部屋中央の石棺の上にはツィーベックが仰向けとされていた。
依然として肉体の自由はルージュラのサイコキネシスによって制御されているにも拘らず、ペニス一点に関しては別個の生物の如くに屹立しては脈動している。
そんなツィーベックを跨ぐルージュラは両膝を曲げて身を屈ませると、屈伸させた自身の尻を誘導した。
そうしてワンピース然とした裾を両手で摘まみ上げては股間を露にすると──ルージュラは今まさに結合せんとばかりに接近する自身の膣とその下で打ち震える亀頭との様子を明らかにするのだった。
「やめて……ダメ……シスター……それだけ、は……!」
先の男達による儀式も目の当たりとしていたツィーベックは、もはやルージュラがこれより先なにを為そうとしているのかを察しては痺れる体を震わせて必死の抵抗を試みる。
これよりルージュラが行おうとしていることは紛う方なき性交……しかもそこには聖職者との交わり、人とポケモン、そして母と子という在りと在らゆるタブーもまた含まれているのだ。
一方でそのことはルージュラもまた理解している。
それでもしかし、そんな懇願をしてくるツィーベックを前に──ルージュラの表情が嗤いに歪んだ。
見せつける様に腰を振り、垂れた陰唇で亀頭を幾度となくなぞると次の瞬間──つま先立ちに両膝を畳んだルージュラの腰元は、油圧昇降機の如くゆっくりと下降してはあっけないほど感慨も無くツィーベックのペニスを自身の中へと迎え入れてしまうのだった。
「あぁ! あああああああッッ‼」
その陰茎全身を包み込む熱と粘膜の感触に、ツィーベックは目を見開いては身を引き裂かれたかのような声を上げる。
事実、親愛してやまないルージュラを汚すその展開に、ツィーベックの心は文字通りに引き裂かれては破壊されていた。
そんな我が子を結合のままに見下ろすルージュラは両の口角を吊り上げ、肉厚の唇を舌なめずりに濡らすや──それにおいてツィーベックの唇を塞ぎ、そこから激しいキスを施す。
口中は元より、鼻腔さえも問わずに吸い付けられては舌先の挿入される濃厚なそれは、もはや叫びはおろか呼吸すらツィーベックに許さない。
斯様にして淫靡なキスを繰り返す傍らはつま先立ちに騎乗する腰元は、別個の生物の様に尻をしならせては幾度となく無情なピストンを以てツィーベックのペニスを扱き上げるのだった。
そうして幾度目かの打ち下ろしでペニス全体を包み込んでは締め上げた瞬間──ツィーベックはルージュラの膣内において絶頂を果たした。
依然として呼吸器をルージュラの唇に塞がれたツィーベックからは、断末魔にも似た低い呻き声が長く漏らされる。
その段に至りようやくにルージュラは肉付きの良い尻の動きを制止させるもしかし、膣内の柔壁はせわしなく蠕動してはペニスからの送精を絶え間なく促し続けた。
やがてはその精の奔流も弱まり、存分にツィーベックの初精を吸い尽くすや……ようやくにルージュラの唇もまたその顔面から離される。
改めて見下ろすそこには、顔中をルージュラの唾液とそして、幾ヶ所も内出血の斑点を浮き上がらせたツィーベックの生気無い泣き腫らした顔が目下に晒されるばかりだった。
そんな涙が伝うツィーベックの横顔へルージュラは再び愛おし気にキスを施す。
そうして我が子を貪り続けたまま、その肩越しにルージュラは背後を望んだ。
その視線の先──そこに控えていたのは、ツィーベック同様に下半身を剥かれては同じくに勃起を果たしたウェルベンの姿だった。
サイコキネシスで拘束されては所在なげに立ち尽くすばかりの彼であっても、その表情は恐怖と困惑に引き攣っている。
そんな彼へとルージュラは意識を集中させると、ウェルベンは目の前に尻へと一歩踏み出した。
「ダメだ、よ……こんなの……ママ、目を、覚まして……!」
意志とは別にその体が動き、やがてはその巨尻の前へ辿り着くとウェルベンの両掌は打ち付けるようルージュラの臀部に置かれてはその両房を強く握りしめた。
そうして左右へとそれを引き広げれば、目下には依然としてツィーベックのペニスが嵌まり込んだままの膣口と、そしてその上で横一文字にひしゃげた肛門が物欲しげにその間口を痙攣させている様が見て取れた。
そのひしゃげた間口へと、ウェルベンはペニスの根元へ指先を添えては亀頭の位置を調整し──その鈴口を強く押し当てた。
そこから力を込めれば亀頭の背は弾力に富んでひしゃげた後、徐々に肉厚の肛門の淵へと沈み始める。
「あ、ああ……やだ……いやだぁ……ッ」
亀頭越しに感じられるルージュラの燃えるような体温と、粘着質な腸液の感触を感じ取ってはウェルベンも小刻みに首を振る。
ウェルベンとてこの展開を望んではいない。
愛しき母として、そして尊ぶべき姉として親愛してやまなかったルージュラとの性的交渉──ひいてはそのアナルを犯してしまうことの強い禁忌感に苛まれては先のツィーベック以上の拒否反応をみせるウェルベンではあったが……悲しいかな肉体のコントロールをルージュラに支配されたウェルベンのペニスは、さりとて今日までの人生の中で最も硬く、そして肥大化を果たしては今、ルージュラのアナルを貫こうとしていた。
ついには亀頭の大半が埋まり、カリ首だけが侵入に抵抗する最後の砦となる。
しかしそれすらも、ルージュは腹腔に力を込めて排泄さながらに肛門の淵を広げるや次の瞬間、遂には亀頭を丸々と飲み込み、後はその勢いのまま一息に根元まで──欲望の肉穴はウェルベンのペニスを飲み込んでしまうのだった。
「おぅうううううううゥゥ………ッッ‼」
その挿入に、瞬時にしてペニス全体を直腸の粘膜に包み潰される感触にウェルベンは身を仰け反らせると、そのまま他愛もなくルージュラの直腸内へと射精をして果てた。
もはや尻肉を握りしめる両手の指の隙間からその柔肉が溢れ出しては指々を包み込むほどにルージュラの臀部を握りしめたウェルベン脳は、愛してやまなかったシスターと姦通した事実と、さらには不浄の穴への挿入という嫌悪と快感に焼き切れては、もはや正気の彼をこの場に留まらせることを許さなかった。
「シスター! シスターのお尻の穴もっと! 僕のチンポに罰を与えてぇ‼」
「シスター! シスター! もっと……セックスもっとぉ!」
ルージュラの胴へと両腕を回し、上下から挟み込むよう強く深く抱きしめては膣と肛門のそれぞれに思いのままのピストンを開始するウェルベンとツィーベック。
もはや言葉にもならぬ嬌声を上げては半狂乱にペニスへの快楽を貪ろうとするその二人と、そしてその捌け口にされつつも感じ入った様子でおおらかに受け止めるルージュラの光景を……遂には正気の岸に一人取り残されたアウルラは、戦々恐々としながらその様を見守っていた。
つい数刻前まではツィーベックもウェルベンも正常であった。
皆がアウルラと同じようルージュラの窮状に憤っては、男達がそこへと施した欲望の仕打ちに嫌悪を抱いていたのである。
それなのに今は、そんなツィーベックとウェルベンは人が変わったようあの男達と同じ、ルージュラの肉体に快楽を求める行為に躍起となっている。
そんな人格改変を目の当たりにされる恐怖は、今までのどんな体験よりもアウルラを恐怖に苛ませた。
そうしてただ、3匹の獣の傍らで立ち尽くすばかりのアウルラへと──
遂にはルージュの眼差しが向けられるのだった。