンでゴッホちゃんが立香を犯したあと立香がゴッホちゃんを犯し返す話

「どうしましょうか…………」

 

 ──────夕暮れに沈むベルギー、アントウェルペンでわたしは途方に暮れていた。

 何故かと言うと、絵がもう描けないからだ。

 それは、戦闘訓練で一緒になったアステリオス様からいつぞやの様に新作のアイデアを得たのが始まりだった。

 まあそれは良い。

 新作のアイデアはいつあっても良いのだから。

 問題は、その新作がいくら描いても完成しないと言う事だ。

 下書きを重ね、納得のいくモノが出来たと思っても、色を塗ってみるとすぐに欠落が見えてしまい、没になる。

 マスターである立香さまに投げている習作未満のものばかりが積み上がっていく。

 そんな事を続けたせいで、わたしの画材は尽きてしまった。

 その補充のためにここ、シミュレーションで再現したベルギーに来たのだが…………手持ちが少なくて、買えたのは少しばかりのモノだった。

 そしてそれらの画材も…………既に使い切ってしまった。

 …………主に、おねえさんを見かけて衝動的にそっちの方を描いたせいで。

 何故だか気に入られて、相手をしてもらえたのは良かったけど。

 

「…………はぁ…………」

 

 膝を抱えて地面に座り込む。

 一応、画材は定期的に補充があるから、しばらく描けないだけでこのまま一生描けないと言うわけではないのだけど。

 それでも描けないのは辛くて、どうしたら良いか考え込む。

 …………後、何故自分はこうも衝動に従ってしまうのだろうかとも。

 しかし、考えても良い案が出る事はなく、シミュレーターの利用時間の終わりが刻一刻と近づいていく。

 

「…………」

 

 無意識に、その現実から目を逸らす様に、地面に落書きをしていた。

 カリカリと、木の棒を使ってスケッチを描いていく。

 現実逃避をしながら描くそれはとっても楽しく、さっきまでの不調が嘘の様に手が動く。

 さっきおねえさんとイイコトをしたせいか、アイデアが湧き上がってくる。

 それはさっきまでのわたしに足りないモノを埋める様で、目の前で絵がどんどん出来上がっていく。

 少女を閉じ込める、迷宮という絵が。

 やがてわたしの意識から周りのものが消えて、目の前の絵だけしか感じられなくなる。

 その絵の惹き込まれる様にわたしは絵を描き続けて──────

 

「え?」

 

 気づけば、わたしは触手が壁中を這いまわりながら蠢く不気味な部屋の中にいた。

 アントウェルペンの面影はどこにもなく、視界にはただ触手だけが蠢いている。

 

「ここは…………」

 

 どこだろう、と思いながらとりあえず部屋から出ようと入り口らしき方へ足を向ける。

 すると。

 

「ハウ…………ッ⁉︎」

 

 ヌメリとした感触が、わたしの足を掴んだ。

 足元を見ると、壁の触手が私の足にその手を伸ばして、絡みついていた。

 絡みつく触手の力は強く、サーヴァントであるわたしの力を持ってしても容易に離せそうにはない。

 それでも離そうとじたばた暴れていると、他の触手が加勢する様に絡みつく。

 そのまま完全に拘束されてしまい、宙吊りになる様に固定される。

 

「一体、何を…………」

 

 身体を縛り付ける触手はヌルヌルしていて、気持ち悪い。

 恐怖こそ感じないが、拘束を振り解けないせいで不快感が増していく。

 困惑と嫌悪に顔を歪めていると、首に一本の触手が近付く。

 その触手は先端に針の生えた様な形をしていて、どうやら私にそれを刺そうという魂胆らしい。

 流石に嫌なので振り解こうともっと激しく身体を捩らせるが、意味はなく。

 むしろ暴れるなと言わんばかりに、もっと強く抑えつけられる。

 そして。

 

「あっ…………」

 

 あっさりと、首筋に針を刺される。

 チクリとした痛みと共に、何かがわたしに注入されるのを感じる。

 

「なんですか、これ…………ッ⁉︎」

 

 その針は、わたしの身体にすぐ変化をもたらした。

 身体が急に熱くなり、何かが欲しくて欲しくて堪らなくなる。

 そのせいで身体から力が抜けてしまう。

 同時に、頭がぼーっとして、まともにモノが考えられなくなってしまう。

 まるで、アブシンスを飲んで酔っ払ったみたいに。

 そして、大人しくなったわたしに対して四方八方から別の触手達がやってくる。

 触手達はわたしの服を剥ぎ取り、わたしを包み込む様に絡みつく。

 視界全てが触手に覆われて、耳の中まで触手に埋め尽くされてしまう。

 何をするつもりなのか、推測する事も身体を襲う熱のせいでままならず、触手のなすがままにされていると。

 

「…………ッ⁉︎♡」

 

 突然、甘い疼きがわたしを襲った。

 それはわたしの下腹部…………いわゆる陰核、クリトリスから響いてきた。

 どうやら、触手で陰核を包んでいるらしい。

 触手がそのままわたしの陰核を吸い上げる。

 熱に疼く身体にその甘さは深く響き、理性ががりがりと削られていくのを感じる。

 そして、わたしが何も考えられなくなった頃。

 

「…………ッ⁉︎♡♡♡」

 

 チクリとした感覚が、陰核に刺さる。

 どうやら陰核に針を刺したらしいと本能的に理解したが、それを押し流す様に陰核に針がどんどん刺さっていく。

 チクチクした感触は痛みと共に快楽をもたらし、何もかもを押し流していく。

 同時に、ムズムズした感覚が陰核に走る。

 何かが出たがっている様なもどかしい感覚に、思わず身を捩らせる。

 触手がそれを後押しする様に陰核を吸い上げる。

 

「…………ッ♡♡♡」

 

 快楽と共に、何かが飛び出る感覚が走った。

 触手が陰核から離れて、視界が解放される。

 わたしの目に映ったのは…………本来わたしにはあるはずのない、大きく勃起した立派な男根だった。

 

「なん、で…………ハウッ⁉︎♡♡♡」

 

 疑問を覚える間もなく、触手達が男根を包み込む。

 ヌメりとした感触と共に、謎の感覚が私に走る。

 その感覚について考える暇もなく、触手が男根を締め付ける。

 そのまま、男根を刺激する様に扱き始めた。

 ヌルヌルしたものに包まれながら扱かれる感覚は未知の快楽で、扱かれる度に身体がビクビクと震える。

 触手達はまるでわたしに雄の快楽をわからせる様にゆっくりと扱いていたが、突然その動きが激しくなる。

 

「あ…………ッ♡♡♡なにか、きて…………ッ⁉︎♡♡♡」

 

 何かが男根を駆け上がる感覚が走って、男根から何かが吐き出される。

 ドロドロとした何かが、わたしの男根に絡み付く。

 ヴァン・ゴッホの記憶から、わたしは体験したこともないはずなのにその正体に気づいてしまう、

 このドロドロしたものは─────わたしが吐き出した、精液なのだと。

 射精してしまったのだと、そう直感する。

 しかし、そうやって考えていたのも束の間。

 

「ハウ…………ッ♡♡♡ま、た…………ッ♡♡♡」

 

 すぐに触手の動きが再開して、男根を扱き始める。

 その快楽に思考が中断されて、男根のことしか考えられなくなる。

 そのまま、頭が真っ白になるまで射精させられ続けた。

 

 

 

 

 

 ─────何度も扱かれて、わたしがただ精液を吐き出すだけの肉になった頃。

 耳を埋める触手が、空っぽの頭に書き込む様に、妙な音を立て始めた。

 それは、まるでノイズの様な機械的な音だった。

 わたしの頭を変えるように、頭の中で騒めく。

 きっと、それは普段のわたしには全く効かなかっただろう。

 しかし、射精の快楽で頭を空っぽにさせられたわたしには抜群の効き目で、心の奥に染み込む様に命令が書き込まれる。

 この迷宮で、仕事を果たせと。作者として、迷宮の主人として振る舞えと。

 すなわち…………『この迷宮に入ってくる雌を喰らい尽くせ』と。

 同時に、視界に少女の姿が写し出される。

 それはわたしと同じ赤毛の少女で、迷宮の入り口で不安そうにキョロキョロと辺りを見回している。

 その姿を見て、すぐに彼女の正体に気づく。

 あれは…………我が敬愛を捧げるマスター、立香さまだと。

 丁度良い、邪魔者は排除してやったし、あの雌を喰らえと触手のノイズが囁く。

 しかし、マスターである立香さまを襲うなんてわたしには出来ない。

 心の奥が、そう叫ぶ。

 だけど、そんな想いはどうでも良いとばかりにノイズが激しくなって、思考が汚染される。

 空っぽの頭はそのノイズに耐え切れず、心の奥まで汚染される。

 欲に従え、どうせお前だってあの雌が欲しいのだろう、とノイズが心を汚染し続ける。

 ノイズが語ったその言葉が、わたしの奥に深く刺さる。

 立香さまが欲しい。その欲求は確かにわたしの中にあるもので。

 そして、今なら彼女を好きに出来ると、その力があると誘う様にノイズが囁く。

 その言葉は魅力的で、抗う気力が削がれていく。

 やがて、彼女を喰らいたいという欲求が心の奥から湧き上がる。

 

「エヘヘ…………その、立香さま…………」

 

 気づけば、この迷宮の奥へ誘い込もうと、勝手に口が動いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ─────ビービーと、五月蝿いアラームの音で叩き起こされる。

 

「…………ん、んん…………っ」

 

 うるさいなぁ、と不快感を覚える。

 しかし、アラームが鳴ったということは何かしらの異常事態が起きたということで、トラブルを経験し続けた私の身体は寝ている場合じゃないとすぐに目が覚める。

 当然、眼を閉じて再び眠る気分にもならずとりあえず着替えて艦橋に向かおうとベッドから起き上がると、端末にダ・ヴィンチちゃんから通信が入る。

 

『寝ているとこごめんね立香ちゃん! 悪いんだけど、艦橋に来てくれる? ちょーっと困ったことになったんだ』

 

「…………オーケー。とりあえず着替えてそっちに行くね」

 

『ありがとう、ほんとごめんね! お詫びにこれ終わったら今日は休みにして良いからさ』

 

 そう言って、彼女が通信を切る。

 

「…………はぁ」

 

 時計を見ると、いつもより2時間ほど早い時間を指し示していた。

 それにため息を吐きながらも、準備を続ける。

 

「…………よし」

 

 鏡でどこも歪んでいないことを確認してからマイルームを出る。

 いきなりとんでもない朝になっちゃったな。

 そう思うけど、それで状況が変わるわけでもなし。

 

「…………ま、これ終わったら休みらしいし、さっさと終わらせちゃおう」

 

 思考を切り替えて、艦橋に向かう。

 

 

 艦橋に付くと、ダ・ヴィンチちゃんの他にも複数の人影がある事に気づく。

 

「よう、ますたあ殿」

 

「おはようございます、マスター」

 

 それは、葛飾北斎…………お栄さんと、マルタさんの二人だった。

 …………なんだかどこかで見た組み合わせだな。

 

「おはよ〜」

 

「おはよう、立香ちゃん。早速だけど、ブリーフィングといこうか」

 

 二人に挨拶したのを確認して、ダ・ヴィンチちゃんが話を切り出す。

 

「君達に集まってもらったのは…………」

 

「のは?」

 

「英霊ヴァン・ゴッホを逮捕してもらおうためさ♪」

 

「…………えぇ」

 

 どこかで聞いたような台詞を言いながら。

 

 

「…………つまり、ゴッホちゃんが前みたいにシミュレーションから抜けられなくなった上に強制終了も出来ないから外部からハッキングして保護しようってことね」

 

「そういうこと♪」

 

 ダ・ヴィンチちゃんの話を要約すると、ゴッホちゃんがいつもの様に私用でシミュレーターを弄ってたら何かやらかして抜けられなくなった、という事らしい。

 おまけに何故か特異点の様になっていて、強制終了も出来ないとか。

 なので、以前ゴッホちゃんを捕獲しにいったこの3人でまた彼女を保護しようと、そういう事らしい。

 

「彼女も今回は故意じゃないっぽいんだけど…………それはそれとしてこのままだとお互いにとって良くないしね。シミュレーターのリソースも有限だ。というわけで、頼んだよ、3人共!」

 

「わかった。任せて、ダ・ヴィンチちゃん」

 

 ゴッホちゃんの事も心配だし、早く助けに行かないと。

 頷いて、シミュレーターへの介入準備を始める。

 

「よ〜し、それじゃあ…………レッツゴー!」

 

 ダ・ヴィンチちゃんがそう言って、端末を操作する。

 意識が吸い込まれる様な感覚を覚えながら、視界がホワイトアウトした。

 

 

 

 

 

「──────へ?」

 

 視界が戻った先にあったのは、彼女の故郷である近代のオランダ…………ではなく、うぞうぞと触手達が壁を這い回る、不気味な空間だった。

 理解を超えた光景に、思わず間抜けな声が出る。

 おまけに。

 

「…………あれ? お栄さん? マルタさん?」

 

 一緒に来たはずの彼女達の姿が、どこにも見えなかった。

 おまけに、通信も届かない。

 不気味な空間に独りぼっちにされてしまった事で、不安が私を襲い、思わず隠れる様に座り込む。

 すると。

 

『…………エヘヘ…………その、立香さま…………』

 

「…………ゴッホちゃん?」

 

 どこからか、ゴッホちゃんの声が響いてきた。

 しかし周りを見回しても彼女の姿は見えず、ただ声だけが耳に届く。

 

『はい…………ゴッホです…………あ、こっちからは見えてますのでご心配なく…………その、すみません…………こんな事に巻き込んで…………』

 

「…………まあ、大丈夫そうでよかったよ。それで、何処にいるの?」

 

『…………えっと、そのなんていえば良いのか…………敢えて言うのなら、この『迷宮』の奥と言えば良いでしょうか…………』

 

「…………どういうこと?」

 

『実はですね…………その、ちょっと前に食堂でアステリオスさまを見かけて…………あの方の宝具の迷宮にインスピレーションを受けて新作を描こうとしたのですが…………全く完成せず、何度も何度も描いてる内に画材が尽きてしまって…………補充しにここに寄ったは良いのですがそれもすぐに使い切ってしまって…………ヤケになって地面に落書きしていたら、いつの間にかこんな迷宮が出来ちゃって…………エヘヘ…………』

 

「…………」

 

 …………なんだか、何処かで聞いた事のある様な話だ。

 というか、前ジャックの絵を描こうとした時と全く同じ様な。

 

『ハウッ、立香さまの呆れた気配が…………ウフフ、死罪…………!』

 

「…………まあ、それは後で色々叱ったりオシオキするとして…………」

 

『ハウッ、流石立香さま、ゴッホの制御法をよくご存知で…………』

 

「で、どうすれば良いの?』

 

『あ、そうですね…………えっと、この迷宮は、『ゴッホ(わたし)だけを閉じ込める迷宮』としてデザインされています。なので、その定義を立香さまに壊して貰えれば』

 

「壊すって?」

 

『ゴッホがいるこの最奥部に来て頂く事ですね。立香さまが最奥に進む事で、『ゴッホ(わたし)だけを閉じ込める迷宮』という定義が立香さまという不純物によって崩壊します。それにより、作品としての無意味化を引き起こして自然に消えると思うので…………』

 

 なるほど、と頷く。

 ゴッホちゃんだけを閉じ込める迷宮という概念なら、ゴッホちゃんがシミュレーションから抜けられない理由も理解は出来る。

 そういう事なら、しょうがないか。

 …………まあ、そもそもゴッホちゃんが素直にこっちで絵を描いてたら叩き起こされなかったのにとかこの前のこと懲りてないのかなと思わないでも無いけど。

 

「わかった。とりあえず奥に行けば良いんだね?」

 

 そういうのを色々詰問するにも、まずは此処から抜けないとどうにもならない。

 足に力を込めて立ち上がる。

 しかし。

 

『…………はい、お願いします…………それと、迷宮内にはトラップがあるので気をつけてくださいね…………』

 

「え」

 

 いきなり投げられた爆弾発言に、思わず前に進もうとした足が止まる。

 

『あ…………致死性のトラップじゃないから大丈夫ですよ? ちょっと、えっちなだけで…………エヘヘ…………』

 

「いや全然大丈夫じゃ無さそうだけど⁉︎」

 

 ゴッホちゃんがフォローするけど、全然フォローになっていなかった。

 というかえっちなトラップって何。

 

『…………その、落書きしてる時にちょっとムラムラして、その気持ちをぶつける様に描いてたらいつの間にか…………』

 

 そんなに欲求不満だったのかと、ちょっと引いてしまう。

 いや確かにこの前とかも娼婦のお姉さんを買おうとしてたけど。

 

「…………」

 

 色々とお腹いっぱいになったせいか、急速にやる気が減少していくのを感じる。

 だけど、ゴッホちゃんを見捨てるわけにも行かない。

 なんだかんだでよく一緒に寝る仲だし。

 

「…………あーもう! 帰ったら、超痛いオシオキするから、覚悟しといてよ!」

 

 そう思って、やる気を奮い立たせるためにヤケクソ気味に彼女に吐き捨てながら、歩き始める。

 

『ハウッ⁉︎ちょ、超痛いオシオキ…………それはどの様な…………エヘヘ…………痛いの大好き…………ウフフ…………立香さまの、オシオキ…………ウフフ…………』

 

「…………」

 

 罰を与えられるというのに、楽しげに笑う彼女の声に閉口してしまう。

 …………これなら経済的制裁の方が良かったかな。

 まあでも、ゴッホちゃんが凹むよりマシか。ゴッホちゃん、経済的制裁はかなり堪えるみたいだし。

 そう自分を納得させて、迷宮に足を踏み入れた。

 

「…………そういえば、なんで『ゴッホちゃんだけを閉じ込める迷宮』なの?」

 

『…………それはですね、お恥ずかしながらゴッホの勉強不足のせいでして…………その、何かを閉じ込める場所が迷宮という概念なのに、その何かを描くのを忘れて、ガワだけを描いてたら巻き込まれたんです…………』

 

 

 

 

 

 

 迷宮に入ってからしばらくして。

 私はゴッホちゃんの声にナビゲートされながら、迷宮の中を順調に進んでいた。

 今のところは彼女の言っていた…………その、えっちなトラップとかも無いし、このまま何事もなく終わらないかなぁと思ったその時。

 

「…………うわ」

 

 噂をすれば影という奴なのか、目の前に彼女が作ったのであろう変なトラップが現れた。

 それは、一言で言うと…………触手で出来た、床だった。

 壁を這い回る触手が床にも伸びて、好き勝手に蠢いている。

 

『…………出ちゃいましたね、エヘヘ…………』

 

「いやゴッホちゃんが描いたんでしょ…………」

 

 まるで他人事の様に呑気に笑うゴッホちゃんにやっぱり経済的制裁をするべきだったか、と思いながらも、嘆いた所で現実が変わるわけではないので改めてそのトラップを見てみる。

 相も変わらず床には触手が蠢いていたが、よく見てみると、まるで通れと言わんばかりに床に隙間が空いてある。

 それは丁度私の足幅に合わせていて、慎重に歩けば触手を踏まずに歩けそうだった。

 

『…………どうやら、この隙間を通れという事みたいですね…………』

 

 同じ事を思ったのか、ゴッホちゃんがそう呟く。

 

「そうだね。…………行きたくないけど、行くしかないか…………その前に」

 

 少し引き返して、地面に落ちてる石を拾う。

 

『…………立香さま?』

 

「一応確認しようと思ってさ。…………よいしょ!」

 

 そして、触手達の床かから十分に距離を取って、拾った石を投げつけた。

 石は狙い違わず触手にぶち当たる。

 すると、触手がのたうち回ってその口から、ピンク色のガスを吐き出した。

 

「…………うっかり触手を踏むとこうなるってわけね」

 

 きっとピンク色のガスはゴッホちゃんの言から考えるに媚薬か何かだろう。

 あれに当たったらきっと終わりだな。

 そう思いながら、触手が落ち着くのを待つ。

 やがて触手が大人しくなって小さく蠢く様になった時、床に向かって足を踏み出した。

 

 

 触手の床を歩き始めてからしばらくして。

 私はそろりそろりと、慎重に触手達の隙間を通っていた。

 歩みはさっきよりも遅いが、今のところは触手を踏むこともなく順調に進んでいた、

 しかし、問題点がある。

 進むごとに、触手の作る隙間が狭くなっているのだ。

 最初は両足を置いても余裕があるほどだった隙間が段々と狭くなり、半分を過ぎたくらいで片足しか置けなくなって。

 それが更に狭くなって、今はもう、片足ですら踵を少し浮かせないと足が置けなくなるくらいに余裕がなくなってしまった。

 おまけに隙間同士の感覚も少しずつ広がっている。

 そのせいでバランスが取りづらくなり、一歩進むのにもかなり神経を使ってしまう。

 そして。

 

『あ、そうだ立香さま♪』

 

「ひゃっ⁉︎」

 

 次の隙間に行くために、片足をあげた瞬間、まるで虚を突く様にさっきまで黙っていたゴッホちゃんが語りかけてきた。

 

「わ、わわわ…………」

 

 不安定な体勢で語りかけられたせいか集中が途切れて、バランスが崩れてしまう。

 どうにか立て直そうと身体を動かすけど意味は無く。

 むしろ余計にバランスが崩れて、浮遊感が私を襲う。

 

「あ、やば…………」

 

 思わずそう呟くと同時に、私の身体が触手の床に沈み込んだ。

 触手は結構柔らかく、痛みを感じることはなかった。

 むにゅ、という柔らかい感触が私を包み込む。

 そして、私の身体に押し潰された触手達が蠢いて、一斉にガスを吐き出した。

 倒れた身体ではそれを避けることは出来ず、反射的に鼻と口を覆おうとするけど、それに気づいた触手達に腕を絡め取られて動かせない。

 そのまま、モロにガスを吸ってしまう。

 

「ぁ…………」

 

 鼻腔に咽せるような甘い匂いが侵入ってくる。

 ガスはすぐに私の身体に染み渡り、甘い疼きを身体の奥から呼び起こした。

 それに私の身体が反応して、無意識に身動ぎする。

 その刺激に触手がまた反応して、ピンク色のガスを大量に吐き出す。

 私はなす術もなくまたそれを吸ってしまう。

 そのせいで身体がまた動いて、押し潰された触手達がガスを吐き出すというループに陥る。

 ガスを吸う度に思考力が奪われていき、身体の疼きをどうにかしたいという欲求に置き換わっていく。

 

「…………っ」

 

 気づけば、何かを求める様に股を擦り合わせてしまっていた。

 

『ウフフ…………♡』

 

 楽しげなゴッホちゃんの声が響いて、腕の拘束が解かれる。

 疼きに侵された私はそれに違和感を覚えることもなく、自由になった両手でスカートごと下着を下ろす。

 顕になった秘部はいつの間にか濡れていて、何かを求める様に蜜を溢していた。

 その欲求に従う様に、秘部に指を挿入れる。

 そのまま、周りのことなど気にもせずただ身体の疼きに従って、快楽を求めて自慰を始めてしまった。

 

「…………っ、ふ…………っ♡」

 

 指を動かして、膣内を弄る。

 ガスで発情させられたせいか、いつもマイルームでやるより気持ち良くて、膣内で指が動く度に大きく身動いでしまう。

 それに呼応して触手が蠢いて、私の身体に追い討ちをかける様にガスを吐き出す。

 身体が余計に疼いて、何度絶頂しても物足りなくなり、抜け出せなくなってしまう。

 当然、触手達はそれに対しても無慈悲にガスを吐いて、私の頭を溶かしていく。

 理性が溶けて、快楽だけを求める様になってしまう。

 もっと欲しい、と夢中になってより深みにハマって行き、貪る様に膣内を弄る。

 そのまま、気絶するまで自分を慰め続けてしまった。

 

『ウフフ…………♡もっともっと、堕ちて行きましょうね、立香さま…………ゴッホのとこまで…………』

 

 

 

 

 

『…………立香さま、立香さま…………』

 

 耳に響くゴッホちゃんの声で意識が現実に浮上する。

 目を開けると、そこはさっきのトラップゾーンだった。

 どうやら、罠にかかったせいで気絶してしまったらしい。

 何故か痛む頭を押さえながら、身体を起こす。

 触手達は罠としての役目を終えたのか萎びていて、私が動いてもガスを吐くことは無かった。

 同時に、なんだか肌寒い事に気づく。

 見ると、私の身体は全裸で、さっきまで着ていた筈の服がどこにも無かった。

 なんで、と思う前に

 

「…………〜〜〜っ」

 

 私がさっきまで何をやっていたのかを思い出してしまい、恥ずかしくなって蹲る。

 

『ウフフ…………随分と気持ちよさそうに乱れていらっしゃいましたね…………とてもえっちでしたよ、立香さま…………』

 

 その羞恥を穿り返す様に、ゴッホちゃんが私の痴態について喋る。

 そのせいでさっきの痴態がより鮮明にフラッシュバックする。

 同時にその快楽も思い出してしまい、無意識に欲しくなって喉が鳴る。

 

「…………見てたんなら、止めてよ」

 

 捕まっている彼女に言ってもしょうがないとわかっているけど、それを誤魔化すために八つ当たりする様にゴッホちゃんに文句を言う。

 

『ウフフ…………ゴッホが何度呼んでも、立香さまが夢中だったので…………すみません、こんなダメサーヴァントで、エヘヘ…………』

 

 しかし、それは私の醜態を余計に晒すだけで、ますます恥ずかしくなってしまう。

 

「…………ごめん、ゴッホちゃんのせいじゃないのに」

 

 だけど、そのおかげで目が覚めた。

 こんなとこでいつまでも蹲っているわけにはいかない。

 早くゴッホちゃんを助けに行かないと。

 そう思って立ち上がる。

 

「…………そういえば、服は…………」

 

 周りを見回すと、私が脱ぎ捨てた筈の服はどこにも無かった。

 

『…………その、触手達が全部食べちゃって…………すみません、エヘヘ…………』

 

「…………」

 

 どうやら、彼女への道のりはかなり厳しいらしい。

 溜息を吐きながら、渋々足を進める。

 …………心のどこかで、まだあの快楽を求めている事に目を逸らしながら。

 

 

 

 

 

 ゴッホちゃんの声に案内されながら歩いていると、目の前に妙な椅子が現れる。

 その椅子はまるで玉座みたいな形をしていて、こんな場所には不釣り合いな程豪華な造りをしていた。

 こういうのに詳しいわけじゃないけど、きっと凄い座り心地が良いんだろうな、となんとなく直感する程には。

 しばらくその椅子を見ていると、裸足で歩いていて疲れたせいか腰掛けて休憩したいという気分になってくる。

 だけど。

 

「…………怪しい…………」

 

『そう、ですね、エヘヘ…………』

 

 こんなどう見ても罠だと言わんばかりな怪しい椅子に座る訳にも行かない。

 当然無視して通り過ぎようとした時。

 

「うわ…………っ」

 

 いきなり周囲の壁が落ちてきて、椅子を中心として半径3メートルくらいの空間に閉じ込められる。

 壁は叩いてもビクともせず、開く気配を見せない。

 同時に、椅子が自己主張するようにガタガタと動く。

 

『ここに座れ、ということみたいですね…………』

 

「そうみたいだね…………」

 

 どうやら、目を逸らすのは許してくれないらしい。

 ここを通らなきゃいけないとは言え、罠だとわかっているものにわざわざ踏むのが馬鹿らしく、若干ゲンナリとしてしまう。

 しかし進まないわけにも行かないので、またえっちなことをされるんだろうな、とため息を吐きながら渋々椅子に腰掛ける。

 …………何故か、胸が高鳴ることに目を逸らしながら。

 すると。

 

「ひ…………っ⁉︎」

 

 予想通りと言うべきかなんというか、肘掛けの辺りから触手が伸びて来て、椅子に縛り付けられる様に固定される。

 更に椅子の足の方からも触手が伸びてきて、股を開く様に固定される。

 

「…………っ」

 

 誰も見ていないとはいえ、こんな恥ずかしいポーズをさせられてしまった事が恥ずかしくて俯くと同時に。

 キュイイイという、機械の様な音が耳朶を叩く。

 

「え…………?」

 

 その音に顔を上げると、真ん中に大きな穴が開いた謎の黒い球体が、私を舐める様に見つめていた。

 球体は私の周りをぐるぐると、まるで何かを探っている様に回り続ける。

 そして、ある一点で止まった。

 そこは私の陰核…………クリトリスの部分で、球体が小刻みして穴の部分をクリトリスに向ける様に位置を微調整する。

 

「…………?」

 

 意図のわからない行動に思わず自分が拘束されていることも忘れて、球体について考え始めた時。

 球体の穴が一瞬だけ発光する。

 すると。

 

「…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 唐突に、強烈な快楽がクリトリスに走った。

 その快楽で絶頂ってしまい、秘部から蜜が溢れでる。

 

「なに、が…………っ♡♡♡…………ひ…………っ♡♡♡ま、た…………っ♡♡♡」

 

 わけのわからないまま無理矢理与えられた快楽に惚けていると、球体が発光して再びクリトリスに電流の様な甘さが走る。

 再び絶頂ってしまい、溢れる蜜が増えていく。

 何もクリトリスに触れて無いのにどうして、と思った瞬間、球体の発光と共にまたクリトリスが痺れて絶頂かされる。

 どうやら、球体の発光に合わせてクリトリスに快楽を流し込まれるという罠らしい。

 しかし、罠の仕掛けがわかったからと言って逃れられるわけでもなく。

 

「…………っ♡♡♡この、やめ…………っ♡♡♡」

 

 球体の放つ謎の光に当てられて、強制的に絶頂かされてしまう。

 追い討ちをかける様に、球体の発光間隔が段々と短くなっていく。

 最終的に発光間隔はほぼ無くなり、逃れられない快楽に侵されながら絶頂され続ける。

 

「…………ぉご…………っ♡♡♡…………ぉ…………っ♡♡♡」

 

 やがて私の口からは人の言葉ではなく、獣の様な鳴き声が漏れるばかりになってしまった。

 

 数分後。

 突然ゴゴゴ、という音が響いて、私を閉じ込めていた壁が元の場所に戻り始める。

 同時に球体から光が消えて、四肢を拘束していた触手達が役目を終えた様に力を失う。

 しかし。

 

「…………ぉ…………っ♡♡♡…………ぁ…………っ♡♡♡」

 

 球体に絶頂かされ続けた私はそれに気付かず、ゴッホちゃんが呼びかけるまで、快楽の余韻に侵され、絶頂し続けた。

 

 

 

 

 

「うぅ、酷い目にあった…………それに気持ち悪い…………」

 

 椅子のトラップから解放された私は、壁に寄りかかる様にして迷宮を進んでいた。

 触手で作られた壁から伝わるヌメリとした感覚が気持ち悪い。

 柔らかいおかげで、寄りかかっても痛くないのはありがたいけど。

 …………なんでこんな事になっているかというと、さっきの球体に絶頂されすぎて、足がガクガクと震えて力が入らないからだ。

 

「…………っ♡」

 

 おまけに球体が何かしたのかクリトリスが痛い程に勃起していて、空気に触れるだけでじんわりとした快楽が襲ってくる様にされてしまっていた。

 そんな状況でまともに歩ける筈もなく、しょうがなく壁を杖代わりに歩いていた。

 

『その、すみません…………ゴッホのせいで…………エヘヘ…………』

 

「…………良いよ別に。ゴッホちゃんに言ってもどうしようも無いし」

 

 申し訳なさそうに謝ってくるゴッホちゃんと話しながら迷宮を進む。

 実際、ゴッホちゃんが十割悪く無いとはとても言えないが、ゴッホちゃんも巻き込まれた側なのは事実だし。

 …………それにしても、今日のゴッホちゃんはなんだか明るい様な…………いつもなら何というか、やらかした時はもっとこう…………凪? の様なテンションなイメージなんだけどな。ああでも、この前とかも勢いで誤魔化そうとしてたし割とこんな感じなのかも? 

 そんなことを考えていると、カチッ、という音と共に、何かを踏んだ様な感触が走る。

 

「…………え?」

 

 恐る恐る目を下に向けるとそこには、私の足で少し沈んだ迷宮の床があった。

 同時に、天井からドロリとしたピンク色の何かが私に降り注いできた。

 それに足を取られて、私は迷宮の床に倒れ込んでしまった。

 

 

 

 

 ドロリとした何かの正体はスライムだったらしい。

 スライムは私の身体を押し倒した後、全身に絡み付く様に纏わりついて手足を拘束する。

 そのせいで、まるでお尻を突き出す様な恥ずかしい姿勢にされてしまう。

 まずいと思って抜けようと抵抗すると同時にピリっとした刺激が走って、身体が動かなくなる。

 どうやら、痺れ薬か何かが混ざっているらしい。

 そして、動けない身体をスライムが嬲り始めた。

 

「…………そこ、やめ…………っ♡♡♡」

 

 スライムが勃起しているクリトリスを目敏く見つけて、その身体で包み込む。

 冷たい感覚がクリトリスに走った。

 敏感になる様に調教されてしまったクリトリスはそれだけで感じてしまい、甘い声が漏れてしまう。

 おまけに。

 

「…………っ、ふ…………っ♡♡♡やめ…………っ♡♡♡ぁ…………っ♡♡♡」

 

 スライムそのものに媚薬の様な機能があるのか、スライムにクリトリスを弄られる度に気持ちよさが増していって、理性が溶けていく。

 更にスライムはクリトリスだけに飽き足らず、他の場所も容赦なく責め立てる。

 乳首を舐ったり、耳の中でぐちゃぐちゃといやらしい音を立てたり、膣内に侵入って肉壁を引っ掻いたりと。

 その度にスライムの媚薬が私の身体に染み込んで行き、思考力がどんどん奪われて身体から力が抜けていく。

 そして、私の身体が媚薬に浸されて蕩けたころ。

 

「…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 突然、お尻をスライムの冷たい感触が襲う。

 振り返ると、スライムの一部が触手の様になって、お尻を包んでいた。

 スライムがまるで品定めをする様にその触手で肛門をなぞる。

 触手が肛門をなぞる度、ゾクゾクとした感覚が背筋を走る。

 

「なに、を…………っ♡♡♡まさ、か…………っ♡♡♡」

 

 そのスライムの行動に嫌な予感を感じて本能的に逃げようとするけど腑抜けた身体は言うことを聞かず。

 むしろ抵抗するなと言わんばかりにスライムにもっと縛りつけられてしまう。

 そして。

 

「おご…………っ♡♡♡おしり、むりやり…………っ♡♡♡」

 

 お尻を弄っていたスライムの一部が、肛門をこじ開けて腸内に侵入ってきた。

 お尻に水を流し込まれた様な冷たさと共に、無理矢理侵入してきた異物を追い返そうと腸内が蠕動する。

 そんな私の抵抗など気にせずにスライムはどんどん奥まで侵入ってくる。

 そのせいでますますお腹が苦しくなり、これを早く追い出したいという排泄欲が強くなる。

 更に、スライムが進むごとにスライムの媚薬が腸内に染み渡って押し返そうと蠕動する力が抜けてしまい、代わりに腸内を犯される快楽が伝わってくる。

 そのまま、スライムの思い通りに腸内を蹂躙されていると。

 スライムの動きが何かにぶつかったかの様に止まる。

 そしてすぐに、ごきゅ、ごきゅと何かを飲み込む様な音が響いてきた。

 同時に、腸内でスライム以外の何かが動く様な感覚が走る。

 

「ひ…………っ♡♡♡まさ、か…………っ♡♡♡やめ…………っ♡♡♡ぁ…………っ♡♡♡」

 

 その感覚の正体に、私はすぐに気づいてしまった。

 ─────スライムが、私のお腹の中身を食べているのだと。

 自分の排泄物を食べられるという冒涜的な体験に、羞恥で頭がおかしくなりそうになる。

 その羞恥からスライムに抵抗しようとお腹に力を込めても、スライムの媚薬のせいで腑抜けた身体は言うことを聞かず、逆にスライムの存在をより感じてしまって嬌声が漏れる。

 快楽に溺れる私を嗤う様にスライムが腸内を侵攻する。

 そして。

 

「ぉ゛…………っ♡♡♡だめ、やめ…………っ゛♡♡♡…………ぁ゛…………っ゛♡♡♡」

 

 奥まで侵攻してきたスライムが、いきなり入り口に向かって引き返し始めた。

 ズルズルと這う様にスライムが腸内を移動して、強烈な排泄感を覚える。

 同時にその排泄感に快楽を感じてしまい、獣の様な声が漏れる。

 スライムのなすがままにされて、腸内のスライムを排泄させられてしまう。

 

「…………はっ、はっ…………っ♡♡♡」

 

 快楽で溶けそうな頭をどうにか動かして、排泄させられたスライムを見る。

 スライムは私に侵入って来た時と全く変わらないピンク色をしていた。

 どうやら、私のお腹の中身を完全に消化してしまったらしい。

 

「〜〜〜〜〜っ」

 

 排泄物を食べられてしまった事実を改めて認識して、羞恥で脳が沸騰しそうになる。

 しかし。

 

「…………ひ、ぐ…………っ♡♡♡また…………っ♡♡♡」

 

 トラップに過ぎないスライムがそんな事を気にするはずもなく、再び私の腸内へ侵入ってくる。

 スライムの媚薬に蕩けさせられた私の身体は完全にスライムに屈服してしまい、今度は侵入ってくるだけで嬌声を上げてしまう。

 更に。

 

「ん、む…………っ♡♡♡もが…………っ♡♡♡…………っ♡♡♡」

 

 五月蝿いと思われたのか、口をスライムに覆われて声が出せなくなってしまう。

 更にスライムが口をこじ開けて、中に侵入してくる。

 私はそれを拒めず、なすがままそれを飲み込んでしまう。

 すると身体が余計に熱くなって、スライムが喉を通るだけで気持ちよくなってしまう。

 そのまま、上と下からスライムに責められ続けた。

 

 

 

 

「…………ぉ゛…………っ♡♡♡…………ぁ…………っ♡♡♡…………ぉ、ひゅ…………っ♡♡♡」

 

 スライムがお尻から飛び出して、その刺激で絶頂する。

 あれからどれだけ経っただろうか。

 私はスライムに侵され続けて、すっかり人の言葉を無くした獣になってしまっていた。

 私の身体は媚薬が全身に染み渡って蕩け切ってしまい、ただスライムの与える快楽に悦ぶだけになってしまった。

 その時。

 突然スライムの動きが止まる。

 同時に、今まで私を縛り付けていたスライムの身体が溶けて、ベタベタした液体になる。

 どうやらトラップの時間が終わったらしい。

 しかし、快楽に腑抜けた身体は力が入らず、むしろ手足を縛りつけていたスライムが無くなったせいでそのまま床に倒れ伏してしまう。

 その衝撃でまた絶頂ってしまい、身体が動かせなくなる。

 そのまま、スライムに与えられた快楽が消えるまで床で震え続けた。

 

『…………ウフフ…………』

 

 

「…………なんかお腹が変な気がする…………」

 

『…………ほんとにごめんなさい、立香さま…………エヘヘ…………』

 

「もう良いって。それより、もうすぐなんだよね?」

 

『はい、ええと…………後少しの距離みたいです…………ウフフ…………』

 

 快楽に火照った身体をどうにか冷ました後、私は立ち上がって迷宮の壁を頼りに進んでいた。

 だけど、スライムに媚薬漬けにされた身体は歩く振動だけで感じる程敏感に調教されていて、一歩進むだけでも絶頂ってしまいそうになる。

 それに加えて、さっきスライムに何度も浣腸されたせいかお尻が変な感じになってしまい、何かを求める様にジクジクと疼く。

 その疼きが冷ました筈の身体を炙る様に燃やして、じわじわと思考が狭まっていく。

 彼女(ゴッホちゃん)を早く迎えに行かないといけないのに、この疼きを満たしたい、もっともっと快楽が欲しい、という思考に脳が染まっていく。

 その思考に抗いながら迷宮を進んでいると。

 私を嘲笑う様に、変なものが現れた。

 それは床に生えた一本の棒だった。…………男性器を模した形の。それもかなり大きい。こんなの普通は入らないと思うくらいには。

 明らかに不自然だ。どう考えても罠だろう。スルーしなければ。

 そう思って、目を逸らして通り抜けようとする。

 …………だけど、疼きに侵された心はどこかであれが欲しいと思ってしまい、無意識に喉がごくりと鳴る。

 同時に、さっきの椅子の焼き直しの様に壁が落ちてきて、閉じ込められる。

 どうやら、これを使わないと出られないらしい。

 その事実に、心の中で何かが壊れるのを感じる。

 

「…………しょうがない、よね…………」

 

 誰かに言い訳する様に一人呟く。

 

「だって、ゴッホちゃんのとこに行かないと、だから…………」

 

 裏側にある欲望を隠す様に。

 罠を建前に、快楽を貪ろうとする浅ましい自分を直視しない様に。

 だけど、言葉を吐き出す度に脳があれを欲しいという欲望に染まっていき、何も考えられなくなる。

 

『ウフフ…………どうぞ、立香さまのお好きな様に…………どうせ最期は、変わらないのですから…………立香さまは、ゴッホに喰べられちゃうんですから…………エヘヘ…………』

 

 ゴッホちゃんが何か言うが、疼きに脳を支配された私には好きな様に、と言う都合の良い部分以外聞こえず。

 私の欲望の起爆剤となってしまう。

 

「──────」

 

 気づけば、床に生える男根に足を進めていた。

 まるでさっきの快楽椅子の焼き直しの様に。

 だけどさっきと違って足取りは軽く、まるで駆ける様に早足でそこに向かう。

 これが欲しいと、言わんばかりに。

 男根に辿り着く。

 欲しい欲しいと疼きを伝える尻穴に男根の先端を当てがう。

 

「…………っ♡♡♡」

 

 それだけで尻穴がヒクついて、甘い声が漏れる。

 そのまま、脇目も振らず一息にそれを挿入した。

 

「…………ぉ…………っ゛♡♡♡き、た…………っ゛♡♡♡」

 

 腸内に男根が挿入ってくる。

 それは強烈な異物感を齎したが、スライムに調教され切った腸内はそれに快楽を覚えてしまい、悦んで受け入れる。

 その勢いのまま、男根をどんどん飲み込んでいく。

 やがて男根を全て飲み込んで、お尻が地面に着く。

 

「…………っ゛♡♡♡」

 

 根元まで飲み込んだ時、私の頭は男根による異物感と快楽に染まり切ってしまい、何も考えられなくなってしまった。

 

「…………っ゛♡♡♡…………ふ…………っ゛♡♡♡」

 

 腰を上下に動かす。

 その度に強烈な排泄感による快楽が脊髄を走り、脳を蕩かしていく。

 更にそれだけじゃ物足りなくなってしまい、空いた両腕でクリトリスや秘部を弄り始める。

 トラップで調教された身体はお尻から伝わる快楽のせいで既に発情していて、指が触れるだけで強烈な快楽が伝わってくる。

 そのまま、快楽に耽っていると。

 

「…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 突然両腕を引き剥がされて、何かに後ろ手に拘束される。

 同時に太腿を掴まれて、無理矢理地面に座らされる。

 そのせいで男根が自分で挿入れた時より奥まで挿入ってきて、深く感じてしまう。

 

「な、に…………っ゛♡♡♡」

 

 見ると、私を縛っていたのはこれまで何度も私を虐めてきた触手だった。

 床から生えてきた触手が拘束してきたらしい。

 更に目の前の床が割れて、妖しく蠢く淫靡な形をした触手が出てくる。

 何をされるのかと期待を込めた目でそれを見ていると。

 

「…………ぉ゛…………っ♡♡♡こ、れ…………っ♡♡♡」

 

 いきなり、男根が勝手に動き始めた。

 それはぐりぐりと腸内を抉って、自分でやるよりも激しい快楽を与えてくる。

 それに加えて。

 

「…………そ、こ…………っ♡♡♡や、ば…………っ♡♡♡」

 

 触手達が私の秘部に近づいて、嬲り始める。

 細い触手達が膣内に侵入して、膣壁を引っ掻き回す。

 発情した身体はそれに咽び悦んで、ダラダラと肉壺から蜜をこぼし始める。

 更に触手の一部が蕾の様な形になり、クリトリスに吸い付く。

 調教のせいで、勃起しっぱなしになってしまう程敏感になってしまったクリトリスに、痺れる様な快楽が走る。

 自分で弄るより遥かに気持ちいいそれらの快楽に、身体の力が抜けてしまう。

 それが一層触手達の責めを激しくさせて、更に身体が蕩けていく。

 

「あ、あぁ…………っ♡♡♡そこ、すわれ…………っ♡♡♡…………ひ…………っ♡♡♡おし、りも…………っ♡♡♡ごり、ごりって…………っ♡♡♡」

 

 そのまま触手達に嬲られ続け、目的も何もかもを忘れて、快楽だけを貪ろる雌に堕ちた時。

 天井から、一本の触手が降りてくる。

 その触手は、ハート状の模様が刻まれたスタンプを持っていた。

 快楽に沈み切ってしまった頭はそれをきっと新しい快楽を与えてくれるものだと思って、頬をだらしなく緩ませる。

 触手はそのまま私のお腹の上にスタンプを持ってきて─────勢いよく、お腹の上…………もっと言えば、子宮の上に押しつけた。

 その瞬間。

 

「〜〜〜〜〜っ⁉︎♡♡♡」

 

 焼けつく様な熱と快楽が、私を襲った。

 何かを魂に刻みつけられる様な火傷しそうな程の熱と、それがどうでも良くなるくらいに意識を押し流していく快楽を。

 その刺激に意識がスパークして、徐々に視界が暗くなる。

 そのまま、意識が闇に沈んでいった。

 

『それでは最奥部に…………立香さま、御案内…………♡♡♡』

 

 

 

 

 

 

「ウフフ…………♡♡♡」

 

 気を失ってしまった立香さまを見ながら、小さく笑う。

 気絶したにも関わらず、触手達の責めは終わらない。

 むしろ気を失って身体の力が抜けたのをいいことに、より好き勝手に暴れ始める。

 トラップに調教された彼女の身体は心が虚であっても律儀にその攻撃に反応してしまい、甘い蜜を撒き散らしながら絶頂してしまう。

 ああ、とても──────とても素敵(無様)だ。

 太陽の様な彼女が触手のオモチャに堕とされるというその無様に興奮して、わたしの肉棒に熱が灯るのを感じる。

 それに呼応して、早く彼女を喰らいたいと心が騒めく。

 その心のままに触手達に命じて、私の下まで彼女を連行させる。

 

「ウフフ…………♡♡♡立香さまは、ゴッホのモノです…………♡♡♡」

 

 

 しばらくすると触手達に引きずられる様に、立香さまがやってくる。

 彼女を触手達から奪い取り、ベッドに運ぶ。

 そしてベッドに寝かせた彼女の裸体を、舐める様に凝視する。

 彼女の身体には迷宮の罠によって下腹部、丁度子宮の辺りに大きなハート形の紋様が刻まれていた。

 それは子宮を模した卑猥なハート形で、罠による調教で快楽に咽び泣く彼女の身体と合わせて、まるで情婦の様な淫靡さを醸し出していた。

 そして、彼女にその様な印を刻んでしまった興奮から肉槍に更に血が滾っていく。

 

「ウフフ…………♡♡♡」

 

 しかし、立香さまを喰らうにはまだ早い。

 最後の仕上げをしなければ。

 そう思って、触手で逃げられ無い様にしてから彼女の身体の上にのしかかる。

 丁度、勃起した肉槍が彼女の陰核を押し潰す様に。

 

「…………っ♡♡♡」

 

 気絶している筈なのに、身体は快楽を求めているのか陰核を押し潰すと同時に、彼女から甘い吐息の様なものが聞こえる。

 それが面白くて、本来の目的も忘れて彼女の陰核を擦り潰す様に肉槍で虐める。

 その度に彼女から甘い声が漏れる。

 そして。

 プシュ、という幻聴が聞こえるほどの勢いで、彼女の秘部の辺りから何かが噴き出した。

 どうやら、無意識のうちに絶頂ってしまった様だ。

 それも、潮を噴くほどに。

 彼女の調教が首尾よく完了していることに迷宮の主として笑みを漏らすも、本来の目的を思い出す。

 

「…………おっと。こんなことをしている場合じゃないですね、エヘヘ…………」

 

 早く仕上げに取り掛からないと。

 そして、彼女をわたしの─────わたしだけのモノに、堕とすのだ。

 

「ウフフ…………それじゃあ、行きますね…………♡♡♡」

 

 届かない事をわかっていながら彼女に語りかける。

 当然彼女から返事は無いが、それで良い。

 そのまま、最後の仕上げに取り掛かる。

 

「ウフフ…………♡♡♡」

 

 彼女のお腹に刻んだハート形の淫な紋様─────淫紋をなぞる様に指で彼女のお腹を撫でる。

 何度も、何度も撫で回す。

 すると、最初は反応が無かったのに、撫で回している内に甘い吐息が彼女から漏れ始める。

 どうやら、彼女に刻んだ性感増強の淫紋がうまく働いている様だ。

 それに合わせて、お腹を撫でる指をちょっと強くする。

 彼女のお腹の下にある──────子宮を刺激する様に。

 狙いはうまく行き、逃げられるはずも無いのに彼女が身を捩らせて子宮に与えられる快楽から無意識に逃げようとする。

 しかしそんな隙は与えない。

 貴女はわたしのモノなのだから。

 わたしに、喰べられるのだから。

 そう思って、指ではなく掌全体を使う様に外から彼女の子宮を弄ぶ。

 その度に彼女の抵抗が強くなり、甘い吐息の音が大きくなっていく。

 では、そろそろ止めを刺そう。

 そう思って、子宮を虐める掌の力を強くする。

 すると。

 

「ぁ、ひ…………っ? ♡♡♡ぉ、ぁ…………っ? ♡♡♡ぁ、ぁ〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 情け無い嬌声を漏らしながら彼女が絶頂した。

 同時に、その衝撃で目覚めたのか彼女の目がうっすらと開かれる。

 

「ウフフ…………♡♡♡おはようございます立香さま♡♡♡」

 

 さあ、本番と行こう。

 

 

 

 

 

 

 ──────微睡の中、何かに弄られている感覚が走る。

 それはとても甘い感覚で反射的にそこから逃げようとして身体が動く。

 しかし、身体はすぐに何かにぶつかってしまって、思う様に動かせない。

 その上、身体を襲う快感はますます強くなっていく。

 そして。

 

「ぁ、ひ…………っ? ♡♡♡ぉ、ぁ…………っ? ♡♡♡ぁ、ぁ〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 いきなり快感が強くなって、絶頂してしまう。

 その衝撃で夢と現実の狭間にいた意識が一気に現実に引き戻される。

 

「ん、んん…………っ♡♡♡」

 

 嬌声を漏らしながら目を開けると、そこには──────私を縛り付ける様に押し倒す、迷宮に閉じ込められているはずのゴッホちゃんがいた。

 

「ウフフ…………♡♡♡おはようございます立香さま♡♡♡」

 

 私が目覚めたことに気づいたのか、彼女が挨拶する。

 なんで。

 ゴッホちゃんは捕まっているはずじゃ。

 そう頭に疑問が駆け巡るも。

 

「えい♡♡♡」

 

「…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 いきなり快感が走って絶頂ってしまい、思考が流される。

 快楽が走った方へ視線を下ろすと、ゴッホちゃんが私のお腹に掌を沈める様に押し込んでいる。

 更によく見ると、ゴッホちゃんが触れている私のお腹には、まるで子宮を模した様な淫乱なデザインのハートがくっきりと刻まれていた。

 それに気づくと同時に、思い出したかの様に身体がジクジクと疼き始めて、甘くじんわりとした快感に囚われる。

 そんな私を見下ろしながら、彼女が口を開いた。

 

「ウフフ…………♡♡♡ごめんなさい立香さま♡♡♡ゴッホ、実は閉じ込められてなんていないんです…………♡♡♡エヘヘ…………♡♡♡」

 

「どういう、こと…………ぐ…………っ♡♡♡」

 

 彼女の口から放たれた言葉は私にとって衝撃的で、思わず聞き返してしまう。

 しかしそれを塞ぐ様にゴッホちゃんが私のお腹を弄って、快楽で頭を閉ざす。

 

「ウフフ…………♡♡♡今までの事は全部、ゴッホの仕組んだ罠って事です…………♡♡♡」

 

「そん、な…………っ♡♡♡」

 

 そして、彼女が続けた言葉に絶望する。

 今までのが全部罠だったなんて。

 

「なんで、こんな…………っ♡♡♡」

 

 彼女に裏切られたというショックで、無意識に言葉が溢れる。

 

「ウフフ…………♡♡♡それは勿論…………♡♡♡この迷宮の主として、のこのこ迷宮に迷い込んできた哀れな獲物を喰べるためですよ…………♡♡♡あ、ホクサイとマルタさまは追い返したので救けは来ませんよ♡♡♡」

 

 更に、薄々勘付いていたとはいえ救助が来ないと改めて教えられて、絶望感が強くなる。

 

「ウフフ…………♡♡♡もう逃しません…………♡♡♡立香さまはここで、ずっと、ずーっとゴッホと一緒なんですから…………♡♡♡ゴッホのモノとして、永遠にこの迷宮で暮らすんですから…………♡♡♡」

 

 そう言って、ゴッホちゃんが私を抱きしめる。

 同時に、クリトリスが何か熱いモノに押し潰されてその衝撃で絶頂ってしまう。

 そんな私の様子に気づいたのか、ゴッホちゃんが私から離れて、笑いながらクリトリスを押し潰した何かを見せつける。

 それは、私が引っかかってしまった罠に生えていたのと同じ、男根だった。

 いや、それよりも大きい。

 その姿に呑まれて、思わず息を呑む。

 同時に、さっきトラップに調教された記憶が蘇ってしまい、身体が疼き始める。

 あれが欲しい、あれに貫かれたい、と身体が騒いで、ごくりと喉が動く。

 それに目敏く気づいた彼女がその男根でクリトリスを擦る様に押し潰して、絶頂かされてしまう。

 そのまま何度も絶頂かされたせいで、私の中から理性が消えて、彼女の様子がおかしいことや、彼女にあるはずのないものが生えているという疑問がどうでも良くなっしまい、彼女に貫かれたいという情欲に支配される。

 気づけば、彼女に媚びる様に、秘部からだらしなく涎を溢していた。

 

「ウフフ…………♡♡♡どうしたんですか、立香さま…………♡♡♡こんなに濡らして…………♡♡♡ゴッホが汚れちゃうじゃないですか…………♡♡♡」

 

 そんな私を見て、ゴッホちゃんが惚けた様な事を言う。

 

「わかってる、くせに…………っ♡♡♡」

 

 まるで私を焦らしている様な態度に我慢出来なくなってしまい、ついゴッホちゃんに口答えする。

 しかし、彼女はここの主で私は囚われた獲物。

 当然彼女の方が立場は上で。

 

「ひ、やめ…………ぁ…………っ♡♡♡」

 

「ウフフ…………♡♡♡ゴッホ、ダメサーヴァントなのでわかんないです…………♡♡♡こう、ですか…………エヘヘ…………♡♡♡」

 

 口答えへの罰の様に、触手が膣内に侵入ってきて弄り始める。

 全身を弄られ、発情する様に調教されてしまった身体はそれに悦び、離したくないと言わんばかりに触手を締め付ける。

 

「エヘヘ…………♡♡♡離してくださいよ立香さま…………♡♡♡抜けないじゃないですか…………それとも、このまま弄られたいんですか…………♡♡♡こんな場所で…………♡♡♡立香さまのえっち…………♡♡♡」

 

 そう言いながら、ゴッホちゃんが触手の責めを激しくする。

 そのせいで余計に膣内が悦んで、もっと強く触手を締め付けてしまう。

 ぐちゅぐちゅと、情欲を掻き立てる様に弄り回されて、快楽に心を支配されていく。

 更に彼女の後ろからもっと多くの触手が現れて、胸やお尻に吸い付いて嬲り始める。

 調教された身体はそれに完全に屈服してしまい、悦びを伝えるように脳に快楽を流し込んでくる。

 しかし。

 

「…………っ、なんで…………っ♡♡♡」

 

「ウフフ…………♡♡♡やめろとおっしゃるので、それに従ってるだけですよ…………エヘヘ…………♡♡♡」

 

 さっきと違って、彼女は私を絶頂かせてはくれなかった。

 絶頂する寸前で触手達の責めが緩んで、快楽の波が遠ざかってしまう。

 それを何度も繰り返される。

 そのせいで発散出来ない快楽が溜まっていき、身体中を駆け巡る。

 それは絶頂漬けにされてしまった私にとって麻薬の禁断症状の様で、早く絶頂きたいという思考に支配され、気が狂いそうになる。

 そんな私を嘲笑う様に、ゴッホちゃんが口を開く。

 

「辛そうですね、立香さま…………エヘヘ…………♡♡♡」

 

「…………っ、だれの、せいで…………い…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 まるで他人事の様なその態度に、さっきのことも忘れてつい反論する。

 しかし、それはさっきの焼き直しにしかならず、余計に彼女の責めを激しくさせるだけだった。

 拷問の様な快楽に、人とは思えない様な呻き声が漏れる。

 ゴッホちゃんはそんな私の様子を笑いながら、キスをする様に耳元に唇を近づける。

 そして。

 

「ウフフ…………♡♡♡ゴッホは、立香さまのサーヴァントなので…………♡♡♡立香さまの言うことなら、なんでも聞いてあげます…………♡♡♡ですので、辛いなら命令してください…………♡♡♡立香さまの、望むままに…………♡♡♡」

 

 悪魔の言葉を、耳元で囁いた。

 その言葉に、心が揺れる。

 ゴッホちゃんの言う通り、彼女に命令したら、この地獄から抜け出せる。

 絶頂かせて欲しいと、彼女に言えば。

 だけど、命令したらきっと酷い目に遭う。

 今までよりももっと激しく、滅茶苦茶にされてしまうだろう。

 そう理性が警告を発する。

 しかし、快楽に溺れきってしまった頭はもう我慢なんてできなくなっていて。

 

「…………ほら、答えてください立香さま…………♡♡♡…………どうして、欲しいですか…………エヘヘ…………♡♡♡」

 

「…………っ♡♡♡」

 

 その上、ゴッホちゃんがお腹に刻まれたハート状の紋様を触って煽る様に私に快楽を流し込んでくる。

 そのせいで本能が快楽を求めて、気持ちよくなれるならむしろぐちゃぐちゃにされても良い、されて欲しい、と思ってしまう。

 その欲はどんどん強くなり、警告を発する理性を瞬く間に塗り替えていく。

 気づけば。

 

「…………おねがい、イかせて…………っ♡♡♡ぐちゃぐちゃにして、こわして…………っ♡♡♡」

 

 彼女に懇願する様に、命令してしまっていた。

 

「ウフフ…………仰せの通りに♡♡♡」

 

 ゴッホちゃんが私を見下ろす様に姿勢を変えて妖しく笑う。

 彼女の情欲に濡れた瞳が私を射抜き、三日月に開いた口から嗜虐的な嗤い声が響く。

 その顔を見て、誘惑に負けてしまった事への後悔が僅かに走る。

 しかし、再びクリトリスを押し潰す様に男根を擦り付けられ、そんな気持ちは掻き消されてしまい、ただ快楽を求める心だけが残る。

 その様子を見てますます笑みを深くした彼女が膣内から触手を引き抜いて、膣口に彼女の男根を当てがう。

 待ち望んでいた快楽を与えてくれる存在に身体が悦び、まるで媚びる様に膣内をヒクつかせる。

 

「…………それでは立香さまの望み通り、ぐちゃぐちゃに、めちゃくちゃに…………壊してあげます…………エヘヘ…………♡♡♡」

 

 そして。

 

「…………っ、き、た…………っ♡♡♡…………ぁ、あ…………っ♡♡♡」

 

 私の膣内をこじ開ける様に、彼女の肉槍が膣内へ挿入ってきた。

 ぶち、ぶちと肉が千切れる様な感覚が走るが、破瓜の痛みは無かった。

 むしろ挿入れられただけなのにさっきと比べものにならない程の大きな快楽が襲ってきて、呆気なく絶頂かされてしまった。

 そのままこれを離したくない、とまるでしがみつく様に膣内が勝手に動いて肉槍を締め付ける。

 

「…………ッ♡♡♡ナカ、締め付けて…………♡♡♡すみません立香さま、まさかこんなに我慢してたなんて…………♡♡♡お詫びに、もっともっと気持ちよくしてあげます、エヘヘ…………♡♡♡」

 

 そう言って、彼女による私への奉仕(凌辱)が始まった。

 

 

 

 

 彼女の肉槍がゆっくりと引き抜かれる。

 快楽を与えてくれる主人が離れていくことに耐えられず、膣内が離さまいと必死にしがみつくが意味はなく、力任せに引き抜かれれる。

 その上、その感覚が気持ち良くて、軽く絶頂ってしまう。

 その快楽に浸る様に身体を小刻みに震わせていると。

 ドン、と幻聴が聞こえる様な勢いで肉槍が私の膣内を貫いた。

 

「…………っ゛⁉︎♡♡♡」

 

 息が詰まる様な感覚と共に、奥を突かれる快感が走る。

 調教され切った私の身体は当然その快楽に耐えきれず、獣の様な嬌声をあげながら絶頂かされてしまう。

 しかしそれだけでは終わらず、何度も何度もそれを繰り返される。

 その度に絶頂ってしまい、ガクガクと身体が震える。

 そのまま、彼女の好きな様に嬲られていると。

 

「ウフフ…………♡♡♡」

 

 いきなり手足の拘束が解かれて、自由になる。

 今なら逃げられるかもしれないという考えが一瞬脳裏に浮かぶけど、絶頂かされすぎた私の身体にもはや逃げ出す力は無く、逃げる気も私にはなかった。

 むしろもっと快楽を求めようと、彼女に足を絡ませて身体をより密着させようとする。

 しかし、それが叶うことはなかった。

 私が足を絡める前に、ゴッホちゃんが私の身体を持ち上げたからだ。

 お互いに向き合って座る様な体勢になり、奥の奥まで肉槍が突き上げてくる。

 そのせいでより深く感じてしまい、ある意味私の狙い通りの状況になったことへの悦びと合わせて甘い声が漏れる。

 そして、再び肉槍がさっきよりも激しく私の膣内を蹂躙し始めた。

 それはまるでモノを扱う様に乱暴な動きだった。

 私のことなど何も考えていない様なその動きに、苦痛が走って苦悶が漏れる。

 

「…………ぁ゛…………っ゛♡♡♡が…………っ゛♡♡♡」

 

 だけど、奥を無理矢理突き上げられる度に苦痛と共に快感が強くなって、次第に嬌声が漏れ始める。

 気づけば、もっと欲しいと、さっきよりも強く膣内が蠢いて肉槍を締め付ける。

 

「…………ッ、もっとキツく…………っ♡♡♡ウフフ、しょうがないですね立香さま…………♡♡♡立香さまがそこまで望むのなら、望み通りに…………♡♡♡」

 

「なに、を…………っ♡♡♡」

 

「こういうことです♡♡♡」

 

 彼女が笑うと共に、ドクン、と肉槍が脈打つ。

 同時に、肉槍がより奥に捩じ込まれて、子宮口に密着する。

 そして。

 

「…………っ゛♡♡♡あ、づ…………っ゛♡♡♡ぁ、あ゛…………っ゛♡♡♡」

 

 灼ける様な熱が、子宮に注ぎ込まれた。

 どうやら、膣内に射精されたらしい。

 そう無意識に理解するけど、すぐに精液の熱さに押し流される。

 

「…………はっ、はっ…………♡♡♡」

 

 その蕩ける様な熱に、続きを求める様に嬌声をあげると。

 

「ウフフ…………♡♡♡どうしたんですか立香さま…………♡♡♡そんな媚びる様な声をあげて…………♡♡♡もしかして、オナホみたいに雑に扱われて感じちゃってるんですか…………♡♡♡こんなの、ゴッホでも痛いだけですよ…………♡♡♡ゴッホはそれも好きですけど…………♡♡♡こんなので感じちゃうなんて、立香さまのへんたい…………エヘヘ…………♡♡♡」

 

「…………っ♡♡♡」

 

 ゴッホちゃんが嗤いながら、私の痴態を詰ってくる。

 自分が苦痛の中で感じてしまっていることを指摘されて、羞恥心でかっと顔が熱くなる。

 そのせいか、だらしなく蕩けた顔を見られまいと反射的に顔を背けようとするけど、ゴッホちゃんの腕にがっちりと抱えられて、彼女の視線から逃げられなくなってしまう。

 しばらくじっくりと彼女に見つめられていると。

 

「ウフフ…………♡♡♡へんたいの立香さまは、激しくされるのが好き、ですよね…………エヘヘ…………♡♡♡だから、もっと激しくしちゃいます…………♡♡♡」

 

「ん、む…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 そう言われて、いきなり唇を塞がれる。

 それに身体が驚いて、反射的に口を閉じようとするが、ゴッホちゃんは私の抵抗など意味が無いと言わんばかりに強引に口を抉じ開けて、舌を捩じ込んでくる。

 口の中で彼女の舌が別の生き物のように蠢いて、私の舌を好き勝手に弄り始める。

 無理矢理弄られることに苦痛を感じて彼女の舌を追い出そうとするけど、その抵抗を嘲笑う様に舌を絡め取られて、なすがままにされてしまう。

 唾液に濡れた舌に貪られ、口内を彼女の唾液が犯していく。

 その度に身体から力が抜けて、苦痛が甘い快感に変わり始める。

 やがて私の身体は彼女に貪られることに悦んで、自分から求めるように舌を動かし始めた。

 膣内と口内を同時に犯されて、口を塞がれていることも相まって意識が溶けていく。

 そのまま彼女に貪られ続けていると、いきなり彼女の動きが止まる。

 

「…………っ゛⁉︎♡♡♡」

 

 いきなり、強烈な異物感と快楽が腸内を走った。

 ゴッホちゃん抱えられて動かせない頭の中、どうにか視線を巡らせるとそこには。

 彼女の背中から生えた触手が、私のお尻に捩じ込まれていた。

 そして、より喜色に濡れた瞳で私を射抜きながら、彼女が再び動き始める。

 今度は、今までの責めよりももっと過激だった。

 同時に三方向から、責められたからだ。

 

「…………ウフフ…………♡♡♡もっと激しく、もっと強く…………♡♡♡」

 

 一瞬口を離した彼女にそう囁かれて、再び口を塞がれる。

 同時に、膣内と腸内を責め立てる彼女の責めがより激しくなる。

 

「…………っ゛♡♡♡…………っ゛♡♡♡」

 

 触手が何本も腸内で暴れて、ゴリゴリと腸壁を削っていく。

 執拗に執拗に弄れらた腸内は既に快楽器官に成り下がっていて、触手に虐められて嬉しいと叫ぶ様に快楽を伝えてくる。

 更に、触手の一部が腸壁を通して子宮をゴンゴンと叩く様に激しく腸壁を抉っていく。

 それに合わせるように彼女の肉槍が奥に捩じ込まれる。

 子宮を二方向から責め立てられて叫びたくなる様な衝動に駆られるが、叫ぶ言葉を話す口は塞がれて、快楽から逃げることは出来ない。

 むしろ逃げるなと言わんばかりに、口からも快楽を流し込まれる。

 そのせいで何度も絶頂かされてしまい、彼女に空気を奪われているのも相まって意識が明滅し始める。

 だけど彼女は私を放してはくれず、意識が落ちそうになる度に快楽の鞭で私を叩き起こす。

 やがて、何度も犯された私が体力の限界に近づいた時。

 いきなりドクン、と肉槍が脈打つ。

 同時に彼女にキツく抱きしめられて、子宮口に密着する様に肉槍が押し当てられる。

 それに身体が悦んで、肉槍を離さまいと抱きしめる。

 更に触手達がより激しくなって、腸内を駆け巡るように奥へ奥へ侵入り込み、異物感と快感がますます強くなる。

 そして。

 

「…………っ゛♡♡♡〜〜〜〜〜っ゛♡♡♡」

 

 肉槍と触手から、トドメの様に熱い精液が吐き出された。

 子宮に注ぎ込まれた精液の熱さで、何度も何度も絶頂ってしまう。

 それに加えて、腸内を精液に犯されて快楽の波が全身に広がっていき、脳髄の隅まで浸る様な泥の中に堕とされる。

 同時に快楽を刻み続けられた身体が限界を迎えて、ゆっくりと視界が暗くなっていく。

 快楽に溺れた意識の中、最後に彼女の瞳が見えた。

 

 

 

 

 

「ウフフ…………♡♡♡立香さま、立香さま…………♡♡♡」

 

「やめ…………っ♡♡♡ぁ、く…………っ♡♡♡もう、いやなのに、なんで…………っ♡♡♡」

 

「立香さまの嘘つき…………♡♡♡いやって言いながら、ずっとここは離さないじゃないですか…………♡♡♡」

 

「それは、ゴッホちゃんが…………ひ…………っ♡♡♡」

 

 肉槍が精液を吐き出して、その熱で絶頂かされる。

 あれから、どれくらい時間が経ったのだろうか。

 私はゴッホちゃんにずっと犯され続けていた。

 犯され過ぎた身体はすっかり彼女専用の身体になってしまって、彼女がいないと満足出来ないようにされてしまっていた。

 微かに残った使命感から口では拒絶を言葉にするけど、心ではわかっていた。

 もう、私は彼女から逃げられないと。

 離れられないと。

 ならもう、ずっとここにいても良いんじゃないか。

 そんな馬鹿みたいな考えが頭に浮かぶ。

 それは否定すべき考えのはずなのに、なぜか心に刺さって離れない。

 そんな私の心を見透かした様に、ゴッホちゃんが囁く。

 

「ほら、立香さまも好きですよね…………エヘヘ…………なら、ここでずっと一緒に過ごしたら良いじゃないですか…………」

 

 心の振り子が揺らぐ。

 

「ずっと、ずっと一緒に…………ゴッホと、ここで…………」

 

 私は最後のマスター。

 なら、その責務を果たさないと。

 早く戻らないと。

 微かに残った使命感がそう叫んで警鐘を鳴らす。

 だけど。

 もう、ここに浸っていれば良いや。

 だって、ここならずっと彼女と一緒だ。

 ずっとここで、彼女と快楽を貪りあう。

 それで、良いじゃないか。

 そんな退廃的な考えが浮かんで、警鐘をかき消す程の大音量で脳を染め上げていく。

 やがて、心の振り子が片方に振り切り始める。

 そして。

 

「…………ウフフ…………♡♡♡」

 

 気づけば、私は彼女にこくり、と頷いてしまっていた。

 振り子は、最悪の方向へ振り切ってしまった。

 使命を放棄したことに罪悪感が走るが、すぐに消えていく。

 振り切ってしまった振り子が、揺れることはなかった。

 

「…………これで立香さまは、永遠にゴッホのモノ…………♡♡♡もう、離しません…………♡♡♡」

 

 彼女が嗤って、さっきの続きを始めようとする。

 同時に。

 

 

「──────え?」

 

 何かが崩れる轟音と共に、意識が吸い込まれる様な感覚が走る。

 これは、レイシフトで戻る時の─────

 そう思うと同時に、視界が暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数日後。

 私はあの迷宮から解放されて、いつも通りの生活を送っていた。

 後からダ・ヴィンチちゃんに聞いた話だと、あの迷宮はゴッホちゃんを洗脳して操っていたらしい。

 思えば、あの迷宮での彼女の様子は確かにおかしかった。

 あそこで彼女が言った様に、本当に彼女は迷宮の虜囚だったのだろう。

 そう思うと、悔しさが込み上げてくる。

 彼女を助けられなかった事に。

 しかし、迷宮はもう無くなってしまった。

 まるであそこで目的は果たしたと、言わんばかりに。

 実際、何度かシミュレーターでゴッホちゃんが入り浸っていた時代を起動して貰ったけど、迷宮は痕跡一つ存在していなかった。

 まるで、迷宮なんて幻だったかの様に。

 それならいっそ私の記憶も夢幻と消えてくれたら良かったのに、現実はそこまで優しくはなかった。

 

「…………っ」

 

 廊下を歩いていると突然、身体が何かを求める様に熱く疼く。

 それは一瞬で強くなって、身体を容赦なく責め立てる。

 そのせいで立つこともままならなくなり、思わずその場に座り込む。

 しかしそれで疼きが治ることはなく、むしろどんどん強くなっていく。

 

「…………っ、この…………っ」

 

 気づけば、指が勝手に動いて疼く身体を慰めようとしていた。

 流石にまずいと慌てて指を止めるが身体は言うことを聞かず、早くこの疼きを消したい、と声高に叫ぶ。

 せめてマイルームで。

 そう思って身体を引きずる様にして歩くけど、一歩歩く度に思考が汚染されて理性がどんどん消えていく。

 そして、マイルームに戻った時。

 私の思考は、情欲に染まりきって、理性が完全に消えてしまっていた。

 その情欲に従い、ベッドに行くことすらせずドアの前に座り込み、本能のままに指を伸ばした。

 

「…………ん、ふ…………っ♡♡♡」

 

 もどかしさを感じながら脱ぎ捨てた服の下は、何もしていないのに蜜を溢し始めていた。

 それを恥じることも無く秘部に指を突っ込む。

 膣内は既にドロドロで、指が挿入るだけで甘い感覚が走る。

 しかしそれでは物足りず、より快楽を求めて指で膣内を掻き回す。

 ぐちゅぐちゅと、淫猥な水音と共にさっきよりも強い快楽が全身に染み渡っていく。

 でも。

 私が満足することは出来なかった。

 どれだけ弄っても、絶頂くことが出来ないからだ。

 むしろ絶頂けないせいで弄る度に欲求不満が加速して、疼きが消えるどころかどんどん強くなる。

 それでも弄り続けるが、しばらくして手が止まる。

 これ以上何をやっても無駄だと、また打ちのめされたからだ。

 結局私は絶頂くことは出来ず、ただ無闇に身体を発情させただけだった。

 

「…………」

 

 諦めてズルズルと身体を引きずりながら、ベッドに横たわる。

 身体はこれ以上無いほど熱かったが、対照的に心が冷えて嫌悪感に染まっていく。

 いやらしく快楽を求める私への嫌悪感に。

 ここ数日はいつもこうだ。

 突然、発作の様に身体が疼く。

 まるでゴッホちゃんを求める様に。

 だけど彼女は現れず、抑えられなくなって自分で慰める。

 快楽を求めて、ただ情欲に任せて貪ろうとする。

 決して絶頂くことは出来ないのに。

 そして発散出来ず悶々とした身体のまま、ベッドに転んで自分への嫌悪感で溜息を吐く。

 

「…………はぁ」

 

 それは、私への失望に近い嫌悪感だった。

 私の弱さに対する、失望。

 私の浅ましさに対する、嫌悪。

 それらが混ざって、ぐちゃぐちゃに私の心をかき乱す。

 私はあの時のことを全部覚えている。

 だから分かる。

 あの迷宮が崩れたのは…………私の心が、あの迷宮に屈してしまったから、自分の責務より快楽を優先してしまったからだと。

 自分を慰める度その事実を思い知らされて、嫌悪感がますます強くなる。

 何が彼女を助けるだ。

 ただ快楽に溺れていただけじゃないか、と。

 

「…………こ、の…………っ♡♡♡」

 

 更に追い討ちをかける様に、下腹部に甘い感覚が走る。

 視線を向けると、そこにはあの迷宮で刻まれた卑猥な紋様が現れて、鼓動のように妖しく輝いている。

 それは、私が快楽に溺れてしまったいやらしい雌であることを如実に現していていた。

 だって、この紋様は私が発情しないと現れないからだ。

 普段はまるでカメレオンの様に擬態してその姿を隠している。

 つまり、私はこの紋様を刻まれてから解放されるまでずっと発情していたわけで。

 その事実を再認識して、余計に気分が沈む。

 そのまま、自己嫌悪のループに陥っていると。

 

「…………立香さま…………」

 

「…………ゴッホちゃん」

 

 ある意味一番会いたくて一番会いたくない人物──────ゴッホちゃんが、蚊の鳴く様な声でマイルームに入ってきた。

 

 

 

 

「…………どうしたの」

 

 彼女の姿を見るのはカルデアに戻ってからは初めてで、何て言えば良いのかわからず思わず声が硬くなる。

 そこには、彼女に貪られたいという情欲や、今更何をという負の感情、そして彼女も被害者なのに当たってしまう自分に対する嫌悪感など様々な感情が入り混じっていた。

 

「…………」

 

 私の返答に対応する様に、重苦しい空気が部屋に満ちてお互いに沈黙する。

 しばらく睨み合う様に沈黙していると、彼女が動く。

 そして、何かを渡してきた。

 

「…………これは」

 

「…………エヘヘ…………」

 

 それは、小さなナイフだった。

 彼女が口を開く。

 

「…………その、立香さま…………どうかこれで、ゴッホを…………ゴッホを…………殺して、ください…………その、ゴッホは自分で死ねませんから、エヘヘ…………」

 

「…………どういう、こと」

 

 予想外の言葉に、反射的に身体が固まる。

 その隙に彼女が近寄って、ナイフを握らせる。

 そのまま、ナイフを握った手を彼女の首…………頸動脈の辺りに持って行く。

 よく見ると、彼女の身体には何かが生えた様な傷跡が無数に存在していた。

 

「なに、を…………」

 

「…………ゴッホは、わたしは、立香さまに、貴女に取り返しのつかないことをしてしまいました…………その贖いは、もはやわたしの命以外には…………」

 

 そう言って、彼女が私の腕を強く掴む。

 ナイフが薄皮を裂いて、そこから血が溢れ始める。

 それを見て慌てて腕を離そうとするけど、彼女の握る力は強くとても引き剥がせそうにない。

 

「ゴッホちゃん、やめて…………!」

 

「ウフフ…………もう、これ以外に道は…………」

 

 彼女の力が弱まる事はなく、むしろより力を強めて彼女の喉笛を切り裂こうと腕を動かす。

 ナイフがより首に食い込み、より血が流れて、私の手が鮮血に染まる。

 もっとナイフが食い込んだら、彼女はきっと死んでしまうだろう。

 そう直感するけど、腕を動かすことは出来ない。

 その事実に、また何も出来ないのかと失望が走る。

 だけど同時に、私の中で何かが弾けた。

 

「…………か」

 

「へ?」

 

「…………ゴッホちゃんの、ばかっ!」

 

 それは、怒りだった。

 何も出来ない私への怒り。

 そしてもう一つ、理由のわからない彼女への怒り。

 その衝動に突き動かされ、吠える様に彼女へ叫ぶ。

 

「ハウッ…………」

 

 それに驚いたのか、彼女の腕が私から離れる。

 その隙を突いて、ナイフを遠くに投げ捨てる。

 カラカラと、ナイフが床を擦る音が響いた。

 

「ぁ…………」

 

 その勢いのまま、彼女をベッドに引きずり込む。

 あの迷宮とは逆に、今度は私が押し倒す様な形だ。

 

「立香さま、何を…………ハウッ」

 

 困惑した顔の彼女を逃がさない様に抱きしめる。

 折れそうな程にキツく、強く。

 

「立香さま、痛いです…………その、離してください…………」

 

「やだ。離さない」

 

 彼女が逃げようと藻搔くが、その抵抗はさっきと比べてあまりにも弱々しかった。

 

「…………なんで…………ゴッホは、わたしは貴女に、酷いことを、取り返しのつかないことをしたのに…………」

 

「…………ゴッホちゃんは、操られてたんでしょ? なら、別に悪くないじゃない…………それなのに、死ぬなんて言わないでよ…………」

 

 そう言って、もっと強く抱き締める。

 手を緩めたら、消えてしまいそうな気がしたから。

 

「…………違う、違うのです立香さま…………」

 

 しばらくそうしていると、諦めた様に彼女が口を開く。

 

「…………確かにゴッホはあの迷宮に、操られていました。でも、それは…………ゴッホが望んだことなんです」

 

「…………え?」

 

 予想外の言葉に、思考が固まる。

 それに構わず、彼女が言葉を紡ぎ続ける。

 

「…………あれは、ゴッホの心に語りかけてきました。貴女をゴッホの好きに出来る、と。故に従え、と。それはとても甘美で、破滅的な言葉でした。そしてわたしは、その誘惑に勝てなかったのです…………望んで、貴女を喰らおうとしたのです…………」

 

 そう語る彼女の目から、涙が落ちる。

 彼女の告白は、私の心を大きく揺さぶった。

 操られていたのではなく、彼女の意志によるものだったとは。

 自分が信じていたものが崩れる様な感覚に、彼女を縛る力が一瞬弱まる。

 しかし同時に、私が何故彼女に怒っていたのか理解した。

 私は──────

 

「…………つまり、アレはゴッホの意志なんです…………お願いします立香さま…………こんな化け物は、貴女に相応しくありません…………だから立香さま、どうかその手で…………それが、わたしに出来る唯一の贖いですから…………最も、ゴッホの命なんてちっぽけなもので贖い切れるとは思えませんが、エヘヘ…………」

 

 ゴッホちゃんがそう言って、投げ捨てたはずのナイフを再び手渡してくる。

 だけど、私の答えは変わらない。

 

「嫌。そんなこと、絶対にしない」

 

 私の答えは拒絶だった。

 手渡されたナイフを再び投げ捨てる。

 

「そんな、どうして…………ゴッホは、わたしは消えなければ…………」

 

 私の答えが予想外だったのか、絶望した様な顔でゴッホちゃんが狼狽する。

 そこに畳み掛ける様に、彼女に語りかける。

 

「逃げないでよ、ゴッホちゃん」

 

 そう…………私は彼女に怒っている。

 だけどそれは、彼女が迷宮で私を犯した事にじゃない。

 彼女が死を望んだ事だ。

 彼女が私から、離れようとした事に怒っている。

 同時に、ドロドロした粘性のある感情が湧き上がる。

 だってそうだろう。

 私を望んで、犯し尽くした癖に。

 ぐちゃぐちゃにして、快楽の檻に堕とした癖に。

 キミなしじゃ、満足出来ない身体にした癖に。

 それなのに、私を置いてくなんて。

 そんなの、許せない。

 

「…………ゴッホは、逃げてなんて…………」

 

「じゃあなんで、自分を殺してなんて言うの」

 

 怒りに突き動かされるまま、彼女を咎める。

 

「…………だって、そうするしかないじゃないですか…………ゴッホは…………わたしは…………貴女を…………自分の欲望のまま、穢してしまったのですから…………これ以外に、方法なんて…………」

 

 そう言いながら、ゴッホちゃんが目を伏せる。

 確かに、彼女の言う事は間違ってはいないのだろう。

 あの迷宮は、私…………そしてゴッホちゃん両方に消えない傷を残した。

 それは取り返しのつかない傷だ。

 その罪を贖うというのなら…………同じく取り返しのつかない命で贖うのも、きっと間違いじゃないだろう。

 彼女が仮初の命のサーヴァントである事を差し引いても。

 だけど。

 

「違うよ、ゴッホちゃん」

 

「え…………?」

 

「そんなの、全身嬉しくない」

 

 キミが私からいなくなるなんて、嫌だ。

 だって私は、キミが居ないとダメな身体にされてしまったんだから。

 それを自覚すると同時に、心の中で黒い炎が燃え上がる。

 怒りと…………彼女を逃がさないという、昏い独占欲の混ざった炎が。

 その炎は私の心を灼いて、心の中を彼女への歪んだ欲望に染めていく。

 

「じゃあ、ゴッホは一体どうすれば良いんですか…………どうすれば、この罪から…………」

 

 罪悪感からか、彼女が慟哭した様な声を漏らす。

 その声に、欲望の炎がますます加速する。

 

「…………簡単だよ」

 

 気づけば、口が勝手に動いていた。

 彼女の心の隙につけ込む様に、言葉を紡ぐ。

 

「…………責任を取ってくれたら、それで良い」

 

「責任…………立香さま、それは一体…………」

 

「…………」

 

 彼女の言葉に答えずに、抱きしめる腕を解いて馬乗りになる。

 下腹部の紋様を、彼女に見せつける様に。

 

「…………それは」

 

 その紋様は妖しく輝いていて、私が発情してる事をこれ以上無く雄弁に物語っていた。

 

「うん。ゴッホちゃんにあそこで付けられた奴。…………あの時から、ずっとここが疼いてるの。ゴッホちゃんに犯されて、めちゃくちゃにされてから、ずっと…………」

 

 紋様を指し示しながら、ゴッホちゃんの罪悪感を煽る様に語りかける。

 こんな事をしても彼女が苦しむだけとわかっているはずなのに、口を動かす力は止まらず、言葉を吐き出し続ける。

 

「…………戻ってから自分で慰めてみたけど、全然満たされない。むしろ慰める度に切なくなって、気が狂いそうになる」

 

「…………ぅ」

 

「…………だから、ゴッホちゃんが慰めて」

 

「…………へ?」

 

 そして、ついに口は彼女への歪んだ欲望を吐いてしまう。

 彼女に犯されたいという、狂った欲望を。

 彼女の気持ちを踏み躙る様な言葉を吐く自分に嫌悪感が走るけど、欲望に突き動かされた心は止まらない。

 

「…………えと、立香さま。それは、どのような事を…………?」

 

「こんな身体にした責任を取って。…………ゴッホちゃんのせいなんだから…………あの時みたいに、ぐちゃぐちゃに、めちゃくちゃに犯して」

 

 口は止まる事を知らず、つらつらと自分勝手な欲望を語っていく。

 すると。

 

「…………その、立香さま」

 

「何?」

 

 ゴッホちゃんが怯えを隠した様な疑問の色を浮かばせて、問い掛けを投げてきた。

 

「…………立香さまは、ゴッホのことが怖くないんですか。自分の欲を抑えられず、貴女を主と仰ぎながらそれを犯す事に悦びを感じていたこのわたしを…………いつ貴女に再び害をなすかわからないつぎはぎの化け物なのに…………それなのに、犯して欲しい、だなんて…………」

 

 客観的に見れば、確かにそうだ。

 あの時の彼女に対しては恐怖という感情が浮かぶはずだ。

 だけど今思い返してみても、彼女への恐怖は胸の内になかった(まあ、いきなり変わった事への驚きとかはあったと思うけど)。

 何故なら。

 

「怖いわけないじゃん。だって私、ゴッホちゃんの事好きなのに」

 

「…………ぇ…………それは、どういう…………」

 

 私はキミの事が、好きだから。

 息を呑む様な声と共に、彼女の目に動揺の色が走る。

 

「文字通りだよ。私はゴッホちゃんの事が好き。…………そもそも、嫌いだったり怖かったりしたら一緒に寝たりしないし。それに…………いくら何でも、嫌いな人に犯して欲しい、だなんて思うわけがないよ…………まあ、ゴッホちゃんにつけ込む様に押し付けてるから説得力はないんだけどさ」

 

 彼女への好意を語ると同時に、彼女へ好き勝手な欲望を押し付けようとする私への嫌悪感が強くなって、途中から自嘲する様な言葉が漏れる。

 その時、私の手をひんやりした感触が包む。

 

「え?」

 

「…………そんな事、ないですよ…………」

 

 見ると、ゴッホちゃんの手が私の手を握っていた。

 

「ゴッホ、ちゃん…………?」

 

「…………立香さまは、あの迷宮で助けを求めるゴッホを助けようと、独りでも挑みました。罠だったのに…………立香さまを犯すことしか、考えていなかったのに…………そして、それを告白しても立香さまの態度は変わらなかった。それなのに、そんな貴女の言葉が何故信じられないと言えるでしょう…………それに、ゴッホも立香さまの事が好きです。…………貴女の事を、望んで犯してしまう程に。だから、信じます。例えそれが、夢幻だとしても」

 

「ぁ…………」

 

 ゴッホちゃんが私を抱きしめて、そのままベッドに引きずり倒す。

 さっきとは逆の形だ。

 彼女に抱きしめられたせいか、ひんやりした、だけど暖かい彼女の体温がさっきよりもはっきり伝わってきて思わずドキリとしてしまう。

 

「…………立香さまの胸の音、どんどん激しくなって…………」

 

「…………やめてよ」

 

「嫌です、ウフフ…………」

 

 それを見透かした様なゴッホちゃんの声に急に恥ずかしくなって反射的に文句を言うけど、不思議な事に逃げようという気は起きなかった。

 むしろ彼女を求める様に、腕を伸ばして抱きしめ返す。

 お互いの体温が混ざり合って、不思議な気持ちになる。

 今まで悩んでいた事がどうでも良くなるくらいに、彼女の事で頭がいっぱいになってしまう。

 それが心地よくて、そのまま抱きしめ合う。

 深く、より深く彼女を感じる様に。

 それに合わせて、思考が溶けていく。

 我ながら単純だなと苦笑するけど、悪くない。

 思考を打ち切り、もっと彼女の暖かさを求めて抱きしめる。

 

「…………立香さま、申し訳ないのですが一つお願いしてもいいでしょうか…………」

 

 そうしていると彼女が突然、耳元でそんな事を囁いてきた。

 

「…………うん、良いよ。何?」

 

 その誘いを断る気には当然ならず、考える間も無く首肯する。

 彼女が口を開く。

 そして。

 

「…………ゴッホを、犯してください」

 

「…………え?」

 

 さっきまでの何もかもを吹き飛ばす様な言葉が、彼女の口から放たれた。

 

 

 

 

 

 数分後。

 抱きしめあったまま話をするという訳にもいかず、私とゴッホちゃんはベッドで向き合う様に座り込んでいた。

 

「…………それで、さっきのはどういう意味なの、ゴッホちゃん?」

 

 ゴッホちゃんに言葉の真意を尋ねる。

 自分を犯せという、言葉の真意を。

 すると彼女が、顔を俯かせながらポツリポツリと喋り出した。

 

「…………貴女は、わたしを受け入れてくれた。欲望に突き動かされて、貴女を騙して、汚してしまったゴッホ(わたし)を。拒絶することなく、優しく受け入れてくれた。それはとても嬉しいのですが…………同時に、とても胸が苦しくなります」

 

「…………どうして?」

 

「…………ゴッホは、立香さまと違って何処も傷付いていません。安全な場所で、貴女を喰らった卑怯者です…………だから、思うんです…………立香さまと一緒にいて良いのかなって…………」

 

「…………ゴッホちゃん」

 

 さっきの焼き直しの様な展開に、思わず声が硬くなる。

 しかし、彼女から出た言葉はさっきと違うものだった。

 

「わかってます。立香さまがゴッホから離れる気がないっていうのは…………それに、ゴッホも立香さまと一緒にいたいです。立香さまのお側に、ずっと…………でも、消えないんです。立香さまのお側にゴッホがいるべきではないって頭に響く声が。…………だからお願いします立香さま…………ゴッホに傷を付けてください。貴女の側から離れられない様に消えない傷を、わたしを縛り付ける鎖をください。…………自分勝手なのは分かってます…………でもどうかお願いします立香さま…………」

 

 ゴッホちゃんの言葉に何故彼女があんな事を言ったのか納得する。

 そして。

 

「…………わかった」

 

 私が出した答えは、肯定だった。

 無論ゴッホちゃんのお願いを聞くと言ったということもある。

 しかし、それ以上に。

 

「…………キミが逃げられない様に、キツく縛り付けてあげる」

 

 心の中で揺らめく彼女への情欲の方が、遥かに大きかった。

 彼女の願いを聞けば、ずっと一緒にいられる。

 そう思うと、断るなんて選択肢はあり得なかった。

 

「…………はい! 立香さまの望むまま、ゴッホを犯してください…………ぐちゃぐちゃに、めちゃくちゃに…………エヘヘ…………」

 

 私の様子に気づいたのか、ゴッホちゃんが昏い笑みを溢す。

 彼女に楔を打ち込む様に、耳元で囁く。

 

「…………もう、離さないからね?」

 

「…………はい…………エヘヘ…………」

 

 

 

 ──────ところで。

 

「…………そう言えば、どうやってやれば良いの?」

 

 彼女のお願いを聞くのは良いけれど、一つ大きな問題がある。

 そもそも私は女で、ゴッホちゃんの様に男根なんて生えていない訳で(いやゴッホちゃんも元から生えていたわけじゃないけど)。

 どうすれば良いんだろう? 

 女同士でって言うのもある事は知ってるけど、やった事なんてないし…………

 

「あ、そうですね。少々お待ちください…………」

 

 そう思って戸惑っていると、ゴッホちゃんがとてとてと駆けて部屋を出て行ってしまった。

 だからと言って特に何をする気が起きるでもなく、彼女のいう通りしばらく待っていると、再び彼女の足音が響いてくる。

 やがて部屋に入ってきた彼女は、何やら大きな袋の様なものを担いでいた。

 ゴッホちゃんがその袋から小さい瓶を取り出して渡してくる。

 その瓶の中は毒々しいピンク色に染まっていて、怪しい薬といった様相をかもしていた。

 

「…………えっと、これは?」

 

 なんとなく正体がわかるけど、一応彼女に聞いてみる。

 

「…………その、えっとですね…………アレが生える薬、みたいなものです…………エヘヘ…………」

 

「…………」

 

 予想通りの正体に思わず閉口する。

 だけどまあ、些細な事だ。

 これを飲めば、ゴッホちゃんが手に入るんだし。

 瓶の蓋を開ける。

 

「うっ…………」

 

 同時に、鼻をつく様な刺激臭が広がってくる。

 だけどここで止まっていられない。

 覚悟を決めて、一息に瓶の中身を飲み干す。

 すると。

 

「…………っ⁉︎」

 

 身体に突然、熱が走った。

 それはまるで発情している時の様な熱さで、身体がムズムズした疼きに包まれてしまう。

 更に股間の辺りが突然窮屈になって、早く解放したいという衝動に駆られる。

 

「ウフフ…………♡♡♡」

 

「ちょ…………っ♡ゴッホ、ちゃん、なにを…………っ♡」

 

 そんな私の様子を見透かした様に、ゴッホちゃんが私の股間に顔を近づける。

 

「ひ…………っ♡」

 

 ゴッホちゃんの口が股間の熱く疼く部位…………丁度クリトリスの辺りを包む。

 敏感になってるクリトリスは彼女の温かい口に包まれるだけで感じてしまい、痛いくらいに勃起してしまう。

 彼女の責めはそれだけでは終わらず、クリトリスを刺激する様に舌をチロチロと這わせ始める。

 

「こ、の…………っ♡…………や、め…………っ♡」

 

 まるでクリトリスを煽る様な動きに疼きが更に加速して、早く解放したいという欲求に頭が染まっていく。

 そして。

 

「…………っ⁉︎♡♡♡〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 彼女に焦らされて頭が茹だり切った頃、いきなりゴッホちゃんがクリトリスを噛んだ。

 それは甘噛みの様な強さで痛くはなかったが、敏感にさせられたクリトリスには止めの様な刺激だった。

 頭の中を電流が駆け巡り、快楽に思考が染められていく。

 同時に、何かが駆け上がる様な感覚がクリトリスに走った。

 

「ウフフ…………♡♡♡」

 

 ゴッホちゃんが口を離す。

 そこには。

 

「なに、これ…………っ♡」

 

 私にはあるはずのない、大きな男根が生えていた。

 それはゴッホちゃんに生えていたものよりもグロテスクで、私の興奮を表す様に血管が怒張していた。

 予想していたとはいえ、思わず驚きの声が漏れてしまう。

 

「ウフフ…………♡♡♡どうやら準備完了みたい、ですね…………エヘヘ…………♡♡♡それでは…………♡♡♡」

 

 快楽で思考が止まってる私を尻目に、ゴッホちゃんが上着を捨てる。

 更にズボンを留めている紐を解いて、ベッドの外に投げ捨てる。

 それだけで彼女の身体は一糸纏わぬ姿になってしまい、私の視界に彼女の裸体が晒される。

 そこには私を犯し尽くしたはずの肉槍は既になかった。

 しかし彼女の身体には傷一つ無く、とても綺麗な身体だった。

 彼女の種族…………ニンフは美しい存在と語られているが、目の前にいる彼女はその伝承に相応しいものだった。

 

「…………っ」

 

 今からその美しい身体に不可逆な傷を付けると意識してしまい、冒涜に息を呑む。

 だけど。

 

「ウフフ…………♡♡♡立香さま、どうか躊躇わずに…………♡♡♡ゴッホに、この愚かな罪人に…………消えない罰を、貴女の傷をください…………♡♡♡」

 

 妖しく誘うゴッホちゃんの声に冒涜は背徳に変わって、理性が音を立てて崩れていく。

 そこに畳み掛けて、彼女が私に見せつける様に秘部を弄ぶ。

 淫猥な光景に興奮して、男根がより大きく、より硬くなる。

 それに合わせて背徳への欲求が強くなり、本能に心が支配される。

 そして。

 

「ぐちゃぐちゃに…………♡♡♡めちゃくちゃに…………♡♡♡壊して、ください…………♡♡♡」

 

「──────」

 

 ゴッホちゃんの挑発で、最後のブレーキが壊れてしまった。

 気づけば。

 

「ぁ、ぎ…………ッ゛♡♡♡い゛…………ッ゛♡♡♡りつ、か、さま…………ッ♡♡♡」

 

 獣の様にゴッホちゃんに覆い被さって、衝動のままに彼女の秘部を貫いていた。

 ぶちぶちと、肉を千切る感触が伝わる。

 碌に前戯もせずに挿入したせいで秘部から鮮やかな紅が溢れ、苦悶の声が口から漏れる。

 だけど何故だろう。

 私には、彼女が悦んでいる様に見えた。

 

「ウフフ…………♡♡♡立香さま、もっと、もっとください…………♡♡♡」

 

 それを証明する様にゴッホちゃんが私に抱きついて、逃がさないとばかりに足を絡める。

 そのせいで肉槍がより奥に食い込んで、肉の裂ける感触が走る。

 彼女はそれに苦悶を滲ませるが、

 

「ゴッホは痛いのが好き、ですから…………♡♡♡立香さまの好きな様に扱ってください…………♡♡♡立香さまの望むまま、思う存分罰を与えてください…………♡♡♡」

 

 と、甘く媚びた声で私に囁きながら、すぐにその顔を恍惚に染めていく。

 その声は私の嗜虐心を刺激し、僅かに残った自制心すらも削り取る。

 そして。

 

「ぃ゛、ぎ…………ッ゛⁉︎♡♡♡りつか、さま、いきな、り…………ぉ゛ッ♡♡♡」

 

 動きを鈍らせるモノ(自制心)が無くなった私は、容赦なくゴッホちゃんの膣内に肉槍を突き立てていた。

 碌に濡れていない膣内はまるで万力の様に締め付けてきて、快楽を感じるどころかむしろ痛いくらいだったが、彼女の漏らす苦悶が面白くて、夢中で肉槍を動かし続ける。

 すると、膣内の異物に対応するためか愛液が分泌され始めて、彼女の声から苦悶が消えて、悦びの声に染まり始める。

 それに合わせて膣内が解れて、万力で締め付けられる様な痛みが消える。

 更に。

 

「…………っ、この…………っ♡」

 

 痛みが消えた事でそれに隠されていた未知の感覚が現れる。

 それはビリビリ痺れる様な感覚で、脊髄を通って瞬く間に脳髄に届く。

 ゴッホちゃんの調教で快楽狂いになってしまった脳はその感覚──────雄の快楽に一瞬で虜になってしまい、甘い声を漏らす。

 そして、もっと欲しい、もっと味わいたいと彼女を貪るために身体を突き動かす。

 

「…………ッ゛⁉︎♡♡♡立香さま、はげ、し…………ぁ゛ッ♡♡♡」

 

 快楽を貪るために膣奥を抉る様に突いたせいか、ゴッホちゃんが苦悶混じりの嬌声を漏らす。

 私はそれに気付くが、止める気は無かった。

 彼女の膣内がビクビクと蠢いて悦んでいるのが感じられたし、それに──────

 彼女の苦悶でもっとその声が聞きたいという嗜虐心が刺激されたからだ。

 より激しく肉槍を動かす。

 

「ぁ、が…………ッ゛♡♡♡りつか、さま、そこ…………やめ…………ッ゛♡♡♡ぎ…………ッ゛♡♡♡」

 

 ゴッホちゃんから制止の嘆願が飛ぶが、私の耳に入ることはなかった。

 彼女のことなど考えず、まるで物を扱うかのように情欲を彼女にぶつけ続ける。

 あまりに一方的な蹂躙。

 だけど。

 不思議な事に、私達は繋がっていると、そう感じた。

 奇妙な幸福感を覚えながら、嗜虐心の命ずるまま彼女を犯し続ける。

 しばらくそうしていると、突然何かが駆け上がる様な感覚が股間に走る。

 

「…………、っ♡♡」

 

「…………ぎ…………ッ゛♡♡♡きゅうに、はげし…………ッ゛♡♡♡が、ぁ゛…………ッ゛♡♡♡」

 

 それはさっきとは比べ物にならない程の快感と理由のわからない焦燥感の様なモノを私に齎して、より激しく、より乱暴にゴッホちゃんの膣内を抉らせる。

 そのせいで彼女の苦悶が強くなるが、同時に膣内がうねる。

 どうやら、苦しみの中で絶頂してしまったらしい。

 そして。

 

「なにか…………く、る…………っ♡♡♡ぁ、あ…………っ♡♡♡」

 

「…………ッ、ぁ゛、づ…………ッ゛♡♡♡立香さまの、おく、に…………♡♡♡」

 

 絶頂した彼女の膣内が肉槍を締め付けて、より一層快楽と焦燥感が強くなると同時に、肉槍から何かが吐き出された。

 彼女の反応から、その正体はすぐにわかった。

 それは、私がゴッホちゃんに何度も膣内に出されたモノ…………精液だった。

 つまり、私は射精してしまったのだ。

 それを認識すると同時に、この快楽がもっと欲しいと脳が叫んで、肉槍に再び力が灯る。

 

「…………ぉ゛っ♡♡♡りつか、さま、また…………♡♡♡おく、はげし…………ッ♡♡♡ぁ…………ッ♡♡♡」

 

 そして再び、彼女を犯し始める。

 一度してしまった射精への欲求は止まらず、気の済むまで自分勝手に彼女の膣内へ何度も射精し続けた。

 

 

 情欲のままにゴッホちゃんを犯していると、ふと視界に何かが映る。

 それは、彼女が持ってきた大きな袋だった。

 妙な薬が入っていたその袋は、まだ何かが入っているかの様に大きく膨らんでいた。

 私は何故かそれが無性に気になってしまい、彼女から肉槍を引き抜いて袋へ向かう。

 

「ぁ…………ッ♡」

 

 ゴッホちゃんが名残惜しそうな声を出すが、それが耳に入ることはなかった。

 何故なら、袋の中身───丁度人を縛るくらいの長さの荒縄や、男性器を模した様な形の卑猥な玩具や、ピンク色のローターなどが詰まっている───に、私は釘付けにされていたからだ。

 

「…………へぇ」

 

 袋の中身を見た瞬間、私の口から何とも言えない声が漏れる。

 それは薬だけに飽き足らずこんなものまで持ち込んできたゴッホちゃんに対する呆れや、ちょっとした怒りみたいなものもあったかもしれない。

 だけど。

 

「ゴッホちゃん、こんなの持ち込んでいたんだ…………」

 

 その声に込められていたのは…………罰を与えるという名目で、ゴッホちゃんに傷を付ける事ができるという、昏い悦びだった。

 縄を持って彼女に近づく。

 

「罰って自分から言ってたのに、これで愉しもうとしてたのかな…………」

 

 逃げられない様に顎を摘んで、彼女の耳元でそう囁く。

 

「エ、エヘヘ…………そ、その違います、よ?」

 

 ゴッホちゃんは否定するが、その顔はだらしなく緩んでいて、肯定してる様にしか見えなかった。

 

「…………ぁ…………っ♡♡♡立香さま、なに、を…………ッ♡♡♡」

 

 それを確かめるためにクリトリスを摘むと、予想通り彼女から嬌声が漏れる。

 

「身体は正直みたいだけど?」

 

「ちが…………ッ♡♡♡立香さまが…………ぁ…………ッ♡♡♡それ、やめてくだ、さい…………っ♡♡♡」

 

「ふーん、嘘つくんだ。じゃあ、もっとキツい罰を与えないとね」

 

 そう言って、ゴッホちゃんの袋から荒縄を取り出す。

 

「立香、さま…………♡♡♡それで、なに、を…………ッ♡♡♡」

 

「わかってるくせに」

 

 そう言って、ゴッホちゃんの身体を荒縄で縛り付けていく。

 両手を動かせない様に後ろ手にさせた後、雁字搦めに拘束する。

 逃げ出せない様にキツく、強く。

 そうしていると彼女を手中に収めているという征服感が強くなって、その興奮で肉槍が怒張する。

 

「…………ハッ、ハッ…………♡♡♡」

 

 興奮のままにゴッホちゃんの矮躯に縄ががっちりと食い込む程強く縛ったせいか、苦悶の吐息が彼女から漏れる。

 だけどその瞳は好色に濡れていて、彼女が悦んでいる事は明白だった。

 そんな彼女の姿により嗜虐心が刺激されて、口が勝手に動く。

 

「ゴッホちゃん」

 

「は、い…………♡♡♡なんでしょう、立香さま…………♡♡♡」

 

 息を切らせながら私に顔を向けるゴッホちゃんに対して、彼女の血や愛液、私の精液でドロドロに汚れた肉槍を見せつける。

 

「ゴッホちゃんのせいで汚れたんだから、ゴッホちゃんが綺麗にして」

 

 そしてそれを、ゴッホちゃんの口元に押し付けた。

 すると。

 

「はい…………♡♡♡わかりました、立香さま…………♡♡♡ウフフ…………♡♡♡」

 

 予想通り、ゴッホちゃんは嫌がるどころかむしろ悦んで、口を使って私の肉槍に奉仕し始めた。

 チロチロと彼女の舌が肉槍を這って、こびり付いた汚れを舐め取って行く。

 両手を拘束された彼女は手が使えないからか不安定な体勢で、それを崩さない様に必死に奉仕している。

 その姿に私の征服欲と嗜虐心が満たされる。

 が。

 

「…………足りない」

 

 私の心は、満足しなかった。

 彼女の奉仕は確かに気持ち良かったが、先程彼女を犯していた時の快楽に比べると、遥かに物足りなかったからだ。

 どうしたものかと思うが、同時に頭の中で嗜虐心が囁く。

『これはお仕置きなんだから、ちゃんと鞭を与えないと』という欲望の声を。

 それを自覚すると同時に、嗜虐心が燃え上がる。

 

「…………ッ゛⁉︎♡♡♡…………ぉ、ご…………ッ゛♡♡♡」

 

 気づけばゴッホちゃんの頭を掴んで、喉奥に肉槍を捩じ込んでいた。

 そのまま、力任せに彼女の頭を前後させる。

 先程彼女の膣内を犯した時とは違ったが、これはこれで気持ちいい。

 呼吸も出来ず口を蹂躙されているのが辛いのか、彼女の舌が口内の異物を押し出そうと反射的に動くが、それすらも私にとっては気持ち良かった。

 そのまま犯していると、再び射精欲が上ってくる。

 

「ゴッホちゃん、もうすぐ射精しそうだけど、全部飲み込んでね…………♡♡♡」

 

 なので、彼女が私のモノだと認知させる様に耳元で囁いて命令する。

 

「…………ッ♡♡♡」

 

 その返答とばかりに彼女がより深く肉槍を咥え込む。

 同時に射精欲が限界になり、

 

「…………ッ゛♡♡♡〜〜〜〜〜ッ゛♡♡♡」

 

 勢いよくゴッホちゃんの口へ、大量の精液を吐き出した。

 精液が彼女の口内を汚して、奥に注がれていく。

 彼女の喉が動いて必死にそれを飲み干そうとするが、小さな口には多すぎるのかポタポタと精液が溢れる。

 やがて射精が終わった頃、彼女の下には精液の溢れた跡が残っていた。

 

「あーあ、全部飲んでって言ったのに…………♡♡♡」

 

 肉槍を引き抜いて、飲み干せなかった事を責める。

 それに対してゴッホちゃんは顔を俯かせるだけだった。

 少しは反省したのかなと思ったが

 

「エヘヘ…………♡♡♡すみません、ダメなサーヴァントで…………♡♡♡」

 

 顔を上げたゴッホちゃんの顔は愛欲に濡れた瞳を潤ませるだけで、全く反省の意思が見られなかった。

 

「…………なら、もっともっとお仕置きしないとね…………♡♡♡」

 

 その姿に嗜虐心がより燃え上がる。

 

「エヘヘ…………♡♡♡どうぞ、立香さまのお好きな様に…………♡♡♡ゴッホは、貴女のサーヴァントですから…………♡♡♡」

 

 ゴッホちゃんに返答する代わりに、私は彼女を嬲るための道具を取り出した。

 それは首輪だった。

 奴隷に嵌めるような、鎖付きの革の首輪。

 それを見せつけて、彼女に囁く。

 

「それじゃあ、望み通りに…………♡♡♡私から、離れられない様にしてあげる♡♡♡」

 

 そう言って、ゴッホちゃんに首輪を嵌める。

 そして首輪の鎖を持ちながら背後に回って

 

「ぉ゛…………ッ♡♡♡」

 

 勢いよくゴッホちゃんの膣内に肉槍を捩じ込んだ。

 彼女の膣内は犯し尽くしたせいかさっきよりも解れていて、抵抗なく私の肉槍を受け入れた。

 そのまま先程の様に彼女を犯し始めるが、これはお仕置きだ。

 なので、今度は趣向を変えることにする。

 手元の鎖を引っ張って、首輪で彼女の首を絞める。

 

「…………がッ⁉︎♡♡♡りつかさま、くるし…………ッ♡♡♡」

 

「でもこういうのが好きなんでしょ、ゴッホちゃん…………♡♡♡」

 

「それ、は…………ッ♡♡♡…………ぉ゛ッ♡♡♡」

 

 ゴッホちゃんを無理矢理立たせる様に首輪を引っ張りながら、耳元で囁く。

 どうやら図星らしく、首が絞まるのに合わせて彼女の膣内が搾り取ろうとよりキツく締まる。

 それが気持ちよくて、首を絞める力により力が籠るというループに落ちる。

 しばらくそうしていると。

 

「…………ッ⁉︎♡♡♡」

 

 当たりどころが良かったのか、ゴッホちゃんが声にならない声を出していきなり膣内が震える。

 どうやら、彼女の弱点を見つけたらしい。

 

「ここが弱いんだ、ゴッホちゃん…………♡♡♡じゃあ、もっと虐めてあげる…………♡♡♡」

 

「ひ…………ッ♡♡♡立香さまの、鬼畜…………ッ♡♡♡」

 

 当然それを見逃す訳もなく、重点的にそこを責め立てる。

 弱点を突く度、彼女の身体が面白いくらいにビクビクと震えて、だらしなく涎を垂らす。

 更に彼女の瞳が酸欠のせいなのか色を失い、ぼうっとした様な表情になる。

 そんな彼女を叩き起こす様に、膣内をドン、と突き上げる。

 

「〜〜〜〜ッ⁉︎♡♡♡」

 

 無理矢理叩き起こされたせいか、ゴッホちゃんの目から星が舞う。

 同時に膣内が驚いた様にキツく締まり、射精欲が上ってくる。

 

「そろそろ、射精そ、う…………っ♡♡♡全部膣内で受け止めて、ゴッホちゃん…………っ♡♡♡」

 

「は、い…………♡♡♡ぜんぶ、くだ、さい…………♡♡♡」

 

 逃がさない様にゴッホちゃんを抱きしめて、子宮に肉槍を密着させる。

 彼女も私に答える様に、足を絡めて身体を密着させる。

 そして。

 

「射精、る…………っ♡♡♡」

 

「…………ッ、また…………ッ♡♡♡あ、づ…………ッ♡♡♡…………ぉ゛、ぁ゛…………っ♡♡♡あ、あぁ…………ッ♡♡♡」

 

 耐えきれなくなった肉槍が、ゴッホちゃんの子宮へ精液をぶち撒けた。

 その勢いは中々止まることがなく、次から次へと吐き出される。

 彼女の膣内から、精液が溢れ始めても。

 やがて長い射精が終わった頃、彼女のお腹は何かを孕んだ様に、ぽっこりと膨らんでいた。

 彼女から肉槍を引き抜くと、まるで溜まったモノを吐き出す様に彼女の秘部から精液が溢れ出す。

 

「ウフフ…………♡♡♡立香さまたら、底なしなんですから…………」

 

 しかしそれだけの射精をしたというのに、私の肉槍は衰える様子を見せなかった。

 むしろもっと彼女を貪りたいと屹立して、主張している。

 

「良いです、よ…………♡♡♡ゴッホは立香さまのモノ、なんですから…………♡♡♡」

 

 そう誘うゴッホちゃんの声に余計に興奮して、肉槍が固くなる。

 そのままふらふらと、灯りに誘われる虫の様に彼女に近づいて

 

「…………ぉ゛、ひゅ…………ッ゛♡♡♡」

 

 貪る様に、肉槍を捩じ込んだ。

 どうやら、夜はまだまだ終わりそうにない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日。

 

「ん、んん…………っ」

 

 なんだか肌寒い事に気づいて目が覚める。

 同時に、なんだか身体が凄い怠い事に気づく。

 

「うーん…………」

 

 昨日何したっけ、何かとんでもない事をしでかしたような…………

 まあ今日は休みだから大丈夫か

 そう思いながら身体を起こすと、変な匂いが鼻を刺激する。

 

「…………何これ?」

 

 怪訝に思いながら眠い目を開けるとそこには。

 

「…………エヘヘ、おはようございます立香さま…………昨日は激しかったですね…………エヘヘ…………」

 

 何故だか全身にアザのようなモノを付けた、ゴッホちゃんがいた。

 そして彼女の言葉で、全てを思い出す。

 

「…………その、ごめんゴッホちゃん」

 

 昨日の自分が、欲望のままに何をやらかしたのかと。

 

 

 

 

「あ〜…………なんであんな事したかなぁ…………」

 

 とりあえずゴッホちゃんと事後の片付けをしたりシャワーを浴びたりして落ち着いた私はベッドで自己嫌悪に陥っていた。

 一時のテンションでとんでもない事をやっちゃったなぁ。

 

「まぁまぁ立香さま、ゴッホも望んだ事ですし…………つまり、同意…………エヘヘ…………」

 

 ゴッホちゃんがそう慰めてくれるも、嫌悪の霧が晴れることはなかった。

 だってシャワーで血やら精液やらは洗い流したとはいえ、私が彼女に付けてしまったアザは消えていないからだ。

 いや傷を付けろと言ったのはゴッホちゃんだし私も彼女を手放したくなくて望んで付けた傷だからアザを付けた事自体は実はそんなに後悔してるわけではないんだけど。

 ただ、また溺れてしまったなぁと思っているだけだ。

 そう思って彼女を眺めていると、ふと違和感を覚える。

 

「…………何付けてんの?」

 

 何故なら、ゴッホちゃんの首には昨日私が嵌めた首輪が嵌っていたからだ。

 シャワー浴びる時に外したはずなんだけど。

 

「エヘヘ…………ゴッホは立香さまのモノなので、それを示すためです…………ウフフ…………」

 

 そう言ってゴッホちゃんが寝転んでいる私の正面に抱きつく。

 

「…………立香さまはゴッホの望み通り、消えない傷を付けてくれました。貴女とわたしを結ぶ、切れない鎖を。だからもう、殺してだなんて言いません。ずっと貴女のお側にいます。何があっても一緒です、エヘヘ…………」

 

「…………ゴッホちゃん」

 

 ゴッホちゃんの言葉で心の暗雲が晴れていく。

 それはきっと、お互いに傷付けあったからだろう。

 だからこそ彼女の言葉がより深い場所に染み込んでくる。

 それが固まって、彼女との切れない鎖になる。

 それは外から見たら束縛かもしれない。歪んでいるかもしれない。傷の舐め合いかもしれない。

 だけど。

 私達にとっては、これが良い。

 これが一番だ。

 それを彼女に示すように、ゴッホちゃんを抱きしめて呟く。

 

「…………ずっと一緒だよ、もう離さないから覚悟してね」

 

「…………エヘヘ、立香さまこそ、覚悟してくださいね…………」

 

 胸に伝わる彼女の鼓動が、とても温かった。

 

 

 

 




追記
ゴッホちゃん宝具13and120パーフェクトを達成しました(超今更)
これは割と今までの自分の中で書きたいモノを詰め込んだとこがあるのでひとまず完成してホッとしてます。

続きを書くなら

  • 快楽堕ち(ビーストカーマ)
  • カジノ敗北所有物(Wコヤンスカヤ)
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