一日の終わり──必ずイーブイが弟達へ行うチェックがある。
その一つ目のそれがお尻のチェックだ。
一匹一匹、その肛門のチェックをして健康を確かめるのはイーブイの大事な勤めだった。
そしていま目の前あるアナルを露にしたサンダースのお尻のその下には、ふくよかな蟻の門渡りと、さらに閉じられた内腿に挟み込まれたペニスと睾丸とが確認できる。
その眺めが何とも愛らしくてイーブイは好きだ。
しかしながらそのチェックが単なる目視だけで済ませられるはずもなく……
「おねえちゃん、舐めて♡ お尻舐めてよぉ♡」
肩越しに振り返るサンダースは、そうおねだりしては小突くように尻を突き出す仕草を繰り返す。
「しようのない子ね……」
そんな言葉とは裏腹に、イーブイもまた口づけをするように唇を合わせると、そこから僅かに舌先を泳がせてはサンダースのアナルの表面をなぞった。
「うわわ、うわ~、気持ちいいー♡ もっと奥まで舐めてーッ、もっとー♡」
そうしてさらに深い愛撫を求めては尻をつきだすサンダースを隣に、
「お前ばっかりズルいぞ! おねえちゃん、オレのお尻も! オレの穴も舐めてぇ!」
対抗意識を以て割り込んできたのはブースターだ。
そうして二匹は揃ってイーブイに尻を突き出して互いの肩を突きつけ合うと、そのまま鼻先にしわを寄せては威嚇し合う。
「ほら、もー。ちゃんとやってあげるからケンカしないの」
そんな二匹を言い諭しながら、今度はブースターのアナルへと舌先を這わせようとしたイーブイは、
「ひゃあッ!? なに?」
自身がアナルへと冷たい感触を覚えては両肩を跳ねあがらせる。
驚いて振り返ればそこには……
「じゃあオレはねえちゃんのお尻舐めてあげるね~♡」
イタズラっぽく舌を出しては微笑むシャワーズの姿があった。
そしてそんなシャワーズに便乗するよう、
「僕も舐めたい! おねえちゃんのお尻、今日はどんな味がするの~?」
これまたエーフィが隣につけては、イーブイのアナルへと舌を這わせる。
「コラー、お姉ちゃんはいいからイタズラしないの。アンタ達もお尻出しなさい」
もはや各々が思うままに行動する無秩序さは集団保育の場においてはお約束の光景だ。
そんな混沌とした場を更にかき乱すよう、
「おねーちゃーん……僕達さあ、こっちの方が痛くなってきちゃったよぉ」
「う、うん……ジンジンするのぉ……」
目の前にサンダースとブースターの尻を置いた両脇から、今度はブラッキーとグレイシアの二匹が既に勃起したペニスを左右から差し出してくる。
弟達のお尻のチェックが終わらないうちに、自分のお尻にはちょっかいを出されて、さらに勃起してしまったペニスの処理を申し出されてと──もはやイーブイには何から手を付けていいのやら天手古舞の忙しさだ。
そしてその仕上げとばかりに──突如としてイーブイの頭に若芽の鬣が咲いた。
何かと思い振り返れば、こっそりと忍び寄ったリーフィアがイーブイのしっぽを口に咥えては、『りょくかさいぼう』の効果にて自分と同期をしようと図っている途中であった。
「あ……えへへ♡ ついでにまた女の子気分になりたいなあって思って」
目が合い、誤魔化すよう苦笑いを引きつらせるリーフィアとその背後のニンフィアを確認するに、またイーブイの体を使って女の子エッチを楽しもうと画策していたのが察せられた。
そんな誰一人として言うことを聞かない弟達に……──
「いいかげんにしなさーい!」
ついにはイーブイの雷が落ちる。
「みんな気持ち良くなりたいのは分かるけど、アタシの体は一つだけなんだから! せめて順番は守りなさい!」
「だって待ってたらいつまで経っても順番が回ってこないじゃんかー」
斯様な説教に不満の返事をしたのはブラッキーだ。
一同がその声に頷く中、
「わかったわよ……それじゃあまとめて相手してあげる。 みんな、一列になって寝て!」
イーブイはそう声掛けをすると、渋る兄弟達を無理くりに整列させ、一同を仰向けに寝かしつけた。
そうすることで目の前には、見事にそれぞれの勃起させられた弟達のペニスが横一列に並ぶこととなった。その光景たるや色とりどりのペニスの展示会だ。
そしてまずは列の一番左端となるサンダースの元に移動すると、イーブイはその彼を跨いでペニスの上に腰元を移動させる。
そうして空気椅子よろしくに腰を落としてはその先端を膣へ宛がうと……
「んう……、くぅんッ!」
「うわわッ!? 入った~♡」
一息に根元まで挿入をしてはイーブイとサンダースもそれぞれに熱のこもった声を上げる。
そこからイーブイは両膝を折り、サンダースの体の上に前足を着いては犬のお座りよろしくの体位でピストンを開始する。
突き出した尻をしならせて挿入をすると、木の葉型のふくよかな尻尾がしなやかに宙で踊った。
「うわ~……おねえちゃん、キレイ……」
その尻尾の動きに思わず魅了されていると、
「え……あ、ヤダ! あぁんッ、まだ早いのにィ~~~~ッッ♡♡」
僅かに気を抜いた瞬間にサンダースは達してしまった。
そのタイミングに合わせて動きを止めるイーブイの尻へと、サンダースもまた身を反らせては腰を突き上げると、より深い結合の中で射精を果たそうと躍起になる。
やがてはすべての精を出し尽くし、脱力しては枕に頭を沈めるサンダース。まずは一人退治だ。
イーブイもまた、中に出された精液が漏れてしまわないよう注意深く立ち上がっては結合を解くと──今度はその隣のブースターを跨いでは腰を下ろした。
そうして新たな挿入を果たし、ピストンを開始するイーブイへと、
「僕はサンダースみたいにすぐやられないからね~?」
頭の後ろで両前足を組んでは余裕の表情を見せるブースター。
「言ったわね? じゃあ……こうしちゃったら?」
そんな余裕しゃくしゃくの弟の胸板へ体を折ると、イーブイは毛並みの中に在る彼の乳首を嗅ぎ当てては軽く齧り上げた。
「ひゃうッ!? や、やぁ! そんなのダメェ……そんなのぉ、反則だよぉ♡」
「油断してたアンタが悪いのよ? ……観念なさい!」
見下ろしてくるブースターを、その乳首を舌先で弄びながら言い諭すイーブイは次の瞬間──再び強く乳首を吸いつけては、さらに挿入の為されている腰のピストンも速めた。
「んぎゅッ、んぎゅうぅぅ~……ッ♡ こんなのッ……らめぇ…‥ッッ♡♡」
そしてサンダースの時と変わらぬ耐久時間で達してしまうブースター。むしろ乳首責めなどされた分、ブースターの方がより深い絶頂で達してしまった。
恙無く二匹分の精液を搾り取っては再び腰を上げるイーブイもしかし、さすがに膣からそれらが漏れそうになり慌てて恥丘全体に前足の肉球を宛がう。
これら精液は駄々洩れにしておくわけにはいかない。この搾精には彼女なりの意味と目的もあるのだ。
そうしてさらに弟達を跨いでは隣に移動すると──
「んもー、遅いよー。自分でしちゃうところだったんだからね」
そこでペニスを屹立させていたのはブラッキーだ。
言葉の通り自分でペニスをしごいては、その先端から止めどなく腺液を漏らし続けていた。
とはいえしかしそんな弟の対処法も姉は熟知している。
「アンタはこれが好きだったわね」
言いながら今度は背を向けると、しっぽをブラッキーへ突き付けた姿勢でイーブイは彼のペニスを受け入れる。
膣の奥深くまで挿入して互いの腰と尻とを接地させると、ブラッキーの腹の上で箒のように尻尾をうねらせた。
「わ、わわ……しっぽがお腹くすぐってる……それに良い匂い……♡」
その尻尾に翻弄されては、つい今しがたまでの挑戦的だった表情を途端に崩してしまうブラッキー。
さらにイーブイもピストンを開始する傍らで、その尻尾をブラッキーの顔まで徐々に這い上がらせていく。
左右に身をのたうたせながら迫る尻尾の光景たるや、胸の上を這いあがってくる蛇さながらの光景だ。そしてブラッキーもまたそんな尻尾に魅了されては、蛇に睨まれたカエル然として身動きが取れなくなる。
そしてそんなイーブイの尻尾がブラッキーの顔面を絡み取り、絹のような毛並みと陽の温かみを感じさせる匂いの中に潜む、ささやかなフェロモンの芳香もまた彼の鼻孔に充満させた瞬間、
「んおうッ♡ んぅッ……んううぅぅ…………♡」
いともあっけなくブラッキーは達してしまった。
そんな弟の様子を背中越しに確認してはイーブイもしてやったりと鼻を鳴らして微笑む。姉の面目躍如だ。
実際のところ、彼が密かな尻尾フェチであることを知っているのはその実イーブイだけであったりする。この事実はまだ、当人であるブラッキーですら知り得ない自身の性癖であった。
──ちゃんとこれはこじらせない様に後で教えてあげなきゃね……。
かくして三匹目も搾り取ると、次なる四匹目を前にして……その一瞬イーブイもたじろいだ。
そこにて身を縮めるよう控えめに前足を畳んで鎮座していたのはグレイシアであったが──その天を突く巨根の風貌はけっして『控えめ』どころの存在感ではなかった。
それでもしかしここで立ち止まってなどいられない。
イーブイもまた覚悟を決めると、
「お待たせ。それじゃお姉ちゃんとエッチしようね……」
「う……うん………嬉しい♡」
待ちわびたグレイシアの鼻先へ最初にキスをしてやると、再びイーブイは彼のペニスを自身の中へ挿入していった。
既に先の三匹で慣らされていたことと、そして膣内に満ちる精液のおかげで挿入は実にスムーズだった。
瞬く間に根元まで迎え入れると、そこにて一旦停止しては二匹揃って大きく息をつく。
やがては再開するも、このグレイシアに対しては先の弟達のようなピストンはしなかった。
依然として全体を挿入させた状態のまま、幾度となく尻を左右に動かしては膣壁内の蠕動のみで搾り上げていく。
そうしながらイーブイも体を倒して互いの胸元を合わせると、そこからグレイシアへとキスを施していく。
ついばむような軽いキスから始まり、互いの口角を噛み合うような結合から唾液を交換し合うディープキスを経ると、離れた舌先はグレイシアの顔じゅうを余すところなく舐め尽くしていく。
前髪をかき上げてやっては額から鼻筋までを辿り、さらには鼻先も丸々と咥え込んでしまうと、口中の中で鼻腔へも舌先を挿入してやっては不浄を気にすることなくその両穴を舐め尽くしてはキレイにしてやる。
「んおッ……んあおぉ……お鼻の中にお姉ちゃんのベロがあるぅ……おねえちゃんの匂いで、溺れちゃうよぉ……ッ♡」
呼吸器のひとつを塞がれてるとあって、グレイシアも口先を細めては浅く忙しない呼吸を繰り返す。
さらにイーブイはそこから強く吸引も敢行した。
先に責め立てていた自身の唾液やそしてその鼻腔に内に満ちていた粘液とが吸い上げられる感覚にグレイシアは震える。
そしてそれに連動して吸い上げられるように……
「お゛ッ♡ んお゛ぉ……ッ、おおお゛ぉぉ~~~………ッッ♡♡」
グレイシアもまた絶頂を迎えた。
鼻先をイーブイの口中に囚われているとあって、その喉から漏れる声は豚の鼻息を思わせるような響きを帯びる。
華麗な見た目のグレイシアには似つかわしくもないその浅ましい絶頂の姿はしかし、元の可憐さがあるからこそのギャップとなっては──
「んふふ♡ 満足かしら? 可愛い子ブタさん……♡」
よりいっそうイーブイに彼への愛しさを募らせるのだった。