※この作品はR-18です。

狂気的な恋 R18版   作:96963

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お題箱ネタ後編です
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微スカ、色々性癖ごった詰


ふたなりビーストカーマちゃんにぐだ子が敗北する話 後編

 

 ──────大奥第五層『不邪淫戒』

 快楽に染まってしまった私はカーマに抱き締められ、彼女のなすがままにされていた。

 彼女の指で弄ばれ、何度も絶頂させられる。

 時間感覚が消える程に絶頂させられたせいか、私の足元にはまるで漏らしたかの様な染みが広がっていた。

 

「うふふ…………♡そろそろ、マスターさんも指だけじゃ物足りなくなってきたんじゃないですかぁ? 良いんですよ♡貴女の望む事なら、なんでもしてあげますから♡」

 

 カーマが私の愛液に濡れた指を見せつけながら、耳元で囁く。

 それは私が敵であるカーマに好きな様に弄ばれているという何よりの証拠だったが、恥ずかしいだとか悔しいみたいな感情が浮かぶ事はなかった。

 むしろもっと望んで良い、と快楽への渇望が更に強くなる。

 同時に、心のどこかで微かな忌避感が求めてはいけないと何故か警鐘を鳴らす。

 まるで、カーマの誘いに乗ってはいけないと言う様に。

 しかし。

 

「悩まなくても良いんですよマスターさん♡だって、気持ちいい事は仕方ないんですから♡」

 

 カーマにそう言われて、忌避感は霧散してしまった。

 何故なら、気持ちいい事は仕方ないからだ。

 そして、破ってはいけない事を破るというのは、気持ちいい事だ。

 なら破ってしまっても、仕方ない。

 だって、気持ちいいのだから。

 

「…………もっと、カーマと、つながり、たい…………っ♡♡♡」

 

 ブレーキの無くなった渇望がカーマの身体に目を付ける。

 快楽を与えてくれる彼女の肉体に溺れていたい、包まれていたい──────カーマと、交わりたいという身勝手な欲望が心の裡より漏れてくる。

 

「ええ、勿論♡」

 

 カーマが私の正面に回り、布団に優しく押し倒す。

 

「マスターさんの望み通り、もっと深いとこまで繋がっちゃいましょう♡」

 

 カーマが私の上に覆い被さり、獲物を貪る捕食者の様に私の頭を両手で包む。

 彼女の瞳に射止められて身体が悦び、心が期待に揺れる。

 そして、その期待に応える様に彼女の唇が私の唇を塞いだ。

 

「ん…………んふぅ…………っ♡♡♡」

 

 カーマの唇が私の唇を塞ぐと同時に、子宮の辺りが疼く甘い感覚と、背筋を凍らせる様な背徳の悦びが走る。

 不邪淫戒─────夫婦以外の者と肉体関係を持ってはいけない。

 たった今私は、カーマと交わりたいと思い、それを実行してしまった。

 その戒を破った罰(ご褒美)だ。

 禁忌を犯した背徳と快楽に、頭の中が掻き回される。

 

「ん、む…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 混乱の隙を突くように、カーマの舌が私の唇を舐める。

 火傷してしまいそうな程に熱い情欲の炎が唇に伝わり、もっと味わいたいと唇を開かせる。

 その瞬間、彼女の舌が私の口内に侵入して私の舌と触れ合う。

 彼女の舌は柔らかく、蕩ける様な甘さで、身体の力が抜ける程に呆けてしまう。

 そして、脱力に合わせて彼女の舌が私の舌を絡め取る。

 それはまるで蛇の様な動きで、彼女の舌が私の舌をねぶる度、その熱さと甘さに脳髄が溶かされていく。

 気づけば、より繋がりたいとカーマを求め、彼女を抱きしめていた。

 彼女の肉体に溺れる様な感覚が気持ちよくて、多幸感で身を震わす。

 そんな私の態度に気づいたカーマが瞳を嗜虐的な色に震わせて、私を強く抱きしめ返す。

 炎で燃える彼女の腕に包まれて、彼女と更に繋がれた事に多幸感が一層強くなる。

 その瞬間。

 

「…………ん…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 不意に、カーマの指が私の背中をなぞった。

 彼女とのキスで全身を発情させられている中、淫紋のせいで更に敏感になっている背中を触られて嬌声が漏れる。

 しかし、彼女の責めはそれだけでは終わらない。

 欲望という熱病に浮かされた私の身体を更に溶かす様に、彼女の手が全身を愛撫していく。

 カーマの豊満な胸に押し潰されながら、彼女の指で丁寧に胸を弄られる。

 逃げ道を無くす様に丁寧に外側から愛撫され、快感が高まっていく。

 やがて彼女の指が頂点に達し、乳首をそっと摘まれる。

 そして。

 

「〜〜〜〜〜〜っ⁉︎♡♡♡」

 

 カーマに乳首をいきなり抓られて、絶頂させられる。

 まるで膨らんだ風船が破裂した様な衝撃で、目の前が真っ白になってしまう。

 身体も意識も惚けたその隙に、彼女がもっと奥へ舌を捩じ込んでくる。

 それは私の中をカーマという絵の具で染め上げられている様で、何か大切なものが崩れ落ちていく喪失感を覚える。

 だけど、そんなものはどうでも良かった。

 むしろ、彼女に消されるならそれでも良いと思ってしまう。

 今はただ、この快楽に浸っていればそれで良いのだから。

 何の為にここまで来たのかも忘れ、ただひたすらに彼女との快楽を貪る。

 すると、何故か奇妙な物足りなさを覚えてしまう。

 さっきよりもずっと気持ちいいのに、もっと気持ちよくなりたいという衝動が抑えられない。

 

「うふふ…………♡どうしたんですか、マスターさん♡そんな物足りない顔をして♡」

 

 私の心を見透かした様に、カーマが唇を離す。

 どこまでも私を見下す様に嘲笑う彼女の姿に、彼女に犯された夢の一幕がフラッシュバックする。

 一度思い出してしまうと、その記憶に蓋をする事はできなかった。

 

「ほら、どうして欲しいか言ってみてください♡」

 

「…………もっと、ほしい…………っ♡♡♡カーマのモノで、ナカまでえぐって…………っ♡♡♡」

 

 カーマに植え付けられたその淫猥な記憶に突き動かされ、もっと快楽に溺れていたいという焦燥感にも似た渇望に支配される。

 その渇望のまま、彼女に懇願してしまう。

 

「クスクス…………♡何言ってるんです、変態のマスターさん♡私、これでも女神なんですよ? それなのに、マスターさんが期待している様なモノが有るワケ無いじゃないですかぁ…………♡全く、本当に最低ですね♡」

 

「そん、な…………っ♡♡♡」

 

 しかし、予想と違いカーマが私の欲望に応える事はなかった。

 代わりに、さっきよりも執拗に身体を弄られる。

 だけどそれで満足する事はできず、余計に快楽への渇望が強くなる。

 

「うふふ…………♡でも、変態のマスターさんがどうしてもって言うなら、やってあげますよ♡私の言う事を聞いてくれたら、ですけど♡」

 

「なに、すれ、ば…………いい、の…………っ♡♡♡」

 

 渇望に灼き尽くされそうな心に、カーマの誘惑が突き刺さる。

 それに縋る様に、彼女の言葉に乗ってしまう。

 

「簡単です♡これを飲んで頂くだけですから♡」

 

 快楽に悶える私に笑みを強くしながら、カーマがどこからか杯を取り出す。

 それは快楽に浮かれた私でもはっきりとわかるくらいにプンプンとアルコールの匂いを発する液体…………つまり、お酒で満たされていた。

 

「マスターさんの為に造った、特製のお酒です♡これを飲めば、もっと気持ちよくなれますよ♡」

 

 お酒で満たされた杯を、カーマがそう言って私の手に握らせる。

 目が眩む程のアルコール臭に、本当に飲んでも良いのだろうかという懸念が過ぎる。

 だけど、すぐに飲んでも良いという思考に書き換わる。

 これを飲めば、気持ちよくなれるから。

 そして、破ってはいけない事を破るのは、気持ちいい事だから。

 気持ちいい事は、仕方ない事だから。

 快楽を求める欲望のままに杯に口を付けて、傾ける。

 不飲酒戒──────お酒を飲んではいけない。

 普段の私なら苦過ぎて吐き出していただろうそのお酒は、三度禁忌を破ったせいか、痺れる様に甘かった。

 その味は例えるなら…………まるでカーマの様な、味だった。

 飲み物の味に人の名前が思い浮かぶという奇妙な状態に混乱するが、それでもそのお酒はカーマという女神の味だった。

 そしてそのお酒を口に含めば含む程甘さが強くなり、もっと欲しいと夢中になって杯を煽る。

 いつの間にか、杯の中は空になっていた。

 

「…………これで、おわ、り…………? …………っ、な、に…………⁉︎♡♡♡」

 

 お酒を飲み干してしまった事に名残惜しさを覚えると共に、身体が熱くなる。

 特に舌に刻まれた淫紋が激しく主張していて、足りない、まだ足りないとさっきの甘さ(カーマ)を求めてズキズキと疼く。

 身体を侵す熱で視界が歪み、疼きで僅かに残された人間らしい理性も溶けていく。

 そんな中、こちらを見つめて妖しく笑うカーマの裸体が目に入る。

 彼女の裸体は暴力的なまでに美しく、その姿にお酒の魔力も相まって同性なのに彼女を貪りたいという根源的欲求が湧いてくる。

 彼女に快楽を与えられたいと思っていたはずが、彼女で快楽を貪りたいという正反対の獣欲に心を支配されてしまう。

 

「カーマ…………っ♡♡♡カーマ…………っ♡♡♡」

 

 だけど女の私では、カーマを貪れない。

 いや、正確に言えば…………女の私では、カーマという雌を心の底から蹂躙する事はできない。

 

「うふふ…………♡辛そうですね、マスターさん♡」

 

 カーマを貪りたいのに、貪れない。

 獣欲に身を焦がされ、獣の様に息を荒立てる私に、カーマが近づく。

 

「マスターさんが望むなら、楽にしてあげますよ♡」

 

 そして耳元で、悪魔の囁きを流し込む。

 この狂おしい程の獣欲から解放してやる、と。

 

「…………っ、なら、おねがい、カーマ…………っ♡♡♡らくに、して…………っ♡♡♡」

 

 その誘惑に、私は勝てなかった。

 早く解放されたいがあまりに、迷う事すらせず首を振る。

 

「わかりました、マスターさん♡」

 

「あ、え…………?」

 

 カーマが嘲りの笑みを強めると共に、わたしの顎を持ち上げる。

 そのまま唇を塞がれて、口の中を彼女の舌で蹂躙される。

 それは舌の疼きもあってとても気持ち良かったが、私の渇きを癒す事は無かった。

 むしろ更に私の獣欲を掻き立てて、カーマを犯したい、好きな様に蹂躙したいという欲望に心を染めていく。

 やがて心がカーマという極上の雌を貪りたいという思考に完全に染まった時、カーマが陰核をそっと摘んだ。

 彼女に散々弄ばれたせいか陰核は痛いほどに勃起していて、彼女の指が軽く触れただけなのに強い快楽が走る。

 同時にむずむずと、自分の内から何かが起き上がって来るような感覚が走る。

 

「うふふ…………♡出来ましたよ、マスターさん♡とても立派なモノが♡」

 

 カーマが唇を離して、私に笑いかける。

 その言葉に釣られて視線を下すと─────そこには、夢で見た彼女の肉槍にも劣らない、グロテスクな男根が生えていた。

 それは私の獣欲に応える様に雄々しく勃起していて、赤黒く染まった肉を彩ると言わんばかりに、無数の血管が怒張していた。

 

「なに、これ…………♡♡♡」

 

 冒涜的な姿に思わずそんな言葉が漏れるが、私の声は悦びに震えていた。

 何故なら、これでカーマを貪れるからだ。

 思う存分、犯し尽くす事ができる。

 そう思うと、緩む頬を抑える事が出来なかった。

 

「よく似合ってますよ、マスターさ…………きゃっ♡」

 

 獣欲に突き動かされるままにカーマを押し倒す。

 隔絶した差のある彼女を簡単に組み伏せられた事に疑問も覚えず、息を荒らげながらカーマの秘部に肉槍を押し付ける。

 

「クスクス…………♡良いですよ、マスターさんの欲望、たっぷりぶつけてください♡」

 

 押し倒されたにも関わらず、カーマは余裕の笑みを溢していた。

 そのせいで彼女への獣欲が爆発して、衝動のままに身体を動かす。

 そのまま、捩じ込む様に肉槍を彼女の膣内に挿入した。

 

「が、ぎ…………っ」

 

 肉を掻き分ける様な感覚と共に、紅が彼女の秘部から溢れ出る。

 流石に効いたのか、苦悶の声がカーマから漏れる。

 

「…………き、つ…………っ♡♡♡」

 

 だけどそれを気にする余裕は、私には無かった。

 カーマの処女を奪ったと実感すると共に、背中を甘い疼きが襲ったからだ。

 不偸盗戒─────盗みをしてはいけない。

 今私はカーマを組み伏せて、強引に花を散らした。

 それは紛れもなく彼女から奪った、つまり盗んだという事だ。

 その罰(ご褒美)として、背中の淫紋が甘く疼く。

 だけど私に禁忌を破った事や彼女を傷つけた事への罪悪感は既に無く、ただその快楽を享受するだけになってしまう。

 そして快楽に味を占めた身体がもっと快楽を求め、彼女の膣内を肉槍で蹂躙しようと私を突き動かす。

 

「あ、が…………っ」

 

 碌に濡らさず突っ込んだままの膣内を肉槍で蹂躙する事で、カーマから苦悶と紅が漏れる。

 だけど今の私には、彼女の苦悶は響かなかった。

 ただ快楽を求めて、ひたすらに肉槍で彼女の膣内を抉る。

 すると、彼女の膣内から紅以外のモノが溢れ始める。

 同時に膣内の滑りが良くなり、抽送がスムーズになる。

 始めは痛いだけだった彼女との交わりに、私の求めた快楽が混ざり始める。

 

「なに、これ…………っ♡♡♡」

 

「うふふ…………♡存分に味わってくださいね♡」

 

 カーマの膣内が畝る様に肉槍を締め付ける。

 肉槍が絞られる様な感触のそれは未知の刺激だったが、快楽に飢えた私にはその刺激は快楽にしか見えなかった。

 そして、脳が認識する。

 ああ、これこそが…………私の味わうことのできない、雄の快楽なのだと。

 気づいてしまうと、止められなかった。

 さっきの様に未知の快楽を求めて身体を動かすのでは無く、この新しい快楽のために身体を動かす。

 カーマの声からいつの間にか苦悶が消え、いつもの嘲る様な声に戻ってる事にも気付かず。

 ただ浸っていたいと、彼女を犯すのに夢中になる。

 その時、視線が彼女の顔に止まる。

 妖しく笑う絶世の美女の顔。

 それはカーマという極上の雌の中でも特に魅力的で、今まさに自分がその雌を犯しているのにも関わらず思わず唾を飲む。

 

「クスクス…………♡良いんですよ、好きなだけ溺れてください♡」

 

 私の視線に気づいたカーマが誘う様に私を抱きしめる。

 自然と、私とカーマがさっきの様に顔を突きつけ合う姿勢になる。

 

「─────」

 

 気づけば、灯りに寄せられる蛾の様にカーマの唇を奪っていた。

 それはカーマのキスとは比べるまでもなく下手で自分勝手なモノだったけど、彼女を犯しているという征服感のせいか、気持ち良かった。

 ただ欲望のままに彼女を貪る余りにも自分勝手な交わり。

 だけどそれが気持ちいい。

 泥に溺れる様にその刺激的な快楽に浸っていると、肉槍がドクン、と脈打ち何かを吐き出そうとする様な感覚を覚える。

 

「なにか、くる…………っ♡♡♡」

 

「射精しそうなんですか? どうぞどうぞ♡マスターさんが望むなら♡」

 

 カーマがその感覚は射精の予兆と教えてくれるが、早く吐き出したいという感情に支配された私にそれを気にする余裕はなかった。

 自分が何をしているのかもわからず、さっきよりも激しくカーマの膣内を蹂躙する。

 もっと奥に、もっと奥に。

 焦燥感に突き動かされ、彼女の奥…………子宮に吐き出そうと肉槍の先端をより奥に突き込む。

 

「ナカで射精したいんですか? 敵である私に? うわ、最低…………♡流石私に犯されたいなんて願望を持ってる、変態のマスターさんですね♡正直、ドン引きです♡でも良いですよ♡私は貴女の全てを愛するので♡」

 

 私の動きに気づいたカーマが罵倒しながら足を絡める。

 お互いの身体がより密着して、肉槍がより奥へ侵入する。

 するとコツン、と何かにぶつかった。

 同時に彼女の膣内が更に激しく畝り、搾り取る様に私の肉槍を締め付ける。

 刺激に弱くなっていた所を責め立てられ、何かが決壊する。

 そして。

 

「あ…………っ⁉︎♡♡♡〜〜〜〜〜〜っ⁉︎♡♡♡」

 

 人とは思えない声を出しながら、肉槍から精液が解き放たれた。

 それは今までに経験した事のない感覚で…………頭が真っ白になる程に、気持ちよかった。

 精液を彼女の膣内に吐き出し続け、やがて射精が終わっても、その余韻は抜けなかった。

 その余韻が消える前に、また射精の快楽を味わいたいと心の中から渇望が湧き出す。

 それに呼応する様に、精液を吐き出して力の抜けた肉槍にまた熱が灯る。

 

「またですかぁ? 底無しですね♡良いですよ、好きなだけ私を犯してくださ…………あっ♡」

 

 カーマの言葉が終わる前に、また肉槍を捩じ込んだ。

 

 

 

 

「…………また、で、る…………っ♡♡♡」

 

 何度目かわからない射精と共に、精液をカーマの膣奥に吐き出す。

 しかし何度も射精したせいか、収まりきらなかった精液が溢れてしまい、彼女の膣口から漏れる。

 あれから私は彼女を何度も犯し、貪り、汚していた。

 それを示すかの様に、美しかったカーマの身体は私の吐き出した精液で無残に汚れていた。

 

「あ、れ…………?」

 

 それを見て征服感を感じていると、身体から力が抜けて倒れ込んでしまう。

 疲労のせいだろうか。

 だけど肉槍は身体とは反対に力強く勃起したままで、もっと快楽を味わっていたいと叫んでいる。

 

「うふふふふふ…………♡もう満足しちゃったんですかぁ、マスターさん♡」

 

 すると、妖しい笑い声と共にカーマの声が響いた。

 

「カー、マ…………?」

 

「底無しだと思ってたのに、案外カワイイものですね♡」

 

 倒れた私の上にカーマが馬乗りになる。

 さっきまで私の精液で白濁に汚れていたはずの彼女の身体は、いつの間にか元の美しい姿に戻っていた。

 

「なに、を…………っ⁉︎♡♡♡」

 

「んー、そうですねぇ…………♡マスターさんの欲望を、叶えてあげようかなと♡マスターさんも疲れてるみたいですし♡」

 

 カーマの秘部が私の肉槍の穂先を飲み込む。

 彼女の膣内はさっきよりも熱く、まるで別の生き物の様にこちらを貪ろうと蠢いていた。

 そのせいで、先端が触られただけだというのに気持ちよくなってしまい、嬌声が漏れる。

 散々精を吐き出して幾分か取り戻した理性が、また快楽に上書きされていく。

 

「もっと気持ちよくなりたいんですよね? いくらでも満たしてあげますね♡」

 

 そして。

 

「〜〜〜〜〜〜っ゛⁉︎♡♡♡」

 

 呆気なく、肉槍がカーマに飲み込まれた。

 だけどさっきカーマを犯した時とは大違いだった。

 彼女の膣内が私の肉槍をキツく締め付けて、無数のひだで絡みついくる。

 先っぽだけでも気持ち良かったのに、肉槍全体を貪る様にカーマの膣内に責め立てられて、声にならない嬌声が口から漏れる。

 当然それだけでは終わらない。

 

「ほら、もっと気持ちよくしてあげますからね♡」

 

 カーマの身体が上下に動いて肉槍を責め立てる。

 自分で犯した時とは比べ物にならない程の快楽に、先程まで私がやっていた事はひとり遊びでしかなかったと敗北感と共に身に刻まれる。

 

「あ…………っ♡♡♡でる、でる…………っ♡♡♡」

 

「もう射精しちゃうんですかぁ? 情けないですねぇ…………♡」

 

 そしてカーマの責めに耐えきれなくなった肉槍が精液を彼女に吐き出す。

 敗北感に包まれながらやる射精はカーマを襲った時よりも数段気持ち良く、頭がふわふわとした気持ちになる。

 

「あらあら…………♡私が襲ってるのにぼーっとするなんて許せないですね♡元気にしてあげましょう♡」

 

 それが気に食わなかったのか、カーマに無理矢理唇を奪われ、何かを流し込まれる。

 抵抗できずそれを飲み込むと、さっきまで感じていたはずの疲労がどこかに消えて、手足に力が入る。

 だけど。

 

「あれー? どうしちゃったんですかぁ? 元気になりましたよねぇ? 自分で動けますよねぇ? なのに動かないなんて…………あ、そっかぁ…………♡マスターさんは、私を攻めるより私に責め立てられたいっていう変態さんでしたね♡これは失礼しました♡お詫びに、もっと酷く責めてあげます♡」

 

 それでカーマを押し倒すという考えは、湧いてこなかった。

 むしろこのまま貪られていたいと、手足に入る力を抜く。

 それを見たカーマが嗤い、再び唇を奪う。

 

「〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 私がやったよりも更に自分勝手に唇をこじ開けられて、舌を貪られる。

 だけどカーマの舌は私とは比べ物にならないくらい上手に動いて、格の違いを教え込まれる。

 同時にカーマの膣内が畝る。

 まるでキスのついでと言わんばかりの動きだったが、私の肉槍は耐えきれなかった。

 さっきよりも更に深い敗北感を刻まれながら、射精してしまう。

 その快楽はキスと合わさってより気持ちよかったが、満足する事はなかった。

 むしろもっと貪られたいと、渇望が湧いてくる。

 カーマを貪りたいという欲望が捻じ曲がり、反転する。

 それは元々あった私の被虐願望と合わさり、お酒を飲む前よりも遥かに強い渇望となった。

 

「うふふ…………♡そろそろ、マスターさんも出来上がってきた様ですし…………約束を叶えましょうか♡」

 

 カーマが私の肉槍を引き抜く。

 私を貪る彼女が離れた事で、若干の寂しさが走る。

 しかし直ぐにその寂しさは霧散した。

 正確には、より大きな衝撃で塗り潰された。

 

「マスターさんお望みの…………私のマーラで♡」

 

 何故なら、カーマの股間にいつのまにか現れた、グロテスクな男根に私の肉槍を押し潰されたからだ。

 それは夢で見た時と全く同じで、大小無数のイボと、凶悪な雁首を持っていた。

 更に、夢で見ていた時よりも一回り大きかった。

 そんな逸物がグリグリと私の肉槍を責められて、所詮お前のものは児戯であり比べるのも烏滸がましいと格の違いを教え込まれる。

 そしてこれで全身を犯し返されるのだと、期待で胸を膨らませる。

 

「それにしても、私の名前をこんなのに付けちゃうなんて、人間は欲深い生き物ですねぇ…………♡あ、マスターさんにアピールしてたらマスターさんの精液で汚れちゃいました…………♡なのでマスターさん、綺麗にしてください♡」

 

 その時は直ぐに来た。

 私の精液で汚れたカーマの魔羅に奉仕しろと命令される。

 まるで夢で見た様な展開。

 だけどそれを拒否する様な真面な意思は、既になかった。

 これから来る展開に期待しながら、命令のままに彼女の魔羅に口付けして、咥え込んで奉仕する。

 舌で魔羅に付いた精液を舐め取り、綺麗にしていく。

 大きい上に無数のイボが付いた彼女の魔羅は咥えにくく、顎が外れそうな程だったが、舌に刻まれた淫紋のせいか、気持ちよかった。

 自分の精液を舐め取らされるという倒錯的行為が気にならない程に。

 精液を全て舐め取っても、その気持ち良さは治らず、夢中で舐る。

 

「あ、もう良いですよー♡それはまた後でやるので♡それよりも、今はこっちですよ♡」

 

 しかしそれはカーマに中断させられて、口から魔羅が引き抜かれる。

 飴を奪われた事で舌が不満気に疼くが、彼女に押し倒されて、魔羅を秘部に当てがわれた衝撃で上書きされる。

 

「うふふ…………♡指でしか弄ってないのに、もう準備万端ですね♡」

 

 今まで快楽を与えられていながらも、肝心の所でお預けされていた私の膣内は、ダラダラと蜜を溢して蕩けていて、これ以上ないと言うほどに発情しきっていた。

 そのせいで、ただ先端が触れられただけなのに快楽と幸福感に包まれ、情けなく嬌声をあげる。

 

「それじゃあ、約束通り…………私のマーラで、抉ってあげますね♡」

 

 そして。

 

「か、ひゅ…………っ゛⁉︎♡♡♡あ、ああ゛…………っ゛♡♡♡〜〜〜〜〜〜っ゛♡♡♡」

 

 一息にカーマの魔羅に貫かれた。

 肉が裂ける感覚に、一瞬破瓜の痛みの様なモノが走ったが、直ぐに快楽の奔流で上書きされていく。

 イボ達に膣内を隈なく責め立てられ、雁首にガリガリと弱点を責められる。

 暴力的快楽の奔流に、魔羅が少し動くだけで絶頂かされてしまう。

 その上、宣言通りに奥を抉られて、許容外の快楽で意識が白んでいく。

 しかし、暴力的すぎるせいで気絶する事も出来ず、ただただ快楽を刻まれる。

 

「…………ぉ゛、ひゅ…………っ゛♡♡♡」

 

「ここも弱いんですかぁ? 全く、とんだ変態さんですね…………♡」

 

 時折、奥を突かれた時に当たりどころが良かったのか更に強烈な快楽が走って、獣の様な嬌声を漏らす。

 カーマはその反応を見逃さず、執拗に責めて来る。

 それを繰り返された結果、私の膣内は全て弱点に調教されてしまった。

 そのまま快楽の嵐に撹拌されていると、子宮が降りて来る感覚が走る。

 

「うふふ…………♡子宮、降りてきちゃってますよ…………♡そんなに快楽が欲しいんですか、マスターさん♡」

 

「…………っ゛♡♡♡」

 

 当然カーマがそれを見過ごす訳もなく、更に苛烈に責め立てられる。

 望み通りにカーマに犯されて、多幸感に包まれて、この快楽以外がどうでも良くなって来る。

 そして。

 

「うふふ…………♡そろそろ、射精しちゃいましょうか♡何処に欲しいか、行ってみてください♡」

 

 あの夢の焼き直しの様に、カーマが私に問う。

 私の答えは当然─────

 

「…………おくにっ♡♡♡なかにっ、ほし、い…………っ♡♡♡」

 

 ─────夢と同じ答えだった。

 

「クスクス…………♡良いんですか♡今射精したら、マスターさん孕んじゃいますよ♡」

 

「それでも、いい…………っ♡♡♡きもちいいなら、それで…………っ♡♡♡」

 

 夢と違い、射精したら孕むと言われても、答えは揺るがなかった。

 快楽に浸っている事が出来ればそれ以外はどうでも良いという、結論を出してしまった。

 

「わかりました♡それじゃあ…………立香の膣内に、注いであげますね♡ちゃんと孕む様に♡」

 

「おねがい…………っ♡♡♡カーマ…………っ♡♡♡」

 

 カーマに懇願した瞬間、胸に小さな疼きが走った。

 それは染み込む様に私の胸に広がっていく。

 だけどカーマの魔羅に鳴かされる私は、それに気付く事はなかった。

 不殺生戒─────殺してはいけない。

 今私は、カーマを倒すための建前も、マスターとしての自覚も、何もかもを捨てた。

 そこには、私自身やカーマに孕まされる新しい命も含まれている。

 つまり、私は…………命を蔑ろにしてしまったのだ。

 

「これで…………止めです♡」

 

「あ…………っ♡♡♡き、た…………っ♡♡♡おくに、あついの…………っ♡♡♡ぉ、ぁ…………っ♡♡♡あ〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 カーマに精液を子宮に注がれ、絶頂する裏で淫紋達が疼く。

 不妄語戒。不邪淫戒。不飲酒戒。不偸盗戒。不殺生戒。

 五戒が全て破られた事で、淫紋達が回路を形成する。

 それは私の身体中に根を張る様に広がっていく。

 だけど快楽に溺れた私は気付かない。

 取り返しのつかない事態が進行しているとも知らずに、私は快楽に耽り続ける。

 そして長い射精が終わり、カーマが魔羅を引き抜く。

 

「うふふ…………♡それでは五戒を全て破ってしまった立香を、私の下に招待してあげますね♡」

 

 大量に注がれたせいで溢れた精液が膣口から漏れる中、カーマの声が響く。

 それを聞いて何故か安心すると共に、私の意識は闇に堕ちていった。

 …………孕んでしまったという確信を、抱きながら。

 

 

 

 

 

 

 

 ──────次に目を開けた時、そこはカーマの宇宙と化した大奥だった。

 

「なんで私、こんなとこに…………」

 

 確か私は、カーマの大奥に閉じ込められていたはず。

 なんでこの宇宙大奥に? 

 それに他にも何かあったはず…………駄目だ、思い出せない。

 気絶していたせいか、ここに来る前の事がもやのかかった様にぼんやりしている。

 皆が消されて、装備も全部壊されて、一人ぼっちで大奥を探索していた記憶と、何か取り返しのつかない事をしてしまったという後悔ははっきりと覚えているんだけど。

 記憶の欠損に悩んでいると、身体の違和感に気づく。

 

「あれ? 令呪が…………」

 

 私の右手から、マスターである証の令呪が綺麗さっぱり消えていた。

 ただ令呪を使っただけなら令呪の跡が残っている筈なのに、それすらも見つからない。

 普通の、右手になっていた。

 

「──────っ⁉︎」

 

 それを認識すると同時に、更なる身体の違和感に気付く。

 胸やお腹、太腿に刻まれた卑猥なハート状の紋様が刻まれていて、女の身に生えているはずのない男根が生えているという状況に。

 そして、全てを思い出す。

 

「そうか、私…………」

 

 カーマに、負けちゃったんだ。

 カーマを倒すためなんて大義名分に踊らされて、乗せられるままにまた破ってしまった。

 大奥攻略のために破らなければならなかった前回と違って、紛れもなく自分の意思で。

 快楽を求めて、全て破ってしまった。

 思い出してより明確になった後悔と、カーマにまた負けてしまったという敗北感に心が騒めく。

 

「…………でも、まだ生きてる」

 

 なら、動かないと。

 状況は悪化してる。というか最悪だ。

 だけど私は、マスターなんだから。

 ここで折れるわけには。

 自分の所業から目を背ける様に、身体に力を入れる。

 強がりの虚勢だと分かっているけどそうでもしないと、私は。

 その瞬間。

 

「へー、無様に負けちゃったのにまだ諦めて無いんですねぇ。そういう見苦しい所、大嫌いです♡」

 

「…………カー、マ」

 

 私の決意を嘲る様に、獣の光冠を戴いたビーストⅢ/L…………カーマ/マーラが私の前に現れる。

 二度の敗北を迎えてしまった強敵に、本能が逃げようと叫び立てる。

 だけど、私は動けなかった。

 カーマが恐ろしいというのもあったが…………それ以上に、見逃してはいけないものがあったからだ。

 

「れい、じゅ…………?」

 

「はい♡」

 

 それは炎に包まれて燃え盛るカーマの手足だった。

 その右手に、私の令呪が炎に浮かぶ様に刻まれている。

 そして、その内の一つは既に消えていた。

 当然、私は使った覚えがない。

 

「なんで、カーマが、それを…………っ⁉︎」

 

 マスターの証を奪われた事に気付き、激しく動揺する。

 同時に、もうやめろ、目を閉じろ、耳を塞げと胸の中で叫ぶ声が響く。

 まるで、知ってはいけないと真実だと云う様に。

 しかしそんな私の心などどうでも良いと言わんばかりに、カーマが口を開く。

 

「なんで? わかってるくせに、おかしな事を言いますねぇ、立香♡私が持ってる理由なんて、そんなの簡単じゃないですかぁ♡──────だって、マスターさんがいらないって言ったんですから♡人の捨てたものをどう扱おうが、私の勝手でしょう?」

 

「あ──────」

 

 そして、思い出したくもない真実を語られる。

 私が、何もかも…………マスターである事さえ捨てて、カーマの快楽に屈してしまった事を。

 

「嘘…………そんな、そんなの嘘でしょ⁉︎私が、そんな…………」

 

 だけどそんな真実を、認められる筈が無い。

 だってそれを認めてしまったら…………さっきの決意が何もかも、茶番になってしまう。

 それだけじゃない。

 今までの闘いの何もかもが…………

 

「嫌だ、そんなの嫌だよ…………」

 

 駄々を捏ねる子供の様に、頭を抱えて真実を拒絶する。

 だけどそんな夢に浸らせてくれる程、現実は優しくは無かった。

 

「うふふ…………♡立香が現実逃避するのは別に良いですけど、嘆いたって何も変わりませんよ♡だってもう、ここには私の愛が詰まってるんですから♡」

 

「ひ…………っ」

 

 カーマが私を後ろから抱き締めて、子宮のあたりを撫でる。

 そこには先程カーマの精液を注がれて、孕んでしまった命の感触があった。

 それに気づいて、悔恨と恐怖で顔が歪む。

 

「良い顔ですねぇ…………♡令呪を使った甲斐がありました♡」

 

「どういう、こと…………っ⁉︎」

 

「うふふ…………♡立香に戒を破らせるまでは良かったんですけど、そこでふと気づいた事がありまして♡よく考えたら立香って、私を倒すという大義名分が無いと折れてくれなかったんですよねぇ…………♡だから、今度はそういうのが何も無い状態で愛そうかなと♡勿論、身体は堕落しきったままですけど♡なので、令呪を使って立香の精神を戻しちゃいました♡今は私が立香の『マスター』ですからね♡あ、後面白そうなので処女も戻してあげましたよ♡感謝してくださいね♡」

 

「…………っ」

 

 玩具で遊ぶ様な理由で令呪を使われた事に嫌悪感が湧き上がり、吐きそうになる。

 まるで魂すら侵されてる様だ。

 

「…………なら、私が壊れなければ、返してくれるの?」

 

 だけどここにチャンスがある。

 込み上がる嫌悪感を飲み込んで、そうカーマを挑発する。

 上手くいけば、この後悔を取り消せる。

 …………そんな、あるはずのない希望を抱きながら。

 

「…………へぇ。まーだそんな事を言う元気があるんですねぇ。良いでしょう、その安い挑発に乗ってあげますよ。元からそうする予定でしたし。その代わり…………貴女が壊れたら私の人類滅亡達成の証として、永遠に愛してあげます。最も、そんな事になったら立香は考える事も出来ずに快楽に沈んでいますけどね♡」

 

 狙い通り、カーマが挑発に乗ってくる。

 まだ逆転の目はある。

 ここで勝てば、全て帳消しだ。

 ギャンブル中毒者の様な思考だったが、そうしないと別の意味で狂ってしまいそうだった。

 …………胸に蟠る、悔恨に。

 それから目を逸らしながら、妖しく笑うカーマを睨みつける。

 

「クスクス…………♡マスターの資格も取られて、ただの人間になってもまだ諦めない立香の見苦しさに免じて、ちょっとしたハンデをあげましょうか♡」

 

「ハンデ…………?」

 

 どうせ自分が勝つという余裕からなのか、カーマが見せつける様に右手を掲げる。

 

「『令呪を以って命じる。立香は、負けを認めるまで狂えない♡』」

 

 ハンデとやらをカーマが宣言すると同時に、令呪がまた一つ消える。

 心に何か細工をされた様な感覚が走った。

 

「何を…………?」

 

 カーマの言う意味がわからず混乱する。

 

「簡単な事ですよ♡さっきの立香は、快楽に精神が引きずられていたのでそれを無くすための命令です♡これから立香は、自分から負けを認めるまでどんなに気持ち良くなっても、ずっと正気のままです♡快楽に逃げて、恥も後悔も捨てちゃうなんて許しませんから♡ちゃんと自分が快楽に負けた、恥知らずのマスターだって事を認めてくださいね♡」

 

「…………そういう、こと」

 

 カーマのハンデは、慈悲の様に見えて、呪いだった。

 だってこれで負けたら、言い訳のしようもなく快楽に屈してしまったと声高に宣言してしまう事になる。

 だけど、メリットがある事も確かだった。

 少なくとも、私が折れない限りは負けないんだから。

 色々複雑な気持ちになりながらも、渋々納得する。

 

「はい♡それでは始めましょうか♡…………私の中で、たっぷり溺れてくださいね?」

 

 蟷螂の斧で像に挑む、無謀な戦いを。

 

 

 

 

 

「まずは立香に、今の自分がどれ程堕落してしまっているかをわからせるとこから始めましょう♡」

 

 そう言って、カーマが私を抱き抱えて何処かに運ぶ。

 抵抗する意味も無いのでそのまま運ばれていると、妙なものが視界に入る。

 それは─────分娩台だった。

 この宇宙的空間に似合ってない物の登場に混乱する私を他所に、彼女が分娩台に私を固定していく。

 両腕を拘束され、派手に開脚させられて、秘部を見せつける様な格好にされる。

 

「それじゃあ…………私の愛の結晶、産んでください♡」

 

「──────っ⁉︎♡♡♡」

 

 分娩台に固定されて逃げられなくされた私のお腹を、カーマが撫でる。

 淫紋の部分を丁寧に撫でられたその瞬間、子宮から電撃の様な強烈な快楽が私の中に走った。

 

「なに、これ…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 そう言いながらも、私はなんとなく確信を抱いていた。

 カーマの言う通り、これはカーマを受け入れてしまった結果孕まされた新しい命が産まれでようとしているのだと。

 だけどその事実を…………母親にされるという事実を受け入れられるかは別の話だった。

 しかし私の心に構う事なく、子宮にいる何かは私から産まれようと胎動を続けている。

 

「やめ、て…………っ♡♡♡でな、いで…………っ♡♡♡」

 

 抵抗しようとするが、身体が固定されてるせいで動けない。

 何も出来ず、ただ快楽に焼かれ続ける。

 やがて、子宮に宿る命がその入り口をこじ開けた。

 そのまま、ズルズルと膣内を這い続ける。

 それが気持ちよくて仕方がなく、抵抗しようとした力が意思に反して抜けていく。

 堕落してしまった私の身体は命を産み出すという神聖な行為にすら悦んでしまい、産道を通ろうとする命さえも快楽を与えてくれる道具として認識してしまう。

 そして。

 

「あ…………っ♡♡♡あ…………っ♡♡♡あ゛っ…………あ゛〜〜〜〜〜〜っ゛♡♡♡」

 

 獣の様な嬌声をあげて絶頂しながら、新しい命を産み落とした。

 

「はぁ、はぁ…………っ♡♡♡」

 

 狂ってしまいそうだった絶頂の余韻で息を荒らげる中、狂えない精神に残された羞恥心で身を焼かれる。

 出産という命を産み出す神聖な行為を快楽の餌として使い、あまつさえ絶頂するなどと言う卑しいにも程がある行いで、罪悪感に囚われる。

 それは重く苦しく恥ずかしく、逃げ出したくなりそうだった。

 それは快楽でかき消されず、むしろもっと強くなっていく。

 これがハンデの効力か、と改めて実感しながらもどうにか前を向く。

 しかし。

 

「え…………」

 

 そこには、私が予想していた様な赤ん坊は存在していなかった。

 植物の種の様なものが、浮遊しているだけだ。

 カーマの胤なんて碌なモノじゃないと分かっていたはずなのに、異形を孕まされていた事を実感させられて、心が折れそうになる。

 

「うふふふふふ…………♡まだまだここからですよ、立香♡」

 

 そう言って、カーマが私の視線を種の方に固定させる。

 すると、種に変化が現れる。

 芽を包む殻がひび割れ、中から芽が飛び出す。

 それは一瞬の内に伸びて、大きな蕾を作る。

 蕾が開き、綺麗な花──────蓮の花が生まれ出る。

 そして次の瞬間、蓮は子供のカーマの姿へと変生した。

 

「うふふ…………♡無事生まれる事が出来ました♡これからよろしくお願いしますね、ママ♡」

 

 身の毛もよだつ悍ましい事を言いながら、子供のカーマが笑いかける。

 だけど彼女は、事実を述べているだけだ。

 このカーマが、私の胎から生まれた娘であると。

 それを理解してしまい、嫌悪感が増していく。

 この悍ましき娘を受け入れてしまった自分への。

 同時に、産み落としてしまった故の愛情を覚えてしまう。

 このカーマも私の胎を利用しただけでカーマである事には変わらず、私の敵だ。

 しかしそれにも関わらず、自分を母と呼ぶこのカーマに愛情の様な感情を抱いてしまう。

 

「クスクス…………♡それじゃあ立香に今の立場を十分わからせた事ですし、次に行きましょうか♡」

 

 自分の中の感情に翻弄される私を他所に、本体のカーマがパチンと指を鳴らす。

 その瞬間、宇宙から無数のカーマ達が現れた。

 

「次は、その堕落しきった身体を更に堕落させてあげちゃいますね♡」

 

 本体のカーマが合図すると同時に、無数のカーマが巨大な注射器の様なモノや、男根を模した玩具、ブラシなど様々な道具を掲げる。

 そして、その全てが私に群がる。

 

「うふふ…………♡ママのここは私が一番にもらうので、他の私は触らないでくださいね♡」

 

「やめ、て…………っ♡♡♡」

 

 産み落とした子供のカーマが、他のカーマを牽制しながら私の秘部を弄る。

 彼女の出産で発情してしまった膣内は、雑に遊ばれてるだけなのに悦んでしまう。

 

「あれー? ママ、娘に弄られてるのに感じちゃってるのー? いけないんだー♡じゃあ、そんないけないママにはこれをあげる♡」

 

 自分の娘でもあるカーマに詰られて私を苛む羞恥と罪悪感がより強くなる。

 沸騰してしまいそうな程の感情に、逃げたくなってしまうが令呪のせいで逃げる事はできない。

 だからと言って折れる事も、選ぶことは出来なかった。

 そんな中、彼女が何か掲げる。

 それは前貼りの様なデザインだったが、内側に小さな針が生えた卵の様なものが付いていた。

 

「なに、それ…………っ♡♡♡」

 

「これはねー、えっちなママを懲らしめるための貞操帯なの♡これで反省してね♡」

 

 拒絶したかったが、拘束されている状況で出来るわけもなく。

 呆気なく、秘部を貞操帯で塞がれる。

 カチャカチャと金具の音が響くと共に、卵の様な何かが膣内に捩じ込まれる。

 それは小さく、処女に戻されてしまった私の膣内でも苦痛なく受け入れる事が出来たが、得体の知れないものが挿入れられたせいで不安を覚える。

 次の瞬間。

 

「…………っ⁉︎♡♡♡なに…………っ? ♡♡♡おくまで、ほそいのが…………っ♡♡♡」

 

 膣奥を責めるように、細い何かが膣内で振動し始めた。

 同時に、卵の様な部分もブルブルと震え始める。

 淫紋の効果も相まって、じわじわと快感が伝わってくる。

 しかし。

 

「どう? 気持ちいでしょ♡でもイけない様にしてるから安心してね♡ママはえっちだから、これで少しは気持ちいいのを我慢できる様になると良いね♡」

 

 貞操帯の責めはカーマの言う通り温い振動で、絶頂く事などは到底出来そうになかった。

 絶頂を教え込まれた身体にはただもどかしいだけだ。

 だけど。

 

「…………っ♡♡♡」

 

 そのもどかしさは渇いた大地に与えられる一滴の水の様で、もっと欲しいと身体が騒ぎ始める。

 叫びたくなるのを食いしばって耐えようとするが、堪えきれずに嬌声が漏れる。

 

「他の私もいるから、また後でねママ♡」

 

 そんな私の様子を見て満足した様に嗤う小さいカーマがどこかに消えて、複数のカーマに囲まれる。

 彼女達の姿はバラバラで、私が産み落とした娘のカーマより小さいカーマから、本体よりも大きいカーマまで様々なサイズだったが、全員暴力的なまでの美しさを持っていた。

 そして、その全てが私への悪意を抱き、顔を妖艶に歪めている。

 

「うふふ…………♡私のお願いなので、立香のここだけは許してあげますが、それ以外の全部、壊しちゃいますね♡」

 

 本体のカーマが私につけられた貞操帯を撫でながら妖しく嗤う。

 合図と共に、無数のカーマが私に襲いかかった。

 

 

「じゃあまずは、立香の大好きなこれに奉仕してもらいましょうか♡」

 

 分娩台から解放されてへたり込む私の目の前に、私と同じくらいの大きさのカーマが、勃起した男根を鼻面に押し付けてくる。

 それは本体のモノと比べたら小さく、私に生えているモノと同じくらいだったが、所々に恥垢がついていて、強烈な臭いを発していた。

 むせ返りそうな程のそれは、悪臭と言えるはずのモノなのに、何故だか目を逸らせない。

 だけど汚れに塗れたそれを咥えるのにも抵抗があり、そのままぼーっとその男根を眺めていると、カーマが早くしろと命令するので、渋々口に咥える。

 

「…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 その瞬間、なんとも言えない苦味とえぐみの混ざった味と香りが、口内を蹂躙した。

 それはすぐにカーマの肉槍を追い出して、その場で嘔吐したくなるほどの強烈な生理的嫌悪感を催す。

 しかし舌に刻まれた淫紋のせいで、嫌悪感に関係なく身体が突っ込まれた肉槍に悦び、奉仕しようと動き始める。

 その結果、嫌悪感と快楽を同時に刻まれて、この吐きそうな程の悪臭と苦味が、気持ちいいモノと身体が覚えてしまう。

 気づけば、快楽に飢えた身体がもっと欲しいと身体が勝手に動いていた。

 

「うふふ…………♡こんな汚いモノにも悦んじゃうなんて、情けないですねぇ、立香は♡恥ずかしくないんですかぁ?」

 

「〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 悪臭と苦味を存分に味わいながら奉仕する私を奉仕させている張本人であるカーマが詰る。

 見たくない事実を突きつけられたせいで羞恥の炎が燃えて、私を苛む心の声がより大きくなる。

 

「ま、私には関係ないのでどうでも良いですけど♡うーん、それにしても立香の奉仕はなんだか物足りませんねぇ…………手抜いてませんか? いえ、抜いてますよね? なので、お仕置きです♡」

 

「お、ご…………っ⁉︎」

 

 自責の念に苦しめられている私にお構いなく、いきなり肉槍を喉奥にまで捩じ込まれて、苦悶を漏らす。

 そのままカーマが私の頭を掴んで、道具の様に私の口を使って肉槍を扱く。

 あまりの苦しさに、吐き気と共に涙が込み上げる。

 だけど。

 

「ご、が…………っ♡♡♡」

 

「あれー? なんだか気持ちよさそうな声出してますけど、もしかしてお仕置きで感じちゃってるんですかー? 最低ですね♡」

 

 カーマに道具の様に使われてる内、快楽を渇望する身体がその扱いにすら快楽を覚え始めてしまっていた。

 喉奥を壊される様に突かれるのが気持ちいいと、身体が悦びを漏らす。

 変えられていく自分の身体に恐怖を覚えながら、快楽に身を灼かれていく。

 

「しょうがないので、ご褒美をあげますね♡ほら、受け取ってください♡」

 

「あ、が…………っ♡♡♡〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 そして、止めを刺す様にカーマの肉槍から精液が吐き出された。

 熱く煮えたぎる様なそれはドロドロとしていて、私の喉にへばりつく。

 それはまるでカーマという毒に食道を犯されている様で、甘い疼きに頭がクラクラとする。

 それでも窒息してしまいそうな精液をどうにかしようと、必死に飲み込んでいく。

 すると、胃に落ちた精液がボタボタと跳ねて暴れ回る様な幻覚を覚える。

 それが膣内を弄る貞操帯の責めと合わさって、ジンジンとした疼きを産んでしまう。

 

「…………はぁっ、はぁっ…………♡♡♡」

 

 射精し終わったカーマが肉槍を抜いて、口が解放される。

 息が出来る事に喜びながら喘ぐも、無数にいるカーマのたった一人にここまで壊されてしまった事に自分の無力さを痛感させられて、心が折れそうになる。

 だけど、令呪のおかげで私の心は折れない。

 私が負けを認めるまで。

 だから、まだ、やれる。

 その反抗の意思を込めて、カーマを睨みつけようとした瞬間。

 

「お、ご…………っ♡♡♡」

 

 別のカーマに頭を掴まれ、肉槍を捩じ込まれた。

 再び、悪臭と苦味が口の中に広がる。

 

「うふふ、私はまだまだいるんですから、一人終わったくらいで得意げにならないでくださいね♡」

 

 そのまま、変わる変わる無数のカーマに口を犯された。

 

 

 

 

「ほら、射精しますよ♡」

 

「…………っ♡♡♡」

 

 何人目かわからないカーマの肉槍から精液が吐き出される。

 何度も犯されたせいで私の口やお腹は完全に調教されてしまい、今やカーマの匂いを嗅いだり、精液を飲み込んだりするだけで絶頂する様にされてしまっていた。

 そして今度もまた、精液を飲み込んで絶頂する。

 

「うふふ…………♡とっても惨めなお口になっちゃいましたねぇ、立香♡もう諦めたらどうですかぁ?」

 

 私の頭を掴んでいたカーマが肉槍を引き抜いて、諦める様責め立てる。

 それは魅力的な提案だったが、呑むことは出来なかった。

 ここで諦めたら、全て無駄になる。

 狂えない正気のままであるが故に、どれだけ追い詰められてもそこだけは明確だった。

 

「ゲホッ、ゲホッ…………♡♡♡まだ、まけて、ない…………っ♡♡♡」

 

 戦意を示す様に、カーマを睨みつける。

 

「なら、もっと惨めな目に遭ってもらいましょうか♡」

 

 すると、私を見下ろすカーマが嘲笑って、私を抱き上げる。

 そのまま別の場所に運ばれる。

 

「これ、は…………」

 

 それは、トイレだった。

 どこにでもある様な洋式便器が、宇宙空間に据え付けてある。

 ただし、便器全体が透明だったが。

 ある意味で分娩台よりも異質な物体に、脳が理解を拒む。

 

「うふふ…………♡立香も疲れたでしょうし、そろそろ休憩した方が良いと思いまして♡好きなだけしてくださいね♡」

 

 カーマが私を便器の上に座らせる。

 確かに、少し便意や尿意があるのは事実だけど、こんな場所でカーマに見られながら出来るわけがない。

 正気のままなため、残った羞恥心で顔から火が出そうになる。

 恥ずかしさで顔を俯ける。

 すると。

 

「あれー? どうしたんですかー? おトイレ、しないんですかぁ? …………あ、そっかぁ♡立香は便秘なんですね♡これは失礼しました♡」

 

「な…………っ」

 

 カーマがとんでもないことを言い出した。

 余計に羞恥心を煽られて、思わず顔を上げると、目の前に大きな注射器みたいものを持ったカーマがいた。

 

「ほら立香、お尻を出してください♡」

 

「…………」

 

 嫌な予感を覚えつつも、無視したらもっと酷い事になると直感して渋々お尻を向ける。

 すると。

 

「ひ…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 お尻に何か、冷たいものが注ぎ込まれた。

 後ろを振り返ると、カーマが注射器をお尻に刺して中身を注入していた。

 

「なに、を…………っ? ♡♡♡」

 

「何って、浣腸ですよ、か、ん、ちょ、う♡立香が便秘の様なので、それの手助けになればなと♡あ、立香のプライバシーに配慮して綺麗なゼリー状になる様にしたので安心して出してくださいね♡」

 

「そんな、かってな…………う…………っ⁉︎」

 

 カーマに文句を言おうとすると、急にグルグルお腹が鳴って、何かが固まる様な感覚が走る。

 同時に、強烈な便意を催してしまう。

 

「ほら、早くしないと漏れちゃいますよ♡」

 

「〜〜〜〜〜〜っ!」

 

 カーマの言う通り、このままでは漏らしてしまう。

 それならカーマに見られたままでも、トイレでした方がいくらかマシだ。

 そう思って、渋々トイレに座る。

 

「…………な、に…………っ⁉︎♡♡♡」

 

 するとそれを狙ったかの様に腸が便を追い出そうと蠢く。

 それは背中の淫紋に繋がって快楽となり、私の精神を追い詰める。

 そして。

 

「あ、あぁ…………っ゛♡♡♡」

 

 決壊したお尻が、勢いよく便を吐き出した。

 ズルズルと腸内を何か太いモノが降りていく。

 それは何故かとても気持ちよくて、排泄しながら何度も絶頂してしまう。

 やがて排泄し終わった頃、私は安堵と羞恥で放心し切ってしまっていた。

 太いモノを出したせいか、肛門が広がって少しスースーしていて、なんだか心地いい。

 

「あらあら…………♡こんなに出した上に、排泄でイっちゃうなんて、とんでもない変態さんになっちゃいましたね♡ま、媚薬入りの浣腸なのでしょうがないですけど♡…………っと、私も催してきましたし、トイレを使っちゃいますか♡」

 

 カーマが何か言ってるが、わからない。

 ただ口を開けて、余韻が抜けるのを待っていると。

 

「…………っ⁉︎」

 

 いきなり、カーマの肉槍が口内に捩じ込まれる。

 驚いて正気に戻るも、既に遅く。

 そのまま、ちょろちょろ…………とカーマに何かを注がれる。

 それは温かくて、なんだか飲んでいると気持ちよかった。

 

「うふふ…………♡便座に座って間抜けに口を開いてるので、トイレと勘違いしちゃいました♡でも汚れ塗れの魔羅でも嬉しい立香なら、これも嬉しいですよね♡」

 

 そして、その言葉で今注がれているのがカーマの小水であると理解して絶望する。

 便器扱いされて小水を流された事ではなく、小水すら悦んでしまう私の身体に。

 だけど口を塞がれている状態では何も喋れず、ただ涙を流す事しか出来なかった。

 

「泣くほど嬉しいんですか♡それじゃあ、もっと沢山あげますね♡」

 

 カーマがそんな私を嘲笑い、便座の上でお尻を向ける様な体勢にする。

 手首を便器の後ろに拘束されただけの不安定な体勢の中、別のカーマが肛門に肉槍を捩じ込んだ。

 

「ん、ぎ…………っ゛♡♡♡」

 

 ゼリー状の便を排泄して敏感になっている腸内に新たな異物を捩じ込まれて、排泄欲と腸内を圧迫される快感に襲われて嬌声が漏れる。

 

「堪え性の無い便器ですねぇ…………♡ほら、出しますよ♡」

 

 それを嗤われながら、カーマが腸内に放尿する。

 上と下からカーマに放尿されたせいで、本当に便器にされてしまった様で、惨めさに心が押し潰されていく。

 

「立香も悦んでる様ですし、これからは催したら立香の中に出してあげますね♡」

 

「そん、な…………っ♡♡♡」

 

 追い討ちの様に便器宣言をされて、余計に惨めになっていく。

 だけどまだ、諦めきれない。

 どれだけ惨めに犯されても、まだ私が折れる理由にはならない。

 

「さて、と…………折角ですし、このまま立香の色んなとこを壊しちゃいましょうか♡」

 

「お、ぐ…………っ゛♡♡♡」

 

 私の心を見抜いたのか、カーマの責めが更に苛烈になっていく。

 

 

「お゛…………っ゛♡♡♡」

 

「お尻で感じちゃう変態さんですねぇ♡もっと堕ちちゃいましょうねー♡」

 

 お尻をカーマ達の肉槍で好き放題犯される。

 

 

「やめ…………っ♡♡♡あ、あ…………っ♡♡♡」

 

「ほら、情けなく射精してください♡」

 

 肛門を犯されながら、私の男根を弄られて無理矢理射精させられる。

 

 

「くりくり、やめて…………っ♡♡♡」

 

「駄目でーす♡便器の立香に拒否権なんてありません♡」

 

 乳首を弄られて胸だけで絶頂出来るように調教される。

 

 

「ひ、あ、あ…………っ♡♡♡」

 

「うわー、舐められるだけでイっちゃうとか、もうどうしようもないですねー♡」

 

 耳や脇、首筋など全身を舐められて調教される。

 

 そんな風に、カーマの気の向くまま、全身を隈なく壊されていく。

 やがてカーマの責めが終わった頃、私の身体は貞操帯で守られている所以外、全てで絶頂出来る様に調教されてしまっていた。

 

 

 

 

 

 パアン! とカーマが私の尻を叩く音が響く。

 

「あ、あぁ…………っ♡♡♡」

 

 その痛みは今の私の身体には快楽でしかなく、軽く絶頂してしまう。

 

「叩かれてイっちゃうなんて、もう元の生活なんて無理ですねー♡いい加減諦めたらどうですかぁ♡」

 

「お、ぐ…………っ゛♡♡♡」

 

 カーマが罵倒しながら、子宮の裏を叩く様に肉槍で腸内を抉られ、また絶頂してしまう。

 

「まだ、まけ、ない…………っ♡♡♡」

 

 それでもどうにか抵抗の言葉を吐くも、心はもう限界だった。

 カーマ達に手酷く凌辱され、心を押し潰される。

 だけど身体はそれに悦んで、淫猥な自分を苛む声が強まっていく。

 令呪のおかげでまだ狂ってはいないが、それもいつまで保つか。

 だけどまだ、諦めきれない。

 ここで諦めたら、全てが。

 ─────その「全て」が既に記憶から消え掛かっている事から目を逸らしながら、必死で蟷螂の斧を掲げる。

 

「──────へぇ。まだ諦めないんですねぇ。じゃあ、そろそろ止めを刺してあげます」

 

 すると、カーマがゾッとする程の冷たい声で囁いてくる。

 

「──────っ⁉︎」

 

 冷水をかけられた様で呆気に取られた瞬間、全てが消えて、視界が別の場所に移動する。

 それは、畳の上に敷かれた布団だった。

 

「いらっしゃい、ママ♡きっと来ると思ってたよ♡」

 

 そこには、私が産み落としてしまった小さいカーマが待っていた。

 

「カーマ…………」

 

「ほら、ママこっちこっち!」

 

 カーマに誘われるまま、布団の上に移動する。

 そのまま横になるように言われて横になると、カーマが秘部の貞操帯を弄って取り外す。

 

「…………っ♡♡♡」

 

 膣内を責めていた針が抜かれた事で、思わず嬌声が漏れる。

 ありとあらゆる場所を拷問の様な快楽で調教された中、唯一少し弄る程度で放置されていたそこは、何かを求める様に妖しく蠢いていた。

 

「うわー…………ママのここ、余計にえっちになってるね♡えっちにならない様に渡したのに…………♡」

 

「…………やめ、て…………っ♡♡♡」

 

 今までカーマ達に散々罵倒されてきたが、このカーマに罵倒されると何故だかとても恥ずかしい。

 私の胎から産まれたからだろうか。

 羞恥に焼かれるまま、カーマの視線から逃れようと目を泳がす。

 しかし、カーマは私を離してくれなかった。

 

「だーめっ。ママはえっちなんだから、ちゃんと反省しないと♡」

 

 そう言って、私の上に馬乗りになって、雄々しく勃起した肉槍を見せつける。

 それは私とカーマの混ぜた様なデザインで、雄々しく勃起した中に無数のイボや血管が走っていた。

 

「だから、娘の私が責任とってママを叱ってあげる♡」

 

 そう言って、カーマが肉槍の先端を膣口に押し当てる。

 

「…………やめ…………っ♡♡♡それ、は…………っ♡♡♡」

 

 その動きにこれからされる事に気づいて顔を青ざめる。

 慌てて止めようとするが、快楽に溺れた身体は力が抜けて、全然動かない。

 

「ダメだよ、ママ♡これはママがいけない人だって、わからせるためなんだから♡」

 

 カーマが笑って私の求めを拒否する。

 そして。

 

「あ、あ…………っ♡♡♡やだ、やだ…………っ♡♡♡〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 抵抗も出来ないままカーマに肉槍を捩じ込まれ、呆気なく二度目の処女を奪われた。

 それも、自分の娘に。

 肉を割く感触と共に、破瓜の痛みが走る。

 しかし散々調教されてしまった身体は自分を貫くのが娘かなどどうでも良いらしく、勝手に絶頂してしまう。

 娘に犯されて悦んでしまう自分に絶望して、心が軋む。

 

「イっちゃたの、ママ? もう、ダメじゃ無い…………今ママは娘に犯されているんだから♡」

 

「あ…………っ♡♡♡やめ、また…………っ♡♡♡」

 

 私が絶頂した事に気づいたカーマが詰りながら奥を突く。

 それだけでまた絶頂ってしまい、心の軋みが大きくなる。

 

「もう、しょうがないんだから…………♡もっとやってあげるね♡」

 

 そこから、地獄が始まった。

 カーマの肉槍が私の膣内を抉る。

 本体のモノと寸分違わないそれは、あの時と同じ様に私の膣内を容赦なく攻撃する。

 イボが、雁首が、弱点をひたすらに抉り抜く。

 当然私はその度に絶頂して、娘に犯されて悦ぶ背徳者の業を重ねていく。

 その上、私が彼女を娘として愛情を抱いてしまっているせいなのか、それとも…………カーマが私を母と呼ぶからか。

 理由はわからないが、この禁断の交わりは、心が軋む程の絶望を与えながらも、他のカーマ達よりも温かく、気持ち良かった。

 その事実が、私の心の中に亀裂を入れていく。

 やがて、一つの事実に気づいてしまう。

 負けを認めたら、諦めてしまっったらこの絶望は消えて無くなると。

 ただこの温かさと快楽だけの世界に浸っていられると。

 快楽だけならまだ抗えた。

 だけど…………この温かいモノに抗えそうにない。

 それは久しく忘れていたモノで、ある意味で既に失われたモノだった。

 そして。

 

「そろそろ射精そうだけど、ナカに射精していいよね、ママ♡それで私を孕んだら、その私と一緒にまた愛してあげる♡」

 

 カーマの言葉で、心の天秤が一気にカーマに傾いてしまう。

 もっと、温かくなれる。

 それは、追い詰められ、もはや抗う理由すらも忘れかけてる心には、抗いようのない甘い毒だった。

 

「─────」

 

 ぽきん、と何かが折れる音がした。

 それが何かはわからない。

 だけど、もう良い。

 それはきっと、辛いモノだから。

 

「─────うん、おねがい…………っ♡♡♡ダメなママだけど、それでもよかったらあいして…………っ♡♡♡」

 

 気づけば、口が敗北宣言を喋っていた。

 だけど、良いや。

 こっちの方が、多分温かいから。

 例え偽りでも、この温かさと気持ちよさがあればそれで良い。

 

「─────勿論♡だって私は、どんなママでも愛するんだから♡」

 

 カーマが私を抱きしめる。

 そのまま肉槍を子宮口に押し付けて射精する。

 

「あ─────」

 

 精液を注がれた事による絶頂と、再び孕んだ事を確信しながら私の意識は闇に堕ちていった。

 

 

 

 

 

「クスクス…………♡これで全部終わっちゃいましたねぇ、立香♡」

 

 手元に敗北宣言をした立香の姿を写しながらほくそ笑む。

 彼女の心を砕く手段の一つとして作ったあの私だが、どうやらかなり効いたらしい。

 なるほど、家族愛か。

 まあある意味納得は出来る。

 ただまあ、他の私達が徹底的に追い詰めたから、という感じでもあるが。

 まあそれは良い。

 勝負は私の勝ちだったのだから。

 これで人類に抵抗の力は無くなった。

 残るカルデア残党も飲み干し、全てを私の愛で包んでやろう。

 …………ふむ、なら立香にはそれを特等席で見せてやろう。

 どうせトロフィーにするつもりだったのだ。

 私の側で、一生…………いや永遠に愛してやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 ─────気づけば、そこはカーマの目の前だった。

 獣の光冠を戴いたカーマが、仏の様な笑みを浮かべながら手を差し出す。

 

「…………」

 

 握れというのだろうか。

 なんとなくそんな気がして、恐る恐る手を握る。

 燃え盛る炎に手が触れるが、全く熱くなかった。

 その代わり、手が炎に包まれる。

 それに驚くが、すぐに納得する。

 私はカーマに完全に敗北したのだ。

 なら、どんな責苦を受けても文句は言えない。

 そのまま、炎が私を焼き尽くす。

 

「…………え?」

 

 だけど、私の身体が消えることはなかった。

 目の前のカーマと同じ様に、手足だけが燃え盛っている。

 更に視界に、カーマと同じ色の髪が写る。

 

「──────これで、貴女も私と同じ身体無き者(アナンガ)です。宣言通り、ずっと側で飾ってあげます♡」

 

 そう言って、カーマが私の頭に手を伸ばして、リボンを結ぶ。

 どうやら、カーマと似た様な姿にされたらしい。

 

「──────」

 

 カーマの言葉は最初は飲み込めなかったが、時間が経つと共に理解する。

 そして、胸の中から歓喜が湧き上がる。

 ずっと愛してくれるのだ。

 人類が滅んでも、世界が滅んでも、ずっと。

 それ以外、望む事があるだろうか。

 湧き上がる歓喜のまま、カーマに抱きつく。

 

「ちょっと、何するんですか! 私が勝者で、貴女は敗者なんですから! 敗者は敗者らしく…………いえ、そうですね。愛すると言ったのは、私なんですから。しょうがないですね、愛してあげますよ」

 

 いつの間にか敷かれた布団に、カーマが誘う。

 私はそれに、犬の様に尻尾を振りながら、喜んで着いて行った。

 

 

 

 




書いてて楽しかった(KONAMI)
PSカーマ120達成

続きを書くなら

  • 快楽堕ち(ビーストカーマ)
  • カジノ敗北所有物(Wコヤンスカヤ)
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