今回の続きが筆者の別作品『狂乱の義母』へと続く形となります。この2人が今後どうなるかは……お察しください。
次回はエピローグとなります。また、ハーメルンに関しましては諸事情により投稿に遅延が発生をします。
存分に飲み、存分に酔い、精根尽き果てるほどにマキを抱いた後、私は彼女と共に一つのベッドで横になっていた。
「帰らなくて、よろしいんですか?」
「うっ……!あ、ああ。典也……息子には仕事が久々に忙しいって連絡をしたから。」
「仕事だと嘘をついて、女と一緒に夜を過ごすだなんて……最低な父親ですね。」
「ああ、全くもってその通りだ。」
マキの言葉を全肯定するしかなかった。しかし、今夜は私だけではなく典也にとっても重要となる日であった。そしてまた、帰宅の必要性が問われるのは私だけでもなかった。
「マキちゃんこそ、今日は帰らなくていいの?」
「ええ。家には遅くなる……いいえ。明日には帰ると言っていますから。」
「そう……最初から、ここで泊まるつもりだったんだ。」
「はい。本日は俊也さんと、夜を過ごすと決めていましたから。」
相応の積み重ねがあるとはいえ、たったの一晩で私はマキと新たな関係を築こうとしていた。どちらがこの部屋を出れば、きっとこの関係が終わることはなかった。しかし、私も彼女も出ようとはしなかった。
「マキちゃん、一つだけ聞いていいかな?」
「なんでしょうか?」
新しい関係となる前に、私はどうしても彼女に聞いておくべきことがあった。
「その……息子の、典也のことなんだけど。」
「ええ。」
「正直に言ってしまうと、私とあの子はそれほど上手くはいっていない。何かと多感な時期だったりもするし、あまり関わらないようにしている……なんていえば聞こえはいいけど。」
「………」
一糸纏わぬまま布団に包まった彼女の背中を見ながら、私は父親としての力量不足を吐露する。そして、彼女には妻である同時に、典也の母親となることを承諾してもらおうとする。
「マキ、典也こと……お願い出来るかな。」
「息子さんは……私のことをどう思っているんですか?」
「ごめん……まだはっきりとは話していないんだ。でも、少し前に母親がいてほしいかと聞いたら……」
「なんて言ったんですか?」
寝返りを打って身体を振り向かせながら、マキは食い気味に答えの続きを聞いてくる。それに対して私は、典也の言葉をそのまま述べるのであった。
「どっちでもいい、ってさ。」
「……ふっ、ふふっ!ふふふっ!」
「な、何かおかしなことを言った?」
その答えを聞くと、マキは神妙さを保っていた顔を崩し、声を上げて笑い始める。その反応が理解出来ない私は、思わず彼女に問い返していた。
「ふふっ!いいえ……少し安心をしただけです。」
「あ、安心?」
「ええ。息子さんが私に、必要以上に母親らしさを求めたりはしなそうですから。そうですね……一緒に暮らす、ちょっと歳の離れたお姉さん、という立場になるんでしょうか。」
「あ、ああ……まぁ、そんな感じでも、悪くはないの……かな?」
正直、その関係は如何なものか思う点はあった。形式上は母親という立場でありながら、血の繋がりないという歪んだ関係。マキはそれを理解しているのか否か定かではないまま、典也のことを受け容れようしていた。
「とりあえず、マキと典也が上手くいってくれれば、私としては言うこともないよ。」
「ふふっ……!きっと大丈夫です。息子さんには……決して寂しい思いなんてさせませんから。」
突然母親となることも厭わないマキの覚悟。それを聞けただけで私は十分であった。しかしこの時、私は彼女の本性から目を背け、母親となる彼女と息子が良好な関係を築けることだけを考えようしていたのだった。
◇
「んんっ……!んぅぅ……?」
部屋へと差し込む光によって、私は眠気から解放されようとしていた。顔を照らす日光が朝を知らせていた一方で、下半身には強烈な違和感を覚える。
「んぶぅっ……ぢゅるっ、んぢゅっ、んぢゅっ……んぢゅぅぅぅっ……!」
「んんんっ……マキちゃん、ダメだ……もう……んぅっ……!」
「ぢゅぷっ、んぶっ、ぢゅぼっ、んぼぉっ、ぢゅるっ……んぢゅぅぅぅっ!!!」
水気を含んだ下品な音。それを響かせているのがマキであり、彼女が私の朝勃ちした肉棒を咥えていることに気付きながら、未だに眠気は私の身体をベッドへと縛り付けていた。
「んぢゅぅぅぅっ!!!んぶっ、ぢゅぶっ、んぶぅっ!ぢゅるっ、んぢゅぶぅぅぅっ!!!!」
「あぁっ……!そんな激しくは……激しく……?なぁっ……!?ちょっ……マキ!?い、一体朝から何を……んぅぅっ!!!」
「んぶぅぅぅっ!!!ぢゅぶっ、んぢゅっ、ぢゅるっ、んぶっ!ぢゅるぅっ、んぶぅぅぅぅっ……ぷはぁっ!おはようございます、俊也さん。」
ベッド上で私と共に日光を浴びているマキ。彼女は自らが咥えていた肉棒を扱きつつ、私に朝の挨拶をするのであった。
「少し待っててください。朝勃ちしたチンポを抜いて差し上げますから。」
「いやっ……これは抜かなくていいから!割と男にとっては普通のことで……」
「そうなんですか?てっきり、寝起きの勃起チンポは奥様が抜いているものだと思ったのですが……」
「そんな文化も風習もないから……んぅっ!?やめっ……マキ……ち、チンポを扱くのを……んんぅぅっ!!!」
私が奉仕をやめるように求めても、マキは剛直から手を離そうとしなかった。それどころか昨晩から幾度となく屹立を果たし、彼女の両穴に大量の精を注ぎ込んだ肉棒をさらに射精させる構えを見せていた。
「ダメじゃないですか。朝からこんな勃起したチンポをしたままだなんて。息子さんにも引かれてしまいますよ。」
「いや……典也は男の子だし。ある程度理解はしてくれ……んぐぅっ!」
こんな下品な行為を朝からすることは構わないのか。そう思わずにはいられない一方で、私はマキを止めようとはしていなかった。
「大丈夫ですよ、私はまだ娼婦ですから。ここで俊也さんの朝勃ちしたチンポを抜くことは、仕事の一環だと思ってください。もちろん、料金は昨晩に続いていただきませんけど。」
「うぅぅっ……ずいぶんと都合良く、立場を変えてくれるな……!」
「はい。私は強欲で罪深い、淫乱なメス豚ですから。こんな私を娶ろうとしたあなたを、絶対に後悔させてあげます。」
朝には相応しくない妖艶な笑みを浮かべて、マキはそう自らを貶める。そして再び光が差し込む娼館の一室で、彼女は肉棒への奉仕を始めるのだった。
「あぁむっ……んぶぅっ、ぢゅるっ、ぢゅぼっ、んぼぉっ、んぢゅっ、んぶぅっ、ぢゅるぅっ!んぶぅっ、んぢゅぅぅぅぅっ!!!!」
「あぁぁっ!こんな……朝から……気持ちいいのなんて……んぅぅぅっ!!!」
「んぶっ!ぢゅぶっ!んぶぉっ、ぐぶぉっ!ぢゅぶっ、んぢゅぶぉぉぉぉぉっ!!!!」
「はぁっ……はぁっ……昨日、あんなに出したのに……んぅっ!マキっ……!」
朝勃ち自体は最近でもしていたものの、あれほど精を出し尽くしても勃起をした自分に恐ろしさを感じもしていた。むしろ先に起床したマキが、強制的に屹立をさせたのではないか、そうであってもこれほどの勃起をしていることは不自然だと思ってしまう。
「んぢゅぅぅぅっ!!!んぶっ、ぢゅるっ!ぐぶっ、ぐぼぉっ!んぶぅっ!んぢゅるるるぅぅぅっ!!!」
「あぁっ……!マキっ、ダメだ……もうっ……んぅぅぅっ!!!」
「ぐぶぅっ……ぢゅぶっ、んぶぅっ……ぢゅっ……ぢゅぶぅぅぅっ!!!!んぶっ、ぢゅるっ、んぶぅぅぅぅぅっ!!!!」
まどろみは消え失せ、朝の爽やかさも吹き飛んでいた。これが私とマキが迎えた新しい朝。私と彼女の関係を考えれば、これほど相応しい目覚めもなかったのかもしれない。
「ぢゅっぶぅぅぅぅっ!!!んぶぅっ!んぼぉっ!んぶぉっ!ぢゅっぼっ!ぢゅっぶぶぶぉぉぉぉぉっ!!!!」
「んぐぅっ……で、出るっ……イクぅっ!あぁぁぁぁっ!!!!」
「ぐぶぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!ぢゅぶっ、ぐぼぉぉっ!んぶっ……んんっ、んぐっ、んぐっ……んぢゅ……んっ、んっ……!」
そして、激しい口淫を繰り返していたマキの口内へ、一晩中に精製された子種を存分にぶちまける。量も濃さもそれなりといったところであったが、昨日の今日であると考えれば異常といえる出し方でもあった。
「はぁ……はぁ……ま、また……イって……んぅぅっ……!」
「んぶぅっ……ぢゅぅぅぅぅ……ぶはぁっ!どうですか?スッキリとしたお目覚めが出来たでしょうか?」
「いや……これは、スッキリというか……んぅっ……はぁぁぁ……」
朝には得たくなかった射精に伴う疲労感。それを得た私の前で、マキは妖しい表情で私を見つめていた。
「俊也さん、本当に私を飼っていただけますか?」
「えっ?買うって……言い方はともかくとして、それは今までもしていたことじゃ……」
「いいえ。買うではなく、『飼う』です。私の飼い主となっていただけますか?俊也さん。」
結婚という手段に億劫となっていた私にとって、彼女が提示した案はある意味で理想的だった。これまでの関係とは似て非なる間柄。しかし、それがマキにとって私にとっても、そして息子である典也にとっても、都合の良いものだと思うのであった。
「もう少し……マシな言い方はなかったの?」
「ふふっ……!ありませんね。私にとっては、これが男性を称える最高の表現ですから。」
私の狂った人生において、さらに運命を狂わせようとする眼前の女。この豊満な身体に持て余した性欲を、果たして私は受け止めることが出来るのか。これまでも、これからもそれは定かではなかった。
「よろしくお願いしますね、私の新しいご主人様……いいえ、旦那様。」
◇
「典也、新しいお母さんだ。挨拶をしなさい。」
典也の前には一人の女がいた。長い間、父子二人で生活をしていた息子にとって、彼女は非常に魅力的な存在であった。
「真希っていうの。よろしくね、典也くん。」
「………」
言葉を口にすることもなく、ただ頭を小さく下げるだけの息子。私も真希も、これくらいの反応だとは想像していて、典也はその通りの反応を示していた。
「すまないね、基本的に男だけの家庭で過ごしていたものだから、人見知りが激しくて……」
「いえ、私は大丈夫ですから。会ってすぐに、家族として受け容れられるほうがおかしいというものですよ。」
彼女に対してそっぽを向いたり、反抗的な態度を取らないだけ私は安堵する。新たな家族の初対面としては十分な好印象であるとも思えた。
「ごめんなさい、急に母親だなんて言われても困ってしまうわよね。しばらくは、他人だと思ってもらっても構わないわ。急にお義母さんなんて言われても、私は心の準備が出来ていないから。」
「は、はい……」
典也の警戒心をさらに和らげるため、真希は身体をしゃがみ込ませて典也と同じ目線となり、柔らかな笑みを浮かべていた。しかし、それは逆効果のように私の目には見えてしまう。
「典也くん……どうかしたの?」
「んっ……いや、なんでもない……です。」
衣服の上からでも分かるほどにふくよかな乳房。母親と呼ぶには若過ぎる真希を前に、典也は彼女に異性を感じずにはいられないようであった。
「ごめんな典也、お父さんもしっかり話しておくべきだったかもな。」
「ううん、大丈夫。どっちでもいいって言ったのはオレだった……から。」
典也は父親である私に、息子として全てを委ねてくれた。そして、これが父親としての息子に対して示した答えであった。
私は再び妻という存在を得て、典也に対しては母親という存在を与えたつもりだった。しかし彼女、橘真希にとってはこの新しい関係がどう映っていたのか。それはもう、私の知るべきものではなくなろうとしているのであった。
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