※この作品はR-18です。

偽りの幸せ、不幸な真実   作:Scorcher

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真のエンディングです。俊也と千晶の夫婦、そして息子の典也が揃います。何かその前段階におかしなシーンがあるのは気のせいだと思います。

典也をメインにした作品も書けなくはないのですが、その場合は三人称での執筆になると思います。ショタの一人称とかキツすぎる。

それでは、またいずれお会いしましょう。


39.災厄の姉妹

「んんぅっ……ふぅっ……んぅっ……くぅぅっ!!!」

「あぁぁぁ……すごい、本当にオチンポ……また大きくなっちゃってるっ……!」

 

体位を入れ替え、浴室の床で仰向けとなったミキの前で、私は膝立ちとなって自らの愚息を扱き上げていた。今日は既に二度の射精をしていたものの、彼女の引き締まった裸体を糧に扱き上げると、すぐに三度目の屹立を果たすのであった。

 

「ミキちゃんがエロすぎるから……んんぅっ!何度だって勃起が出来そうだよ……!」

「いやぁぁんっ!そんなエッチなこと言っちゃダメェッ!でもぉ……でも好きぃっ!オチンポっ!わたしでいっぱい勃起しちゃうチンポ大好きなのぉっ!」

 

天を突くように勃起をする肉棒を前に、喜びを露わとするミキ。そして彼女は自ら大きく足を開き、肉襞を自身の指で左右に分けると、先程注ぎ込まれた白濁と愛液が零れ落ちる膣口を私に晒してくる。

 

「み、ミキちゃん……!んんんぅぅっ……!?」

「ねぇ俊也さん……お願いだからオチンポ挿れて?わたしのオマンコ、俊也さんのオチンポが欲しくてヘンになっちゃってるの……」

「はぁ……はぁ……!んんぅっ……はぁっ……み、ミキっ……!」

「部活の男子たちのチンポで慣れちゃったオマンコに……いっぱい大人チンポでお仕置きしてほしいのっ……!」

 

生粋の被虐思考は姉であるマキを越えているのかもしれない。そう思えるほどにミキは自らを貶め、惨めな自分に昂っているようであった。

 

「ああ……いくらでも、いくらだって……ぶち込んでやる……!」

「んひぃっ!あぁっ!また入って……んぅぅっ!!!ぶっといチンポがまた……んぐぅっ!あぁっ、あぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

 

ミキが求めるままに、私は屹立した肉棒を再び彼女の膣内へと乱暴にねじ込んでいく。二度目であっても膣内の窮屈さは変わらず、気を抜けば三度目の射精をすぐに迎えそうであった。

 

「あぁぁぁんっ!!!あぁっ!俊也さんのオチンポやっぱり大きいっ!んひぃぃっ!!!私のオマンコ……いっつもチンポがいっぱい入ってくる便所マンコなのにぃっ……!あぁぁぁんっ!!!」

「べ、便所だなんて……!いくらなんでもそれは……」

「あぁぁぁぁんっ!便所ぉっ……精液便所なのぉっ!男の子のチンポをいっぱいジュボジュボされて……あぁぁんっ!ザーメンいっぱいドピュドピュされる精液便所だからぁっ!チンポ汁いっぱい中出しされちゃうおトイレマンコなのぉぉぉぉっ!!!」

 

一見すると真面目そうな容姿、眩しい笑顔、均整の取れた引き締まった身体。親しみやすさも相まって魅力的な女であったが、その本性は姉を遥かに上回る変態性を有した形容し難い何かであった。

 

「んぐぅぅっ!!!こんな……こんな子が……マキよりも……くぅぅぅっ!!!」

「あぁぁぁんっ!!!オチンポっ、オチンポ気持ちいいのぉっ!わたし気持ちいいっ!普通のセックスなのに気持ちよくなってるのぉっ!いやぁぁんっ!!!俊也さんの勃起チンポセックスで感じちゃってるよぉっ!あぁぁぁぁぁんっ!!!」

 

普通のセックスで快楽を得ていることに、ミキは喜んでいて屈辱も感じていた。多くの肉棒と行為を重ねている彼女にとって、娼婦として身体を捧げている事さえも、快感の糧に過ぎないのかもしれない。

 

「あひぃっ!あぁっ、いやぁぁぁぁぁんっ!!!ズルいっ、お姉ちゃんやっぱりズルいっ!こんなに気持ちいいオチンポを一人占めにしてたなんて……あぁぁんっ!!!絶対に許さないんだからぁっ……あぁぁんっ!!!」

「いや……別にマキが一人占めしていたなんてことは……んぐぅっ!?」

 

姉に対する恨みつらみを声に出すミキ。私はそれを窘めて否定しようとするが、彼女は私の腰に足を絡めてきて、さらなる抽挿の快感を求めてくる。

 

「俊也さんだって、お姉ちゃんのオマンコをいっぱい使って気持ちよくなっているんだからっ……あぁぁんっ!こんなに気持ちいいチンポで、いっぱいお姉ちゃんのエロエロマンコをズボズボって……んひぃぃぃぃっ!!!わたしもっ……わたしももっとオマンコしてほしいのにぃっ!」

 

姉に対する嫉妬心が、ミキの性欲を際限なく昂らせていく。他者と己を比べる必要がない容姿の少女が、実の姉に対する劣等感によって欲望を露わにしていた。

 

「もっと激しくしてぇっ!チンポでオマンコもっとメチャクチャにしてほしいのぉっ!あぁぁんっ!オマンコの奥にっ……子宮の入り口いっぱいチンポでガンガン突いてぇっ!」

「くぅぅぅっ……んぐぅっ!ふんぅぅぅっ!!!」

「あひぃぃぃぃっ!!!!んぅぅっ!!あぁぁっ、いやぁぁぁんっ!!!!キてるっ、オマンコっ、マンコの奥にチンポぉっ!ゴリゴリって子宮マンコにチンポズコぉって!おひぃっ!子宮マンコにチンポズコズコぉぉぉっ!!!チンズコ最高ぉぉぉぉっ!!!!」

 

窮屈にも関わらず、肉棒は彼女の奥深くへと容易に導かれていた。何本もの肉棒で自然と開発をされたであろう膣奥、子宮口を亀頭で小突かれてミキは狂ったように声を上げる。

 

「んっほぉぉぉぉぉっ!!!好きっ、このチンポ好きぃっ!俊也さんのオチンポ大好きっ!わたしの子宮マンコにガンガンくるチンポぉっ!赤ちゃん作る練習してるぅっ!わたしシちゃってるっ!俊也さんと子作りっ!お姉ちゃんより先に俊也さんと子作りエッチしちゃってるよぉっ!」

「ぐぅぅぅっ……!な、なにバカなことを……!」

「だってぇっ……マンコに中出しされたらデキちゃうに決まってるじゃないですかぁっ……!あぁぁん!もうわたし、さっきの中出しで俊也さんの赤ちゃん……デキちゃったかも。」

 

おそらくは冗談だと思った。マキと同様に避妊をしているものだと思って、私は先程も気兼ねなく膣内射精をしていた。彼女の店外での行いを聞けば尚更そう思うことが出来た。

 

しかし、絶対に冗談だと言い切れるわけでもなく、私は快楽の中で煩悶することとなる。この子にもしものことがあれば、マキに対して、そして典也に対して、どのような顔を向ければいいのかと。

 

「俊也さん、もう一回中に出してください……!チンポからドピュドピュぅって、白いおしっこザーメンをわたしの便所マンコに出してぇっ……!」

「うぅぅぅっ……クソっ、クソぉっ!」

「あぁぁぁぁぁっ!!!あぁっ、あぁんっ!いやぁんっ!またっ……もっと激しくなって……んひぃぃぃぃっ!!!チンポはげしっ……あぁぁんっ!オマンコ壊れるっ、チンポのゴリゴリでマンコ壊れちゃうのぉっ!」

 

どうせ結果が同じなのであれば、快楽に身を任せるべきである。マキを抱いている時さえもしなかった思考の破棄。一時の快楽と引き替えに、私は眼前の女を貪り尽くすのであった。

 

「んぎぃっ!あぁぁっ!あぁんっ!好きっ、俊也さん好きぃっ!わたしで勃起しまくるオチンポ大好きっ!あぁぁぁぁんっ!!!ジュボジュボぉっ……いっぱいオマンコジュボジュボしてくれるチンポ好きぃっ!」

「んんぅっ……くぅっ!はぁっ……はぁっ……!ふんぅぅぅぅっ!!!」

「あひぃっ!あぁぁっ!いやぁんっ!やっぱりスゴいっ!大人チンポっ、俊也さんの大人チンポ気持ちいいっ!お客さんのオチンポで一番気持ちいいっ!あぁぁぁんっ!!」

 

同年代の異性ばかり相手をしているミキにとって、私のような年長者とのセックスは新鮮さに溢れているかもしれない。そして彼女もまた、自らの存在がこの娼館では異質であるのを理解していた。

 

「俊也さん出してっ!もっとちょうだいっ!わたしのオマンコにドピュドピュっていっぱい……あぁぁんっ!!!変態女子高生マンコにオチンポ精液いっぱいドピュドピュしてぇぇぇぇぇっ!!!!!」

「あぐぅっ……!み、ミキ……ちゃんっ!」

 

幾度となく繰り返した抽挿で、ようやく程良い締まりとなったはずの肉穴。しかしその膣圧は子種を求める彼女の声に応じて、私の肉棒全体に絡みつきながら締め付けてくる。

 

「ふんぅぅぅっ!!!だ、ダメだ……また……出るっ、あぁっ、あぁぁぁっ!!!」

「んんんぅぅぅっ!!!んぅぅぅっ!!!あぁぁんっ!くるっ、わたしもキちゃうっ!オマンコから一番すごいのくるっ!あぁぁぁんっ!イクっ、イクぅっ!イっくぅぅぅぅぅっ!!!!!」

 

快楽の頂点へと達しているミキの肉穴が、私の肉棒も絶頂へと導いてくれる。突き入れを重ねたことで子宮が降りてきたのか、膣奥に亀頭が当たる感覚を得ながら、私は快感に身を委ねるのであった。

 

「あぁぁぁぁ……出るっ、出るぅっ……イクぅっ……んぅぅぅぅぅっ!!!」

「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!!!あぁっ、いやぁんっ!!!またいっぱい……オマンコにいっぱい出てるぅぅぅぅっ!!!あぁぁぁ……オチンポぉっ……オチンポすごいのぉっ……!俊也さんのオチンポ汁がいっぱいで……あぁぁっ、あぁっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!!」

 

引き締まった身体を弓なりに反らし、激しく震わせながらミキは私と共に絶頂を迎えた。膣口から入りきらなくなった白濁が溢れ返り、精根尽き果てた私は彼女の裸体へと倒れ込むのであった。

 

「あぁんっ!ふふっ……!俊也さん、私のためにいっぱいがんばってくれたんですね。」

「あ、ああ……さすがにもう……何も出そうにないよ……」

 

倒れ込んだ私の背中に手を回し、労うように擦ってくれるミキ。そんな彼女の仕草に、私は図らずも母性を感じてしまうのであった。

 

「どうですか?お姉ちゃんのオマンコよりも気持ちよかったですか?」

「あ、ああ……最高だったよ。」

「むぅ……その反応はまだ満足が出来ていないって感じですね。」

「い、いや……!してる!すごく満足してるからっ!ホントにもう何も出せないからっ!」

 

気のない返事から私の心情を察したのか、ミキは足を絡み付かせてもう一戦交えるような素振りを見せてくる。さすがに生命の危機を感じた私は、声を荒げて弁明するほかなかった。

 

「えへへ……大丈夫ですよ。俊也さんがすっごく気持ちよくなってくれたのは、私もオチンチンでいっぱい分かってますから。」

「うぅぅぅ……じょ、冗談にしてもタチが悪すぎる……」

「それに、自分とお姉ちゃんを比べたりしても、何の意味もないってことも分かってますから。」

 

実の姉に対するコンプレックス。それさえも彼女にとってはセックスを楽しむための建前に過ぎないと、私はどこか達観した様子で語る彼女の顔を見てそう感じるのであった。

 

「ミキちゃん……君は……」

「あっ……俊也さん、いま私のことをホンキで好きになりそうになってましたよね?」

「えぇっ……!?い、いや……そんなことは……な、ないっ!絶対にないっ!そんなの絶対……」

「もう……ダメですよ。私にはちゃーんと恋人がいるんですから。他の男の人とお付き合いは出来ませんからね。」

「か、彼氏……?ミキちゃん……付き合っている人がいるの?」

「はい。一個下の後輩ですよ。」

 

これだけのことをしておきながら、彼女は健全な交際をしていると述べる。私は茫然とするしかなかったが、平然と笑顔のまま言ってのける姿に嘘偽りはなさそうであった。

 

「か、彼氏がいるなら……ミキちゃん、どうしてこんな……」

「だって、男の人とエッチをするのって……すっごく楽しいじゃないですか。わたし、男の人が気持ちよくなるのを見ていると、嬉しくて楽しいですから。」

 

眩いばかりの笑みを浮かべて、セックスが楽しいものだと口にするミキ。姉とは異なる奔放さに、私は自分の抱えた悩みや煩悶などが馬鹿馬鹿しく思えるほどであった。

 

「あ、今度はお姉ちゃんと一緒にエッチをしましょうか。」

「えっ!?い、いや……さすがにお姉さんの前で妹のミキちゃんとするのは……」

「そんな遠慮しなくていいんですよ。お姉ちゃん、私がエッチしてるとこ見て濡れちゃってましたから。」

「もう見られちゃってるの!?」

「はい。オマンコもお尻もズボズボって、いっぱいオチンポでお姉ちゃんと一緒にたくさんのオジサンと……」

 

これは悪い夢か、あるいは心地の良い悪夢か。私は彼女の、いや彼女たちの片鱗を味わっているに過ぎないのかもしれない。この姉妹は、決して私の手には負えない存在だ。

 

「もう……俊也さん、ちゃんと聞いてますか?」

「えっ……何を……んぶぅっ!?」

「んちゅっ……ぢゅるっ、んぢゅぅっ……れろぉっ……ひゃんと……きいれくらひゃいね……んちゅっ、ちゅぷっ……んちゅっ……」

 

乱暴に唇を奪われ、一瞬我に返りながらもすぐに夢心地な気分へと戻っていく。こんなに素晴らしい夢は、夢のままで終わってほしい。私はミキの引き締まった身体に包まれながら、一人そう願うのであった。

 

 

 

◇

 

 

 

真希と別れ、千晶が俺のもとに戻ってきてから月日が流れたとある日。千晶が留守にしていた家に珍しい客人が訪れる。

 

「久しぶりだな、典也。」

「うん、久しぶり。」

 

玄関を開けて入ってきたのは我が息子。少し見ないうちに背が伸びており、顔つきも大人らしさが見えるようになってきた。そして何よりも、俺と2人で暮らしていた時よりも表情が柔らかく、豊かになっている気がした。

 

「お母さんは?」

「夕飯の買い出しに行っているところだ。すぐに帰ってくるよ。」

 

千晶のことを『お母さん』と呼ぶ典也。10年以上も疎遠となり、顔すらも知らなかった相手を母と呼ぶことに初めは抵抗があったようだが、今ではごく当たり前のように呼ぶことが出来ていた。

 

「典也がうちに帰ってくるって聞いて、ずいぶんと落ち着かない雰囲気だったぞ。」

「そ、そうなんだ……」

 

親子という関係として見れば、まだまだぎこちなさが残っていたが、それも時間が解決してくれると思うことが出来た。それほどまでに、典也は逞しい子に育ってくれていた。

 

◇

 

リビングでお茶を入れ、久方ぶりの父と子の2人きりの時間が流れる。以前は苦痛とすらなっていた時間も、今では懐かしさを感じるほどであり、親子として近況を報告することが出来ていた。

 

「お父さんも元気そうでよかったよ。お母さんとも……相変わらずみたいだし。」

「そうだな。いつも言い争ってばかりだよ。」

 

千晶に対する小さな不満の数々を、俺は典也にだけ話していく。真希からも話を聞いているのだろう、典也は俺たち夫婦の関係をしっかりと理解してくれていた。どんな痴話喧嘩、言い争いの話をしても、息子には惚気話にしか聞こえていないようであった。

 

「典也のほうこそ、真希とはどうなんだ?」

「えっ……う、うん……オレも、真希お姉ちゃんとは相変わらず……だよ。」

 

俺の問いかけに対して、どことなく余所余所しさを見せる典也。息子と真希の関係について、俺はもちろんのこと、千晶も知っている事なので、こうして何かを伏せる必要はないと思ったのだが、典也は何かを言いづらそうにしていた。

 

「どうしたんだ?もしかして……何かあったのか?」

「いや……お姉ちゃんとは何も問題はないんだけど。その……」

 

真希との関係は良好だと答える典也。だったら何が問題なのかと、俺は典也に対して言葉の続きを待つ。

 

「真希お姉ちゃんじゃなくて、未希お姉ちゃんが……」

「未希?ああ、真希の妹の……あの子がどうしたんだ?」

 

この時、俺の中で何か引っかかりはしたものの、それを気にすることなく典也に問い続ける。だが、典也はさらに顔を俯かせて、顔を真っ赤にしながら答えることを躊躇していた。

 

「未希お姉ちゃんが……すごく、エロくて……」

「未希が……典也に……うぅっ!?」

 

典也の絞り出した言葉の前に、俺の中で朧気だった記憶が鮮明となり始める。あれは夢だったはずだ、俺はそう思っていたにも関わらず、こうして典也と話していることは紛れもない現実だった。

 

「真希お姉ちゃんがいない時とかに……オレと一緒にお風呂に入ったり。なんかもう……ホントにすごくエロくて、いやらしくて……あうぅっ!」

「そ、そうか……それは大変だな。あの真希の妹だし、そういうことも有り得るだろうな。」

 

実の息子のプライベートであるため、俺は深入りするつもりはなかった。しかし、そんな他人行儀な態度を典也は許してくれなかった。

 

「それに未希お姉ちゃん、オレにお父さんのこともいっぱい話したりして……」

「俺のことって……具体的にどんなことを?」

「お父さんとしたエッチなマッサージ、すごく気持ちよかったって。」

「………」

 

夢ならばどれほど良かっただろうか。しかし、典也の言葉は俺に彼女との記憶を現実として突き付けていた。そして、口をつぐんだ俺に今度は典也が問いかけてくる。

 

「ねぇお父さん……本当にお父さんも未希お姉ちゃんと……」

「い、一回!一回だけだ!あれは偶然というか、成り行きというか……とにかくそんなに何回もなんて……!」

「ほ、ホントのことなんだ……」

「うぐぅっ……!というか、そのことを真希には話してないのか?いくら自分の妹とはいえ、典也に手を出そうするのを見過ごすなんて……!」

 

自分のことを棚に上げつつ、俺は真希の監督責任に言及をする。そんな苦し紛れの言葉に、典也から返ってきた言葉は単純明快だった。

 

「だって、真希お姉ちゃんも未希お姉ちゃんと一緒に……オレのことを……」

 

まぁ、そうだろうな。驚きは一切なかった。典也は姉妹2人に揃って慰み者とされていた。俺が真希と別れ、典也を手放したことが招いた結果であった。

 

『あ、今度はお姉ちゃんと一緒にエッチをしましょうか。』

 

もしかするとそうなっていたのは、典也ではなく父親である俺だったのかもしれない。息子を身代わりにしたようで、あまり良い気分ではなかった。そして、決して羨ましいなどとは思っていない。決してだ。

 

「なぁ典也。その……このことは……あれだ。出来るだけ……」

「うん、わかってる。お母さんには内緒にしておく。」

 

さすがは俺の息子。そして、言葉にせずとも伝わるのは千晶の子でもあるからだろう。息子と父親の細やかな秘密、果たしてどこまで隠し通せるのだろうか。

 

『ただいまー。あ、典也ももう帰ってきてるのね。』

 

夕飯の買い出しから千晶が帰ってくる。今日は久しぶりの親子3人での夕食だ。千晶の機嫌を損ねることだけはしたくない。おそらく典也の前で醜態を晒すことになると思うけど。

 

「お、おかえり……お母さん。」

「ちょっと遅かったな。」

「あら、揃ってお出迎えなんて、どういう風の吹き回しかしら?」

「えっ?あ、ああ……その……ちょっと……な?」

「う、うん……」

 

ようやく取り戻すことが出来た幸せ。目の前に千晶がいて、傍には典也がいる光景。そして、俺と千晶と同じくらいに典也を大切にしてくれる真希と未希。

 

どこか歪で不安定な形。もしかすると、簡単に崩れ去ってしまうものかもしれない。しかし、そうしていつか訪れるかもしれない不幸も、きっと悪いものじゃないのかもしれない。

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