※この作品はR-18です。

三擦り半のマス☆カーニャ   作:たつおか

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エピローグ

 

 

 目の前には、荒い呼吸のまま仰向けにお腹を上下させるシャリタツとヘイラッシャの姿──二匹ともその膣からは止めどもなく愛液が滴り落ち、時折り来る絶頂の余韻に痙攣してはそれを吹き上げさせている。

 

 そんな二匹を見下ろしながら、アタシはしてやったりと満足げだった。

 いかに相手がポケモンとはいえ、それを二匹も同時に絶頂させるなど快挙であるだろう。

 そうして改めて自分の成果に満足していていると──やがては体の自由を取り戻した二匹が、それでもまだ震える体で起き上がってくる。

 

 これで一連の行為も終わりかと思い、アタシも何か言葉を掛けようとしたその時──

 

『……………スシ』

 

 一言だけ、シャリタツが鳴き声を発した。

 低く、何かぶっきらぼうに命令するようなそのアクセントはその時、アタシには『やれ』と命じたように聞こえた。

 そしてその意図を尋ねる間もなく、目の前でヘイラッシャが大きく口を開けた瞬間──アタシの視界は暗転した。

 

 そのあまりの状況の変化にただただ戸惑うばかりのアタシ。

 自分が今、仰向きに寝ていることとさらには生暖かく粘着質な物体の上に置かれていることを理解した時……アタシは自分の身に起きた状況を理解するのだった。

 それこそは……

 

「え……ウソ? アタシ、ヘイラッシャに飲み込まれちゃってる」

 

 何処でもないヘイラッシャの大口の中にアタシは取り込まれてしまったのだった。

 今度はなぜに自分がこんな仕打ちを受けるのかを思って混乱した。

 誰でもないヘイラッシャはアタシのパートナーだ。それがトレーナーに危害を加えるなんて、今までに一度としてなかった。

 それを思ってなおさらに困惑しては、内側からヘイラッシャの口の甲を手で打っては出すように懇願する中──そんな暗がりの中に怪しい光が二つ灯った。

 

 それに気付いてアタシは全ての動きを止める。

 僅かな恐怖に駆られて足元側の不穏なそれを見つめていると、やがてはそれが一緒に飲み込まれていたであろうシャリタツの眼光であることが分かった。

 この段に至り、一連のトラブルの首謀者をアタシは知るに至る。

 

「アンタ……何考えてるのよ? もしかしてさっきアタシにいじめられた仕返し?」

 

 たじろぎつつも威嚇を込めて訊ねるアタシの前にシャリタツは歩み進んでくる。

 

『ス。スシー!』

 

 そしてシャリタツが再び何かを命じるよう声を上げるや、アタシを乗せたヘイラッシャの舌が大きく蠕動した。

 左右から窄まってきてはアタシを包み込み、さらに幾度となく波打つと、ヘイラッシャの舌は器用にアタシの短パンと下着、そして靴を剥ぎ取ってしまう。

 

「き、キャアッ!? 何するのよ‼」

 

 そうしてヘイラッシャの口の中で下半身を剥かれ、その急な展開に内股を絞めてはそこを両手で覆うアタシへと、

 

『スシィ──ッ!』

 

 シャリタツが躍りかかる。

 ヘイラッシャの口中の中、唾液の潤滑で身を滑らせてくるその動きは地上でのおぼつかない足つきが信じられないほどに鋭敏かつシャープだった。

 たちどころにアタシの股間に辿り着くと、その身の滑りを利用しては閉じた股座の中に入り込んでしまう。

 

 そうしてシャリタツの背びれがダイレクトにアタシの膣のスリットをなぞってはその背全体で陰唇を擦り付けてくる感触に、その一瞬アタシも強く反応してしまう。

 

「あん! こ、こらぁ! やめなさいよ!」

 

 それを受けアタシも抵抗してはさらに内腿の締め付けを強めるも、ヘイラッシャの唾液に潤滑したシャリタツの動きを止めることは能わず、それどころか彼女はそんなアタシの股間に身を置いたまま前後に身をスライドさせる動きまで展開し始めた。

 

「ば、ばかッ、やめてってば! そんな……あうん!」

 

 シャリタツがその全身を使い、時に激しく身を翻しなどもしてはアタシの膣を擦り上げてくる動きに……いつしかアタシ自身も反応し始めていた。

 さながらヘイラッシャの口中にて行われるシャリタツの阿波踊りは、あからさまな性感を伴ってアタシを責め立てるのだ。

 

 時に身を強く跳ねさせてはその背びれが僅かに膣内に挿入されると、その浅い出し入れと粘液の滑りに不覚にもアタシの体は性的快感へと導かれてしまう。

 そうして挟み込まれたアタシの股座で、ドリル回転さながらにシャリタツが身をよじると、

 

「んんんぅーッ! それダメェッ! あそこが擦り切れちゃうぅ♡」

 

 ついにアタシは快感に滲んだ声を上げた。

 それでも必死にその波に飲み込まれまいと股間のシャリタツを両手で握りしめるも、依然ヘイラッシャの唾液で潤滑したその身はウナギ掬いさながらにアタシの手の中で空転するばかりで一向に制止は叶わない。

 

──マズいよこれぇ……このままじゃアタシ、ヘイラッシャの口の中でシャリタツにイカされちゃう……ッ!

 

 そんなことを危惧した瞬間、まるでアタシの心の内を読んだかのようシャリタツが動いた。

 身を翻すと口元にアタシの膣口が来るように張り付き、そして大きく口を開け放つや次の瞬間──シャリタツはアタシの股間へと噛みついた。

 

「ッッ!? ひぃあああああああああッッ!」

 

 口全体でアタシの膣を覆い、クリトリスや陰唇の溝を問わずデタラメに舐めまわしてくるその舌の動きに翻弄されてアタシも情けない声を上げる。

 しかしながらそこに満たされているものは、今までに感じたこともないような快感と、そして喜びだった。

 このヘイラッシャの中に囚われていることそれこそが、もはやアタシには胎児へと回帰したかのような安らぎをもたらせてくれている。

 もはやその中でシャリタツから受ける一連の愛撫は、幸福以外の何物でもなかった。

 

 斯様にして肉体と脳で需要する快感とが合致すると、いよいよ以てアタシは昂っていった。

 

「あ、ああ、ダメ……ダメぇ……イッちゃう……このまま、ヘイラッシャの口の中でイッちゃうよぉぉ……ッ」

 

 絶頂を寸前にアタシは最後の抵抗ともいうべき理性を振り絞ってはうわごとを繰り返す。

 そんなアタシの状態を見計らってはシャリタツもまたトドメの行動に出る。

 一際強くアタシの膣に口を吸い付けさせるや次の瞬間──直伸させた舌先で真っすぐにアタシの膣を貫いた。

 

 堅くされた舌先は大きく膣壁を刮いでは突き進み、やがてはその深部の子宮口へと突き立って無遠慮にその中へと侵入を果たした瞬間──

 

「んひぃッッ♡ お゛おおぉぉぉぉぉぉおおおおおおッ………ッッ♡♡♡」

 

 もはや痛みすら伴ったその激しい快感に絶頂し──アタシは弓なりに体を反らせては獣染みた嬌声(こえ)を上げた。

 同時に膣からは大量の愛液と同時に失禁も果たし、それを一身に受け止めるシャリタツは喉を鳴らしては口中に満たされるそれを飲み干す。

 

 やがてはシャリタツが吸い付けていた口を離して開放すると、アタシの膣回りは褐色に充血しては腫れ上がり、原型を留めずに陰唇や膣壁のことごとくを外部へとはみ出させた膣の姿をそこに晒す。

 

 それでもしかし……この時のアタシは幸せだった。

 暖かいヘイラッシャの口中で愛撫を受けるこの瞬間をまんざらでもなく思うのと同時、この段に至ってヘイラッシャがアタシを飲みん込んだ理由もまた分かったような気がした。

 ヘイラッシャとシャリタツはアタシを悦ばせようと、自分達なりのやり方で奉仕をしてくれようとしていたのだ、と──。

 

 

 しかしそんな余韻に浸っているのもつかの間──直後にはアタシは外へと吐き出された。

 

「ひゃああッ!?」

 

 その急降下するかの如き疾走感とさらには身を覆う外部の冷感に、途端にしてアタシの熱し上げられた頭は現実へと戻される。

 その感覚の落差は本当に極端で、つい先ほどまでの出来事が夢であったのかと疑うくらいだ。

 しかしながら……それらが現実であったことをアタシは改めて知ることとなる。

 ふと顔を上げたその先には心配そうにアタシを見下ろすヘイラッシャとそして……──

 

『スシー……オレスーシ♡』

 

 その頭の上で勝ち誇ったかのようなシャリタツが勝鬨とばかり誇らしげに、その身を大きく反らせて見せるのだった。

 

 

■     ■     ■

 

 

 すっかりと日も暮れて、辺りには夜の帷が降り始めている。

 ピクニックセットもまた片付けたアタシは、

 

「じゃ、そろそろ帰ろうか」

 

 傍らのヘイラッシャへと声をかけた。

 それを受けアタシの傍らへと身を寄せるヘイラッシャの一方、今まで共にいたシャリタツはと言えば……

 

『…………』

 

 湖の畔からアタシ達を見つめたまま微動だにしなかった。

 その様子がお調子者のこの子らしくなくて思わず見返してしまうが、斯様にして黙りこくっている理由をアタシはすぐに察するのだった。

 

 一見『無表情』にも見えるシャリタツの両目にはしかし……まるで嵐の湖面のように、表面張力いっぱいに涙を貯めた瞳を揺らめかしていた。

 

 その姿を共に見守っていたヘイラッシャがアタシの脇につけると、懇願するように額を押し付けてくる。……こちらは既に泣いていた。

 それを受け、既にアタシとヘイラッシャの気持ちは──否、アタシ達3人の気持ちは同じものとなっていた。

 

 だからこそアタシはシャリタツへと手を伸ばす。

 そして……──

 

「シャリタツ、おいで。アタシ達と一緒に帰ろう」

 

 アタシからの正式な誘いを受けると同時に、

 

『スシ────ッッ!!』

 

 シャリタツもまた地を蹴り夕暮れの空へと大きくジャンプするや──アタシ達の元へと飛び込んでくるのだった。

 

『スシ──! スシシ──ッ!』

 

 そうしてアタシの頭を帽子よろしくに抱き込みながら舌で舐めてきては親愛の気持ちを表せてくるシャリタツと、そして足元に寄り添って甘えるように体をすり付けるヘイラッシャ──そんな2匹に挟まれて、

 

「やれやれ……『百合の間に』じゃなくて、『寿司の間に挟まれる』だなんてね』

 

 

 自身の数奇な境遇を哀れむもしかし、同時に二匹を愛しく思っては──アタシも両腕の中に彼女達を抱き寄せてやるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

【 ユリシーズ・完 】

 

 

 

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