※この作品はR-18です。

三擦り半のマス☆カーニャ   作:たつおか

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第3話・豹姫の賜宴

 

 

 潤滑のされていない狭所の膣へと、同じくに表皮の乾いたぺニスが挿入されると──切っ先は膣壁に突き立っては無惨にその筒身をひしゃげさせた。

 その痛みに頭を仰け反らせては短い悲鳴を発するガーディを尻の下に、

 

『おぉ、おぉ……こそばゆいこそばゆい。この娘も難儀よのう。人の身とあらば耐え難いて』

 

 さも他人事といった体でその反応を楽しむパオジアンに敷かれつつ、ガーディは思わせ振りなその言葉の意味を視線にて問いかけた。

 それを受け、一層にパオジアンの下瞼が愉悦に歪む。

 

『キルキルキル……分からぬか? この娘の意識は、始まりから今に至るまで明瞭よ』

 

 そして告げられる事実に──ガーディは愕然とした。

 いかにこの凶獣へ対応する為とはいえ主に牙を剥いた今までの無礼の数々……それらはリンの意識がそこに存在していないと思うからこその行動であったのだ。

 しかしそれらが全てリンの知るところであったことを聞かされた瞬間、ガーディは肉体のダメージ以上に魂が疲弊するのを感じた。

 

『妾が肉体の主導権を握る傍らで、こやつは幾度となくお前の身を案じておったぞ?』

 

 それに気付いてか……否、端から斯様なガーディの困惑と葛藤など見通していたパオジアンは、愉悦としてそれを観察していたのだった。

 

 そしてガーディの上、蹲踞に折り畳んだ両膝を開帳しては、櫓をこぐかのように腰元をスウィングさせて無理矢理にそのぺニスを根本まで納めた。

 仔犬型のモノとはいえ、その全てを飲み込んだリンの小さな膣口は限界まで広がり、ついにはその縁からは破瓜の鮮血を溢れさせるに至る。

 

『それそれ小娘よ……お前ももっと、この仔犬を楽しませんか』

 

 それを見留めてはさらに激しく上下の腰の動きも加えるパオジアン──硬く屹立したぺニスが膣壁を内部から突きえぐいては下腹にその陰影を浮き上がらせると同時、内から突き上げられたヘソの中身が挿入ごとに外部へと押し出されては腹部にコブを浮き上がらせる。

 

 リンの肉体もその無遠慮な痛みの刺激に激しく失禁しては、ガーディの下腹へ排尿の飛沫を撒き散らした。

 哂いに歪むパオジアンの──そんなリンの目尻からは涙が止めどなく溢れ、それこそは彼女の意識が明瞭にそこに存在する何よりもの証だった。

 

 それを目の当たりにし、ガーディもまた高くか細い声を切なげに上げては涙に暮れる。

 主を傷つけてしまったことの謝罪と、そしてこの理不尽極まる状況を嘆く弱々しいものだ。

 そこにはもう、今しがたまで刃を交わした戦士の姿は微塵も無い……ただ戦いに敗れた敗者が、勝者の特権である陵辱の限りを尽くされては為す術もなく蹂躙されるのみである。

 

『キル……キルキルキル! これよ……これぞ至高の愉悦……この瞬間に勝る快楽などありはしない』

 

 一方のパオジアンもまたピストンを不規則にさせては、より一層にこの快感を貪ろうと躍起になる。

 斯様な興奮を反映してか、先の戦いにおいて息一つ切らせなかったパオジアンの額や背中には珠のような汗が浮いては、周囲に燻る炎の残滓に反射して鈍い煌めきを返す。

 

 体重に任せて腰を打ち落とせば、自身の尻とガーディの腰元で撃ち挟まれた鮮血が飛沫となって飛散し、膣そこから生じる激痛を物語るよう、斯様な着地のたびに吹き上がる尿がガーディの体を濡らす。

 それでも膣内に満ちる破瓜の血糊とガーディのペニスから滲んできた腺液で、徐々に挿入の往復がスムーズになってくると、いよいよ以てパオジアンは騎乗位でのピストンを激化させた。

 

『キルキルキル! キルキルキルキル! 苦しめ! 永きに渡り妾をこのような場所へ封じ込めた一族とそのポケモンよ! 妾の屈辱と堅忍の年月に比ぶればこの程度、痛みの内にも及ばぬわ!』

 

 依然として腰を打ち付けつつ、パオジアンは左掌を天に掲げるやそこへ再び漆黒の刀身を生じさせる。

 そして手のひらを返し、玉露を浮かべた氷の切っ先を組み敷くガーディの腹へと宛がうとまるで児戯の落書きの如くにそこを切り刻み始めた。

 

 致命傷には至らぬ浅いそれでもしかし、そこに生じる焼けるような痛みに身悶えてはガーディものたうち、残り僅かな生命を燃焼させるかのよう苦し紛れに背の炎を吹き上がらせる。

 

『キルキルキルッ! キルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキルキル‼』

 

 騎乗位のまま頭を仰け反らせ、その幼くも繊細であったリンの顔をこれ以上になく醜く歪ませては力の限りに哂うパオジアン──そして斯様な復讐劇のフィナーレもまた近づいてきていた。

 

 ふいにガーディが小刻みに腰を痙攣させ始めると、仰向けに地へ着けていた尻を左右へと激しく擦り付け始める。

 今ガーディの身に起きている感覚は場違いの排尿感に他ならない。

 なぜその感覚が今になって起きるのか困惑するガーディを余所に、

 

『おぉ、おぉ……仔犬よォ、もう辛抱堪らんか?』

 

 さんざんにガーディの内面を切り裂いたパオジアンが窺うように身を屈めては鼻先を寄せた。

 

『いかに愚劣で低能の動物とはいえ、繁殖の理は知っておろう……?』

 

 依然としてガーディの目を見つめたまま、冷水を滴らせた剣の切っ先で下腹をなぞる。

 

『今の身の震えは、お前の一物から子種が吐き出される前兆よ。それがこの娘の胎内(はら)へと侵入し、子の成る宮へと注がれれば……それにてこの娘は懐妊する』

 

 性の知識などは微塵として持ち合わせてはいない幼きガーディであっても、パオジオンから諭されるその意味、そして神聖さは本能を通じて理解さらしめるものがあった。

 だからこそ一層に身をよじり、組み敷かれた尻の下から離れようとガーディは躍起になる。

 

 その禁だけは破ってはならない。

 自身を卑下する訳ではないが、自分の汚れた精などを慕ってやまないリンの胎内へと吐き出してしまう訳にはいかなかった。

 そしてそんなガーディの忠義と健気さは、

 

『キルキルキル! あな愛(いと)しや、あな愛(う)いやぁ! 先にも申したであろう? これは褒美じゃ……存分に、お前の汚れた精虫をこの幼き肉壺へと吐き出すがいい‼』

 

 この段に至ってパオジアンの興奮を最高潮にまで熱し上げた。

 右の掌を以てガーディの鼻頭を覆い地へ後頭を押し付けると、その一切の肉体の自由を奪う。

 そうしてもはや一片の抵抗すらもガーディが返せない状態へ彼を束縛すると、尻を鞭のようしならせては上下の律動へ躍起になる。

 

『うふォ……ッふォおお……果てるッ。穢らわしい狗の一物を、仇の小娘の肉壺で苛んで果てるゥ……!』

 

 呼吸も荒く、溶け出すかのよう全身から汗を噴き出させては、借り物であるリンの幼い肉体へ到来する初の絶頂の相伴にあやかってパオジアンも苦しげに眉をひそめた。

 そして一際強く腰を打ち付け、睾丸もろともにガーディのぺニスを子宮口で敷き潰した瞬間──

 

『ンォホォオオオオオオオオオオオォォッッッッ!!』

 

 つい先刻までの貴人然とした振るまいなどかなぐり捨てては獣声を上げ、パオジアンは絶頂を迎えた。

 それとほぼ時を同じくして、ガーディもまた初となる射精を慈悲もなくリンの胎内で果たしては──仰向けに喉を反らし全身を痙攣させる。

 

 初精であることに加え今の状況とあっては、ガーディにとっての射精は快感と程遠い感覚であった。

 ただ排泄の器官から吐き出されるそれが、心身の両面をもってリンを汚してしまっている事実に滂沱するばかりだ。

 

 それでもしかし若く頑強なガーディの肉体は放尿のごとくに射精を続け、一方でリンの子宮もまた生殖の本能を刺激されては、幾度となく膣を蠕動させてそのぺニスから精液を絞り上げた。

 

 やがてはガーディからの精の放出が終わり、本来ならば神聖であるはずだった全ての儀式が終わると……パオジアンは両膝頭に手の平を被せては、引き抜くようにして身を起こす。

 そうして膝立ちになりながらガーディの鼻先へ股座を寄せると、

 

『ほぅれ……しかと見よ。貴様の罪の証だ』

 

 恥丘の両脇に指先を添え、そこから左右へと膣を展開しては陵辱の限りを尽くされた内部をガーディの眼前に晒す。

 破瓜の鮮血がガーディの精液に撹拌されて色を薄めたそれは、さながらに桜の花をそこへ散らすかのよう膣口から桃色の残滓を溢れださせていた。

 

 それを確認するや、ガーディは一切の躊躇いもなくそこへ舌を這わし、償いとリンへの慈しみを表さんとばかりに舐め尽くしては誠実に後戯を施す。

 

『キルキルキル! 憐れよお! 惨めよのう! 共に畜生道へと堕ちた気分はどうじゃ!?』

 

 一方でそれを受けるパオジアンは、依然として呼吸(いき)を荒らげながら声の限りに嗤い、そして二人を蔑んだ。

 やがてはそんな嘲笑にも一区切りをつけると、

 

『ふん……もはやお前らで遊ぶのも飽いてきたわ。共にその首、掻き切ってくれる』

 

 遂に一連の凶事を終わらせるべくにパオジアンは左掌を天へと掲げる。

 そうしてそこへ氷剣を発生させ、それにて全ての終わりを告げようとしたその時──

 

『うぬッ……な、なんじゃ……?』

 

 パオジアンにとって予期せぬことが起こった。

 

『つ、剣(つるぎ)が………!?』

 

 掲げる手の平にはとめどもなく流水が溢れるばかりで、パオジアンの氷剣は辛うじてその切っ先のみが現れるばかりであった。

 

 同時に己の身の異変にも気付く。

 

 とうに閨事の熱も興奮も過ぎ去ったはずの肉体は依然として滝のような汗を噴出させ、いつまでもパオジアンの呼吸を息苦しくさせていた。

 いかに人の体を寄り代としているとはいえ、氷の化身たるパオジアンにとって今の状態は異常事態といっても過言ではない。

 

 そんな折り、ただ困惑もしきりであったパオジアンはふと──己へと向けられる意識を察知する。

 この状況とあっては、その主は一人しかいない。

 パオジアンはその者へ視軸を転じるとやがて、咬牙切歯に呪詛を絞り出す。 

 見下ろすパオジアンの憎悪の先にあった者は──

 

『貴様の仕業か……腐狗(くちいぬ)めが……!』

 

 依然、組み敷かれたその下で股座に鼻先を潜らせたガーディの視線であった。

 そしてその目は、つい先ほどまでの憐れな負け犬ではない戦士の目へと──再びそこへ輝きを宿していたのだった。

 

 この時になってパルジオンは初めて、己がガーディの罠に嵌められていたことに気付いた。

 

 戦いの始め、戦力差の分析において自身の力が到底及ばないことを悟ったガーディは『とある戦略』を実行に移す。

 それこそはこの部屋の温度を限界にまで高め、氷の化身たるパオジアンを弱体化させるというものであった。

 

 以降はそれを実行する為、ガーディは様々な戦術を一連の戦いに盛り込んだ。

 曰くそれは火炎放射を囮にした火炎車の追撃であり、フレアドライブによる急襲であり、そしてパオジアンがガーディを嬲り続ける間もその苦しみ悶える傍らで死に物狂いに発火を続けた演技に至るまで──。

 さもパオジアンに圧倒されていると思い込ませながらもさりげなく、そして確実にガーディは石室の室温を上げ、そこの酸素を消費し続けた。

 

 いかに自身の力で強化を施すとはいえ、酸素の運用効率が悪い人間(リン)の肉体に憑依してしまったこともパオジアンにとっては悪手と言えた。

 この時の為に造られた機密性の高い密室、リンの肉体、酸素の燃焼を可能とする自分──それらすべての環境を利用し、ガーディは思いつく限りの方法で戦術を積み重ねては、今の戦略を完成させるに至ったのだ。

 

 

 それこそは遥かな昔よりリン達ツェン家と共に、いつか訪れるであろうこの厄災へ対処すべくに研究と研鑽を積み重ねた一族の集大成と言えた。

 

 

 それら全ての企みに気付き、なりふり構わずパオジアンは場からの脱出を図ろうと注意を外へ反らせたその瞬間──ガーディもまた動いた。

 横たわらせていた肉体を爆発させるかのよう跳ね上がらせるや、ガーディはパオジアンの首根に噛みついては押し倒し、今度は自身が上に覆い被さる体位を取る。

 

『くッ……お、おおおおおお! 離せい! 腐狗ゥッ! 離せェェえええええええッッ‼』

 

 パオジアンもまた激しく抵抗をした。

 両掌より氷剣を呼び出すや、それを以て死に物狂いにガーディを切り刻む。

 しかしそれを受けてももはやガーディが怯むことは無い……時すでにガーディは、この厄災と刺し違える決意を固く心に決めていた。

 

 連綿と一族の間で受け継がれてきた宿願と魂とを、今まさに燃やし尽くす時が来たのだ。

 

 組み敷くパオジアンの首を噛みしめ続けたまま、最後の燃焼をガーディは敢行する。

 その背より立ち上がった業火は、さながら翼を広げるかのよう巨大に石室へ舞い上がっては、そこにガーディの命の煌めき広げた。

 炎は様々な形をそこに象っては消えていく……それは人々の姿のようにも見えれば、様々なポケモン達の面影のようにも見えた。

 そしてそれら炎が石室を満たしてはこの戦いを俯瞰した時──

 

『く、口惜しやッ……恨めしやァァ……』

 

 それらを目の当たりにし、初めてパオジアンは恐怖に眉を歪ませる。

 天へと吹き上がるガーディに炎の中に、実に多くの者達をパオジアンは見た。

 曰くそれは自分が殺め苛ませ狂わせた者達であり、そして戦い挑んでは辛酸をなめさせられた者達であり……それらパオジアンに係わった全ての魂たちが今、刻(とき)を超えて此処へと集結していたのだ。

 

『あ、アアアアァァァアアアアアァァ………恐ろしやァァァァァ……、…………』

 

 そしてパオジアンが完全なる敗北と恐怖とを確信した瞬間──その邪悪なる意識はリンの中から消滅した。

 斯様なパオジアンの末路を見届けて、やがては炎の治まるガーディもまた跡を追うように意識を失う。

 

 もはや肉体には灯火ほどの体力も残されてはいない──

 いつしか全ての感覚が消え失せて、その意識は眩い光の中へと溶け込んでいく。

 

 事ここに至り、彼にもう心残りは無い。少なくとも自分の役割は果たせたとも思う。

 一族の悲願がここに達成させられたのであるならば、もうガーディに生への未練などは微塵も残されていなかった。

 

 ただ……ただひとつ、最後にガーディはリンの声を聞きたいと思った。

 一族やその眷属などという関係や世界とは別に、あの優しくも愛してやまない少女に労ってもらい、そして名のひとつも呼んでもらえたのならばどれだけ幸せなことなのだろうか、と……

 

 

 そんなささやかな願いを胸に秘め、ガーディは最後の瞬間を迎える。

 巡りゆく追憶の中にはリンと共に過ごした幸せな日々の光景が──溢れんほどに映し出されてはガーディの末期を彩ってくれていた。

 

 

 

 

 

 

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