次回は挿入をかけたバキュームフェラ……なのですが、本パートでは挿入なしって書いちゃったんですよね。どうしてもネタバレをする癖が治らんのです。
「んぅっ……んっ……くぅっ……あぁぁっ!!!」
「うふふっ……!俊也さんのチンポ、またこんなに固くなって……とっても素敵。」
互いに汚れた身体を洗うべく浴室へと入ったものの、私はマキと全裸で向き合ったまま、彼女に屹立した肉竿を扱かれていた。
「んぅぅっ……!ま、マキちゃんっ……うぅぅっ!!!!」
「俊也さんは、どうして奥様と別れたんですか?」
「そ、そんなことを聞いて……一体……あぐぅっ!」
マキは私に手淫という名の性行為を称した尋問を始める。肉竿を扱く手の動きに緩急をつけ、私に射精しない程度の快感を与えながら質問をしてくる。
「離婚という選択をしたからには、それなりの理由があると思いまして。やはり、セックスの相性だったりしたのでしょうか?」
「それは……その、んぅぅっ……!!!す、すごく……よかった……!」
「身体の相性ではなかったんですか。でも確かに、私とのセックス最中に名前を呼んでいましたし、相性が悪いなんてことはないですよね。」
単に要求通りの告白をしているだけにも関わらず、私の昂りは尋常ではなかった。肉竿ははち切れんばかりに勃起をしており、彼女の扱き上げる手の感触が事実だけを語らせていた。
「それでは、単純に夫婦仲が悪くなってしまったとか?セックスの気持ちよさよりも、奥様との関係に問題がありましたか?」
「いや……それも……んぐぅっ!?ふ、典也の親権は……彼女としっかりと相談をした上で……くぅぅっ!!!」
ある意味では正しかったのかもしれない。離婚を決定付けた最後の要因は、私が千晶のことを信じることが出来なかったからだ。彼女を大切に思い気持ちが消えたわけではなく、それを遥かに上回る不信感が芽生えたことが原因であった。
「夫婦仲は悪くなくて、身体の相性も問題がない。うーん……別れてしまった原因がますます分からなくなってしまいました。チンポだってこんなに立派ですし。あとは、息子さんに何か問題があるなんてことは……」
恋愛経験が少なそうではあっても、女の勘とは侮れないものであった。私への尋問によって得られた情報から、マキは典也に原因があることを察し始めていた。
しかし、彼女がそんな思考を張り巡らせている最中に、私はそれを遮るように問いかけをする。
「マキちゃんは……結婚に関心があるの……かな?」
「えっ!?わ、わたしですか!?い、いえっ……別にそんなに興味があるということはないですけど……!」
思索中の不意を突かれたのか、マキは私が想像している以上に狼狽えた様子を見せる。肉竿を扱き上げる手を止め、言葉を詰まらせて答えに窮していた。
「私は結婚なんてそんな……ただ、心に決めている人というか、心残りのある人がいるというだけで……」
「あ、ごめん……」
思ったよりも重たそうな答えが返ってきたことで、私は咄嗟に詫びの言葉を口にしていた。彼女にも人並みの失恋経験があるであろうことを、私は失念していたのであった。
「お気になさらないでください。今はこうして、このお店で気持ちいいセックスが出来て満足していますから。」
そんな言葉に反して、彼女の顔には作られた笑みが浮かんでいた。決してセックスだけは満たされない。そう顔に書いているような表情が私の目には映っていた。
「でも、やっぱり気になりますね。俊也さん、私に結婚とは何かを教えていただけますか?」
「えっ!?な、なんか……物凄く曖昧というか大雑把というか……んぐぅっ!?」
その問いかけと共に、忘れようとしていた肉竿への快感が帰還を果たす。手淫を再開する彼女に対して、今度は私が答えに窮する立場となる。
「そ、そんなの……じ、実際にしてみれば嫌でも……!」
「あら……?それはつまり、俊也さんと結婚すれば分かる……ということでしょうか?」
「ち、ちがっ……マキちゃんが好きになった人とすれば分かるって……あぁぁぁぁっ!?」
陰嚢で生成された子種が精管を遡り、強烈な刺激を受ける太竿を伝って放出されようとしている。突拍子もない問いと共に、私の射精欲は限界を越えようとしていた。
「ふふっ!私の質問に答えていただければ、チンポはいくらでも射精が出来ますよ。」
「くぅぅぅっ……こ、こんな……誘導尋問なんかで……んぶぅっ!?んぢゅっ、ぢゅるっ、ぢゅぷっ……!」
「んぁっ……れろぉっ、んちゅっ……ちゅぷっ、ちゅぷっ……んちゅっ、べろぉっ……!」
余計なことは喋るなと言わんばかりに、マキは舌を絡ませる濃厚なキスで口を塞いでくる。
そもそも私が結婚と離婚をした男だと知っている以上、彼女が私を参考にする意味など一切ないと思うのだが。例え千晶と実家、そして典也の詳細を把握したとしても、そんな事例が彼女の参考になるとも思えなかった。
「んぶぅっ!ぢゅるっ、んぢゅぅぅぅぅ……ぷはぁっ!はぁっ……はぁっ……ま、マキちゃんっ……!」
「ふふふっ!俊也さんは、思ったよりも口の堅い人みたいですね。」
「そりゃあ……仕事柄、軽はずみなことは言えないからね……んぐぅぅっ!?」
「口が堅くて、チンポもこんなに硬い……とっても素敵で、立派な人。」
「あっ、あぁぁぁぁっ……!」
耳元で囁くように、私のことを淫らに褒め称えるマキ。さらには豊満な乳房を密着させ、自らのセックスアピールも怠らない強かさを兼ね備えてもいた。
「ねぇ俊也さん。私とゲームをしませんか?」
「げ、ゲーム?」
「ええ、とっても簡単なゲームです。」
彼女は私を持ち上げた上で、唐突な提案をしてくる。思わず聞き返した私に、彼女は続けてルールを説明する。
「今から俊也さんには、チンポを射精していただきます。本日2度目の射精になりますね。」
「あ、ああ……そう……だけど。」
「そしてその後、俊也さんがもう一度チンポを勃起させて、私のマンコにチンポを挿れたら俊也さんの勝ち。出来なければ、私の勝ちです。」
「……え?」
これは果たしてゲームと呼べるのだろうか。確かにルールと呼べるものがあるものの、ほぼいつも通りのセックスでしかなかった。
「マキちゃん……ふざけているのかな?」
「ふざけてなどいません。ゲームである以上、私が俊也さんに差し出すものだってあるんですから。」
「差し出すって……何を私にくれるのかな?」
セックス中の余興と考えれば、それなり楽しめる提案であった。こうして指名する客を飽きさせない努力をしているだと、彼女に可愛げを感じる話だったため、私は軽い気持ちで勝った時の商品を聞く。
「もし俊也さんが勝った時は、私が俊也さんと結婚をします。」
前言撤回。冗談でも言っていいこととそうではないことがあり、これは間違いなく後者に該当していた。だがそれ以上に、これが冗談とは聞こえなかったことが一番の問題であった。
「マキちゃん、そんな……」
「冗談なんかじゃありませんよ。それとも、私がそんな面白くもない冗談を言う女だと思っているんですか?」
密着した裸体の火照りが嘘であるかのように、底冷えした声で私の言おうとした言葉を否定してくる。焦りと恐怖が全身を支配しているにも関わらず、剛直だけが天を突かんばかりに屹立を続けていた。
「思っていないっ!冗談だなんてこれっぽっちも……!ただ……」
実質自らの人生を賭けると私に宣言をしたマキ。つまりそれは私に対して、それに見合うだけのものを差し出せということでもあった。
「マキちゃんには、私から何を差し出せばいいんだ?」
そう問いかけると、彼女は険しかった表情を柔らかくして、楽しそうに口を開く。
「そうですね……あまり考えていませんでした。」
「えっ?考えてなかったの?」
「はい。別にお金とかでもよかったんですけど、それでは下品ですし、面白味もありませんし。うーん……強いていえば……」
マキは本当に悩んでいる様子であった。何より、彼女の人生に見合うものを私が持っているかも怪しい。高級娼館で勤務をしている以上、金銭に困っていることはないだろうし、彼女が何を求めているかも分からずにいた。
「それじゃあ、俊也さんが一番大切だと思っているもの……とか。」
「うーん……一番大切か。何がそんなに大事かなんて…………っ!?」
考えるまでもなかった。この一瞬でも悩んだ自分を恨みさえもした。そしてこれは、口にすることはおろか、考えることすらも許されないことであった。
「……ダメだ。そんなの……絶対に……!」
「俊也さん?どうしたんですか?」
マキはまだ、私が考える『一番大切なもの』に気付いていないようであった。あるいは理解をしていながらも、素知らぬふりをしているだけかもしれない。
自らの人生を差し出すような女である以上、信用することはおろか、理解することすらも出来るはずがなかった。
「ま、マキちゃん……君は……!?」
「もう、俊也さん……すごく怖い顔になっています。チンポはこんなに固いままなのに。」
この状況で肉竿が萎えない私は、間違いなく父親失格であるといえた。たった一人の息子のことを考えつつも、眼前で裸となっている女への欲望を捨て去ることが出来ずにいるのであった。