紛う方ない性的なその接触に、瞬間レウーの理性も反応してはそれに抗おうとするが──即座にそんなものは霧散して、レウーもまたフローゼルの乳首へとむしゃぶりついた。
性欲が彼の理性を振り切ってしまったというよりも、レウーは己からそれを捨てたのだ。
相手は慕ってやまなかったフローゼルであり、そしてこの瞬間こそは幾度となく夢見たものであった。
その状況を前に、むしろレウーは自ずからそれを受け入れさらには……
「フローゼル、好きだぁ! ずっと、キミとこういうことをしたかった! 初めての人は……僕がなりたかった!」
すがるよう彼女の胸へしがみ付いては、その思いをようやくにレウーは告げる。
それを受け、瞬間驚いたように目を剥いたフローゼルもまた──その瞳を潤ませると感極まった様子でレウーを抱きしめては荒々しくその唇を奪う。
……想いを寄せていたのは、彼女もまた同じであった。
しばしキスを交わしながらも依然としてフローゼルの右手はレウーのペニスを愛撫し続ける。
溢れだした腺液が、剥いては被せられるを繰り返す包皮の下で撹拌されその先端に白くきめ細やかな泡を作りだす。それらがさらに溢れてくる腺液に押し流されて溢れると、瞬く間にフローゼルの掌はレウーの腺液にまみれてはそこに卑猥な水音を立て始めるのだった。
レウーもまた本能の赴くままにフローゼルの乳首へと吸い付くと、先ほど以上に無遠慮でそして激しい責めを展開する。
千切れんばかりに吸い付けては、空気を弾けさせて開放するを繰り返しながら、さらには残る乳房もまた荒々しく揉みしだいては、その先端を左手に手捻り上げた。
そんな手荒いレウーからの愛撫にフローゼルも声を上げて身を仰け反らせるも、そこに満ちているものはけっして痛みだけではない。
レウーとこの瞬間を迎え入れられた悦びと、それに伴う快感もまたそこには満ちていたのだ。
そしてその想いと肉体との快感がリンクするや、フローゼルの体にも新たな反応が生じた。
口中にて現れたそれに驚いてはレウーもまた目を剥く。
その時レウーの口の中には──熱い液体の飛沫が上がったのだった。
同時に摘まみ上げていた左手の指先にも迸る熱の感覚が伝わる。
口中に感じられる強い甘みと旨味とを含んだそれにレウーは、この時フローゼルが放乳したことを悟った。
「んん~……ぷはッ。すごいね、フローゼル。キミってミルクが出せるんだね」
一旦そこから口を離し、なおも乳首の先端から珠となって浮き出し続けるそれを見つめながらレウーは感嘆の声を上げる。
しかしながら同じ光景を見つめるフローゼンは、対照的に困惑した体で小さくかぶりを振った。
そんな互いの感覚の違いに困惑するレウーではあったが、
「え……もしかしてオッパイ出たのって、これが初めてだったの?」
すぐにこの乳通がいま初めての現象であることを知る。
斯様なフローゼルの『初めて』を経験するに至り、レウーの中には自分でも計り知れない達成感と悦びとが湧き上がるのを感じた。
そして次の瞬間には──
「あぁッ、フローゼル!」
再び彼女の胸元へ顔を埋めるや、レウーは先ほど以上の強さと激しさを以て彼女の両房を愛撫した。
今日まで逸し続けてきたあらゆる彼女への体験の中で、ようやくに自分が初めてとなれるものを得た悦び──それに覚える充実感は、これ以上になくレウーを発奮させてやまなかった。
たわわに実った彼女の乳房に満ちるその母乳の全てを吸い出さんとレウーは躍起になって左右の乳首へと唇を吸い付かせる。
交互に与えられる先端を痺れさせるようなその激しい感覚に、フローゼルの中の興奮もまた昂らされていく。
更なる愛撫を求めるようレウーの頭を胸元に掻い繰っては、右手にしていた彼のペニスへの奉仕にもさらに力を込めた。
もはや快感に振り落とされまいと、その発散も果たすフローゼルの手淫は、上下される残像でレウーのペニスがぼやけてしまうほどの速さと強さとをそこに果たしていた。
最愛の人の授乳を受けながらされる手淫のシチュエーションと快感に完全にレウーの理性は解かされては、忘我していく。
そしてその中で一際強くペニスの芯にむず痒さを感じると、レウーもまた自身の絶頂が近いことを悟る。
「あぁ……ああぁ……いくぅ……イっちゃう、イっちゃうよぉ……フローゼルぅ……ッ!」
その感覚を前にレウーもまたもがくようフローゼルの乳首を噛みしめる。
斯様な先端への痛みにフローゼルもまた快感の鞭を入れられては自身を絶頂に向けて昂らせていく。
激しい手淫と荒々しい乳首への噛みしめという、比例し合いながらその強さを増していくという互いの身を噛みあうような愛撫は、もはや共食いの様相すら思わせる激しさへと移行していった。
そして遂にその想いと感覚とが昇華した瞬間──二人は想いの限りの体液をそこの放出させた。
激しく脈打ってはペニスから吹き上がる精液は、その一打ちごとに尿道を肥大させながらうどんのような太さとなる精液の筋を射精させては、その下からフローゼルの下乳房や顎と鼻先といった顔面へと打ち付けられ──はたまた両の乳首から吹き上がった母乳は瞬く間にそれを咥えるレウーの呼吸器を塞いでは、シャワーさながらの灼熱の飛沫を、彼の体や顔面を問わずに浴びせかけた。
その同時の絶頂に二人、しばし身を硬直させてはそれぞれの体から快感の激しい余韻が過ぎ去るのを待つ。
しばしして一際に大きくため息をつくと、まだ呼吸も荒いままに二人はどちらともなく互いを見遣っては微笑みあった。
この時の二人の胸中に満ちていたものは、これ以上にない充実感であった。
互いの想いの確認と、そしてその本懐が果たされたことへの達成感もまた加わると、今の絶頂の余韻は何にも増してレウーとフローゼルの疲労を心地良いものとさせた。
やがては示し合わせたかのよう、互いのどちらの体液とも知れないその白い飛沫を顔に纏わせたまま、二人は再びのキスを交わす。
深く口角を噛み合わせながら舌同士も絡め合いながら……再び欲情の滾りが胸の奥底に湧き上がってくるのを二人は感じていた。