ママと共に鑑賞するAVの中において……事態はとんでもない展開へと傾き始めていた。
映像の中、人妻が一人で過ごす平穏な日中に侵入してきた暴漢は、嫌がる人妻を力づくでソファに組み伏せると、そこから荒々しく彼女の下着を剥ぎ取っては性器に対しクンニリングスを始めた。
まずはその映像にスリーパーは度肝を抜かれる。
その場所を舐めるものなのか? ──という単純な驚きと嫌悪であった。
そもそもがスリーパーの性知識からして、交尾は自分の男性器を相手の女性器に挿入する程度の感覚しかない。
いわば今目にしているクンニやその他諸々の性的なテクニックなどの知識は皆無に等しいのだ。
それどころかその時のスリーパーには、排泄器官にも直結している局部に口を付けるなどは、嫌悪にも近い感情を抱かずにはいられなかった。
が、しかし……
──『あぁ、すごいわ……早く私のオマンコも舐めてぇ………』
そんなショックから抜け切れていないスリーパーへと、ママの心の声が大音響で伝わってくる。
その声に我が耳を疑った。
たしかにママやマイちゃんは好きだし彼女の為に身を呈する覚悟もしたスリーパーではあるが、それに伴う現実はこうも酷な物だったとは……。
とはいえ──スリーパーは再度の覚悟を決める。
ここまで来たからには引き返せないし、何よりもこれはママの為なのだ。
この一時はすべての自分を捨てようと決意を新たにする。
そしてAVの内容よろしくにママをソファ上に押し倒すと、大きく開脚をさせてはそこにあるショーツを剥ぎ取った。
その下からはすっかり手入れが怠った密林の如き陰毛の目に入り、再度スリーパーは機能を停止させてしまう。
普段清楚で淡白なイメージのあるママではあるがその実、かなり毛深いことも分かりそのことにもショックを隠せないスリーパー。
それでも……それでもしかし! 躊躇っていてはその都度に意欲を削がれてしまう。
もはや勢いに任せて、スリーパーはそこへダイブするかのよう己の口元を着地させた。
途端に強い酸味と、放置された尿や汗を思わせる甘い体臭の籠った匂いが鼻孔を満たした。
当然ながらお世辞にも心地良い香りなどとは言えない。
それでも舌先を伸ばし、その膣口の中へとそれを侵入させると──今度は舌が痺れるほどの強い塩気がスリーパーの唾液腺を崩壊させる。
反射的に激しい嘔気に襲われるも、それでも目尻を強く引き締めてはそこに溜まる涙を溢れさせまいと必死にスリーパーはクンニを開始する。
そんなスリーパーからの愛撫を受け、
「あッ! あああ……嫌ぁぁぁああッッ!」
大きく喉を反らせると、ママは力ない声を上げる。
しかしながらスーリパーの耳にはそんな表面上のママの声よりもむしろ……
──『あんッ♡ オマンコ舐められるん久しぶりぃ! ベロ気持ちいいぃんッッ♡♡』
もはや金切声にも近い、快感を悦ぶママの声こそがそんな現実のそれを打ち消していた。
以降もスリーパーのクンニは続いた。
ソファの背もたれに上げた片足を掛け、もう一方の足はフローリングに投げ出しては大開脚を披露するママの膣からは夥しいほどの愛液が溢れ出しては、それを舐め取るスリーパーの口中を彼女の味に変えつつあった。
塩気の中に感じるほのかな苦みのそれは、幾度ともなくスリーパーの口中に流れこんできてはもはや、吐き出すことも叶わずに飲み下すしかない。
それでもしかしママが内心では悦んでくれている様子こそが僅かな達成感をとなり、それが今のスリーパーを支える唯一の慰めでもあった。
そうして彼女の味にも慣れてきたスリーパーは次なる一手はと、再びテレビのAVを横目で見やる。
そこには、女優の膣内へと中指を挿入しては激しく出し入れを敢行しているレイパーの姿が窺えた。
それを受けてママの膣にも目を凝らせば、すでに熱気と興奮から蒸れ上がった恥丘の奥底にぽっかりと間口を広げては引くつく膣口の姿が目に映った。
さてはここに挿入するものかと、スリーパーもAVに倣いそこへ中指を差し込んだ瞬間──
「あお゛おぉぉッ!?」
ママの体が跳ね上がった。
この時スリーパーは意識しなかったことだが、無遠慮に挿入された彼の指先は偶然にもママのGスポットを刺激していたのだった。
不意なそれを受け、その瞬間にママは絶頂へと引き上げられる。
体は爪先を伸ばして硬直し、大きくアゴを上げて喉を反らせては、見えないやっとこに摘まみ上げられているかのよう大きく舌を吐き出しては宙にそそり立たせる。
──『お゛ッ……お゛ぉ……いいとこに、当たったぁん……ッッ♡♡』
その絶頂にすっかり肉体の自由を拘束されるママではあったがしかし、いま肉体を駆け巡っている快感は久しく忘れていた女の快感であり、そしてこれこそが求めてやまなかったものであった。
一方でそんなセックスの機微など知らぬスリーパーは、ママが絶頂しているなどはつゆ知らずなおも膣部を舐め続け、さらには指の出し入れも続ける。
「お゛ッ! お゛ぉッ!? だ、ダメよッ! イッてるッ……♡ イッてるからッ♡♡ んほぉぉ……イグぅぅぅぅ……ッッ♡♡♡」
もはや息も絶え絶えにスリーパーの愛撫に対して制止を訴えるも、皮肉にも心中に満ちる悦びの声こそが聴覚の大半を占めているスリーパーには、そんなママの現実の声などは遠い。
絶頂後の敏感な肉体を弄ばれ続けるうち、より深く激しい波が肉体に押し寄せるのをママは感じた。
「おッ? おおほぉッ♡ すごい……来るッ♡ すごい強いの来るッ♡ オマンコ壊れるヤツ、くるぅぅぅ……ッ♡」
その瞬間を前にママはスリーパーの頭を掻い繰ると全神経を膣と絶頂へと集中させる。
そして類人猿の鳴き声さながらに短い喘ぎ声を連続して発し、やがては全ての感覚解き放つべくそれが一際大きい嬌声へと変わった瞬間──
「お゛ほォォ────ッ♡♡ イッグぅぅぅぅ────ッッ♡♡♡」
激しく身を仰け反らせ、ママは絶叫をして果てた。
同時に尿ともつかない勢いの愛液が吹き上がってはスリーパーの呼吸器を塞ぐ。
突然その噴出に驚いて顔を離そうとするも、既にスリーパーの後ろ頭を両手で掻い繰ったママの手に押させつけられてはそれも叶わない。
もはや、斯様なママからの暴力にスリーパーは従う他になかった。
そうしてなおも口中に溢れ続けてくるママの潮を余さずに飲み込まされながら──スリーパーは早くママが満足して解放してくれることを、心から祈るのであった。