ボールでも扱うかのようさながらに、パオジアンは球体然としたイーユイの体を両掌で抱えた。
その扱いに対し、侮蔑と威嚇の呪詛を吐き散らすイーユイではあったが同時、そこからパオジアンが何を為そうとしているかを……更には己の辿るべき未来もまた想像しては汗顔へ焦りをの色を浮かせたりもする。
一頭身の体躯故に上手く背後を顧みれぬも、今自分がパオジアンの腰元にまでに下げられては携えられている状況から察せられる今後の展開は一つしかなかった。
そしてその最悪の予想通りに、強い熱を帯びた何かの先端が背後から股間に押し当てられる感触に──イーユイは局部周辺の筋肉を収縮させた。
もはやこのまま犯されるのは時間の問題である。
そこからゆっくりとパオジアンのペニスが膣の割れ目へと侵入してくるのかと思いきやしかし──
「一思いに行くぞ?」
瞬間、肉体を貫かれるその鋭くも重い感触にイーユイの知覚は全てが遅延した。
よりにもよってパオジアンは一切の前戯も無しに、その言葉通りにあの凶悪なペニスの挿入を一息に果たしてしまったのだ。
矮小なイーユイの下腹に、その中頃までパオジアンのペニスの陰影が浮かび上がる。
腹の中に鉄塊でも抱え込んだような不自然な重みの違和感に瞬間呆けたのもつかの間──見下ろす自身の肉体にペニス挿入を確認したイーユイの脳には、時間差でその地獄のような感触が爆発した。
それこそが、地獄の釜の蓋が開いた瞬間である──……
最初に身を貫いたものは激しい痛み。
自身の体躯には見合わぬ規格外のペニスを挿入された状況は、文字通りに肉を引き裂く痛覚以外の何物でもなかった。
次いで灼熱が身の内側から痛みに伴って肉や内臓を焼く。
正に熱された鉄を突き刺されたが如きその感触は、皮肉にもイーユイの感覚を過敏にさせては胎内に存在するペニスの律動、果ては血管の脈打つ僅かな血流の鼓動でさえも暴風による風のうねりさながらにイーユイを責め苛めるのであった。
「おほぉぉ~……これは堪らぬぅ……焼けるようだわい」
一方で斯様にイーユイの膣(なか)へと挿入を果たしたパオジアンは、自身のペニスを包み込むイーユイの体温とそして膣壁の感触に上目を剥いては窄めた口先を突き上げてと、おおよそ貴人にはあるまじき表情で愉悦に浸っていた。
体格差もあり、今ペニスを包み込むその凝縮感たるやさながらに肉の万力といった印象すら抱かせる圧縮感ですらある。
気を抜いてしまってはこのままペニスを圧壊させられかねない締め付けとそして、尿道がひりつくほどの存外な体温の高さに流石のパオジアンも挿入を半ばまでで留めていた。
一方でイーユイはこの苦しみから逃れようと、必死にパオジアンの手の中で暴れては身を捩じらせる。
しかしながらその行動が藪蛇で、
「お、ッふぅ……これこれ、そのように暴れるでない。一物が焼きもげてしまうではないか」
一連のイーユイによる反抗はより一層にパオジアンのペニスへと快感と血流を促進させてしま……やがては肉体がイーユイの熱に馴染んでくると、斯様な快感の刺激はより一層に彼女を責め苛めたいというパオジアンの衝動を高める結果となってしまった。
そして改めて掌の中にイーユイを抱え直し、四股さながらに腰を据えては体勢を整えると……
「キルキルキル……ここからが本番じゃあ。それでは、いかせて貰うぞえ?」
瞬間わずかに腰を引き、そして次には──更なる侵入をパオジアンは開始した。
もはや相手の痛みや都合などは一切意に介さぬ挿入がもたらす苦しみに、イーユイは身を仰け反らせては天を仰ぎ、四片の勾玉に囲まれた眼球を充血させては幾度となくそれを揺り動かした。
イーユイの白い下腹に浮き上がっていたペニスの陰影は既に全長の中頃を越え、もはや喉元に近い場所にまで、その先端を伸ばしている。
元より神格化の進んだポケモン故に肉体の構造にも霊的な干渉が強く、世間一般の生物とは理の違う四災ではあるが、それでも膣から喉元にまで迫るペニス挿入などは、その痛みも苦しみも尋常なものではなかった。
むしろそのような状況に置かれてもなお、絶命はおろか苦しみに喘ぐだけの鮮明な意識を保ち続けてしまっている事はもはや、高位存在故の皮肉でしかない。
「もう少しじゃあ……おぉ……もう、少し……!」
斯様な苦しみに喘ぐイーユイの背後では、それら全ての苦しみと屈辱を与えている張本人が、歪めた口角から覗く歯牙を苦し気に食いしばりながら渾身の力を込めていた。
もはや今のパオジアンが到達せんと躍起になっている目標はただ一つ──このイーユイの貫通それである。
自身のペニスで膣から口唇までを貫いてイーユイの体外へと脱しようとしているのであった。
よもやイーユイの体と頭とをワシ掴む掌は、その爪の先が食い込んでは元の形を歪めてしまうほどに握力を込めていた。
そうして僅かずつに挿入が進むなか、遂に決定的となるその瞬間が訪れる。
今まで苦し気に口元を開け放っては文字通りに陸の魚然と喘いでいたイーユイの口唇が突如として引き絞られるように結ばれた。
これ以上に無く充血させた眼球を見開いては息を詰めるイーユイの頬袋がその内側から膨張を始める。
止めどなく涙が溢れ出しては、やがて結んだ口角の端からも滂沱として涎の筋が垂れ漏れるや……その口唇をこじ開けて何物か薄紅の物体がイーユイの口中から頭を覗かせた。
まるで急激な浮上を余儀なくされた深海魚が浮袋を吐き出す様よろしくにそこへ現れていたものは──肉体の下部より、ペニスによって押し潰されながらここまでせり上がってきたイーユイの子宮に他ならなかった。
やがては完全にそれが口中の外へと吐き出されるや、イーユイは自身の子宮を口に咥えた状態に晒されては慟哭に咽び喘ぐ。
苦しみのあまり支離滅裂に周囲へと走っていた視界がしかし、イーユイの意思とは別に眼前に現れた新たなそれへと焦点を結ぶ。
もはやこれ以上の苦しみや、そしてこれ以上の衝撃など有り得はしないと高をくくっていたイーユイではあったが──いま目の前に現れた『それ』の存在に、彼女の恐怖は更なる段階へと進むこととなる。
そして同様にそれを確認したパオジアンの口角はさらに愉悦に吊り上がる。
一同の目の前に居た者こそは……──
「キルキルキル……目覚めたかえ?」
パオジアンに劣らずの赤く凶悪なペニスを屹立させたガーディが、血に濡れたが如きその先細りの先端を──イーユイの鼻先へと突き付けている光景だった。