8匹の弟達に対しいつもイーブイが気遣うことは、皆へ『平等』に接しなければならないということだった。
とはいえ件の弟達は皆重度のシスコンであるから、イーブイとしても向こうから接してくる彼らに対応していれば事は足りるのだが、ただ一人このグレイシアにだけは別段に気を掛けた。
他人に表情を悟られまいと、瞳が隠れてしまうほどに前髪の毛並みを伸ばしたグレイシアは、その容姿の通りに引っ込み思案で人見知りな性格だった。
姉を想う気持ちは他の兄弟に負けないほどに強いのに、その性格ゆえに前に出ることが出来ず、一歩引いては遠くから姉や兄弟達を見守るというのが彼のスタンスであった。
当然のことながらイーブイもまたそんな彼の想いと存在には気づいている。
だからこそこのグレイシアに対しては、出来る限りイーブイから能動的に接するように心がけていた。
今もなお……
「ほら、もっと足開いて。ちゃんとお姉ちゃんにチンチン見せて」
「………恥ずかしい……恥ずかしいよぉ……」
仰向けに寝転ばせ、イーブイはグレイシアの股間に鼻先を寄せる。
先にブースターとサンダース二匹の世話していることからも、他の弟達へもまたその義務を果たさねばならない。イーブイはその中でも、グレイシアが気後れして申し出てこないことを危惧しては真っ先に彼の相手をすることにした。
事実、その態度は控えめでもイーブイからの奉仕を期待しているグレイシアのペニスは、その引っ込み思案な性格とは裏腹に硬く巨大に屹立しては、すでにもう腺液を抑えきれずに垂らし続けている状態だった。
──一番大人しい子が一番大っきいんだから……
そんな少女然とした見た目のグレイシアとペニスのギャップにいつものことながらイーブイは気圧されて生唾を飲む。
まずは裏筋に伝っている腺液を根元から先端まで長く舐め上げると、そこからイーブイは先端を咥える。
「あ……あああ………おねえちゃん……ッ」
そうしてグレイシアの世話をしていると、そんなイーブイの背後にもう一匹の影が迫った。
肩越しにその影に視線を流すと、それは何やらイーブイの尻尾の付け根をやたらと嗅ぎまわってる。
一端グレイシアのペニスから口を離すと、イーブイもまた背後のそれに声を掛けた。
「アンタはもうちょっと待っててね、ブラッキー」
「うん、いーよー♪ ボクは勝手に楽しんじゃってるから気にしないでー♡」
依然としてイーブイの匂いを嗅ぎながら応えたのはブラッキーである。
こちらはグレイシアとは対極で、兄弟の中でも一位二位を争うほどのイタズラっ子だ。
むしろブラッキーにおいては、常日頃から気を掛けて観察していないと何をしでかすか分からないといった面倒臭さがある。
とはいえ、今はグレイシアの相手で手一杯だ。
イーブイはある程度グレイシアのペニスを舐めてやって準備を整えると、騎乗位に乗り上がっては彼のペニスを膣の上まで誘導した。
それからゆっくりと腰を沈め、グレイシアを迎え入れてやる。
「わ……わああ……おねえちゃんッ……気持ちいいよぉ……ッ」
「ん、く……相変わらず大きいんだからアナタは……」
サイズゆえに一息に全部入れてしまう訳にもいかず、徐々に膣道が広がるように馴染ませながら挿入をしていく。
やがてはイーブイの尻がグレイシアの腰元に着地し、完全に彼を胎内に取り込むと二人は揃って大きいため息をついた。
とはいえ、このサイズのペニスである。
完全に体に馴染むまではまだ動き出せない。
そうしてそれを待つ間はグレイシアの前髪などを毛繕いしてやりながら過ごしていたイーブイであったが──そんな彼女の背後にあのイタズラっ子立ち上がった。
「ふふ~ん♪ おねえちゃん、動けないよね~?」
そう、ブラッキーである。
「な、なによ? 何しようとしてるのアンタ?」
「えへへ、この時を待ってたんだあ♡」
言いながらブラッキーはイーブイの背後から馬乗りになる。
その股間には既に、鋭く勃起したペニスが屹立していた。
ブラッキーの思わせぶりな言動にイーブイも慌てふためくも、グレイシアと繋がっているとあっては身動きも取れない。
そんなイーブイのアナルにブラッキーのペニスの先端が宛がわれると、腺液のぬめりを肛門に感じては反射的にイーブイのお尻にも力がこもる。
「ちょっとぉ! 何しようとしてるの! お姉ちゃん、怒るよ!?」
「へへ~ん、いーよー♪ 入れちゃうもんね~」
「ひぐッ!? あ、あああ……!」
イーブイからの警告などおかまいなしにブラッキーはアナルへの挿入を敢行した。
下のグレイシアほどの大きさは無いにせよ、一切の愛撫による解しがされていないアナルへの挿入はイーブイに鋭い痛みをもたらせる。
「ああ! い、いやあ……痛いぃ!」
「え~? ボクはこんなに気持ちいいよ~……♡」
やがてはブラッキーがピストンを開始すると、連動してイーブイの体が押し込まれてはより深くにグレイシアのペニスもまた受け入れてしまう。
肛門を切り裂く痛みと、そして子宮を押し潰される重い痛みの上下に挟まれてはイーブイも呼吸を詰まらせた。
それでもしかし体が馴染んでくると……
「あ、あおッ……ッんん、んんぅ~……ッ♡」
そんな二つの感覚は次第にイーブイの小さな体へ大きな快感を与え始めていた。
期せずして漏れたそんなイーブイの吐息を含んだ声に、
「へへ~ん、今の聞いたグレイシア? おねえちゃん、お前のチンチンよりも僕のチンチンの方が気持ちいいみたいだよ?」
依然として背後から突き続けていたブラッキーがそんな言葉を掛けてはグレイシアを挑発する。
それを受けて、イーブイも息絶え絶えにそんなブラッキーの言動を窘めようとするも次の瞬間、
「うぅ……そんなこと、ない……!」
か細くはあるが、このグレイシアには珍しく声を荒げては反論をした。
そんなグレイシアの啖呵を受けてブラッキーもまた、
「へぇ~? じゃあどっちがおねえちゃんを気持ち良く出来るか勝負だよグレイシア♡」
イーブイの尻の上へ完全に乗り上がるや、そこから一気に腰を引いては長くペニスを引きずり出し、再び全体重を乗せて打ち付けるという力強いストロークを敢行した。
「んああああッ!?」
「あぁ……チンチンに……響くよぉ……ッ。ぼ、僕だってぇ……!」
そしてそれに応えるかのよう、グレイシアもまた下から大きく腰を突き上げた。
引っ込み思案の性格からは信じられないくらいのこれまた力強いピストンだ。
「アハハ♪ やればできるじゃん! でもまだまだだよ? ホラホラホラホラホラぁぁぁッッ‼」
「あうぅ……負けない……! 負けないんだからあ……ッ!」
「いやあぁぁッ……アタシの中で、ケンカしないでぇぇ……ッッ!」
喧嘩しているとはいえ、息ピッタリに同時挿入をしては上下から膣と直腸とを押しつぶしてくる感覚に耐えかねてはイーブイも呻くことしか出来ない。
やがて一際強く腰を突き入れ、イーブイの肉壁を皮一枚にまで押しつぶしては互いのペニスがこすれ合った次の瞬間──
「んああああッ♡ イクぅッ♡ おねえちゃんのウンチの穴にザーメン出るぅ♡♡」
「あ、あああ……もうダメェ……ッ♡」
ブラッキーとグレイシアは同時に果てては射精をした。
直腸と膣という違った箇所での射精でありながらも、その精液の焼き尽くさんばかりの熱がそんな垣根を一時無くしては三匹を一体化させるような感覚を共感させた。
「お、おおお……ダメェ……お腹、焼けちゃうう……ッ!」
そんな重力と灼熱のサンドイッチに耐えかねては、イーブイもまた半ば強制的な絶頂へと導かれる。
そうして全員が絶頂を果たし、上から黒・茶・青の鏡餅状態になっては脱力する三匹──そのなかで不意に
「……ねえ、グレイシア?」
ブラッキーがグレイシアへと声を掛ける
「お前さ、頑張れば出来るんだからもっと自信持てよ……」
「おにいちゃん………」
この段に至りグレイシアもまた気付く。
一連の挑発の真意──それはブラッキーもまたグレイシアの引っ込み思案を気にかけてくれていたが故のものだったのだ、と。
それが分かるとグレイシアもつい嬉しくなって涙ぐんでしまう。
「ありがとう……おにいちゃん。ボク……もっと頑張ってみる……!」
「そうさ。おにいちゃん、いつだってグレイシアの味方だからな♪」
そうして互いの兄弟愛を再認識しては微笑み合う二匹の間に挟まれながら……──
「はぁはぁはぁ………そういうのは、今度はお姉ちゃん抜きでやってちょうだい……」
息絶え絶えのイーブイは、改めて長女の大変さを実感するのだった。