ヒロイン視点の今後は時系列が遡っていく形式となります。次回は結婚前に話が戻ります。酔っぱらった俊也を千晶が好き勝手にする話です。
彼とはいつも衝突していた。そして、それはいまでも同じこと。私はどうしても彼に棘のあるような言い方をしてしまう。正直、そんな自分が嫌になることもある。でも
「ふぁ……あぁぁぁぁ……!」
「食事中に行儀悪いわね。典也が真似をしたらどうするのよ。」
「んんっ……悪い、少し寝不足気味かも……ふぁぁぁ……」
朝食が並んだテーブルで向かう彼、橘俊也。かつての学友であり、今は私の夫。私の隣に座る典也の前で、彼は大あくびをかいて私に注意されていた。
「そう言われたって、眠いもんは眠いし。典也だってお眠な時はあるもんな。」
「ふぁぁぁ……」
「あっ!ほらもう……!子供はすぐに影響を受けるんだから……」
結婚した当初よりも、俊也の精神年齢が低下しているのは気のせいだと思いたかった。子煩悩も子煩悩。私よりも息子の気持ちを理解しているどころか、既に父親として似ては欲しくない側面を学ばせているような気配もする。
「最近はそんなに、仕事だって立て込んでいないんでしょ。どうしてそんな寝不足なんて……」
「うーん……そりゃあ、ねぇ……」
親子3人で囲む朝の食卓。離乳食も必要ではなくなりつつある息子と、手間の掛かる夫の2人と共に、私も食事を進めていく。
「何か言いたそうね。」
「いや、さすがに典也がいる前で言うことじゃないかなぁ……とか思ったりして。」
「うっ……!」
俊也の邪な笑みと、含みのある言い方に、私は言葉を詰まらせてしまう。
「帰ってきて休もうしたって、千晶が寝かせてくれないから……」
「やめなさいっ!典也の前よ!?」
「なぁ典也、お母さんは昼間も忙しいけどな、夜はもっといっぱい働いて……」
「ぶっ飛ばすわよっ!」
子供になんてことを教えようとしているのよ。まだまだ言葉を十分に理解する齢ではないけれど、目に余る夫の発言に私も声を荒げてしまう。
「冗談だよ冗談。おかげで目が覚めたよ。」
「全然冗談には聞こえなかったわよ……!」
朝から喧騒が鳴りやまない食卓。私がこれほどの声を上げても、典也は隣でキャッキャッとはしゃいでいる。冷静になってみると、私の言葉遣いのほうがこの子に悪影響を与えている気もしてしまう。
「ん、んん、んんんっ……!」
「あら……?あっ!もう……食事の最中にふんばっちゃって……」
まだまだ大変な時期でもあった。おむつを変えようと典也を抱きかかえる私に、俊也が声を上げる。
「ん?片付けておく?」
「ええ、お願い。シンクに置いておくだけでいいから。」
「いや、まだ時間があるから洗っておくよ。」
「水に漬けておくだけでいいわよ。どうせまだ洗い物は出るんだし。」
「ん、わかった。」
こんな風に一言余計かも、などと思っても彼は特に文句を言ったりはしない。いつものだと、典也のように理解をしてくれている。そんな彼に、私もある意味甘えてしまう日々が続いているのだった。
「あら、開けてないおむつがもうない……」
「帰りに買ってくるか?」
「ええ。お願い出来るかしら。」
好き、なんて気持ちは一度も持ったことがないと思う。でも、信頼や信用という言葉はいつも心の中に有る。そして今は、彼に対する尊敬という思いも。ただ、私がそんな思いを彼の前で打ち明けることは決してないのであった。
◇
「んんぅっ……んちゅっ、ちゅぷ、んちゅっ……!」
典也が夜泣きをすることも少なくなり、夫婦2人きりの夜は再び増えてきていた。ベッドの上で私と俊也は裸で抱き合い、何度も口付けを繰り返していた。
「んぶっ……んぢゅっ……千晶、んんぅっ……!」
「ぢゅるっ、んちゅっ……んんんっ……れろぉっ……ぷはぁっ!ふふっ……!おチンチン、もう固くなってきてる。今日も太くて、すごく熱いわ。」
キスをしながら彼の股間に備わったペニスを握り、前後上下に扱き上げる。ペニスはすぐに固さを得て、私の手の中で肉棒と化し、挿入の準備を万端にしてしまう。
「ねぇ、本当に毎晩のようにしていても疲れないの?」
「んんっ……!え?ああ……それは……まぁ……」
「こうやっておチンチンを大きくしてくれるってことは、その……嫌ってことはないのよ……ね?」
「んっ?ああ、そういうことか。」
夜に時間さえあれば、私は俊也に夜の営みを求めてしまっていた。我ながら淫らな女であるという自覚がある反面、彼も割と積極的であったために、充足した夜の生活を得ることが出来ていた。
「いいに決まっているだろ。千晶がエロいことが大好きな女になって、嫌になんてなるわけがないし。」
「なっ……!?私がそんな淫乱みたいな言い方なんて……!」
「違うのか?」
「うぅぅっ……!このぉっ……!」
「あぁっ!やめっ、そんな乱暴に扱くな……んっぐぅぅぅっ!!!」
飽きられてしまっているのではないか。実はセックスを求めているのは私だけであり、彼はそこまで私を求めてはいないのではないか。
ふとそう思ってしまうことがあり、彼に対して疲れてないか、嫌ではないのかと聞いてしまった。ただ、そんなのは本当に私の杞憂だったみたいで安心する。
「ほらっ……挿れる前に出しちゃいなさいよっ……!おチンポからドピュドピュって精液いっぱい……んんんぅっ!!!」
彼のペニスを扱いているだけで、私の身体も熱を帯びてくる。そして茂みに覆われた股間の淫裂からは、自然と愛液が分泌されて挿入への期待に昂ってしまっていた。
「あぁぁぁっ!!!だ、ダメだっ!出るっ、イくっ、あっ、あぁぁぁぁっ……!」
情けない声を上げて射精しそうになる俊也のペニスを、私は寸でところで扱くのをやめる。激しく脈を打ち、挿入よりも射精を求めているペニス。十分過ぎるほどに屹立を果たしていた。
「ダーメ。イクなら私のナカでイってちょうだい。」
「うぅぅ……さっきは出せって言ったのに……!」
手淫だけで射精させる気なんてあるわけがない。この限界まで勃起したペニスは、私に挿入して射精させないと気が済まない。
「ほら、早く挿れて。おチンチン、もう我慢出来ないんでしょ?」
私はベッドの上で四つん這いとなり、俊也にお尻を向けて肉棒を求める。恥毛に覆われた肉穴だけではなく、排泄のために備わった肛門までを晒していた。
「こんなに濡らしておいて……我慢出来ないのはお前もだろ。」
「ふんっ……!どうせ私は、チンポ好きの淫乱女よ。」
下品極まりない格好に相応しい下品極まりない言葉。かつての私であれば決して言えないよう言葉。でも、俊也と交わり、典也を産み育て、齢を重ねたことで羞恥に対する免疫、鈍さを自覚するようになってもいた。
「んんんぅっ……!くぅぅ……あぁっ!!入って……くる!太くて固いのが……ナカに入って……んぅぅぅぅっ!!!!」
「このまま全部挿れるからな……んっ、ふんぅぅぅっ!!!」
「あぁぁぁっ!!!あぁぁんっ!!!あっ、入ってる……んんっ!!!俊也のおチンポが全部……あぁぁぁぁっ……!!!」
ペニスがねじ込まれ、膣肉を掻き分けて膣内へと挿入される快感。毎晩のように繰り返しても飽きることはなく、私は寝室に嬌声を響かせてしまう。
「んんぅぅっ……ち、千晶……!」
「あぁんっ!はぁっ、はぁっ……動いて、激しくしていいから……おマンコのナカ、いっぱい突いてっ……あぁぁんっ!!!」
「んぐぅっ……!」
それ以外、何も言う必要はなかった。彼は私が求める通りに腰を打ち付け、ペニスでの抽挿を始める。再会した時から何百、何千と得てきた快楽。家事や育児の疲れも、この気持ちよさを前には吹き飛んでしまうほどであった。
「あぁっ、あぁんっ!!!んぅっ……今日もすごいっ!おチンチン太くて固くて……あぁぁんっ!!!」
「ふんぅっ……んんっ……なんだか、普段よりも気分がよさそうだけど……ふぅぅっ!!!」
「あぁぁぁぁんっ!!!き、気のせいよ……私はいつも、あぁぁんっ!!!セックスの時はこんな感じで……あぁんっ!!!んっ、んぅぅぅっ!!!」
膣内を肉棒で扱きながら、俊也はいつも通り不可解なことを口にする。日常生活における私があまりにも口うるさいため、こうして夜の営みを繰り広げている時の私が素直に見えてしまう。それが私と彼の関係であった。
「あんっ!あっ、あっ、あぁっ!あぁぁんっ!!!おチンチンっ、生のおチンチンいいっ!生おチンポでおマンコガンガン突かれていいのぉっ!」
「んんんっ……千晶っ、千晶っ……ふんぅぅぅっ!!!」
「あぁぁぁぁっ!!!それっ、それすごいっ!激しいのすごくいいっ!!!あぁぁんっ!!!おマンコのナカいっぱい掻き回してっ……あぁぁぁぁぁんっ!!!」
私の名前を呼びながら、俊也はさらに激しく腰を打ち付けてくる。自らの性欲を私へ吐き出すために、彼の欲望が赴くままの抽挿に、私も欲望を露わとして日々心と身体を通わせていく。こうした夜の営みが、決して飽きることなどはなかった。
「んんぅっ!!!あぁぁんっ!!あっ、いやぁぁんっ!!!もっとっ、もっとしてぇっ!俊也っ、もっとおチンポでおマンコぉっ!俊也のおチンポいっぱいおマンコ突いてぇっ!!!!あぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」
「んんっ……言われなくたってもう十分に……ふんぅぅぅっ!!!」
「あひぃぃぃぃっ!!!あっ、あぁぁぁんっ!!!そう、それぇっ!チンポがドスンっておマンコのナカに……んっぐぅぅぅぅぅぅっ!!!」
ベッドの上での私は素直なだけじゃなくて、貪欲でもあった。肉棒をより激しく、より力強く挿入することを俊也に求め、彼もそれに応じてくれる。こんな淫らな私であっても、彼は文句を口にしながらも受け容れてくれる。
「いいっ、すごく……すっごくいいのぉぉぉっ!!!今日のおチンポもすごくいいっ!!!あぁぁんっ!!!俊也っ、俊也ぁっ!」
「んぐぅっ!!!んんんぅぅっ……ち、千晶……ふんぅぅぅぅっ!!!!」
膣内で彼の肉棒が小刻みに震え、絶頂が近いことを教えてくれる。私は彼の名前を声に出して、共に絶頂へと昇り詰めていく。
「もうダメっ!わたしイっちゃうっ!おチンポでイっちゃうからぁっ!!!あぁぁんっ!!!俊也のおチンポっ、おチンポで……あぁぁぁぁっ!!!!」
普段は決して口にしない夫の名前。恥ずかしさでいえば男性器や女性器の俗称と同じくらいかもしれない。ただ、それはさすがに彼に失礼な気もしている。
でも、ベッドの上では自分の全てを曝け出すことが出来てしまう。彼を一人の男として慕う心も、一人の女として快楽を求める自分も。そんな私を彼はいつも同じように受け容れてくれる。
「んぐっ、んんぅぅっ!!!ち、千晶……もうっ……!」
「ええっ!いいわよっ、イっていいからっ!!あぁぁんっ!!!おチンポ気持ちよくなってっ!わたしもおマンコでイくっ、イっちゃうからぁっ!あぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
『一緒にイキたい』なんて言わなくても、一緒に達することが当たり前となっていた。身体の相性は心よりも遥かに正直であり、互いの絶頂が近いことは手に取るように分かってしまう。
淫乱だと思われても構わない。私はそんな自分さえも、彼の前では露わにすることが出来てしまうのであった。
「んんんぅっ!!!千晶っ……もうっ……出るっ、イくぅっ!」
「出してっ、出してぇぇっ!!!おマンコにいっぱい出してっ!俊也のおチンポから気持ちいいのいっぱいちょうだいっ!わたしっ……わたしもっ……あぁぁんっ!!!」
膣内でペニスの躍動がさらに激しさを増す。それに呼応して、私の身体も自然と昇り詰めようとするため、両手でベッドのシーツを掴んでその時が訪れるのに備える。そして
「あぐぅっ!千晶っ、千晶っ……んぐぅっ!!!イくっ、イくぅっ!あぁぁぁぁっ!!!!」
「んっぐぅぅぅぅぅぅぅっ!!!イくぅっ!イっくぅぅぅぅっ!!!!あぁっ、あぁぁぁんっ!!!チンポでイってるっ!わたしのおマンコっ、俊也のおチンポでイきまくるのぉっ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
弾けるような射精が私の肉穴の中で何度も繰り返される。その射精と同時に私もまた、全身を震わせて彼と共に絶頂を迎えるのであった。
「あぁぁぁんっ!!!だ、ダメェッ!イくの止まらないのぉっ!中出し気持ちよすぎてイキまくちゃうっ!あぁぁぁっ!!!」
「んんんんぅっ!!!!ち、千晶……!んぐぅっ!!!」
最後の一滴までを惜しまず絞り出そうと、俊也が私の膣奥に震え上がる亀頭を押し当てる。彼との間の息子、典也を妊娠して出産した膣穴。その膣内が女としての喜びを感じながら、幾度となく射精を果たす肉棒で達していた。
「あっ、あぁぁぁぁっ……!す、すごいのぉ……!おマンコが……おチンポから出る精液、ぜんぶ……飲んじゃってるのぉっ……!」
「はぁっ……はぁっ……!千晶、やっぱり今日はいつもより……んぅぅっ!!!」
「あぁぁぁんっ!!!あぁっ……チンポ、抜けちゃったぁ……!ナカから白いのが溢れて……あぁぁぁぁ……」
存分に射精したペニスが膣内から引き抜かれると、私の膣口は締まりきらずに注ぎ込まれた子種を垂らしてしまう。そんな彼に征服されたという感覚を味わうことでも、私は全身を喜ばせているのであった。
「あひっ……んんっ……!だ、ダメよこんなの……気持ちよ過ぎちゃうのは……」
「はぁ、はぁ……でも、千晶はもう……十分にダメな女だと思うけど。」
「はぁっ……はぁっ……むぅぅ……」
存分に射精を済ませ、冷静さを取り戻した俊也は悪戯っぽく声を上げる。そんな彼に対して、私は顔に不満を露わとしながら振り向く。
「悪かったわね、ダメな女で。それじゃ、明日からはあなたに典也の面倒を見てもらおうかしら?」
「なっ……!千晶はどうするんだよ!?」
「もちろん、あなたの代わりに働きに出るわ。私みたいなダメな女に、典也のことなんて任せておけないでしょ。」
「うっ、うぅぅぅぅ……!」
考えてもいないことが、つい口から溢れ出てしまう。私が産んだ典也を育てるのは、私以外にいるわけがない。そして、そんな私を支えてくれるのは、どうしても憎まれ口を叩かずにはいられなくなるこの人だけ。
「ふふっ、冗談よ。あなたに典也の世話が務まるとは思えないもの。」
「あまり冗談に聞こえなかったぞ。」
「そうかしら?それじゃあ、試しに一日くらい入れ替わってみる?」
「お前が言うんだったら別にいいけど……それで俺が務まったらどうするんだ?」
「うーん……それはそれで困るわね。あなたに任せっきりになったら、典也の今後に悪影響が出そうだし。」
「そ、そんなに俺は父親として頼りないか……」
射精をして萎えたペニスと同じくらい、俊也は項垂れて落ち込んでしまう。確かに父親としては足りてない面が多いかもしれない。でも、それは母親としての私も同じ。
そして典也の父親ではなく、私の夫としてはもう十二分なものを私に与えてくれていた。
「ねぇ、いくら頼りないからって、無理はしなくいいからね。」
「え?無理?無理って……何が?」
この男は肝心な時になると鈍くなるらしい。事後の体勢、お尻を向けたまま話すこともなかったため、私は一糸纏わぬ身体を彼と向き合わせて、改めて口を開く。
「父親らしいことなんて、無理にしなくていいってこと。私にとってもう、あなたは十分に……」
「ん?」
頼りになっているなんて、恥ずかしくて言えなかった。身体の火照りが消えつつあることもあったものの、それでも自分の思いを口に出せないことに不甲斐なさを感じていた。
「俺は千晶を頼りにしているよ。まぁ俺の場合は、頼りというか甘えさせてもらっているってほうが合ってるのかもしれないけど。」
「うぅぅ……なんでそんなに簡単に言えるのよ……!」
心地良い屈辱感だけが私の中へと広がっていく。こんな私の思いを平気で汲み取り、自分の気持ちを言い表してしまう憎らしさ。悔しさが滲み出た私の身体は、そんな彼の身体を抱き寄せて、乱暴に唇を奪ってしまう。
「んぶぅぅっ!?ち、ちあきっ!?んぢゅっ、んんぅぅっ……!」
「んぢゅっ、ぢゅるっ、れろぉっ……んぶっ……もうっ……しらないわよ……!んぢゅっ、ぢゅぷっ、んぶぅっ、んぢゅぅぅぅぅ……!!!」
絶対に私の気持ちなど理解してほしくない。女の意地を示すようなキスを繰り返して、私は今日も彼との夜を過ごすのであった。