※この作品はR-18です。

三擦り半のマス☆カーニャ   作:たつおか

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第3話・シンクロ

 

 

 僕自身ですら何が起きているのか分からなかった。

 背後からサーナイトに自由を奪われ、こともあろうか配信視聴者の前で開脚してペニスまで扱かれている……。

 

 しかもそんな恥辱にまみれた仕打ちにも対して、それに興奮している僕もまたいた。

 時折り目の端でとらえるパソコン画面に視聴者からの大量のコメントが溢れかえっているのと、そして鳴りやまない投げ銭(ギフト)音の残響に承認欲求もまた刺激され、いつしか興奮から忘我に達した僕は一切の抵抗を止めていた。

 

 サーナイトの肉厚で巨大な手が、その武骨さからは思いもつかない繊細さで僕のペニスを弄ぶ……。

 茎の根元を摘まみ上げては、手さぐりに様子を見ていた愛撫もある程度僕のペニスが勃起をして硬度を増すと、そこから強く握りしめては大きく上下して往復する手荒い愛撫へと移行した。

 

 そして包皮越しに先端をつまみ上げると、

 

「ひぃッ!? きゃうぅんッ!」

 

 次の瞬間には一思いに僕の包茎を剥き切ってしまう。

 瞬間的な痛みと、次いで持続的に続く表面上のひりつく感覚と冷感を亀頭に感じては、息も絶え絶えに荒い呼吸を繰り返す僕。

 それらは痛みであるはずなのに、なぜかそのどれもがいちいちに快感を伴っては僕の頭の奥をジンジンと刺激するのだった。

 

 そんな心中を察したかのよう、サーナイトは次なる愛撫(イタズラ)を画策する。

 

 右手に僕のペニスをつまみ上げたまま、残るサーナイトの左手がそっと僕の肛門に宛がわれた。

 その感触に、瞬間的に括約筋を収縮させては僕も我に返る。

 それこそは先の視聴者からのコメントにもあったリクエストであったからだ。

 

[ サーヤ様~ お尻の穴もいじって~♡ ]

 

 それを思い出して、僕は再び身じろぎをしてはサーナイトからの愛撫から逃れようとする。

 それだけは越えてはならない一線のような気がした。

 こんな様を視聴者の目に晒しながら勃起している僕が言えたものではないけど、それでもアナルを使ってのそれは完全に変態行為であるという認識が僕の中にはあったからだ。

 それを行ってしまっては……もしそれで快感など得てしまってはもう、後には引き返せなくなるような気がした。

 

 それでもしかし、今の僕の命運を握っているのはこの非情な女王だ。

 サーナイトは嫌がる僕に対し、まるで稚児の駄々をあやすよう耳元に優しく息を吹きかけながら宥めてみせる。

 それから不意打ちにもう一度キスをし、そうして僕の唇を塞いだまま──サーナイトの中指は、その爪の先を僕のアナルに埋めた。

 

「んんッ!? んッ、んんぅ~ッッ……!」

 

 まさしく身を引き裂かんばかりの鋭い痛みがアナルに走る。

 その痛みたるや、今までの愛撫で昂っていた感覚が一気に覚めるほどだ。

 そんな痛みに抗議や懇願を求めるも……完全にサーナイトに唇をふさがれた僕からは動物のような野太い呻きが無情に漏れるばかり。

 その様たるや生きたまま肉食獣に食べられる草食動物の断末魔そのものだ。

 

 口中に侵入するサーナイトの柔らかくて弾力のある舌先に口中を泳がれては呼吸すらままならない。

 そんな酸欠で朦朧とする頭には、いつしか痛みと快感の境界すらもが曖昧となっていった。

 

 そんなサーナイトの舌先に連動して、アナルに埋められた指先も自在に直腸の中をかき乱す。同時に、依然として行われていた右手による手淫もまた僕のペニスを爆発戦前にまで熱し上げていた。

 

 まるで嵐の最中にいるかよう様々な感覚が入り乱れる中に、明確な輪郭を持った感覚がひとつ浮き上がり始める。

 ペニスの背をむず痒くさせるその感覚は、射精を予期するものだった。

 

 もはやこのまま達してしまうのも時間の問題で、しかも体の自由はもとより訴えるべき口唇すら塞がれているとあっては、そのことを伝えることはも叶わない。

 一方でサーナイトの責めもまた比例するように激しさを増した。

 

 この時サーナイトと僕の感覚は、すでにテレパシーによってシンクロしている状態にあった。

 未知の感覚と痛みの中に在っても、その奥に快感の感覚もまた残っていたのは、サーナイトの興奮をコレによって僕も共有していたからだ。

 

 だからこそ、僕の絶頂が近いということはサーナイト自身のエクスタシーもまた近いことの証明であり、その最後の快感を得たいが為に、どんどんと浅ましくなってはサーナイトも責めの手を強めていく。

 

 そしてついにその瞬間が来た。

 

 一際強く中指を僕の直腸に突き入れ、その内部から前立腺を潰さんばかりの勢いで突き穿った瞬間──……

 

『ん゛ぅッ! ん゛もぅおおぉ……ッッ♡♡♡』

 

 僕達は、浅ましく達してしまうのだった。

 

 涙と洟に汚れた僕はもとより、あの端整なサーナイトでさえもが上目を剥いては鼻の下を伸ばしながら窄めた口唇を突き出させるという最低の痴態を、僕達は視聴者達の前に晒していた。

 

 それを目の当たりにし……──

 

[ こんな汚いサーナイト見たことないw ]

[ 最悪www あってはならないこと ]

[ ラルトスからやり直せ ]

[ トレーナー君の汚い声と可愛いチンチンのギャップがチンコに悪すぎる ]

[ 幻滅しました 最高ですww ]

 

 一連の僕達に対する侮蔑と好奇、あるいは賛辞と羨望の様々な言葉が、ギフトとともに投げつけられてはコメント欄を高速回転させていた。

 

 しかしそんな騒乱とした画面も次の瞬間にはフリーズして暗転する。

 みれば傍らのサーナイトが震える指先でノートパソコンを指差していた……どうやら最後の力(サイコパワー)を振り絞って配信を終わらせたらしい。

 

 後は僕達2人はともに力尽きてはそのままベッドに沈んだ。

 感覚を共有していた分、快感も2倍ならばそこに感じる疲労もまた2倍だった。

 

 そうして気絶するよう眠りにつこうとするその酩酊の中、サーナイトが僕を抱きしめる。

 あの胸の突起が僕の鼻先に突き立つようになり、自然と僕はその先端を咥えるような形になる。

 

 彼女の鼓動と血流をそこに感じながら徐々に意識を失う感覚は、母の腕の中で眠りにつく赤ん坊の気持ちそのものだった。

 

 

 

 

 

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