一頻りぐずる弟を宥め、そうしてシャワーズの世話が終わると──残るはリーフィアとニンフィアが残されるだけとなった。
この二匹に関してはそのプレイ内容がさらに異なる。
それを知るからこそ手始めにイーブイは、
「さてと……じゃあ最初は『女の子』になろうか、リーフィア?」
「うん♡ お願いおねえちゃん」
そうリーフィアへと語りかけて彼女のリードから始める。
仰向けに寝そべるリーフィアの上へ乗り上げると、それを待っていたとばかりに両前足を伸ばしてはリーフィアもイーブイを抱き寄せる。
そうして深く口づけを交わすと──瞬く間にイーブイの体中に若芽や花々が咲きほころびた。
リーフィアの『りょくかさいぼう』による効果によって、今イーブイの感覚がリーフィアと繋がったことを咲き乱れる緑達が証明していた。
その後もう一度だけついばむようにリーフィアの額にキスをしてやってはイーブイも体を起こして離れる。
そうして隣にてペニスをしごきながら待ち受けていたニンフィアの上へと移動すると……
「アンタも準備いいわね?」
「もちろん! はやくリーフィアとエッチさせて」
興奮もあらわに強く頷くニンフィアへとイーブイも口づけをする。
「んぅッ……あぁッ♡」
そんなキスに反応するよう傍らのリーフィアが体を震わせた。どうやら肉体の同期は前の時以上に敏感になっているようだ。
もはや準備は全て整っていることを確認すると、依然キスを絡めたまま再びイーブイは自身の膣(なか)にニンフィアのペニスを受け入れる。
ゆっくり挿入をしながらニンフィアを楽しませると同時に、
「あ、あ、ああッ‥…ニンフィアのチンチン、すごいぃ……♡」
イーブイは同時にリーフィアのウブな反応を密かに楽しんだりする。
そうして完全に挿入を果たすと、
「ニンフィア、アンタが動いてちょうだい。ここからはアンタがリーフィアを悦ばせてあげるのよ?」
下に敷くニンフィアの額へ励ますようキスをする。
「分かったよ。……それじゃ、いくよリーフィア?」
「うん……たくさん愛して♡」
傍らに添い寝するリーフィアと視線を交わし、そして深くキスもまたするとニンフィアは唇を合わせたまま突き上げるピストンを開始した。
そうしてしばしリーフィアとニンフィアによる互いの愛情を確認し合う時間が続く。
その中において肉体を貸しているイーブイは一人取り残される状況を寂しく思った。
そんな折ふと……イーブイは『とあること』を思い付いてしまう。
他の兄弟と同じように、その実イーブイの中にも相応のイタズラ心は存在している。
そして今、ふとそれがとある発想と共に鎌首をもたげたのであった。
「ねぇ、リーフィア……いっそのこと二つの穴を同時に愛されちゃうのも体験してみない?」
思わぬイーブイからの申し出にリーフィアも小首をかしげては聞き返す。
「どういうこと? おチンチンはニンフィアのしか無いよ?」
「もう一本あるじゃないの……アンタのがさ♪」
そう告げる言葉の意図にリーフィアが気付くのを確認し、イーブイは下のニンフィアにも声かける。
「ニンフィア、アンタのリボンでアタシのお尻を広げてちょうだい。……──さぁリーフィアも来て♡」
おずおずと、騎乗位で繋がっているイーブイの背後へとつけるリーフィア。
その素振りは完全に怖気づいているようにも見えるがしかし──反面、ペニスはこれから自分が為そうとするいることを理解しては、その興奮から何度も痙攣をして腺液をまき散らしていた。
自分と感覚を同期しているイーブイのアナルへと挿入すれば、結果それは自身が二本のペニスに責められる体感を得る。
しかもそのアナルを犯すのは誰でもないリーフィア自身なのだ。
オスとメス、ペニスと膣、そしてアナルという、おおよそ考え付く限りの快感の全てを一手に引き受けてしまう事の意味──いったい自分はどうなってしまうことかという期待にリーフィアは鼓動を強くさせる。
そうして、ニンフィアのリボンにて左右へと引き広げられては露となったイーブイのアナルへと自身のペニスを宛がい──それを一息に根元まで挿入した瞬間、
『んやぁああああああッッ♡♡』
リーフィアとイーブイは揃って同じ声を上げた。
同時に二人は絶頂する。
リーフィアはイーブイの中へと射精を果たし、イーブイもまた激しく失禁してはその飛沫をニンフィアの腹の上へと撒き散らした。
そうしてこれまた二人同時にニンフィアの体の上に倒れ込んではしばし荒い息を整える。
その最中……──
「はぁはぁ……ねぇ? このままニンフィアにも『りょくかさいぼう』って出来ないの?」
「ふぅふぅ……えぇ? ど、どうかなぁ? 出来るとは思うけど……」
かねてより企んでいたそれを小声でイーブイはリーフィアに打ち明ける。
「もし三人で気持ちいいことを共有出来たら、すごいことになっちゃうと思わない?」
この場には似つかわしくないほど、天真爛漫に微笑んではウィンクしてくるイーブイに、一方でリーフィアは緊張した面持ちで生唾を飲み下す。
いまリーフィアの心を占めているのはこれ以上にない好奇心と、そして快楽への期待だ。イーブイの申し出を実行した時に、一体どんな快感が待ち受けているのかと考えるだけで、射精を終えた直後のはずのペニスは再び硬度を取り戻しては復活してくる。
「……やっちゃう?」
「やっちゃおう♡」
リーフィアが了承するのを受けて、イーブイはニンフィアへと向き直る。
「姫はもっと刺激をお望みよ♡」
「え? どういうこ……──」
そして有無を言わさずやおらイーブイはその唇を奪い、深く舌を絡めてはディープキスしてホールドすると同時──背後に控えるリーフィアもまた『りょくかさいぼう』を発動させた。
ただ一人状況が飲み込めずにされるがままのニンフィアではあったが突如として自身の額や体中に緑が芽吹くのを確認した次の瞬間──
「んぅッ!? んんぅむぅぅうううううううッッ♡♡」
リーフィアとイーブイ、二人分の快楽を同期させられたニンフィアは大きく身を仰け反らせて身悶える。
同時にニンフィアの感覚もまたフィードバックされてくるの感じては、リーフィアとイーブイもまた吐息を漏らした。
一方でニンフィアがその同期に耐えきれずに絶頂しては射精に導かれると──
「んわっ! んわあぁぁ……ッ♡」
「な、なにこれぇッ!? すんごいよぉぉ……ッッ♡♡」
膣内に激しく打ち付けられる精液の奔流を感じ取ってはイーブイもまた絶頂し、そしてリーフィアも再びに直腸の奥底へと射精をして果てるのだった。
そんな射精後にもしかし……
「ふふ……イッちゃってる。ニンフィア、可愛い♡」
「ねー……♡ こんなにいっぱい出しちゃってぇ♡」
「え……えぇ? オレ、出てるの……? オレの中に出てるの?」
今回の同期が初めてとなるニンフィアには今自分の体に起きている変化が受け入れられない。
射精の快感を得つつも、それが己の膣の中に出されている感覚があり、そしてまた自身のペニスがイーブイのアナルを犯しつつも、さらにアナルを犯されてはそこに抗い難い快感もまた覚えていた。
そしてその感覚を同じくに共有しているイーブイは、
──あ……これ、本当にヤバいヤツだ……
いち早くこの感覚の危険性に気付いた。
二人で同期していた時と違い、三人の感覚が折り重なってしまうと、もはやどれが自分のものであるのかが分からなくなる。
それでも唯一イーブイだけが正気を保っていられるのは、ただ一人自分がメスであったからに他ならない。
ゆいいつ『膣』の感覚を知るからこそ、混沌とする快楽の中でもイーブイはその器官の感覚を頼りに自我の認識を保ってていた。
しかしながらオス同士であるところのリーフィアとニンフィアに至ってはもう、どちらがどちらのペニスであるのかすら分からなくなっている有り様であった。
「うわ、うわわわ……なにこれぇ……気持ち良すぎて頭おかしくなるぅ……♡」
「オレ、誰なんだ……? どこにいるのが、オレなんだぁ……?」
既に自我の境界を見失いつつある二人にため息をつくと、イーブイはこの遊びもここまでだと悟る。
そうして頭を激しく振り、さらには前足で体中を掻きむしっては自身の『りょくかさいぼう』の緑をむしり取ると──イーブイが同期から外れることにより、中継が一つ切断されたことでリーフィアとニンフィアにも自我が確立される。
そしてそれはよほど精神的にも肉体的も負担が大きかったのか──
「んあッ? あ、あれ……? 私……」
「ん、んんッ! あぁ……頭クラクラする」
二匹は植物が枯れ落ちるかのようイーブイの体から離れては、各々その場に倒れ込んでは動けなくなってしまうのであった。
「この遊びは二人以上でやっちゃいけないみたいね……二人とも、今後は気を付けるのよ」
『ふ……ふぁい』
最後の返事は期せずして、『りょくかさいぼう』のシンクロを経ずとも二匹の声はキレイにハモってイーブイに返された。
「……──さぁ、これで全員かしら?」
腰に前足を着けて身を起こし、後ろ足だけで直立しては一同を見渡すイーブイ。
目下に確認できる雑魚寝の寝床には、精も根も尽き果てた兄弟達がマグロのように脱力しては転がるばかりで誰も返事を返す者はいない。
その眺めに頷くと、イーブイもまた今宵最後の作業へと移る。
事前に準備していた、ひときわ大きな円形の木製トレーを引き出してくるやその上へ排泄よろしくに身を屈めては尻を突き出させる。
そうして息を止めて力をこめては、腹腔へ一際大きく圧を掛けると──
「んいぃッ♡ んあおおぉぉぉッッ♡♡」
イーブイの膣と肛門からは、この夜に受け取った全ての弟達の精液がひり出されては放射状に広がっていった。
その彩りも白濁色を基調としつつも赤や黄、さらには緑やそして深みを帯びた青に至るまで実に色鮮やかだった。
どの精液も粘度が高く種も豊富なことから、イーブイの狭い子宮内で蓄えられていたにも拘らず一切まじりあうことはなかった。
斯様にしてすべての精液を排泄し終えると──イーブイは深くため息をついては、ゆっくりと瞼を閉じる。
しばしそうして体を通り過ぎて行った快感の余韻を味わいながらうつむいていたイーブイではあったが、小さく鼻を鳴らして気持ちと体の昂ぶりに一区切りをつけると、
「……──よしッ。もうアタシもひと頑張り」
再び身を起こしては今しがた胎(はら)の中のものを広げたトレーへと向き直った。
前足で器用にそれを持ち上げると、まるで力士の祝杯さながらにそれを傾けてはトレー上の精液を自分の口中へと注ぎ入れる。
口中いっぱいまで含んではトレーを戻し、頬の中を左右に往復させてはそれを吟味する。
「ん、ん……うん、おかしなお味はしないわね。みんな健康そう♪」
それらを飲み下して満足げに頷き、さらにはトレー上の残りもまた余すこと無く平らげた。
イーブイが定期的に弟達へと行う健康チェックとは、まずは肛門の観察と、そしてこの精液のテイスティングによるダブルチェックによって行われていた。
かくして今日も皆の体調に異常がないことを確認するや──ようやくイーブイも安堵のため息をついては姉の役目が終わることを実感する。
そしてようやく……
「みんな……いつまでも元気でいてね」
イーブイの長い一日も終わろうとしていた。