射精後の余韻に浸る間もなくリットは軽々とエンニュートの小脇にかかえられた。
持ち上げられる浮遊感に後に、体には突風が打ち付けられたが如き衝撃が走る。
次いで我に返れば今まで自分が居た席が遥か下方に在り、そこから自分を見上げているエルの姿が小さく見えていた。
おそらくはエンニュートがリットを抱えた後に跳躍したのだろう。
そのジャンプ後にエンニュートが降り立ったのは──どこでもない、ステージの最先端であった。
そこへリットを下ろすや、仰向けに寝そべる彼の上に乗り上げてエンニュートは深くキスをする。
互いの口中を行き来する舌を、味わうよう噛みしめ合っては再び唾液の交換をした。そのキスの激しさ・濃厚さたるや、もはや食事にすら通じるものがある。
そうしてキスを味わう傍らでエンニュートは器用にリットのシャツを脱がし、そしてジーンズも剥いでいく。
やがて再び二人の唇が離れる頃には、リットは全裸でステージ上に寝そべさせられていた。
屈んだ状態から改めてリットの裸体を見下ろしてはエンニュートもまた大きく鼻を鳴らした。
幾度となく舌なめずりをしては生唾を飲み込む様子から、彼女の興奮が伝わってくるようである。
やがてはリットに対して背を向けるようその体を跨ぎ直すと、屈みこむやエンニュートは自身の尻をリットの鼻先に突き付けてはシックスナインの体位を取る。
そしてリットがエンニュートの膣を慰めるよりも先に──彼女は目の前のペニスを大きく頬張るのであった。
リットのペニスを口にした瞬間、目の前の膣からは小さく潮が吹き上がり、その甘酸っぱい愛液でリットの顔を濡らす。
マーキングさながらに、フェロモンの原液に中てられてはリットの意識も朦朧となった。
そうして前後不覚になるとリットもまたエンニュートの膣にむしゃぶりついた。
もはや衆人環視の下で性交を晒すことへの抵抗や羞恥心などは、この時完全にリットの中から消え失せていた。
むしろ灼熱感すら覚えるスポットライトの下で自分達の一挙手一投足のこと如くに歓声が上がる感覚にはある種の快感すら覚えるほどである。
その高揚感をさらに感じたくて、そしていかに自分がエンニュートを愛しているのかを知らせたくて、なおさらにリットが彼女を責める手は激しさを増した。
陰唇をかき分けて膣口を開かせると、堰を切ったかのよう溢れ出した愛液がリットの胸元にしたり落ちた。
細身の彼女にふさわしい狭所の膣口は指一本ですら収まるものかと疑わしいほどに可憐で愛らしい。
まずはそこを解してやろうと、リットは舌先を突き立てては挿入さながらに膣口を舌で埋める。
膣に広がる粘液を帯びた熱の感触と、そして弾力のある舌先が膣壁を刮ぐ感触に強い快感を覚えては、その一瞬エンニュートもペニスから口を離しては背を仰け反らせて浅い絶頂に震える。
同時に膣からも止めどなく愛液が溢れ始めると、リットもまたそれを漏らさじと音を立てて吸い上げた。
口中に満ちるエンニュートの愛液に刺激されてペニスが幾度となく跳ね上がるのを目下に確認すると、再びエンニュートもまたそれを咥え込んでは愛撫し、そして慰める。
茎全体を咥え込みつつ、睾丸に沿わせた掌を窄めたりしてはそこもまた揉みほぐして存分に愛撫した。
それら複合された動きにペニスの痙攣が小刻みに忙しなくなるのを感じると、本能的にエンニュートは射精が近いことを悟る。
そしてその直前において、彼女は一切の奉仕を止めて身を起こした。
そうして背中越しに流し目を送ると、自分の下に敷いているリットを見遣り──エンニュートは妖艶に微笑む。
斯様にして見つめたままさらに腰を浮かせると、エンニュートは立ち膝のまま僅かに移動しては、自身の膣口を反り断つペニスの先端へと宛がう。
ついに交尾の瞬間を前にして、二人の胸中には弾けんばかりの興奮が渦巻いていた。
そのまま一息には挿入せず、そんな興奮を自身で煽るよう膣口に亀頭を擦り付けては焦らし、その瞬間をエンニュートは愉しんだ。
そしてついにペニスの先端を膣口へ埋めると──じっくりと、互いの肉の感触を確かめるようエンニュートは挿入を果たしていくのだった。
「あ、あぁ……熱い! 溶かされるッ!」
痩躯のエンニュートと相成ってはその膣の締め付けもまた生半ではない。
潤沢な愛液を纏わりつかせては肉の中を切り裂いて進むが如く感覚は単純なセックスなどではなく、熱によって互いの肉を溶かしては性器同士を癒着させるような感覚すらあった。
そしてその感覚を誰よりも強く感じているのは誰でもないエンニュートであった。
もはや悲鳴さながらの高い声を上げながら、無垢の膣道を人間のペニスに引き裂かれる痛みと──そしてそれ以上に身を貫く快感と悦びに吼えるエンニュートの声は、今までに聞いたどんな歌、どんな音、そしてどんな声よりも切なく聞くものの感性を刺激した。
ついには根元までリットのペニスを受け入れ、完全にその腰の上に座り込んで挿入を果たすと、二人は台風の目に入ったが如くそのしばしの静寂と余韻を味わうのだった。
しかしながら、それでも衝撃の続きを所望したのはエンニュートであった。
依然として繋がったまま両ひざを立て、M字に開脚するよう座り直すと──そこからエンニュートは激しいピストンを繰り出すのだった。
後ろ頭で両手を組み、スクワットさながらに行われる暴力的な騎乗位それに、受けとめるリットは馬乗りで殴られるかのような感覚にもなる。
それでもしかし自分もまたエンニュートを刺激してやれればと、リットもまた腰元で弾むエンニュートの臀部を両手にワシ掴むや──そうして彼女の尻が撃ち落とされるのに合わせ、リットもまた腰をしならせては下から突き上げる動きを加えた。
互いの尻と腰とが打ち合わせられる瞬間、亀頭はより深くエンニュートの体を突き上げては容赦なくその深部に鎮座する子宮口を押し潰した。
斯様な子宮へのダイレクトな衝撃は痛みにも似た快感を伴っては、さらなる繁殖の本能を刺激してはエンニュートに過多ともなるアドレナリンの放出を促す。
見目麗しい眉元をしかめ、マズルを伝って滴る洟すらも意に介せず口先を細めては、壊れた笛のよう低く吼え続けながら快感に耐えるエンニュートは、もはやこのシアターのスターや姫でもない一匹の浅ましいメスポケモンでしかなかった。
それでもしかしそれを見守る一同は魅了され、そして刺激された。
本能を解放した野獣の姿でさえ、エンニュートは美しかったのだ。
そしてその終わりの瞬間もまた唐突に訪れる。
一部の隙間も無く粘膜同士が結合した中において、互いの絶頂もまたシンクロを果たしていた。
リットの射精の予期はダイレクトにエンニュートにも伝わり、それを察知した肉体は膣内において子宮口を下げ始めては、その間口で亀頭を包み込む。
そこから激しく収縮し、そしてその動きにエンニュートの絶頂も同調してはより一層に強く締めあげた瞬間──リットもまた射精を果たした。
照らし付けるスポットライトの下、その生涯で最大級の快感に晒されたエンニュートは──その美しい肢体を弓なりに仰け反らせては絶頂に震える。
もはや見守る一同にも一切の声や言葉も無い。
ただ姫が美しく果てる様を見届けては一様に息を殺して嘆息するばかりだった。
やがては激しく痙攣させていた肉体も沈静化を迎えると、エンニュートはゆっくりと身を起こしてはリットのペニスを解放する。
立ち上がると膣口から抜け落ちたペニスは精魂尽き果てた様子で横たわり、その頭上においてはエンニュートが自身で精液まみれの膣を両手で広げ開帳をした。
両膝を折り、腿を水平に保っては開脚すると、今しがた種付けされた膣を観客達へと披露しては何処か自慢げに舌なめずりをするエンニュート。
そのお披露目にホールからは大歓声が上がった。
皆、時の止まった回廊から解放されたよう口々にエンニュートのまな板ショーを湛えてはチップを投げつけ、場に紙幣の紙吹雪を舞い上がらせる。
そんな観客達の熱気を依然ステージ上で横たわったままに聞きながら──リットは他人事のよう、自分が重大な過ちを犯してしまったことに気付くのだった。