※この作品はR-18です。

三擦り半のマス☆カーニャ   作:たつおか

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※ 注意!

 この章にはポケモンに対する、流血を伴った暴力や凌辱、レイプ、肉体の欠損、虐殺行為などの、残虐的な描写が含まれます。
 自己責任のもと、お楽しみください。







第3話・ピカ虐 ( 2 ) - 公衆面前レイプ

 

 

 あの凄惨を極めたキテルグマ戦の5日後──ピカチュウは再び、マスクド・コスチュームで地下リングに立っていた。

 

 前回の試合はピカチュウが踏みつけられた時点で時間いっぱいとなり、結果は言うまでもなく彼女の敗北で幕を閉じた。

 左右両腕の肩腱板断裂と脱臼、顔面に至っては鼻骨骨折と上下左右の前歯が第一から第四歯まで破折という惨憺たる結果となった。

 試合の二日後に目が覚めた時も、全身を巡るその激痛によって覚醒したほどだ。

 

 この地下プロレスの専用医療室で目を覚ましたピカチュウもしかし医療行為自体のレベルは高く、傷の深さに比例して、翌日には自身の手で食事がとれるほどの回復を見せた。

 それでもしかし問題であったのは、肉体よりもピカチュウのメンタルにこそあった。

 

 あの一戦以降、ピカチュウは眠れぬ日が続いた。

 静寂の中で目を閉じると、キテルグマとの試合の一部始終が鮮明に脳裏へ甦ってはピカチュウを恐怖させた。

 もはやこの時、ピカチュウは自分のレスラー人生がここに終わったことを悟る。……おそらくはもう、表の舞台であってもリングに上がることは叶わないだろう、と。

 

 しかしながら周囲の状況はそんな彼女に休むことを許さない。 

 

 枕元にて看病を続けてくれたユンストは、ハリマロンや道場の仲間達の様子を教えてくれた。

 まずハリマロンについては、最初のファイトマネーにより専門の病院への入院が叶ったと聞き、そのことにピカチュウは心から安堵した。 

 

 しかしながらその症状は予断を許さない状態にあり、以降の回復の為には早急な手術が必要という診断が為されたという。

 当然のことながら手術には別途の治療費が発生し、今後の入院やリハビリまで考えた場合その額は──この地下プロレスあと2回戦分のファイトマネーが必要ということであった。

 

 再度またあの地獄に身を投じなければならいことにピカチュウは震えた。

 親愛なるハリマロンの為とはいえそれでもすぐに返事をすることは能わず、それどころか再度思い返される試合の凄惨さにピカチュウは失心寸前の体で恐怖しては嘔吐をした。

 

 それでもしかし……最後には、道場に残された仲間達が、今回ピカチュウの稼いだファイトマネーで心行くまで暖かい食事にあやかれたことと、そして彼女に感謝と応援をしていたことを聞かされ──ピカチュウは今後の戦いへ身を投じることを決める。

 

 むしろ、あとたった二回の試合でハリマロンの治療費と仲間達への食事代が捻出できるのは幸運であると思い直した。……そう思い込むことで自分を納得させようとしたのだ。

 

 かくして一応の治療を終えると今日──ピカチュウは再びあのコスチュームに身を包んでは、このリングへと戻ってきた。

 

 リングの赤コーナーに身を寄せては試合開始を戦々恐々と待つピカチュウに、初戦の時のようなパフォーマンスを行う余裕などは無い。

 ただひたすらに深呼吸を繰り返しては恐怖に飲み込まれてしまわないように精神統一を図るばかりだ。

 もし万が一の時に身が縮こまってしまうようなことにもなれば、それこそは命を落としかねない。

 

 試合前に打たれた痛み止めか、はたまた精神安定剤の効果か肉体からは直前まで続いていた傷の痛みが嘘のように引いている。

 目下に手の平を見下ろして握ったり開いたりを繰り返しては体の調子を確認するピカチュウの目にはしかし、今日のファイトに臨もうという意気込みや気概の光というものは微塵も無い。

 

 我ながらこのコンディションは最悪だと思う。

 こうした気持ちでいる時の試合や練習は、勝つことはおろか最悪の場合にはケガにもつながることをピカチュウは知っていた。

 それが分かりつつもしかし気持ちが入ってこないのには、もはや自分が勝てないことを前提に考えている事、そしてその敗北からもたらされる痛みや凌辱に対する恐怖心が根底にあるからということまで、この時のピカチュウは現実逃避の傍らに分析していた。

 

 ともあれ試合時間は前回同様の45分──今日は出来る限りに相手を回避しては、どうにか時間いっぱいを逃げ切ろうとピカチュウは最低限の作戦を心に決める。

 そうして本日数度目のため息を深く湿らせたその時──会場に歓声が上がると同時、明らかなポケモンの咆哮がピカチュウの鼓膜を振動させた。

 

 そのあまりの大きさに青コーナーを振り返れば……そこには場外から跳躍してきたと思われるポケモンがちょうど降り立っては、声の限りの叫びを天へと吼え猛ていた。

 

 人型のシルエットと赤い体毛のそれ──対面に居た者は、恐ろしく巨躯のガオガエンそれであった。

 試合が始まる……またあの恐怖と痛みの記憶が脳裏に甦る。

 そうして揺れる心に覚悟も定まらないまま──ゴングは鳴らされてしまった。

 

 開幕直後、ガオガエンは咆哮しながらの突進を敢行してきた。

 我に返り、反射的に左へ避けて交わすと、空を切った体当たりはコーナーに直撃してそこをガオガエンの形に歪ませる。

 

 その様に血の気が引くと、むしろそれによりピカチュウは冷静さを取り戻す。

 素早く飛びすさって距離をおくピカチュウは改めてガオガエンの観察もした。

 

 終始吠え続けているガオガエンは目の焦点が定まっていない。

 前傾姿勢に身を屈め、座らない首を落ち着きなく左右へ傾げては正面に戻すを繰り返すその動きからは、おおよそ理性的な印象は微塵も見られない。

 

 その事にピカチュウは違和感を覚えた。

 ガオガエンは豪放磊落に相手をパワーで圧倒するファイトスタイルには違いないが、いま目の前にいるこれは明らかに正気を失っている。

 もはやその様たるや、ポケモンというよりは野性動物といっても良かった。

 そうしてガオガエンを観察するピカチュウは──とある一点に気付いては、その身を総毛立たせることとなる。

 

 見つめるガオガエンの股間一点が大きく膨らんでいることに気づいた。

 しかもそれは全体がなだらかに盛り上がる程度のものではなく、明らかにそこへ一点──棒状の陰影を屹立させている。

 

 腰回りの体毛とは違う体色のそれは、その先端に照り付けるライトを反射させてさえいた。

 その段にいたり、ピカチュウはその股間の一物の正体を悟る。

 

 それこそは勃起して屹立したぺニスが、その先端から腺液を漏らして、そこを濡れさせているに他ならなかった。

 

 それを確認した瞬間に身を走った悪寒は、一時ピカチュウの中から全ての恐怖を払拭してしまうほどの嫌悪を覚えさせた。

 体育会系の業種に加え、自分以外は全てがオスという環境に身を置いているピカチュウが異性の裸やペニスを目撃してしまうなどは日常茶飯事であった。

 そうであってもそれに対してこうまで嫌悪を抱くことは無かったし、むしろ同年代で気心の知れているハリマロンに対してなど、半ばセクハラまがいのイタズラを仕掛けることなどもしょっちゅうであった。

 

 しかしながら今ピカチュウを悪寒たらしめている理由こそは、このガオガエンに明確な『性欲』が現れているからに他ならない。

 もはやそこには本来の目的である生殖では無く、ただペニスに快感を与えたいという自己の欲望の発散のみが反映知れている肉体こそが、何よりも雌のピカチュウを嫌悪たらしめる原因であった。

 

 しかしながらふと、これがハリマロンであったならば──などとピカチュウは考えてしまう。

 彼と二人きりで同じように求められる自分を想像した時、場違いにもピカチュウはその頬を緩ませてしまうのだった。

 

 そんな本当に瞬き程の妄想が──瞬間のピカチュウの反応を鈍らせた。

 気が付けば、目の前には一躍して飛び掛かっていたきたガオガエンの、牙をむいて口中を開け放った顔面が迫っていた。

 それでも辛うじて身をスライドさせると、寸でのところでピカチュウはその突進を回避する──……したはずであった。

 

 思わぬ衝撃に身を引き留められ、その反動にピカチュウは大きく首を仰け反らせる。

 感覚的には右腕を強く引かれた感触があった。

 さてはコスチュームの袖口が捕らわれてしまったかとそこへ視線を運び……ピカチュウは固まる。

 

 目の前には、ピカチュウの右手を強(こわ)く噛みしめたガオガエンの顔面があった。

 

 その鼻頭に幾重にも皺をよせ、吊り上げた口角が耳に触れん遭わんばかりに噛みしめた牙の狭間──ピカチュウの右手はその人差し指から小指にまで至る、拳骨の部分が丸々と挟み込まれてしまって居る。

 

 さらにガオガエンが咬筋に力を込めて嚙みしめると、右手に骨を噛み砕く野太い音と感触が伝わると同時、ガオガエンの歯間から鮮血が溢れるとピカチュウの脳内にも激しい痛みが爆発した。

 

 その痛みと、さらには利き腕を囚われてしまったことの混乱から、ただ子供のようにガオガエンの鼻先を左手で打ち叩きながら支離滅裂な罵倒を繰り返すしかないピカチュウは──この時、最悪の事態を予想してはその恐怖に飲み込まれていた。

 

 そしてそんなピカチュウの心中を見透かしたかのようガオガエンは一層に牙を噛みしめると、さらに激しく首を左右に振り払っては幾度となくピカチュウを眼前に振り回す。

 体格差もありなされるがままに翻弄されるピカチュウの頭には、右手から伝わる何かの引き千切れる音が暴風のように反響していた。

 

 そして幾度目かにガオガエンはその首を振り切った瞬間──ピカチュウはあっけなく解放されてはリング状に転がされる。

 二転三転して落ち着き、両手を突いて上体を起こそうとしたピカチュウは、そこにある己の肉体の変化を見つけては言葉を失った。

 

 リングに着けたその右手は──親指だけを残して残りの指が全て消え失せていた。

 荒々しく噛み破られたことで、断面の荒い傷口からは解された筋繊維とそして腱や骨といった部位が白く剥きだされてはピカチュウの視線に晒されるばかりだった。

 

 そして一動作を置いて激しく出血を始める己の右手を、ピカチュウは反射的に腹部へと抱き込み、それにて止血を行おうと試みる。

 

 己の指が……その手が失われてしまった事実に困惑してはもう、ピカチュウにはその現実の非情さに泣きじゃくるしか出来ない。

 そんな混乱しきりのピカチュウであっても、このリングの上では彼女を思い遣ってくれる者などはいないのだ。

 身を丸めて蹲るばかりのピカチュウの前に影がさし、そしてそれに彼女が顔を上げた瞬間──その顔面に凄まじい衝撃が走った。

 

 それを受け、半ば失心の体で仰向けに倒れ込むピカチュウの前からは、右前足を突き出した姿勢のガオガエンが現れる。

 うずくまるピカチュウの鼻先へと、渾身の前蹴りを放ったのだった。

 

 既に前の試合で鼻骨を骨折していたピカチュウの顔面からはその衝撃で再び夥しい量の出血が起こり、さらには右手からも溢れ続けているそれと併さっては、たちどころに彼女を地の海へと沈めた。

 

 もはや言葉にならぬ呻きを力なく上げ続けるばかりの、文字通り指一本動かせなくなってしまったピカチュウを……その顔面をワシ掴んではガオガエンも眼前に吊り上げる。

 

 巨体な掌の中、指々の隙間から辛うじて見下ろすそこには……反りも鋭く屹立したガオガエンのペニスが見えていた。

 嗚咽まじりにこれからこの獣が行おうとしている事への制止を懇願するも、もはや己の欲望を満たす瞬間を目前としたガオガエンにはどんな声も遠い。

 

 筒でも抱えるかのよう、ピカチュウの小さな体の脇に両手を通して握りしめると、ガオガエンは自身のペニスの切っ先へとピカチュウの股間を近づけていく。

 いよいよその瞬間が迫ったことを悟り、それでも最後の抵抗をするピカチュウであったがそんな抵抗も空しく、ガオガエンのペニスは一息に根元まで──ピカチュウの膣内へと挿入されてしまうのだった。

 

 その瞬間、ピカチュウは自身でも驚くほどに高い悲鳴をあげた。

 しかしながらそれは痛みに由来するものではない。

 今日まで守り続けていた操を、暴力の果てに奪われることへの本能的な悲しみがそんな声をピカチュウに上げさせていた。

 

 そして悲しいかな、斯様なピカチュウの声と反応はより一層にそれを蹂躙しようとするガオガエンを悦ばせた。

 もはや体格差の遠慮も無く、力の限りに……快感の赴くままに腰を突き上げてはピカチュウの膣内をかき乱していく。

 

 一切の前戯も無しにぶち込まれたことと、さらには猫科ポケモン特集の無数の針を宿したペニスは膣壁を存分に傷つけては、遂にそこを出血へと至らしめる。

 しかしながらこの時のピカチュウにはもう──それら様々な痛みに対する抵抗はその一切が消え失せていた。

 

 首の座りも無く頭を背後に垂らしては、櫓をこぐようにピストンされるガオガエンの動きに合わせて力なくそれを揺らした。

 斯様な暴力の果てに行われるレイプの最中、ピカチュウの乱れる視線は客席や、はたまた照り付けるライトなど実に様々な方向へと飛ばされる。

 

 そんな千変万化する視界の中に……ピカチュウはハリマロンの姿を探した。

 

 彼の顔が無性に見たくなった。

 その優しい声を聴きたかった。

 こんな場所にいるはずもないハリマロンを探すピカチュウの思索は、もはや壊れつつある精神を保つ為の最後の防衛機能であったのかもしれない。

 

 やがては狂ったように腰を動かし続けていたガオガエンが一変して背を反らし身を直立させるや──夥しい量の精液が自身の胎内に吐き出されるのを感じてピカチュウは我に返った。

 胎内のぺニスが射精ごとに蠢くたびに子宮を圧迫してくるその感触に吐き気を覚えながら、ピカチュウの意識もまた遠くなりつつあった。

 

 

 そうして全ての感覚が消える瞬間、ピカチュウが胸に抱いた想いは恐怖でも後悔でも、そのどちらでもなかった──……

 

 

 ただ己の操を守れなかったことを、ハリマロンに対して申し訳なく思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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