前回の動画を公開して以降、僕の配信はただひたすらにサーナイトとの卑猥な内容だけを垂れ流すチャンネルとなった。
僕ももう半ば捨て鉢気味になっていたから、そこにて繰り広げられる内容の中には、あの淫奔な視聴者達でさえもが時に言葉を失うようなものもあるほどだった。
それでもしかし、そこまで堕ちてもなお僕は最後の一線だけは守り続けた。
それこそはサーナイトとの肉体的結合……僕のペニスをサーナイトへと挿入する『セックス』だけは思い止まり、そして踏み止まってきた。
とはいえそれも今日までだ。
いい加減こうした配信に疲れ果ててしまった僕は今日、相棒のサーナイトとセックスすることを事前に視聴者達へと告知した。
その配信を前に、視聴者の待機するラウンジには既に過去最大人数が詰めかけてはボク達のショーが始まるのを今かと待ちわびている。
PC上にて覗えるそんな視聴者達の期待をどこか冷めた思いで一瞥すると、僕は今日の準備に取り掛かるのだった。
ベットを横から映し、そして部屋全体が移るよう少し引き気味にカメラを設置すると、その仕上げとばかりに入室してきたサーナイトがベッドへと座って僕の覗き込むファインダー内に収まった。
しばし僕も顔を上げずにファインダー越しに彼女を覗き続けた。
向こうもまたそれに対して戸惑うこともなければ何か言葉を発することもない。
しばしそうして互いを観察し合いながらふと、
「お前は……これを望んでるのか?」
依然としてカメラ越しにサーナイトを見つめたままに僕は問う。
それに対してサーナイトはただ小首をかしげる。
そのリアクションが意味するものは白痴か侮蔑か……その意味を問う前に時間となってしまった。
配信を始めるや、怒涛のコメントがなだれ込んでくる……。
[ こんばんわー! 今日はエッチしちゃうんですよね!? ]
[ 能書きいいから早く始めて! ]
[ サーヤちゃんのオマンコ見たいぃ…… ]
[ 今日はサーヤちゃんが産卵するところまで撮ろう ]
何なんだコイツら? もはやため息しか出てこない。
そして、もうトークをするのも面倒になって……僕は無言のままサーナイトの座るベッドへと近づいていく。
その隣に静かに座りカメラを正面に見据えると、傍らからは僕を見下ろしているであろうサーナイトの気配が見ずともに感じられた。
僕もまた見上げるようにして隣を見遣ると、案の定サーナイトと視線が絡む。
僕を見下ろしてくるサーナイトの視線はどこか熱に浮かされているような気配さえあった。
そこには浅ましいほどに、今日ここで僕とセックスしてしまうことの期待が強く窺えた。
「サーナイト……本当にいいのか? 僕は……なんか不安だよ」
カメラには拾われないよう小声で語り掛けると、サーナイトは変わらずに無言のまま、僕の頬へと手の平を添えた。
それから顔を近づけてキスをする。
本来、こんなキスなんて行為はポケモンには無い習慣のはずだ。それでもサーナイトは実に手慣れた様子で、そして味わうように僕の舌先を舐った。
「あ、ああ……やあぁ……ッ」
それからサーナイトの唇はゆっくりと下降して僕の首筋をついばみ、さらいは胸元まで下りては赤ん坊のように僕の乳首を吸いつける。
そんな愛撫をしながらも器用に手は動き続けて僕の服の上下を剥いてしまうのだから、もはや人間のプレイボーイ顔負けの手練れさだ。
そうして最後の一枚であった僕のボクサーパンツもまた剥ぎ取ってしまうと、ここに至るまでの愛撫ですっかり勃起した僕のペニスが天を突いた。
サーナイトもその先端へ鼻先を突き付けると、既にカウパー腺液を滲ませ始めた僕の皮被りの匂いを至近距離から嗅ぐ。
あまりに顔を近づけさせるあまり、腺液が鼻の下についたが、サーナイトは仔犬のよう舌先を跳ね上げてそれを舐めると、いよいよ以て昂り始めるのだった。
僕をそのまま仰向けに横たわらせると、犬の放尿よろしくに片足を上げては僕を跨いで互いの頭が足元に向き合うように体位を直す。
上に乗るサーナイトの目の前には僕のペニスが屹立し、そして下に敷かれている僕の眼前には、既に蜜を滴らせたサーナイトの割れ目が露となっていた。
それを前にして先に動いたのはサーナイトだ。
一切の焦らしや前振りもなく、噛みつくよう一息に僕のペニスを咥えた。
それから音を立てて吸い上げては僕のペニスを貪り始める様からも、彼女にこの行為に対する後ろめたさは一切無さそうであった。
そして僕もまたサーナイトへの愛撫を始める。
雫を一粒ずつ滴らせていた恥丘の脇に両手を添えて左右に開くと、そこから溢れ出した愛液が飛散しては、しとどに僕の鼻先を濡らす。
……コイツはどれだけ興奮しているのだろう?
鼻から下を既にサーナイトの愛液で濡らしながら、僕も彼女の膣に舌を這わせた。
塩気の中に舌先を痺れさせるような濃い粘液の感触が広がる。この味と感覚にもすでに慣れた……今日の放送に至るまでに、僕は幾度となく彼女の膣を舐めてはサーナイトが絶頂し悶え狂う様を配信したのだから。
そしてこの日も例に漏れず、サーナイトは僕からのクンニリングスを受けて背を仰け反らせた。
その一瞬咥え込んでいたペニスを解放しては、鼻先を天につき上げて痙攣をする。たったこれだけでイッてしまったようだった。
僕もまたそんな彼女におかまいなしで尚も膣の中を舌で掻き回し続ける。
粘性の高い愛液が舌先で撹拌されると、さながらカエルの鳴き声のような空気の漏れ出る音が膣から漏れ出る。
サーナイトは依然として天を向いたまま、眉元を苦しげに歪めてはきつく瞳を閉じて僕の愛撫に意識を集中させる。
そうして舐めるだけにとどまらず、僕の中指が膣に挿入された瞬間──サーナイトが鳴いた。
ヒトには決して発声できないであろう甲高いその声を解き放つのを皮切りに、以降は一変して野太い声で長く喘ぎ続ける。
しばしそうして僕からの愛撫を堪能していたサーナイトではあったが、突如として体を倒したかと思うと再び僕のペニスに食らいついた。
まるで自分にもこれと同程度の激しい愛撫を求めるかのよう、これ見よがしに音を立ててペニスからの腺液をすすり上げるサーナイトのハードフェラに、僕もまた彼女の膣をかきまぜる指の動きを強く激しくさせる。
手の平が膣口を打ち鳴らすほどに深く中指を挿入しながら、胎内からクリトリスの裏側を突き上げるように刺激しているとやがて──再びサーナイトは野太く吠え、握りしめた僕の目にペニスへすがるように横顔を付けては体を硬直させた。
この日初めての深い絶頂に、彼女の機能は完全に制止させられる。……僕の勝ちだ。
しかしながらこうなってしまうとサーナイトしばし動けない。
下に組み敷かれている状態では本当に何をすることも叶わず、ふと首を巡らせてはPCを覗き込んで視聴者の反応を確認する。
[ イッた? サーヤちゃん、イッちゃった? ]
[ クソ雑魚マンコ最高かよ ]
[ サーヤちゃんのジュース美味しそう……飲みたい ]
[ トレーナー君のセーシも見たかった…… ]
そこには多種多様の欲望が確認できると同時に、多額のギフトもまた投げ入れられていた。
こんな配信をしておいてなんだけど……こいつらは本当にポケモンの痴態なんか見て楽しいのかと疑問に思ってしまう。
そうして眺め続けるコメントに[ サーヤちゃん復活! ]──そんな文言を見つけて僕も我に返る。
このコメントにはタイムラグがあるはずだ。だとしたらもう……
「……ッ? うわ!」
ふと横に向けていた顔を正面に戻すと、そこにはいつの間にか体位を直し、正面から僕を見下ろしては鼻息を荒くさせるサーナイトの顔面がすぐ眼の前に迫っていた。
そこから飼い犬よろしくに、舌の腹を押し付けるよう深く濃厚に僕の顔を舐めだすサーナイト。
やがてそんな舌先は再び僕の口中に侵入しては、『キス』というにはおこがましい唾液の交換会に発展していった。
そうしてしばし僕の味を堪能し尽くすと……サーナイトは、つと体を起こしては目を閉じて大きなため息をひとつ。
やがては僕の上から降り、その傍らで仰向けに寝そべる。
両膝を立てて開脚すると、その膝の隙間から股座を通してサーナイトは熱い視線を僕に送った。
その完全に受け入れる体制を前に、僕もその瞬間がついに来てしまったことを悟る。
同じくに僕もまた身を起こすと、立ち膝のままそんなサーナイトの股座へとにじり寄った。
かくして両膝の間に体を収めると僕はサーナイトの上に体を重ね、ペニスの先端が膣の入口へ向くように調整をする。
そうして亀頭の先が僅かに陰唇に触れると──そこに感じた互いの熱に、僕達は揃って短い呻きを上げた。
準備は万端だ……あとはこのまま腰を沈めれば、僕のペニスはサーナイトに挿入される。
今までの前戯どまりの真似事なんかじゃない、正真正銘の『セックス』を僕はポケモンと果してしまうのだ。
しかしながらその最後の一線を越えるべくに踏み出したのは、僕ではなくサーナイトだった。
末広がりの大きな掌の両手を目いっぱいに広げると、小さな僕の背中全体を包み込むように抱き寄せる。
そうしてしばし僕の背中をさすり、その両手が強く窄められては僕を抱き込んだ瞬間──
僕のペニスは一息に根元まで、サーナイトの中へと挿入されてしまうのだった。