なお本作は筆者の執筆した他作品のスピンオフとなります。ただ前半部分はほぼオリジナルとなっており、スピンオフ要素は後半からとなっています。
そして念のために書いておくと、エイプリルフール作品でもありません。投稿日時は仕様です。それでは、よろしくお願いします。
出会いと別れには慣れていた。未だ四半世紀程度しか生きておらず、若輩と見られることも多いが、出会うことも別れることも多く重ねてきていた。
「それでは、まだよろしく。」
「はい、本日もありがとうございました。」
取引先の相手に心なしか上機嫌な営業的な挨拶をする俺。半分は仕事であるが、個人としても気分良く挨拶が出来る相手であった。
「はぁぁぁ……さて、今日は早めに帰れるかな。」
大学時代の友人たちと作り上げた会社も軌道に乗り始め、ようやく人並みの生活が送れるようになった。もちろん、ここまで来るのには多くの仲間とぶつかり、抜け出す奴、出戻ってくる奴、いつのまにか居座っている奴。
方向性の違いで去る者、安定を求めて去る者、去り方は様々であったが、引き留めるようなこともせずにいた。
「おう、おつかれ。」
「今日はそんなに疲れてないよ。」
なんだかんだで付き合ってくれる、かつての友人。特別仲が良かったわけじゃないのに、なぜか今も付き合っている。こんなやつらが一緒に残って、立派な仕事を一緒にしてくれていた。
「じゃあ、飲みに行くか。」
「俺が酒を好きじゃないのは、覚えているよな。」
「ああ、覚えている。だからお前に無理やり飲ませて、酔わせて面白い目に遭わせてやる。」
「ぶっとばすぞ。」
一皮剥けばまだ青い。それでも学生の頃が懐かしい。そんな日々がずっと続くのだろうと思っていた。
◇
「みんな、結婚するの早いな。」
「そうか?まぁ……地方の連中は意外と急かされてくっ付いたとか、実家が面倒を見たとか早いかもしれないが……」
居酒屋のカウンター席でかつての学友たちの顛末、もとい近況を友人から聞き続けている。酔いが回ってくると、どうしても将来のことが不安になる。やはり酒なんて飲むものじゃない。
「お前さんは御実家から何も言われんのかね。あ、もちろん家出同然だってのは覚えているよ。」
「じゃあ聞くなよ。まぁ……どうせ、兄貴が上手くやってるだろうに。」
実家。その言葉を聞くだけで酔いが醒め、苦々しさが蘇ろうとする。家格を重んじるだの厳格などと称していたが、とどのつまりは世間体を何も大事にする反吐が出るような場所であった。
「もったいないねぇ……実家のコネを一切使わずに生きているとか。ま、そういうプライドの高さはご両親に似たんじゃないのかね。」
あまりにも皮肉が聞き過ぎた言い方を不快に感じる。その仕返しとして、俺はそいつの目の前に残っていた唐揚げの上に、大量のレモン汁を吹きかけるのであった。
「あぁぁぁぁぁぁ!!!?お、お前っ……な、なんてことを……!」
「もうその話はやめだ。酒が不味くなる。」
「さっきからずっと美味そうに飲んじゃいなかったけどな。」
その口をレモンで塞いでやりたくなるくらいだった。それでも、何でも言い合えるような腐り切った間柄。こいつとは少しでも、長い付き合いになればいい、そう思いながらカウンター席で隣り合わせとなっていた。
◇
「橘くん?」
しっかりと酔いを回そうとしていた矢先、後から入ってきた団体様御一行の一人が、不意に俺の名前を呼ぶ。
「ん?あぁぁ……?」
アルコールで判断力が鈍り、視界が些かぼやけていた俺。そんな中で名前を読んだ声の主のほうを見ると、そこには懐かしい顔、しかし決して忘れぬ顔が目に入るのだった。
「あ……あ、赤坂?」
「青山よ!もうっ……相変わらずつまらないこと言って……!」
懐かしい怒り声だった。まだ10年も経っていないというのに。でも、そんな声を聞き、顔を目にした俺は、結局酔いを醒ますこととなるのであった。
◇
『だーかーらー!結論ありきの発表なんか問題があるに決まってんでしょ。』
『別にいいだろ……どうせ、他のゼミの連中が興味なんか持たなそうな内容だし。』
『もしも何も考えてなかった箇所に食い付かれたらどうするのよ!?』
『それは……まぁ……うん。』
青山千晶。大学時代の同じゼミで一緒だった同級生だ。毎週、あるいは毎日のように顔を合わせる間柄だったが、事あるごとに口論となっていた。
『うわっ!よく平気で酢豚のパイナップルなんて食べられるわね。』
『そうか?割とイケると思うんだが。そう言うお前こそ、よくから揚げにレモンなんて掛けられるな。頭がおかしいんじゃないのか?』
『失礼ねっ!さっぱりして美味しいでしょ!』
『あっ……やめろっ!俺のまでにかけるなっ!』
趣味も感性も合わず、衝突ばかりを繰り返す日々。しかし、いつも傍には彼女がいて、それが日常となっていることに気付いたのは、卒業をしてからだったのかもしれない。
『ねぇ、本当に起業するの?』
『ん?ああ。別に俺一人でやるわけじゃないからな。』
『そう……よくそんな平気でギャンブルみたいなことが出来るわね。』
『ん?なんだ、もしかして青山も俺らと一緒に来たいのか?』
『そ、そんなわけないでしょ!?私は安定した生活が欲しいの!誰が……あんたなんかと一緒に……』
いけ好かない女だとずっと思っていた。だが、気付けば俺は彼女のことばかりを考えていた。恋愛感情だとは思いたくなかった。誰がこんな奴を好きになるものか。そう思い込もうとしていたのだろう。
◇
「へぇ……2人はそんなに仲がよかったんだなぁ。」
「別にそんなんじゃねぇからな!」
「別にそういうものじゃないわよ!」
俺の隣に座った青山から、俺とほぼ同時に同僚へと否定の言葉が放たれる。それを聞いた同僚は酔った顔を引きつらせ、腹を抱えて笑っていた。
「卒業して以来か。ずいぶんと久しぶりだな。」
「そうね。でも、あなたはそんな変わっていない気がする。」
「そういうお前だって……」
一目見て分かったものの、やはり学生の頃よりも大人びた印象を持つこととなる。雰囲気は落ち着き、社会へ出たことによる経験を伺わせる女らしさを醸し出していた。
「いいのか?同僚のみなさんを放っておいて。」
「大丈夫よ。同級生だって言ったら、一緒に飲んでいいとも言われたし。」
「そ、そうか……」
久々の再会だからといって、別にそこまでする必要はないと思った。だが、こうして俺の隣に座った彼女を無碍にするわけにもいかず、懐かしさを感じる時間を堪能するのであった。
「こんな風に旧友の同僚と一緒にいるってことは、橘くんもまだ独り身だってことかしら。」
「……分かってるなら、聞かなくていいだろ。」
相変わらず言い方に棘のある女だった。だが、学生のみであるならともかく、彼女が自ら進んでそういった話を持ち込んでくることに、俺は『脈』を感じてしまう。
「あぁ……こいつね、いまんトコ結婚願望とか全然ないみたいだから。ムダだと思うよ。でも、千晶ちゃんだったらお似合いだし、俺も応援してもいいかなぁ……なんて。」
「くぅっ……お、お前っ……!」
只でさえノリが軽すぎる悪友が、アルコールが入ったことによるノリで俺と青山の関係を囃し立てる。そしてさらにこいつは、その勢いのまま彼女の同僚たちがいる元へ向かおうとする。
「アッチには千晶ちゃんの代わりに俺が行ってくるよ。あ、ついでに2人が付き合うことになったって報告しとくから。」
「えっ、えぇぇっ!!?」
「やめっ……バカっ!人様に迷惑をかけるな!」
俺たちが制止する暇もなく、やつは彼女の同僚の中へと突撃をしていく。そして、俺と青山はカウンター席に2人で残されるのであった。
「なんだか……色々と大変みたいね。」
「ああ。でも、ずっと一緒にいてくれる頼りになるやつだよ。」
「へぇ……ずっと一緒に……か。」
男同士であれば親友、あるいは悪友といえる間柄で片付く。しかし、それが異性であるなら話は別だ。青山は俺の言葉を反芻して、上気した顔で見つめてくるのであった。
◇
「あっ、あっ、あぁっ!あぁぁんっ!そこ、もっとっ……もっとぉっ!あぁぁぁんっ!!!!」
ベッドの上。俺の下で青山は艶めかしい声を上げ、避妊具を装着した肉棒で膣穴を突かれていた。
「橘くんっ……すごいっ!あぁんっ!!!もっと突いてっ、激しく……あぁぁぁぁんっ!!!」
「くぅぅぅぅ……!あ、青山っ……ふんぅぅぅぅっ!!!」
かつては毎日のように顔を合わせ、日頃からいがみ合っていた悪友。女だと思わなかったといえば嘘になるが、こうしてベッドの上で身体を重ねる日が訪れるなど、考えてもいなかった。
「いいっ……橘くんすごいっ!こんなに激しいの……わたし……あぁぁぁんっ!!!」
「はぁっ……はぁっ……こんなに乱れて……少しは恥ずかしいとか、んぅぅっ……思わないのかよ……!?」
「いやぁぁぁぁんっ!!!だ、だってっ、橘くんの前だから……!あぁぁんっ!!!んぅぅぅっ……遠慮とかする必要なんてないって……あっ、あぁぁぁっ!!!」
青山は俺を昂らせるように喘ぎ、俺に腰を振らせていた。学友だと思っていた女の嬌声を聞き、俺の肉棒はアルコールの影響も感じさせないほどに勃起を果たして、彼女の肉穴を貫き続ける。
「んんんんぅぅっ!!!あぁぁっ、あぁんっ!!!橘くんのすごく立派で……あんっ!!あっ、あぁぁんっ!!!ダメェッ!気持ちいいのぉっ!こんなのわたしっ……ああぁぁぁぁっ……!」
「んぐっ……くぅっ……青山っ……!」
いがみ合うような間柄とはいえ、性的な目で彼女を見たことは幾度もあった。スタイルは決して悪くなく、顔立ちはかなり整っているほうであり、棘のある物言いさえなければ美人といって差し支えない女といえたのかもしれない。
「いやぁぁっ……わたし、橘くんにこんな姿を見られるなんて……んんぅぅぅぅっ!!!!」
「それは……こっちの台詞だ……!お前のこんな姿なんて……んんっ!くぅぅぅぅっ!!!」
腰を打ち付ける度に揺さぶられる青山の裸体。それと共に彼女の胸に実った双丘は、俺を誘うかのように激しく揺れる。淡い赤身を帯びた乳頭が魅力的な乳房に対し、俺は自然と手を伸ばしていた。
「んんんっ!!あぁぁんっ!いやっ……胸は……!おっぱい乱暴に揉んじゃ……んんんんぅぅぅっ!!!」
「胸……結構デカかったんだな。」
「んひぃっ……んぅっ!!そんなこと、私のこと見ていたら……わかってたでしょ……!?あぁぁんっ!!!」
「それは……んんぅっ!はぁっ、はぁっ……!」
張りがあって弾力性にも富んだ青山の胸。こんな女の胸なんて誰が見るか、そう思いつつも俺はずっと意識をしてしまっていたのだ。
ずっと揉んでいても飽きない双丘を愛撫しているうちに、肉棒はさらに太く、固くなって彼女の肉穴を押し拡げてしまう。
「あぁぁっ!!?いやぁぁぁっ!!!橘くんのおチンチンまた大きく……んぅぅぅっ!!!」
「うぅっ!?バカっ……そんな下品なことを平気で……んぐぅっ!!!」
「あぁぁぁんっ!!!へ、平気なわけないでしょっ!?こんな激しいセックス……おチンチンで突かれまくって全然平気じゃなんだからぁっ!」
何でも言い合える仲だと思っていたのに、ベッドの上では互いに遠慮をしようとしていた。出会ってから10年近くが経った相手とのセックスに、もしかすると俺だけでなく彼女も信じられない思いだったのかもしれない。
「んんぅぅぅっ!!!あ、青山っ……お、俺……もうっ……!」
「うんっ!いいよっ!一緒が……一緒がいいっ!わたしと一緒にイってっ!橘くんと一緒にイきたいっ!お願いイカせてっ!わたしっ……あぁぁんっ!!!あぁっ、わたしこんな……こんなこと……!」
意地を張っているのか、単に恥ずかしいのか、俺と共に達したいと言い放った青山は顔を真っ赤にしてしまう。何度も言い争い、顔を赤くしたところなど見飽きたはずなのに、セックスで紅潮した表情を前に、俺もまた理性を奪われそうになるのであった。
「あぁぁぁぁぁっ!!!おチンチンっ、おチンチン激しいのダメェッ!わたしダメっ、ヘンになるっ!橘くんのおチンチンでヘンになっちゃうのぉぉぉぉぉぉっ!!!」
「何をいまさらっ……!俺を誘っておいて……ずっとお前は……ずっと前から……ふんぅぅぅぅぅっ!!!」
セックスの快楽と共に訪れる後悔。卒業をする前に付き合うことが出来ていれば、俺はもっと青山と親密な関係になれていたかもしれない。
そんなかつて自分を悔やみ、恨みながら、俺は彼女の肉穴に男根をねじ込み、共に絶頂を迎えようとしていた。
「んんんんっ……ダメだっ、俺もう本当に……!」
「あぁぁぁぁんっ!!!うんっ!!!いいからイってぇっ!わたしと一緒にイってぇっ!あぁぁんっ!!!わたしも……わたしもイくっ!橘くんと一緒に……あぁっ、あぁぁぁっぁっ!!!!!」
「くぅぅっ……んっ、んぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!」
共に果てることだけを望んで、激しく腰を振り乱す。見知った相手だということも忘れて、俺は彼女に性欲をぶつけて絶頂を迎えるのだった。
「ふんぅぅぅぅっ!で、出るっ……あ、青山……んぅぅっ、あぁぁぁぁっ!!!!」
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!橘くんっ、橘くんっ……わたしもっ、あっ、あぁぁっ!!!イクっ、いくぅぅっ!!!あっ、あぁっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!!!!」
俺が避妊具越しに彼女の膣内で射精するのと同時に、彼女もまた裸体を激しく震わせ、それまでよりも一際大きい嬌声を上げて絶頂を迎えた。まるで幾度となく身体を重ね合わせたかのような、付き合っていなかったことが嘘だと思うほどの相性を感じさせるセックスであった。
「あぁぁんっ!!!んっ、んんっ、はぁ、はぁ……だめ、身体が……ずっと震えてるのぉっ……!」
「はぁっ……はぁっ……!こ、こんな……青山と一緒に……青山なんかと……」
「んんぅぅっ……!なんかとは何よ……失礼ね……!んぅぅっ!わたしだって……あなたなんかと……きゃぁっ!?」
それ以上の憎まれ口を叩くことも出来ずに、俺は自らの身体を預けるように青山へと抱き被さる。彼女は驚く声を上げつつも、拒むことなく俺を抱き締めてくれた。
「もう……自分の齢も考えずに無理でもしたの?」
「はぁ……はぁ……そんなわけないだろ……!ただ、少し気持ちよすぎただけ……だから……」
「うん、わたしも……少しだけ、感じすぎちゃったかも。別に、橘くんがすごかったなんてわけじゃ……なかったんだからね。」
そんなことを言っている青山の身体も、未だに火照りと震えが止まっていなかった。互いの思いと熱さをぶつけ合うだけのセックス。俺たちはまだ、それが足りてはいないような気がしてならなかった。
◇
「んぶぅっ、ぢゅぶっ、ちゅぷっ……んちゅっ……」
「んちゅっ……んんっ、んぢゅっ、ぢゅるっ……れろぉっ……!たちばなくん……れろぉっ……!」
行為の火照りが冷めぬ中、俺は青山の唇を奪う。彼女もまた積極的に俺の唇を貪り、舌を入れるような下品なキスをしてくる。
「んぶっ……んぢゅっ……ぶはぁっ!はぁ……はぁ……あ、青山……」
「ふふっ!すごい間抜けな顔。そんなに私とするのが気持ちよかったの?」
「そ、そんな顔なんて……んぅぅっ!!!」
舌を入れるような口付けをしておきながら、青山は俺を嘲笑うような言葉を発して煽ってくる。だが、そんないつもと変わる様子の彼女にさえ、肉棒は反応を見せてしまった。
「んんっ……!?あ、あれ……橘くんの、まだ……小さくならないわね。」
「こ、これは……その……」
「もしかして、溜まっていたの?その……ちゃんと処理をしていなかった……とか?」
なぜそこまで言い当てることが出来るんだ。確かに仕事に追われている時は性欲の処理など二の次三の次となり、風俗へ行くことはおろか自慰行為すらも怠っている日々が続いていたが。
「そ、そんなわけないだろ!っていうか……そんなバカみたいなこと言うな!」
「じゃあ何よ。まさか……私じゃ満足が出来ないから小さくならないっていうの?そういうことでしょ?」
「いやっ、そういうわけでもないが……」
お前の淫らな姿を見て勃起が止まらなくなった、なんて言うことも出来なかった。言ったら負けだとも思ってしまった。
「わ、わたしは……別にいいわよ。」
「は?な、なにを?」
青山は俺から顔を逸らしながら、消え入りそうな声でつぶやく。俺は本当にその言葉の意味を理解出来ないまま、彼女に対して聞き返していた。
「だから……その、橘くんの気が済むまで……何度でも付き合ってあげる……から。」
「………」
素直じゃないのは俺だけじゃなかったようだ。直接的には言わず、暗にもう一度抱いて欲しいと願いを口にした青山。もはや、意地を張るなど馬鹿馬鹿しいと思えた。俺は彼女の膣内から肉棒を引き抜くと、先端に大量の精液が溜まった避妊具を外して、すぐに新たな避妊具を装着するのであった。
◇
「あぁぁんっ!あっ、あぁんっ!あぁっ、あぁぁぁんっ!!!すごっ、すごいっ!あっ、いやぁぁんっ!!!」
「くぅぅっ……あ、青山っ、青山ぁっ!」
四つん這いとなってベッドシーツを掴み、俺に腰を打ち付けられている青山。俺と彼女の足元には使用済みの避妊具が複数落ちており、行為を重ねていることを物語っていた。
「あぁぁぁぁんっ!!!もっと、もっと突いてぇっ!おチンチンでもっと激しくっ、んひぃっ!!!!あぁんっ!!!おチンチンすごいっ!橘くんのおチンチン気持ちいいのぉっ!!!!」
「んぅぅぅっ!!!青山のナカだって……!もう、何度も出しているのに……ふんぅぅぅぅっ!!!!」
止め時を見失っていたのかもしれない。俺と青山は共に達すること繰り返しており、それでも互いに『やめる』という提案を口には出そうとしなかった。
しかも、俺の肉棒も青山のことを考えるだけで容易く蘇ってしまい、それを見た彼女は致し方なくという雰囲気のまま、常に激しく求めてくるのであった。
「だめっ、ダメぇぇぇっ!!!こんなセックスダメなのぉっ!わたし、こんなの……橘くんとこんなセックスなんてっ、あぁぁぁっ!!!!」
「んぅぅっ!!!くぅぅっ……お前が、付き合うっていったんだから……俺は……ふんっぅぅぅっ!!!!」
「んっひぃぃぃぃっ!!!ち、違うわよぉっ!あ、あなたが溜まってるっていったからぁっ!ああぁぁん!!!おチンチンが何度も大きくなって……あぁぁんっ!!!溜まっているからしてるだけなのぉっ!いやぁぁぁぁぁんっ!!!!」
何度身体を重ねてようとも、互いに致し方なく、なし崩し的に、惰性的にと、決して譲ることなく求め合っていた。
昔と何も変わっていなかった。言い争っている場所が、大学のゼミからホテルのベッドの上に変わっているだけだった。
「いやぁぁぁんっ!!も、もう最低っ!こんなっ……わたしをメチャクチャにするおチンチンなんて……あぁぁぁんっ!!!最低なんだからぁぁぁぁっ!!!!」
「悪かったな……最低でっ……!俺だって、お前のことなんか……お前のことなんか、絶対に……んんんぅぅぅっ!!!!」
冗談抜きで、無限に射精が出来そうだった。こいつのことをエロく思うなと自分に言い聞かせるほど、下半身には血液が行き渡り、陰嚢では子種が無尽蔵に精製されている気がした。
だからといって、こいつをエロくて最高の女だと認めてしまったとしても、それはそれで俺の下半身は同じ結果となるのは言うまでもなかった。
「んんぅぅっ!!!あぁっ、あぁぁんっ!!!イってっ!イきなさいよぉっ!何度でもイっていいからっ……あぁぁぁんっ!!!!わたしっ、わたしも一緒に……一緒にイってあげるからっ……あぁっ、あぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」
「くぅぅぅぅっ!!!このっ……ふんぅぅぅぅっ!!!!」
「んっぐぅぅぅぅっ!!!!あぁぁぁっ!!!くるっ、またキちゃうっ!!!大きいおチンチンからいっぱいくるのぉっ!!!気持ちいいのがいっぱいキて……あぁぁぁぁぁっ!!!!」
渾身の力を込めて腰を打ち付け、肉付きの良い尻肉とぶつかり合い音を響かせる。幾度となく俺と一緒に達しているはずの肉穴が締まりを見せて、俺の肉棒から子種を搾り出そうとしていた。
「んくぅぅぅっ……!だ、ダメだ……またイクッ……いっ……あぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!あぁっ!!!あぁぁんっ!!!出てるっ、おチンチンからまたドピュドピュって……あぁぁぁぁんっ!!!わたしも……橘くんの気持ちいいのと一緒に……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
俺の射精と同時に、青山も何度目か分からない絶頂に身体を震わせる。そして、そのまま四つん這いとなっていた裸体をベッドへと沈める。そして俺もまた肉棒を引き抜くと、そんな彼女の横に突っ伏すのであった。
「はぁっ……はぁっ……!んぅぅっ……ふぅぅぅぅ……!!どう?満足出来た?」
「んんっ……ふぅ、ふぅ……そいつは……俺の台詞……だろう……が。」
恐ろしいと思えるほどに、抜群の相性であった。こんなやつとセックスなんてするわけがない、そう思っていた相手だけに悔しさは残っていた。
「ふふっ……!本当に、情けない人。私なんかと意地を張り合って……バカみたい。」
「お、俺は意地なんかはって……うぅぅっ!!!」
減らず口な青山に言い返そうと仰向けになると、一糸纏わぬ彼女が俺に跨って馬乗りとなる。そして、文字通り全てを包み隠さないまま口を開く。
「ねぇ……やっぱり、わたしみたいな女なんて、好きになるわけがないわよね。」
どうやらこれが、青山の王手なようだ。一切の自信を見せない、不安を露わとした言葉の中に溢れる絶対的な自信。俺を落とすためだけに紡がれた言葉に、導き出される答えは一つしかなかった。
「当たり前だ。誰が、お前みたいな女を……!」
そう言いながら俺は彼女の身体を抱き寄せると、再び乱暴に唇を奪って重ねる。行為を繰り返したことによる身体の火照りを感じた。だが、それとは異なる、想いを伝えたことか、俺が受け入れたことによる喜びか、彼女の身体の震えが俺の身体にも伝わるのであった。