いよいよ以て彼女達を愛してやる運びとなり、一旦騎乗位を解かせては二人をベッド上に横たわらせる。
四つん這いになり尻尾をめくり上げては愛液滴る膣と色素が沈着した肛門を盛り上がらせるニャオニクスと……そしてその隣には仰向けに寝そべり、膝を折った両足を開脚しては羞恥に耐えかねて視線を外すイエッサンという、その反応の対極した二人がベッド上にはいた。
そんな彼女達を前にしてそれぞれニャオニクスにはj後背位に俺が、そしてイエッサンの前には正常位にロイグが陣取る。
興奮から角度を調整するのにも痛みを感じるほどに屹立したペニスの根元に指先を添えると、俺達はその先端をそれぞれの膣口へと宛がった。
僅かに亀頭の先端が陰唇に埋もれると、その感触に反応して二人の体が瞬間的に跳ね上がる。
そしてその膣が十分に濡れていることを確認しながら徐々に亀頭を馴染ませ、より深く体を密着させると……俺達は再び膣への挿入を果たすのだった。
膣口を広げ亀頭が完全に挿入されると、膣壁に感じる粘度の違う粘膜の摩擦に二人は揃って声を上げた。
イエッサンが悲鳴のよう瞬間的に小さな声を漏らしたのとは対照的に、ニャオニクスは長く尾を引くよう大きな声を上げる。
一連の反応からも分かる通り、イエッサンはまだセックスに対して不慣れなところがある。
その快感は知っていても、経験回数が圧倒的に少ないのだ。そもそもが俺との行為であってすら、頻繁に行うことはなかった。
ゆえに今回のスワッピングにおけるイエッサンの反応が気がかりではあったが、その相手を務めてくれたロイグが紳士的であり、また彼女の反応に合わせてリードをしてくれることからも、イエッサンが一方的な快楽の捌け口にされるようなことは無いことに安堵と共に感謝もした。
一方で俺とニャオニクスではあるが──こちらは俺が彼女のテンションに振り回される有り様だった。
高低のバランスもデタラメに、思いの限りに声を上げては全身全霊で俺のペニスを咥え込んでいる彼女からは、むしろ相手ならば誰でも良いような快感の一方通行さが見られた。
体格差もあることから痛がらせてしまわぬようピストンを控える俺に対し、ニャオニクスは自身から尻を突き出しては、俺達の腰元が激しくぶつかるように、はたまた挿入された亀頭の先端がより深く子宮口をえぐるように自らハードファックを望む有り様だ。
『気にせずに動いてくれていいですよ』
他人のパートナーということもあり、すっかり気後れしてしまっている俺を見かねたのか、隣のロイグがそんな俺へと声を掛けてくれた。
『うちのニャオニクスは丈夫ですし、むしろ手荒く扱われる方が好きなんです。……たとえば』
言いながらロイグは腕を伸ばしてくるとその指先をニャオニクスの肛門へと這わせ、次の瞬間には抱き合わせた中指と薬指の二本を、無遠慮にそのアナルの中へとねじ込んでしまった。
それを受け、ニャオニクスは項垂れていた頭を跳ね上げる。
牙を食いしばり、絞り出すよう苦し気な声を上げる彼女にもしかし、膣からは放尿よろしくの潮が吹き上がってはいかにその無体な仕打ちが快感であるかを知らせるかのようであった。
俺のペニスとそしてロイグの指による挟撃に晒され続けながら浅い絶頂を繰り返すニャオニクスも、遂には四つん這いの体位すら保てなくなってベッド上に腹ばいとなってしまう。
そんな彼女のアナルから指を引き抜き、その味を確かめるよう指先を舐めてみせると、
『さあ、遠慮なく壊しちゃってください』
自分のパートナーであろうに、ロイグはどこか楽し気にそんなことを俺へと言って来るのだった。
もはや彼女とそのパートナーがそれを求めるというのであれば、俺もまた応えないわけにはいかない。
俯せるニャオニクスの両脇に手を置いて体を支えると、そこから俺は体重を乗せた激しいピストンを敢行していった。
それを受けベッドシーツを食い破らんほどにそこへ顔を埋めては絶叫を押し殺すニャオニクス──斯様にして俺達のセックスが軌道に乗ったのを見届けると、ロイグまたイエッサンを本格的に攻め始めた。
3分の2ほどまでしか挿入されていなかったペニスを徐々に馴染ませながら、その全体を彼女の膣(なか)に収めていく。
イエッサンの膣の容量に対してロイグのそれは明らかに大きく、その全体が収まってしまうと亀頭は子宮口をこじ開けんとするかのよう強く深部へと突き立ってしまう。
それを受け、イエッサンは声すら上げられずに身を仰け反らせた。
目を皿のようにし、陸の魚のよう空を咀嚼する表情はいかにも苦しげではあったが、それでもそこへ強い快感を伴わせていることは、パートナーの俺には手に取るように分かった。
こんな表情など俺との行為の時には見せてくれなかったと思うと、俺の心には実に様々な感情が沸き起こってはうねりを起こす。
それは嫉妬であり、身勝手に裏切られたと思いこむ故の失望や、はたまた俺が彼女にこの快感を与えられなかったことへの申し訳なさ……ニャオニクスを抱いているというのに、既に俺の頭の中はイエッサンのことで一杯だった。
しかし反面、この一事を通して俺は改めて彼女の存在の大きさと愛しさとを知れたような気もした
そしてそんな俺の想いが──けっして一方通行ではなかったことにもすぐに気付く。
依然として正常位で責められ続けるイエッサンの左手が、何かを求めるように閃いては空をかいだ。
何かを触れようとしてそれを探している仕草のその左手を前に、俺は居ても立っていられなくなり反射的にその手を取る。
イエッサンの掌に同じく左手の親指を添わせてやると、彼女もまたそれを握りしめては快感に引き絞っていた瞼を開いては俺の姿を探す。
そして視界の先に俺を見止め、ようやくに互いの視線とが合った瞬間──イエッサンは笑った。
安堵に満ちたその表情と共に、俺の親指を握りしめる左手にはいっそうに力が入るのを感じると──
「イエッサン!」
それを受け止めて、俺の中の感情もまた爆発した。
彼女への愛しさを現すかのよう、組み敷いたニャオニクスを押しつぶすピストンはより激しさを増していく。
もはや此処には、スワッピングもロイグもニャオニクスも居なかった。
在るのは俺とイエッサンの二人だけであり、そしてこれまでで最高のセックスに俺達は身を投じていた。
感情と快感、そして愛までもシンクロさせた俺達の終焉もまた同時だった。
一際強く彼女を呼んで腰を打ち付けるとその瞬間、俺は完全に亀頭の先端で子宮口を貫いては、その内部での射精を果たした。
同時にイエッサンもまた強い絶頂から、弓なりに身を仰け反らせると──胎内で爆発する灼熱感を感じ取っては、幾度となく小柄な体躯を痙攣させる。
遠くでロイグの低い呻き声やニャオニクスの絶叫もまた聞こえたような気もしたが、もはや意識が白ずむ俺達にとっては、そんな外界のことなどは何事であろうとも些末なことであった。
ただひとつ、握り合う手の平同士にイエッサンと俺はお互いを感じていた。
その世界に在るものはただ二人だけ──……俺達には、それで十分だった。