いちゃラブやお惚気が多い反面、不穏な空気が漂っているのは気のせいではありません。ヒロイン視点パートでは結末に向けた伏線が多く盛り込まれております。
なお今回は3分割となり、次回が睡姦挿入、その次が主人公が目を覚ましてのセックスとなります。
彼と再会してからの交際は非常に順調だった。アルコールの勢いがあったとはいえ、幾度となく交わったことで私と俊也は付き合い始め、結婚という目標地点も明確に見ることが出来ていた。
「はぁ……結局、あなたには私しかいないってことなのかしらね。」
「は?それはこっちの台詞だろ。誰が好き好んでお前みたいな女と……」
些細なことで喧嘩をしてしまった後、特に仲直りなんてこともせずに私と俊也は一緒に過ごしている。とりあえずは店でお酒を飲んで誤魔化そうとしているものの、アルコールが入ったことで互いの本音がいつも以上に出てしまう。
「なぁ……こんな時に聞くのもおかしいとは思うけどよ。あの居酒屋で俺と会う前に、誰か他の男と一緒になるとか考えていなかったのか?」
「本当におかしいことを聞くわね。」
酔った勢いだからとはいえ、酔いが醒めそうになる問いかけをしてくる俊也。でも、私の酔いも醒めることはなく、彼の問いに対しては丁寧に答えていく。
「考えなかったわけないでしょ。あなたみたいな学生時代の男とは軒並み疎遠になっていたし、会社の同僚たちには割と誘われていたんだから。」
「へぇ……お前って結構モテていたんだな。」
「当たり前でしょ。あなたと出会っていなければ、もっと良い男を掴まえていたかもしれないわよ。」
「お、いいねぇ。そんな男が出来たら俺にも教えてくれよ。」
私よりもアルコールの回りが早いのか、俊也の言動が頭の悪い極致に達そうとしていた。そんな彼の酔いを少しでも醒ますべく、今度は私のほうから質問をする。
「あなたの方こそ、あの日私と会ってなければどうしていたのよ。結婚だってするつもりはなかったんでしょ?」
「んー?あぁぁ……そうだな。」
相当な度合いで出来上がっていた俊也には、些か難しい質問だったのかもしれない。彼はグラスの残っていたお酒を虚ろな目で眺めながら、私の問いに対する答えを口にする。
「俺には、千晶しかいないと思っていたよ。一緒になるんだったら、こいつしかないって……」
「っ……!!!?」
酔いを醒めたのは私のほうだった。言葉は汚く、飾り気も一切なかったけど、むしろその分だけ運命を感じていたと語る彼の言葉は、私の心に深く突き刺さるのだった。
「な、なにバカなことを言ってるのよ!?ちょっと酔い過ぎじゃないの!?」
「んぅぅぅ?全然酔ってないぞ。ほら、まだこんな一杯入ったグラスの中身だって一気に飲めるくらいに……」
大して入っていないグラス内の酒を大量だと称する程に、俊也の酔いは回っていた。彼はその酒の残りを一気に飲み干しながら、私に対して言葉を続ける。
「俺はお前みたいにモテるタイプじゃないしさ。結婚だって本当にどーでもよかったんだよ。」
「いや、まだ結婚じゃなくて交際中だからね、私たち。」
「ま、千晶さえ良ければ俺はどっちでもいいよ。俺は……うん。他の相手とか見つける気はないけどね。」
最低なタイミングでの、最低なプロポーズだった。ついさっきまで喧嘩をしていたはずの相手に、この男は酔った勢いで将来を誓おうしていた。
「もう少し真剣に考えなさいよ……バカ。」
泥酔一歩手前ともいえる彼の隣で、私はもう一度酔おうとするためにお酒を口にする。でも、私の心に突き刺さった言葉が酔うことを許さず、身体には火照りだけが燻っているのであった。
◇
ホテルの1室。部屋のベッドには酔って動けなくなった俊也を寝かせて、私は備え付けのシャワーで身を清めていた。
「……本当に、私でよかったのかしら。」
彼がどんな私でも受け容れてくれるのは理解していた。例えそれは交際中の現在でも、結婚をして妻となるであろうこの先も。そんな彼だからこそ、私は身も心も全てを委ね、許そうと考えていた。
「……ダメよ。今はまだ、彼に打ち明ける時じゃない……!」
罪悪感が消えることはなかった。後ろめたいことではないと思えば思うほど、彼に対する秘密を抱えた私の心は曇っていく。
「俊也……ごめんなさい。」
全てを許そうとする相手に隠し通そうとする秘密。私はそれによって積み重なる罪悪感を、彼に対する愛情で貫き通そうとするのであった。
◇
「はぁ……やっぱり、まだ起きてなかったのね。」
「すぅぅ……んぅぅ……すぅぅぅ……」
ベッドの上で俊也は静かな寝息を立てて睡眠を取っていた。深酒をした以外にも、仕事による疲労が蓄積していたらしく、そう簡単に起きそうではなかった。
「あんなことを言っておきながらほったらかしにするなんて……本当にいい度胸してるわね。」
シャワーで身体を清めても、どれだけ煩悶を繰り返したとしても、身体の火照りだけは消えることはなかった。身体に巻いていたバスタオルをベッドの上に投げ、私は一糸纏わぬ姿となって俊也へと覆い被さる。
「んんっ……うーん……まだそんなに飲んでないぞぉ……」
「あれだけ酔っておきながら、よくそんな寝言が言えるわね。」
夢の中でも酒を飲んでいるらしい俊也。確かにそれほど飲んではいなかったものの、心地良い眠りにつけるほどには酔ってはいたのかもしれない。
「ふふっ……もう少しだけ、私の好きにさせてもらうわよ。」
着ていたシャツのボタンを丁寧に外し、手際よく彼の衣服を脱がしていく。上半身を裸にして、次はベルトを緩めてズボンのボタンを外す。彼が起きる気配は一向になく、私にシャツとズボンを脱がされて、股間を隠す下着一枚のみとなっていた。
「んんんんぅぅぅ……千晶、少し飲みすぎじゃないのか……?んにゃ……すぴぃぃぃ……」
「もう……飲み過ぎはあなたでしょ。」
夢の中でもきっと、俊也と私はいつも通りなのだろう。そんな彼が身に着けていた最後の布地を、ゆっくりと脱がしていくのであった。
「あっ……!」
半勃ちにもなっていない、寝ている彼と同じで休眠状態のペニス。睾丸から陰茎の付け根までが陰毛で覆われた俊也の愚息を目の当たりにして、私は思わず声を上げていた。
「んんっ……すぅ……すぅぅ……」
「勃起していなくても、結構大きいわね……んんっ……!」
全裸になっていることも知らずに、以前として寝息を立てている俊也。露わとなった彼のペニスに私は恐る恐る手を伸ばし、彼を起こさぬよう優しく握ってみる。
「んっ……すぅぅぅ……」
「思ったよりも……柔らかいわね。でもやっぱり、おしっこも出すところだから普段はこんな感じなのかしら。」
屹立をする前のペニス。愛嬌に溢れたそんな愚息の感触を、私は彼の傍に座ってしばらく堪能する。時折反応を示しはしたものの、まだ彼が目覚めるような様子はなかった。
「うーん……目は覚まさないけど、こっちも中々起きてくれないわね。」
握ったペニスを弄り続けていたものの、いつもセックスをする時のように太くて固い雄々しい姿になりそうにはなかった。試しに陰茎部分を強めに扱いてみたものの、半勃ちといえるかも怪しい程度の反応を示すに留まる。
「もう……これじゃあコンドームを着けることだって出来ないじゃない。」
十分に勃起をしなければ、セックスで私の火照った身体を鎮めることも難しい。手淫だけで足りないのであれば、別の手段を用いて陰茎を勃たせるしかなかった。
「……これくらいのことをしてあげれば、目だって覚めるでしょ。」
私の俊也の両足を跨りながら跪き、彼の股間へと顔を近付ける。そして、陰毛に覆われた左手を睾丸に添え、右手で屹立をしていない陰茎を掴んで、その先端である亀頭を口へと含むのであった。
「あむぅっ……んちゅ、ぢゅぶっ、んちゅっ……んぶっ、んぢゅぅぅっ……!」
「んんぅっ……!すぅぅぅ……んぅぅぅ……」
口内で唾液を分泌させ、乾いた亀頭に潤滑性を与えていく。彼はこれまでよりも大きな反応を見せたものの、それでも睡眠を取ることを選択していた。
「んぶっ……ぢゅぷっ、れろぉっ……んぢゅ、んぢゅっ、んぶぅっ……ぢゅぷ……ぢゅるるるぅっ!!!」
陰茎を咥え込んで、剥けきってはいない包皮も唾液で濡らして剥いていく。こんな変態染みたことをしていながら、私は自らの肉穴を濡らして奉仕に没頭する。
「んぶぅっ、んぢゅっ、ぢゅぶっ、ぢゅっ、んぢゅっ、ぐちゅっ……んぼぉっ、ぢゅぼっ……んぢゅぅぅぅっ!!!」
「んんんぅぅっ……あうぅっ……!」
睡眠を妨げる不快感からなのか、俊也は呻くような声を漏らしていた。でも、その声と呼応するかのように彼のペニスは私の口内で屹立をしてくれるのであった。
「ぢゅぶっ、ぢゅぼっ、ぢゅぶぶぶぅぅぅ!!!んぶぅっ……ぢゅぶっ、んぢゅぅぅっ!!ぢゅぶ、ぢゅぽっ、んぢゅぅっ……んぢゅるるるぅぅぅっ!!!!」
ペニスが勃起をすることによって、私の奉仕にもさらに熱が籠る。既に唾液による潤滑性を必要としないほど、先端からは先走り汁が溢れ出し、室内に下品な音を響かせて肉の棒と化したペニスを咥え続けていた。
「ぐぷっ、ぐぼぉっ、ぢゅぽっ!んぢゅぅっ、んぢゅっ……ぢゅるっ、んぢゅっ、ぢゅぼぉっ!ぢゅっぽぉっ、んぶぅぅぅぅぅっ!!!」
早く挿入をしたかった。この雄々しく勃起したペニスを膣内へ導き、濡れた肉壺を満たそうと思っていた。でも私は、このペニスを口から離すことも出来ずにいた。生臭さと男臭さ、淫臭に満ち溢れた俊也の肉棒を口淫で絶頂させたいという欲望に駆られてしまっていた。
「んぢゅぅぅぅっ!!!ぢゅぷっ、ぢゅぽぉっ!ぢゅぼぉっ!んぢゅぅっ!ぐぼぉっ、ぐぶぉっ!ぢゅぼぼぼぼぉぉぉぉっ!!!んぢゅるるるるぅぅぅぅっ!!!」
舌先を幾度となく這わせ、恥垢を丹念に取り除いていく。絶え間なく溢れ出る先汁も吸い上げ続け、陰茎が纏っているのは私が分泌した唾液だけとなっていた。
「れろれろれろれろれろぉ……んぢゅっ、ぢゅるっ、んぶぅっ、んちゅっ……れろぉっ……んちゅぅぅぅぅ……ぷはぁっ!はぁ、はぁ……んんっ、はぁ……はぁ……!」
奉仕を十分に堪能し、ようやく私は口内からペニスを解放する。そうして目の当たりにした彼の陰茎は、いつもセックスをしている時よりも遥かに雄々しく見えるのであった。
「あぁぁぁぁ……!俊也のおチンチン、やっぱり大きくて立派ぁ……!」
「んんんっ……!すぅぅぅぅ……すぅぅぅぅ……すぴぃぃぃ……」
身体は股間に違和感を持っている様子だったものの、それでも俊也は眠り続けていた。そんな彼と、彼を酔わせて眠らせてくれたアルコール感謝しつつ、私は急ぎ挿入の準備を始めるのだった。