ガーディを仰向けに横たわらせ、リンは下腹の毛並みの中へと鼻先を埋めた。
そこから幾度となく深呼吸を繰り返しては彼のペニスを探り当てるわけだが、鼻先に感じるガーディの腹の香りとそして体温、さらには絹のごとき柔らかな毛並みの感触に──
──はわ~……サイコー……♡
しばし恍惚とする。
こうしてガーディの腹の嗅ぐ行為は以前からも時折り行っていたが、自身がポケモンになってもそこに感じる多好感に変わりはなかった。
しばししてガーディが切なげな声を出してきてはリンも我に返る。
今日はこんな二人の関係を更なる先へと進ませる行為なのだ──改めてリンは鼻頭を潜らせる行為に躍起になった。
しばしして鼻先に粘膜の感触を感じた。
滑らかな毛並みの中にあってその一点だけが無毛で湿り気を帯びている感覚は間違いなくガーディのペニスそれである。
それを改めて確認するや、リンは躊躇もなくそれを咥え込んだ。
途端舌上に強い塩気が生じる。
しかしながら既に溢れ出していた腺液が唾液に溶け込むと、その味わいはまた変わったものとなる。
──ガーディのおチンチン美味しい……舐めてたらまたセーエキ出るかな?
そんな期待がリンの唾液腺を崩壊させてはより一層にしゃぶる速度と吸い付けさせる頬の動きとを忙しなくさせていく。
先のパオジアン主導によるレイプ以前にはこうした性知識などまったく持ち合わせていなかったリンも、今現在パオジアンと同化するにあたり彼女の持っていたそれら知識をリンもまた共有していた。
それによりこうした閨事に関する知識は元より、それに所以する興味や悦びといったものも、今のリンは実に肯定的に受け取ることが出来るのだった。
その現れとして、
『んぅ……ぷはッ。ねえ、ガーディもわたしのオマンコ舐めてー♡』
リンは自分達の体位が互い違いになるよう跨ぎ直すと、自身の尻もまたガーディに向ける。
短毛であるパオジアンの体とあっては毛並みをかき分けるまでもなく、既に濡れ割いた陰唇がガーディの眼前に膣口を広げていた。
そこから立ち上がる芳しいその香りに当てられてガーディも発情を促されると──まさに獣の如くにそこへと鼻先を埋める。
荒々しく舌先を膣内へ挿入させると、そこから縦横無尽にそれを動かしては大きく膣壁を舌でこそぐ。
その愛撫に反応し、依然としてペニスを咥えたままのリンがくぐもった声を上げる様子(レスポンス)がなおさらにガーディを興奮させた。
ガーディにしてもつい先ほどまでは交尾の知識などまったく無ければ、まだ発情すらも迎えたことのない個体であった。
ゆえにパオジアンによる逆レイプはその行為中は元より、射精に至っても快感を感じられずにいた訳だが……今こうしてリンと重ねる褥は、性に対する興奮と強い期待とがこれ以上になくガーディの心を踊らせていた。
斯様な性の目覚めには、先の治療において自分の中へと注ぎ込まれたパオジアンの生命力が由来しているのだとガーディは気付く。
あの時にパオジアンの持つ記憶や経験といった情報もまたガーディの中に注ぎ込まれ、それをリンと共有するに至った──おそらくは当の本体であるパオジアンの声が脳内に聞こえるのもそうした理由からだろう。
しばしそうして互い慰め合っていると、
『んおぉッ!? んむぉぉおおおお……もうダメェ……ッ!』
リンが先に果てた。
咥えていたペニスを離してそこへ横顔を縋りつけると、初めて迎えるエクスタシーに震える。
膣からは放尿と思しき量と勢いで愛液が吹き上がり、しとどにガーディの鼻先を濡らした。
『おッ♡ んッ、んおおおおお………ッ♡♡』
しなやかな背を仰け反らせて身を硬直させると、幾度となく身を痙攣させながらリンは絶頂の余韻に浸る。
やがてはその緊張も解けると──今度は一変して脱力し、液体さながらにガーディの上へと体をもたらせた。
斯様にして荒い呼吸を繰り返しては身を委ねてくるリンの体の重みがガーディには心地良い。
そんなリンの濡れ乱れた膣を、責めるでもなく舐めて慰めていると敏感な体はそれにすら反応しては再び潮を噴き上げる。
そんなリンの痴態を目の当たりに、改めてガーディは自身の情欲が昂るのを感じた。
頭の中はこの愛しいリンの膣へ自身のペニスを挿入することと、そして彼女を妊娠させたいという強い願望で沸騰寸前だった。
そして斯様なガーディの心の内を読んだかのよう、
『ふふ………いいよ。ガーディの赤ちゃん、産んであげる♡』
ふいに微笑んだかと思うと、リンが疲れた笑顔をこちらへと振り返らせる。
同時にガーディもまた、今の自分達がパオジアンの力によって一心同体であることにも改めて気付いた。
初めての性交にも拘わらずガーディがリンを絶頂させた手練やそしてリンもまた素直にそれを迎え入れられた理由には、こうした互いの快感をダイレクトに探り合える肉体側の装置もまた関連していたのだ。
そんな折──
[ やめろ! それだけは留まれいッ‼ ]
突如としてその声が二人の脳内に割り込んだ。
言わずもがな、その『装置』こそパオジアンである。
『あ、もう目を覚ましたなー。せっかく通信切ってたのにぃ』
[ やらいでか! 妾の体をこれ以上不浄の者に触れさせるな! 『交尾』などは言語道断じゃ‼ ]
表情が見えずとも分かるその切羽詰まった様子に二人は揃って鼻を鳴らす。
今日に至るまでこの厄災は、姿を変え存在を変えあらゆる権力者達を篭絡させては狂わせてきた。
先のリンの肉体を支配しての逆レイプ然り、それら行いは他者の肉体であるからこそ奔放に振舞えていたのだった。
しかしながらそんなパオジアンが今、本体たる我が身を汚されることに恐怖を抱き焦燥しているというのだから、その身勝手さにリンとガーディは多少の腹立たしさを覚えなくもなかった。
だからこそ……
『こりゃ、ちょっとお仕置きが必要だね』
呟く様にパオジアンへ語り掛けるや、リンは数歩を前へ歩んではガーディの上から退く。
そこにてリンは前足を折って身を屈め、改めて腰を突き上げてガーディの前へと尻を晒すや、
[ な、何をするつもりじゃあ……? ]
勿体付けた様子でゆっくりと尻尾もまた持ち上げ、その下に濡れ咲いた膣口を、リンはガーディの前へ開帳する。
そして重ねて折り畳んだ前足の上に顎をもたらせながら、リンは背後のガーディへと妖艶に微笑んでみせると、
『召し上がれダーリン♡』
それを受け起き上がってきたガーディもまた、リンの尻に両前足を添えては後ろ足で立ち上がる。
[ あ、あああ……やめろォ……やめてたも………ッ ]
垂涎のよう腺液の滴り続ける先細りのペニスを膣口へと誘導し、そしてそれが陰唇をかき分け膣口を探り当てた次の瞬間──ガーディは一息に根元まで、自身のペニスをそこへ挿入してしまうのだった。
[ ぎゃあああああああああああァァァァッッ‼ ]
『あんッ♡ キタぁッッ♡♡』
まさに対照的なリンとパオジアンの声がそれぞれにこだました。
そこからガーディは思うまま、力の限りのピストンを敢行する。
リンが相手ではあるものの、その肉体は屈強なパオジアンのものであり、それに順応しているリンもまた快楽の内にそれを受け止められるように仕上がっている。
事実、そんなガーディからのピストンを受け止めるリンは──
『あんッ、スゴいッ! 気持ちいいッ♡ ガーディのおチンチン、サイコーッッ♡♡』
石畳へ横顔を押し付けては、ガーディのぺニスによってもたらされる快感に、理性などかなぐり捨てた声を上げた。
その一方では……
[ ああああああ──ッッ!! や、やめてェ! やめてたもッ! 狗の一物など妾の中へ納めぬでおくれェェッッ!! ]
パオジアンの悲痛な絶叫が、リンとガーディの脳内には響き渡っていた。
この時ガーディは、純粋な性欲以外の衝動もまた自分を突き動かしている感覚を覚えていた。
ひとつはリンに対する想いだ。
彼女とひとつになれることの達成感は、一個の生物としての喜びをガーディに感じさせてくれた。
そしてもうひとつのそれこそは……誰でもない、このパオジアンを調伏していることにこそある。
リンに全てを奪われてしまった彼女を憐れむと同時、しかしガーディの中にはその様を目の当たりにして、言い様もなく胸がすく思いもしていた。
それこそは代々に渡る一族および、この厄災によって非業の最後を遂げた者達の無念が、今のガーディの体を借りては、その仇を討っているに相違ないとも確信した。
なればこそ遠慮は無用である。
パオジアンの細い尻へさらには力を込めて爪を食い込ませると、ガーディは更なるピストンの激化を図った。
[ ガッ、ごォッ……死、ぬゥ……んぐォォ………、…ッ! ]
『んおゥ! んほぅッ♡ しゅ………しゅごおぉ……ッッ♡♡』
神に近い厄災ポケモンの力を貰い受けたガーディの交尾はもほや、結合部から煙が立ち上がらんばかりの勢いで繰り広げられる。
その激しさたるや、罰を受けているパオジアンは元よりリンですらもが意識を朦朧とさせるほどのものであった。
その最中でガーディもまたぺニスへの痛痒感に射精を予期する。
そして当然ながら精神の繋がったリンとパオジアンは──
『出してぇ! いっぱいセーエキ出してぇぇッッ♡♡』
[ 嫌ァァァァッッ!! お願い、やめてェェェェッッ!! ]
それぞれに絶頂を迎えると同時──ガーディもまた思いの限りの射精を二人の膣の中へと果たした。
背後からリンの背中へと覆い被さり、その首をうなじから噛み締めてはくぐもった唸り上げつつ渾身の種付けを敢行する。
[ ああ、あああぁ………… ]
それを受け、もはや抵抗する気力すらをも完全の奪われて屈服したパオジアンの意識は……やがて再びリンの中から消え去っては沈黙した。
斯様なパオジアンの断末を見届けるや、ガーディは憑き物が落ちたかのよう我へと返る。
そして同時にリンの事もまた思い出すや、ガーディは噛み締めていた牙を離しては、慌てて彼女の様子を窺った。
そこには赤真珠の如くに血を滲ませた歯痕を首筋に残したリンが、その口角に泡を噴き上げては横顔を石畳に押し付けている姿が目に入った。
慌てて身を離し介抱しよう試みるも──ぺニスの根本がコブ状に肥大化してリンの膣に嵌まり込んでいる事からも離れること叶わず、むしろそこに走る激痛に思わずガーディでさえもが悲鳴を上げた。
しかしその一方で……
『はぁはぁ……いいよぉ、ガーディ……無茶しないでぇ……』
依然として俯せているリンから声が掛けられる。
見れば肩越しにこちらへと流し目を送るリンが微笑んでいた。
『それよりももっと後ろから抱いて……ずっとギュッてしてて……』
言いながらリンが体を横たえると、ガーディもまた釣られる形で共に添い寝をする。
リンの望む通り、包み込むようにその肩へ顎をのせると前足を腹の前に回しては背中から抱き締めるようにして身を寄せた。
気付けば根本のコブが嵌まり込んだぺニスからはまだ緩やかに射精が続いていて、それが脈打つ度に送り出されるリズムと、そして身を重ねるリンからの鼓動とが重なっては、狂おしいほどにガーディを幸せな気持ちにさせた。
その感覚を共有する二人にもはや言葉は必要なかった。
ただ激動であった一日を振り返りながらいつしか──二人は深い眠りへと落ちていくのであった。